黎明の星
評判
黎明の星の評価:
4.00/5点 レビュー 11件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
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黎明の星の評価:
4.00/5点 レビュー 11件。 B ランク
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前作「揺籃の星」は、そのホーガン流科学理論をいわゆるヴェリコフスキー理論に由来していたため、一部の科学良識派の方達に賛否両論の評価を受けた。引き続き三部作の中編である本作では、それをさらに発展させ、金星だけではなく火星、地球、木星、土星を含めた太陽系全体の生成にまつわる歴史と天文理論が展開され、ホラ話と判っていつつその理論の帰結に期待を寄せた。そういう意味で、ホーガン作品は「大人の小説」なのだ。
さて、その横軸に対する縦軸たるメインストーリーはどうかといえば、少々作りが荒いのではないかと。世界的な大災害に見舞われ、地球における人類文明が壊滅したとはいえ、わずか三年半くらいで生き残った人間の記憶や能力が石器時代に逆戻りするものなのか。一応、今まで経験したことのない恐怖が文明社会の記憶を全て奪ってしまったという説明がなされているが・・・。また、クーデターを起こした反乱分子が自分たちを襲撃する可能性があることを知りつつ、なんの対処もせずに自分の科学理論を仲間たちと延々議論に興じる科学者達がいたり・・・。
本シリーズは、同じ三部作でも、ガニメデ・シリーズとは違い作品設定を借りた独立したストーリーではなく、三作通して一つのストーリーが完結するスタイルのようだ。本当の作品の評価は、次回作を待ってするのが良いのかもしれない。ならば、次回作が待ち遠しいばかりである。