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流星の絆
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流星の絆の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全202件 181~200 10/11ページ
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最近、長編小説にご無沙汰だった。 なかなか読書する時間が取れず、次を読む手を止めるのに苦労したほど面白い。 近頃、家族間同士の争い、兄弟同士憎み合ったり、挙げ句の果てには殺人まで起こってしまう世の中。 そんな今だからこそ、読みたい一冊。 あっと驚く真犯人にもさることながら、その動機にまで意味を持たせている東野さんは本当に読む人の心をつかむのが上手い。 | ||||
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とにかく読みやすく、ぐいぐい引っ張っていく展開力、伏線の張り方、登場人物の魅力など、本当に面白い作品でした。だがしかし、いかんせん話が「綺麗」すぎるのがちょっと鼻につきます。勘の良い方ならかなり早い段階で真犯人の見当もつくと思います。 「白夜行」「幻夜」「手紙」「さまよう刃」などの重厚さ、深い人間ドラマを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。良くも悪くも東野圭吾らしい「洒落」っ気があるライトミステリーだと思います。何だかんだでうまい事読まされちゃうな〜。 | ||||
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『白夜行』の片鱗もどきの美しい女が男を騙すとか、可愛がる妹に弱い兄2人とか、東野パターンともいえる人物配置ではあるが、ラストで妙に納得させる。 売れっ子作家の実力とも言えるのだと思うが、安直ではあるんだけど読者を幸福にして安心させるのだ。 読書という行為が満足出来るラストのからくりに、ベストセラー作家の底力を感じた。 | ||||
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前評判の高い作品だったので楽しみに読んだのだが、実際、なかなか舞台設定が上手で息つかせぬ展開なのもあり、結構な分量であるにもかかわらずスッと読めてしまった。幼少の頃に何者かに両親を惨殺されてしまった三兄弟が、時効成立寸前の14年後に犯人らしき人物を見つけ、本当に犯人なのかどうかを確かめていくというストーリーなのだが、東野作品らしく、主な登場人物の心理描写が繊細である。惜しむらくは、最後の犯人特定のところが「張り巡らされた伏線、驚きの真相、涙がとまらないラスト」という帯の文句とはかけ離れた安易な展開となってしまっているところ。連載時のページ数の都合なのだろうか?せっかく残り20ページくらいまではとても楽しく読んでいたのに、何だか肩すかしを食らった感じである。 | ||||
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この作品のラストは「東野圭吾作品らしくない安易さ」だった気がします。 冒頭の事件から始まり、その後のストーリー展開は緻密に描かれていてとても面白かっただけに、 「え?そんな安易な終わり方してしまうの?」と拍子抜けしてしまいました。 最近の作品は重く苦しいストーリー&ラストが多かったのでに余計に感じたのかも知れませんが、 ずっと物語に引き込まれ読み進めてきて、最後の最後で裏切られた感じでした。 とはいえ、最初から話の95%あたりまでは申し分なかったので、★4つです。 | ||||
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「現代エンタメの最高峰」という帯の言葉にあながち嘘はないと思います。見事にからみあった伏線。いきもつかせぬストーリー。 100頁を過ぎるあたりからは、ぐんぐん加速する感じでいつのまにか物語の虜になっていました。キーパーソン三人の性格設定や書き分けも見事です。間違いなくドラマ化でしょうね。翌週が待ち遠しくてたまらない、高視聴率間違いなしの、話題作になると思います。 ただし残念なのは、やはり、良くも悪しくも「エンタメの最高峰」になってしまっているということです。ストーリーが面白すぎて、人間の深みや痛み、業のようなものを感じる「淀み」が感じられないのです。『白夜行』『手紙』や『秘密』などにはそれを感じられただけにそれだけが残念です。ないものねだりかもしれません。贅沢なお願いですね……。 この作品は、いわば、超一流のシェフが見事に作り上げた料理といった感じでした。美しくて工夫に満ちていて、きちんと王道を行っています。もちろん抜群の美味しさです。けれど、不器用なりに、懸命に作った家庭料理というのも、小説の魅力のひとつなのだと思います。 しかし、そんな「ないものねだり」は、星一つ減じるほどのことではありません。最高級の楽しみを堪能できました。五つ星です。 | ||||
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両親を殺害された三人兄妹の物語は、 予想に反して『白夜行』のような陰鬱なものではなかった。 例えるなら、ちょっと小粋で、洒落た、フランス映画の詐欺師の物語のようにも感じた。 そこには、騙しのテクニックがあり、親を亡くした子の悲哀や苦悩もあったのだけれど、 読後には何とも言えぬ爽やかさを感じた。 題材、ストーリーともとても面白いと思ったのだが、 後半の展開がやや早すぎるような気もする。 上下巻として、三人兄妹の活躍?や、その背景をもう少し読んでみたいと思った。 オチ(犯人)は流石でした。 | ||||
