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をとめ模様、スパイ日和



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【この小説が収録されている参考書籍】
をとめ模様、スパイ日和

をとめ模様、スパイ日和の評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

読みやすい

特別スリリングな展開が繰り広げられるわけではない。

しかし、読みやすい。描写が非常にうまいのである。内容がすうっと頭に入ってきて、読み進めるのにストレスを感じない。
また、登場人物の人数を必要最小限に抑え、個々の特徴もうまく出しているのも、読みやすい理由であろう。

とても将来性を感じさせる作家である。
をとめ模様、スパイ日和Amazon書評・レビュー:をとめ模様、スパイ日和より
4863110626
No.2:
(3pt)

職業「作家」「現在、処女作執筆直後」

作品も作者も賞の内容も知らずに購入。

帯の「少女漫画家めざす25才乙女vs中年おじさん装う凄腕スパイ」の一点に惹かれての買い。

率直簡潔に一言「大人向け少女マンガのネームだな、こりゃ」
おまけを捻ったつもりでつけているけど、↑な感想なので、メタフィクションもどきにしかなってない。

裏帯で「等身大の20代半ばの女性をヴィヴィッドに描いているのです。文章が簡潔で的確であるため・・・そこで起こったある出来事が、手に取るように読者に伝わります」とあるが、村上達朗という人、ジェントルに言うねぇw

「文章が簡潔で的確」ってのは、読者が想像の余地を抱くこともなく、「即物的で淡々とした最低限の描写」でしかないということだし。
「等身大の20代半ばの女性」ってのも手垢のついた表現だが、どっかで見たような聞いたような「あるある」っぽい人物のことを「等身大」というのかなぁ?

「ヴィヴィッドに描いている」ヴィヴィッドって、「作家の禁じ手」のような表現ですねw主人公含めて、ステロな設定で、脇役の皆さんなんて、ストーリー回すためだけに、老いらくの恋や彼氏の暴力を受けていますよ。スパイの正体も含めて、登場人物の言葉を借りるなら「ストーリー。ちょっとこれは都合よすぎるよ」であります。

まぁ、40代半ばの中年おじさんが「勘違い!」で買ってしまった本を厳しく言ってはいけないのだろうが、これから頑張れ!以上の言葉が見当たらない。まぁ、この手の新人賞受賞作ってのは、こういうレベルなのかもしれんけど。
をとめ模様、スパイ日和Amazon書評・レビュー:をとめ模様、スパイ日和より
4863110626
No.1:
(5pt)

誰もがもつ「私」の一面

25歳の私はコールセンターに勤めながら少女漫画家を目指している。
曖昧で穏やかな時間を送っていたが、新しいセンター長が赴任してきてからそんな日々が一変して…。
20代の揺れ動く心情を軽やかに描いたアイボリー色の良作。

万城目学を輩出した「ボイルドエッグズ新人賞」受賞作。

まるで「私」になったような気持ちで一気読みしてしまった。
あちこちで悩みながら自分の道を一歩一歩探っていく「私」は、きっと誰もがもつ自分の一面なんだろう。

漫画モチーフを使っているからか、登場人物たちは皆どこかしらステレオタイプでイメージが容易。
それとは対称的に「私」は個を排すように描かれる。
一人称の文体とも相まって「私」と一体化したような気になるのかも。

若干時系列が分かりにくい箇所があるのが難点か。
(あと三河在住としては方言に気になるところあり)

著者は今作がデビュー作となる。
次作も期待したい。
をとめ模様、スパイ日和Amazon書評・レビュー:をとめ模様、スパイ日和より
4863110626

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