をとめ模様、スパイ日和
- デビュー作 (105)
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特別スリリングな展開が繰り広げられるわけではない。 しかし、読みやすい。描写が非常にうまいのである。内容がすうっと頭に入ってきて、読み進めるのにストレスを感じない。 また、登場人物の人数を必要最小限に抑え、個々の特徴もうまく出しているのも、読みやすい理由であろう。 とても将来性を感じさせる作家である。 | ||||
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作品も作者も賞の内容も知らずに購入。 帯の「少女漫画家めざす25才乙女vs中年おじさん装う凄腕スパイ」の一点に惹かれての買い。 率直簡潔に一言「大人向け少女マンガのネームだな、こりゃ」 おまけを捻ったつもりでつけているけど、↑な感想なので、メタフィクションもどきにしかなってない。 裏帯で「等身大の20代半ばの女性をヴィヴィッドに描いているのです。文章が簡潔で的確であるため・・・そこで起こったある出来事が、手に取るように読者に伝わります」とあるが、村上達朗という人、ジェントルに言うねぇw 「文章が簡潔で的確」ってのは、読者が想像の余地を抱くこともなく、「即物的で淡々とした最低限の描写」でしかないということだし。 「等身大の20代半ばの女性」ってのも手垢のついた表現だが、どっかで見たような聞いたような「あるある」っぽい人物のことを「等身大」というのかなぁ? 「ヴィヴィッドに描いている」ヴィヴィッドって、「作家の禁じ手」のような表現ですねw主人公含めて、ステロな設定で、脇役の皆さんなんて、ストーリー回すためだけに、老いらくの恋や彼氏の暴力を受けていますよ。スパイの正体も含めて、登場人物の言葉を借りるなら「ストーリー。ちょっとこれは都合よすぎるよ」であります。 まぁ、40代半ばの中年おじさんが「勘違い!」で買ってしまった本を厳しく言ってはいけないのだろうが、これから頑張れ!以上の言葉が見当たらない。まぁ、この手の新人賞受賞作ってのは、こういうレベルなのかもしれんけど。 | ||||
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25歳の私はコールセンターに勤めながら少女漫画家を目指している。 曖昧で穏やかな時間を送っていたが、新しいセンター長が赴任してきてからそんな日々が一変して…。 20代の揺れ動く心情を軽やかに描いたアイボリー色の良作。 万城目学を輩出した「ボイルドエッグズ新人賞」受賞作。 まるで「私」になったような気持ちで一気読みしてしまった。 あちこちで悩みながら自分の道を一歩一歩探っていく「私」は、きっと誰もがもつ自分の一面なんだろう。 漫画モチーフを使っているからか、登場人物たちは皆どこかしらステレオタイプでイメージが容易。 それとは対称的に「私」は個を排すように描かれる。 一人称の文体とも相まって「私」と一体化したような気になるのかも。 若干時系列が分かりにくい箇所があるのが難点か。 (あと三河在住としては方言に気になるところあり) 著者は今作がデビュー作となる。 次作も期待したい。 | ||||
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