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確かに面白かったです。 一気に読んだし、ラスト2ページには感動しました。今回のキーパーソンのヒロイン・静奈の気持ちにも自然に共感できたし(「白夜行」「幻夜」のヒロインであれば、絶対カモの相手には惚れなさそうです)、キチンとまとまっていていい作品ですね。これもドラマになるのかななんて思ったりして。 しかし、やはり物足りない感は否めません。 もし私にとって本書が初めての東野作品であれば、「スゴイ!東野さん最高!」と思ったに違いないのですが、全部読んじゃってます。「悪意」「容疑者X」「幻夜」等などの傑作を読んでいるから、どうしても期待してしまって、その結果肩透かしを食った気がしてしまうんでしょうね。 という訳で面白かったけど、帯の文句は煽り過ぎと思います・・・ (最近レビューを見返したらなかなか辛口な評価が多いですね・・・十分に水準以上の作品であると思うんですが。そうそう高水準の作品も連発できないでしょうし、人気作家は大変ですね) | ||||
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正直最近の東野作品には期待はずれが多く今作も期待せずに購入。 最初からぐいぐいひっぱられるのはいつもの事だが最近の作品に見られた 中盤でのもたもた感もなく最後までしっかりと充分に楽しませて もらいました。 東野作品では久々の感覚で、全盛期を思い出させてくれました。 このレベルの作品を求められ続けるのは酷な気もしますがファンは 常に最新作=最高作を期待していますので末永くのご活躍、応援しています。 今回は文句なく5つ星です。 エンターテイメント作品として多くの方に受け入れられる作品だと自信を 持って推薦します。 | ||||
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私の中では、間違いなくBEST3に入る作品です。 最近の東野作品は、納得のいかない終わり方だったり 全体的に暗いストーリーだったり、と ちょっと物足りなさを感じてただけに 余計にそう感じたのかも。 久しぶりに読む、私の好きな東野さんらしさ。 人物の描写やら、緻密な伏線の張り方、 読み始めるとやめられないストーリー展開、 ラストのどんでん返し…etc そうそう、私はこういう話が好きなんだよなぁ…と改めて実感。 読み始めた頃は 「白夜行」みたいな感じかなぁ…と 救われないストーリー展開になるのか、と思ったら 最後はほんわかした気分で終わらせてくれたし 根っからの悪人って感じの人が一人もいないってのも救われた。 奮発してハードカバー買った甲斐がありました(笑) | ||||
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「すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰」という帯文のうたい文句と、ここでのレ ビューの評価が非常に高かったので読んでみたのですが、震えるほどの感動は得られませんで した。私は東野作品は4・5冊しか読んでいないので、より的確な格付けは東野ファンの他のレ ビュアーの方にお任せするとして、私にとっては「白夜行」の方が作品としての深みははるか にあるように感じられました。 500ページ近い大作を一気に読ませる筆力はさすがだし、ラストのまとめ方も含め、娯楽作品と しては高いレベルにあるとは思います。ただ、これは好みの問題もあるとは思いますが、作品 の中に「偶然」が幾つか入り込み、ストーリー展開が偶然性に左右されてしまっているのが最 大の不満点です。 できる限り物語から偶然性を排し、一件偶然に見えた出来事も実は綿密に計算された作者の仕 掛けであったことを知って驚く、そうした松本清張作品のような厳密さを私は推理小説には求 めてしまうので、その点が残念です。「小説の世界なんだから」と言われればそれまでです が… 物語が全般的に淡々と流れ、登場人物の描きこみもやや物足りなく感じました。ラストもよく できているとは思いますが、いかにも「推理小説のラスト的なまとめ感」がしてしまって、驚 きや感動よりも、「なるほど、そう来たか」といった納得感が先だってしまいました。 | ||||
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読み始めたら、本を閉じる事が出来ませんでした。 みなさんも経験があると思いますが、 ごはん中も読んでいて、母親から怒られました。 たしかに他の作品と比べると、トリックが薄いですが、 えも言われぬストーリが凌駕していると感じました。 最後に、自分も3人兄弟で色々遊んでおり、読んでいて 高揚がおさまりませんでした。 | ||||
