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魔女の目覚め



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魔女の目覚めの評価: 4.12/5点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

この世界観に馴染めるかどうか

普段はダンブラウンやシグマフォースシリーズを愛読しています。ハリーポッターのような世界観に馴染めませんので、主人公に親近感を持てないです。そして何故主人公が狙われるのか、この世界観に入り込めないゆえに実感はできず。人間よりも遥かに優れているクリーチャーたちは、セレブの世界を見ているようで、結局自分とは異なる存在であり、持たざるものと持てるものの格差まで感じてしまう始末です。ウンチクも、読み流して忘れてしまえる程度かと思います。描写は細かく特に恋愛シーン?の心理描写や会話が多く、ミステリーの要素が少ないです。読んで嫌な感じは全くしないので、後味は悪くありません。三部作なので、続きを購入するかは、迷いますね。
魔女の目覚め 上 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:魔女の目覚め 上 (ヴィレッジブックス)より
4863323298
No.2:
(3pt)

面白いが・・・

上下巻で計1000頁を超える長編ですが、ざっと読んでしまえます。深く考えず読みたい、暇つぶしにはもってこいのエンタメ小説。全部で3部作の第一部。第二部は2012年発刊の予定。トワイライトなどヴァンパイアものや、怪しい魔術モノは嫌いだが科学は好きという人にも、面白いかもしれません。

これでもかと沢山の豪華な材料をつっこんだスープのようです。秘密もいっぱい、ありえないことだらけ。何がでてくるのかワクワクします。魔女であることを否定して生きてきた女性学者に、1500年以上生き(?)完璧な容姿をもつヴァンパイアの学者、家族達、さまざまなデーモン等、強烈な個性をもつ沢山のクリーチャーが登場。加えて錬金術、ダーウィンにニュートンなどの近代科学の歴史から高度な遺伝子分析、タイムトリップまでカバーし、加えてさまざまな魔術、クリーチャー間の確執と駆け引き、禁じられたロマンスなどなど、エキサイティングな材料がてんこもりで、読み出したらアドレナリンが流れてとまらなくなってしまいます。一方、あまりに多くの材料を盛り込みすぎたためか、やや雑な感じ・不自然な感じがしたのと、キャラクターの設定やつながりも少々強引な感じがしました(何しろありえないことだらけなのでw)。緻密で知的なプロットが好き・深く考えてしまう面々にはあら探ししたくなる本かもしれません。

多くの場合先にあとがきを読むのですが、今回はあとがきはとばして読み始めたので、この小説が3部作であるとは知りませんでした。終わりに近づきもうページが残り少ないのに、ストーリーが遅々として進まないため、一体どうなっているのだろうとヤキモキ。終わったときには狐につままれたような気がしました。あとがきを読んで3部作だと知り納得しましたが、帯にでも第一部と書いとくほうがよいかもしれません。時折、話の展開が止まってしまったような感じや、これまでの経緯やある特定のシーン・アクションを延々を説明したり、繰り返す場合があり、イライラしたことがありました。3部作となれば第一部は説明の部分が多いのも理解できますが、知らないと、何故こんなに説明が多いのだろうと不思議に思うかもしれません。それでも、これだけの材料をつめこみながら短時間で読ませる筆力はなかなかではと思います。今年読んだ中でも上位に入る力作だと思います。
魔女の目覚め 上 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:魔女の目覚め 上 (ヴィレッジブックス)より
4863323298
No.1:
(3pt)

上下巻1000ページ話を進めたのに、最後は「続編に続く」です

クリーチャーの存在や能力を、DNA等の科学的な説明を加えて臨場感を出そうとしています。しかしそれが残念ながら中途半端で、むしろやらない方が良かったのではないか。
とは言え、マシューは生物学や医療の専門家でもあり、彼の長年の研究とその目的が、錬金術の写本を求める原因になっているわけですから、科学的な説明を省くことはできなかったんでしょう。そこらへん、もうちょっとなんとかならなかったのかな。

設定では人類人口の約10%がクリーチャーということになっています。つまり7億人もクリーチャーがいるわけですよ。
7億ものクリーチャーが人間に混じって生活しているのに、その存在が普通の人間たちには全く気づかれていない!
いくらなんでもそれは無理すぎる設定でしょう。

バレないようにするためには、なんらかの強力な仕組みや手段が絶対に必要なはず。
7億もいるクリーチャーに対して、少数の権力者が「絶対に交流してはいけない」なんて掟を強制し続けるのは、無理です。クリーチャーの能力や性格を考えると、どう考えても無理。
それにそんな掟を守らせるだけで、秘密が守られるなんてありえないです。

「絶対に交流してはいけない」という掟が、ストーリーの要になっているので、そこに無理が感じられると全体の説得力が弱くなってしまう。
中世とかの大昔なら、ありかもしれませんが、現代社会だと無理。
とは言え、作者の筆力の高さから、読んでいるうちは気にならずストーリーを楽しめますけどね。

そういう面と別にこの作品には大きな欠点があります。
上下巻で 1000ページを超える作品なのに、ストーリーとして完結していません。なんと「続編につづく」という形で、中途半端に終わっています。
続編が出版されるらしいので、それを待ってからまとめて購入することをお勧めします。
魔女の目覚め 下 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:魔女の目覚め 下 (ヴィレッジブックス)より
4863323301

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