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夜叉桜
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夜叉桜の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.68pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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| 時代小説が好きなので面白かった。 | ||||
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| あさのあつこの時代劇は、若者の成長を描く事が多いが、その多くは少し力みを感じさせる事が多い。 しかし、このシリーズは違う。 非常に多くの死が描かれるが、全てが玲瓏な美に包まれている。 それは、主人公の同心と、重い過去を背負う小間物屋の主人の造形の妙によって生み出されている。 | ||||
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| テーマは2つあり、一つは女郎連続殺しの犯人捜しという謎解き、もう一つは清之介が商人としての人生を全うできるのかという、おそらく全巻を通じるであろう縦糸。まったく異なる主題を実に巧みにより合わせてラストになだれ込む様は、まさに職人芸だ。しかも清之介が「死」を呼び寄せるとののしる信次郎のひとことで、赤ん坊という「生」が清之介の家に放り込まれるという、予想外の展開までおまけとしてついている。これでは次作を読まずにやめることはできない。アンリミテッドを餌に、まんまとシリーズ沼に引き込まれたのが少し腹立たしい。 | ||||
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| 前作も良かったが、今作も良い。内容がどちらが優れているかは、わかりませんが、こちらの内容の方が好きです。 | ||||
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| 少しの空き時間に読んで、次まで時間があいても、支障ありません。読みやすいです。初心者におすすめします。 | ||||
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| 遠野屋の過去が、少しずつ明かされてきます。信次郎との駆け引きが面白い。 | ||||
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| 鼻をすするシーンが多く出てくるので集中出来ませんでした。 登場人物に魅力がないです。 | ||||
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| 読むほどに人情というものの希薄さと相反する感情が深くなり、読み応えと次にどうなるのか?先を読みたいと思う程です。 | ||||
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| シリーズを全部読むことにした。面白い! | ||||
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| 遠野屋、同心、岡っ引のキャラクターが物凄く立っていて、文章も読みやすかった。飛ばして読んでも、しっかりと内容が把握できた。 | ||||
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| 何年か前に読み、友人に貸したままになっていました。その後次々に続編が出て、最初からじっくり読みなおしたいと思い再び購入。 とにかく主人公が魅力的で惹かれます。あさのあつこさんの時代小説の中で一番好きです。オススメです。 | ||||
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| 久しぶりに、たいくつせずにワクワクしながら読める作品に出合えました。 | ||||
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| 江戸の町で、女郎が次々と殺されていく。誰が、何のために? 切れ者ゆえに世にいらだつ同心・信次郎は、被害者の一人が挿していた簪(かんざし)が、元暗殺者の小間物問屋主人・清之介の店『遠野屋』で売られていたことを知る。 因縁ある二人が交差したとき、市井の人々がおのおの隠し抱えていた過去が徐々に明かされていく。 生き抜く哀しさを、人は歓びに変えることが出来るのか? | ||||
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| 女郎が憎いから殺したとは。 由助は悪いですが切なさが残ります。 赤ちゃんが出て来て広がりが出てきました。 おしのと清之介にとっては良いですね。 | ||||
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| 前作「弥勒の月」を読んだとき、久しぶりに大きな衝撃を受けたが、本作もその独特のテイストが低下していない。 いや益々面白くなってきた。 暗い過去を秘めながらも商人として生き々生きる主人公・清之介、心の内に異常な状況にしか興味が湧かない同心・信次郎、そんな二人の行動を観察する、人間の業を観察することに面白味を感じ岡っ引きをしている伊佐治、この三人を観察するのが、読者(自分)には面白くてならない! 今回は清之介に「過去」が襲い掛かってくる。 そんな「過去」に対峙する清之介のストーリーに魅了された。 あぁ! 早く続巻が読みたい。 | ||||
