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ギルドの系譜



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【この小説が収録されている参考書籍】
ギルドの系譜 上 (竹書房文庫)
ギルドの系譜 下 (竹書房文庫)

ギルドの系譜の評価: 4.82/5点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

まとまり感が無い

「ユダの覚醒」、「ケルトの封印」と続けて読んだのですが、この2つの作品は病原菌のようなものをthemeにしていて、
2つ続けて病原菌ものだったので、これは何んだろうと思ったら、「Bloddline」というtitleにあるように、
「遺伝かな」と思った方々も多いでしょうね、自分もそう思いました。
遺伝子、というthemeですと、昔、「イエスの遺伝子」という衝撃的なイエスの遺伝子についての作品を読んで、
とても面白かったのですが、この、Rollinsが造った「ギルド」という秘密結社?についてのものだったのと、
イエスの遺伝子について、とか、そっち系ではなくてガックリ。
ギルド、ギルドって出て来てるんですが、ギルド同盟って、中世のドイツでできた石大工たちの同盟の名称ですから、
ナチスと変わり無いんじゃないの?と、ギルドという単語が出て来るたびに思います。
「ギルド」じゃなくて、「ナチス」に単語を置き換えたら良いんじゃないでしょうか。
ですので、ものすごくつまらなくなって来ます、なぜなら、イエスの遺物ですとかの収集だの、優秀な遺伝子を残す為の研究を
熱心にしていたナチスの話しと思いっきり被るんですよ。
で、Bloodlineですけど、日本だと天皇家があるし、イギリス王家を初めとする各Europeの王室は、自分たちの正に「Blood line」を「残す」
ことが義務になっている、というか存在意義になっていて、この王家の人びと以外の庶民とかはどうでも良いワケ?と思ってしまうんですが。
力のある人びとだけが子孫を「残して」も良い、という風潮。イヤですね。
そう思うのは、たぶん、自分が王家を頂かないcatholicの信者であるせいだと思います。
歴代教皇には、血筋による支配はありません。王家でさえ、まー、Spain王家とかのcatholicの王室ですね、王家も教皇さまの方が身分が「上」
なんですから。
よくcatholicはprotestant側から見て「古くて、伝統だらけ」と思われがちですけど、ボルジアとかの一部の教皇を除外して、
血筋によらない統治をしていて、成し遂げていて、なおかつ2000年続くという驚異的な実績がある、flexibleな宗教だと思う。
入信してから思ったのですが、こういう「血筋によらない統治」というのは、ものすごく難しいもので、
ユダヤやイスラムですら、やれソロモンの家系でとか、ムハンマドの家系とかがあって、イエスの生んだcatholicとうのは、
珍しい統治をしているワケですよね。
だって、チベットBuddhistって、ダライ・ラマというヒト?が生まれ「変わり」で受け継ぐんでしょう?あり得ない。
結局、誰か教祖の遺伝子的なものを「受け継いで」継承して、存続するタイプが、カンタンという良い実例です。
ペプチドが新しいニュースとして取り上げられています、Denmarkの研究が元になったらしいですが、
Denmarkは人口が少なくなってしまっていて、どうしても遺伝子疾患が多いので、研究者がいるんでしょうね、
王家の家系を「健康に」維持する為にも、遺伝子疾患は治療法が必要です。
でも、これはとても恐いことです。なぜなら、遺伝子疾患はホモタイプになると発症するのが多いので、
ホモとヘテロのホモですね、ドイツの修道士だったメンデルの研究で発見されたものです、要するに、ホモタイプになると発症してしまうということは、ホモタイプにさせなければ発症しない、ということで、犬とか猫でいうと、雑種ほど病気に強くなる事例が多くて、
ニンゲンにもそれがあてはまる。DNAが近い同士で結婚し、子供ができるとホモタイプになるので、遺伝子疾患を発症してしまう。
日本の天皇家ではガンがそれにあてはまる。昭和天皇の子供である現在の天皇はやっぱりガンになっている、
昭和天皇までは、血族結婚は当たり前だったからです。
そういう恐いことになる、結果としてその「血筋」は断絶する。
イエスはどう思ったかわからないですが、いくつもの色々な歴史に残る、アレクサンドロス大王だとか、たいてい断絶してしまっているので、
教皇さまが、「血筋に」よらない継承をするという選択肢は間違っていなかったと思います。
遺伝子疾患はどうしたら治療できるか、ある程度わかっているのですが、イチバン良いのは同族結婚を「しない」ということなのです。
ギルドがどうして「血筋」で以て支配したいのか、理屈ではわかります、血筋、の方がカンタンだからです。支配、という形態は。
一方、子孫を「健康に」残すには、「血筋」はむしろ邪魔です。医学的に証明されていますから。
そういうことを言いたいんだったら、この作品はもっと面白いと思いましたが、そうじゃない。
それと、個人的にIndy Jonesものは嫌いじゃないんです、でも、あまりにもactionのsceneがtoo manyで、
actionを体感するなら、いっそ3Dimentionsのハリウッド映画を観たら良いんです。
そして、Michael Crhiton好きなので、こう、色々な側面で意味着けをし過ぎていて、まとまり感があんまり無いので、
星を3に。

追記:石大工はフリーメイソンですね、ドイツの商業同盟ですよ、ギルドっつうのは。やっぱりナチス批判てことですね。
合衆国はユダヤ系の富豪がたくさんいるんで、アメリカ人がこういう話しを書くと、こうなっちゃう。
ギルドの系譜 下 (竹書房文庫)Amazon書評・レビュー:ギルドの系譜 下 (竹書房文庫)より
4801902758

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