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東野さんの作品は娯楽性、完成度、伏線など とりあえずレベルが一定して高いので、出版物全体を基準にすれば 星5でもいいですが、 東野作品だけでいえば、 わたしも白夜行や容疑者Xほどではない、と思います。 最大の難点は、主人公の設定が かなりの程度白夜行の設定を思い起こさせる、 しかも、白夜行ほどの深みはない、というところでしょうか。 3人兄弟のキーパーソンである妹のキャラ設定がまた白夜行のヒロインと かぶりますし、、あまりに、過去がわかりにくく、なぞめいた、 うそつきの(嘘をつく天性がある)、美人、というのが 続くのもどうかと・・・ ミステリという点だけで考えても、中盤あまりに露骨に 一人をおいつめすぎただけに、どうも犯人は ほんとはちがうのではないか、、ぐらいは ミステリを読み慣れた人ならみな考えたんじゃないでしょうか。 が、ハヤシライスのレシピ、という小物の使い方は見事でした。 (明日のランチは洋食屋にするか、、という気持ちで 読み終えた人も少なくないはずです) とりあえず1700円払ってすぐ読んで損はないか、、といえば、 微妙なところでした。(大損、とはけっしていいませんが) 私は白夜行は何回読んだかわかりませんが、 これはもう読まないのではないかと思います。 | ||||
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とても面白かった!! 卓越した文章で登場人物たちへの感情移入もスムーズでした。 息をつかせぬ展開に、ページをめくるのももどかしいほどです。 2日間で一気に読んでしまいました。 読後感もさわやかで文句ありません。 ただこのレビューも含め、予備知識なしに読んで欲しいな。 私もそうしたかったというのが本音です。 本書の帯にも「ラストのどんでん返し」とあります。 そんなことを期待せずに、素直に読みたかった。 どんでん返しと知った時点で、ある程度の予測がついてしまいます。 驚愕のラストであっても、驚きが半減です。 出版社の売り方に疑問を投げかけておきますが、それでも本書の素晴らしさは変わりません。 帯を外して、人に勧めたい本です。 大満足でした! | ||||
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絶賛されているレビューを見て、期待を込めて読み始めましたが、期待以上の内容で文章の一字一句すべてに意図が込められているような完璧さでした。 特に「手紙」や「パラレルワールド・ラブストーリー」が好きな方は、読んで良かったと感じるのではないかと思います。 | ||||
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東野さんの作品はどれも好きで、だいたい読んでいますが これまでの作品と比べてもすばらしい作品でした。読み始 めは白夜行みたいな暗い感じかなと思いましたが、そんな 事はなくて、読み終わった後も爽快感がありました。最後 の最後はちょっとわかりやすいかなとも思いましたけど・ ・・でも、本当に楽しくて無駄がなく一気に読ませてくれ る作品なのでぜひ読んでみてください。 | ||||
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東野先生の待望の新作に飛びつくように買って読みました。読んでいくうちに何かしら映画を見ているような錯覚を抱くくらい劇的にスピーディに話が展開していくのがとても小気味いいですし楽しかったです。ラストのドンでん返しは驚きますよ!でもちゃんと複線が張ってあるのには さすが、とうなりました。さあ何時間も楽しめる映画の世界へ あなたもどうぞ! | ||||
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今日一日で読みました。 482ページ。それこそ駆け抜けるように読みました。 こんなに完成度の高い小説は見たこと無い。 今までの東野圭吾作品も十二分に面白いんだけど、 間違いなく最高傑作の部類に入る出来でした。 個人的に、今まで何百冊も色んな 小説を読んだけど・・・この『流星の絆』は 3本の指に入ります。 この人なら、いつか書けると思ってました。 100点満点です。 | ||||
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「天空の蜂」「片想い」「さまよう刃」「手紙」等々で数々の社会問題を作品のテーマに取り上げてきた東野作品の中で、 今回は格差社会に病む現代社会において、1.両親を殺され施設という社会の最下層で生きる兄弟妹の固い絆(愛)、2.競争社会の勝者となった外食チェーンの(妹が恋する)御曹司の恋と良心、3.殺人事件に係わる人間の醜悪なエゴ、を描き切り、ドラマのフィナーレは人間の持つある性質へと収斂されていきます。 宣伝のように本作を決して東野さんの過去最高作品だと思いませんが、秀逸なミステリーの要素をスパイスとして人間の絆(愛)と醜悪なエゴと最後の良心を描き切った本作が、東野さんの作品を最も多く輩出する講談社作品の中で最上位レベルに位置しているのは確かだと思います。 ここからは蛇足ですが、両親惨殺により社会の最底辺で育つ兄弟妹の愛(絆)を描き切る為にこの悲劇の殺人事件を設定したのか、それとも、この悲劇の殺人事件の設定を最も効果的に見せる為にこの兄弟妹の愛(絆)を描いたのだろうか、と読み終えてふと思いました。 それは、川端康成の古都が全く違った環境で育つことになる双子の姉妹の繋がりを描く舞台として古都(京都)を選んだのか、古都を描き切る為に双子の姉妹とその恋を登場させたのかという疑問のように。 | ||||
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ラストのもっていき方はさすが東野さんと言わざるを得ない。東野さん作品の特徴でもある謎めいた女性が今回も登場するが、今回の作品では従作品よりも人間味のある設定となっており、ストーリーのキーパーソンを巧く散りばめている。そしてサスペンス系を読み終えて爽快感が残った作品は私にとってこの一冊のみ!もう素晴らしいの一言。 | ||||
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