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| シリーズ2作目にありがちな前篇のあらすじに割くページがもどかしい。又、作者の得意中の得意だと思うが「人間」を語る、その語りが多くもどかしい。1作目と重なる部分も多い。1作目は拝読したが、2作目には、少々しつこく感じた。隅々を語る尽くすのは女性作家にありがち。読者に良い意味での隙を与えてくれない。女性作家さんらしい。それは分かる。けれど、この作家さんはもっと削げるはず。余分を削いで削いで語らずとも読者を導く力がありそうに感じる。 作者は藤沢周平の作品を読んで時代劇を書こうと思い至ったそう。藤沢周平は読者に思い至らせる隙をきちんとつくってくれていた。言葉で説明しなくても行間に話を浮かばせることが出来る作家だった。 信次郎と清之介はとても面白いキャラである。これからも楽しみにしている。あさのあつこ先生、人間は年をとると利口になるからか、人間とは、と語りたくなるのは分かるが、どうぞ余りやらないで下さい。そんなことをしない作品を読んでみたい。 | ||||
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| このシリーズが著者唯一の時代物とは思えないほど 時代小説としてのテクニックと風格に溢れ、 また探偵もの、捕物帳としての魅力も十分に兼ね備え しかしその外見の魅力以上に、時代や世間に抗い 屈託を抱えた男たちのざらざらとした内面の描写に 震えるほど魅せられる一冊。 シリーズものの続編にありがちなパワーダウンや 荒い筆致など見受けられない丁寧な仕上がり。 文句なしの傑作。 | ||||
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| 元武士だが人には言えない過去を持つ、やり手の若き小間物問屋の主、遠野屋清之介。人を厭い、人に倦んだ、腕利きの同心小暮信次郎。若い頃はいっぱしの悪であったが、今は周りから信頼され頼りにされている岡っ引きの伊佐治。この三人が互いに惹かれあい反発しあいながら、物語は進んでいく。 かつて生き方を変えるきっかけともなった言葉を発した相手が、清之介を、夜叉の、鬼の世界に引き込もうとする。今は無き女房おりんを思いつつ、清之介は言う。 <「今の……この日々は、人として生まれたからにはおもしろく生きてみろと、女房が手渡してくれたものでございます。その意思に背く気はさらさらございません。(略)」> 弥勒と呼んだ女を自死によって失ってなお、このときにこのように言い切る姿は感動的である。 伊佐治は言う。 <弥勒にも夜叉にも、鬼にも仏にもなれるのが人なのだ。身の内に弥勒を育み、夜叉を飼う。鬼を潜ませ、仏を住まわせる。> この伊佐治の述懐は、急峻な尾根伝いの道を歩いているかのごとき信次郎や清之介の思いを受け止めるにふさわしい深さをもつ。とはいえ、このような述懐を持つに至らざるを得なかった人間もまたまっとうとは言えないだろう。 語る視点が三人の間をめまぐるしく飛び移り、しかも回想の場面が、頻繁に挿入されている。決してわかりやすいというような語りではないはずなのにそれを読むものに感じさせない。それどころか三人の心のそれぞれに歪といっていいのか、伊佐治のことも含めてであるが、いわく言い難い心がつくり上げる世界を描くのに大いに効果をあげている。 | ||||
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| あさのあつこは「葛藤」を描く作家である。 好きだけど嫌い。自立したいけど甘えたい。嫌悪しているのに惹かれてしまう。離れたいのに離れられない。死にたいけど死にたくない。 人の心は、このような理不尽に満ちている。アンヴィバレンツ−相反する感情の同居は、人間の本性かもしれない、と思う。 アンヴィバレンツは必ず葛藤を伴う。あさのあつこは、その葛藤状況を犀利に描き出す。 見てほしい。この物語の主人公主従、同心・木暮信次郎と岡っ引き・伊佐治の間柄ですら、アンヴィバレンツと葛藤に満ちているではないか! あさのあつこが思春期の少年を描いた物語を多く書いていることは当然である。思春期こそ、アンヴィバレンツと葛藤が、もっとも先鋭に、もっとも赤裸々に表れる時期だからだ。 本書において派手な「立ち回り」はほとんどない。主人公が刀を抜くことさえない。 しかし物語は緊張に満ち、ページを繰る手が止められないほどだ。 登場人物の抱える深い葛藤が、彼らの対峙を緊張感に満ちたものとするからだ。 なお、ご安心いただきたいのは、読後感は、決して悪くはない。本書が葛藤とアンヴィバレンツによって破滅する人間の物語であると同時に、その克服と回復の物語でもあるからである。 | ||||
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| 弥勒の月・・・・読んでいないので=悲しいです。 このお話しは、江戸の町で起こった殺人事件についてなんですが、奥が深い・・・。 自分なりに「この人が犯人かな?」って想いながら読んでいてもつぎにはあっさり裏切られて・・そのうちに誰が犯人なのがわからなくなってしまうんです。あさのさんじらすのうまいですね>>最後に犯人が分かったときには同情しそうでした。 現代の世の中にも漂っている、恨み・ねたみ・悲しみ・すべてが感じ取れる作品でした。 皆さんもぜひ読んでみてください。 | ||||
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