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白夜行
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白夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全559件 101~120 6/28ページ
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観たことはないが、ドラマで綾瀬はるかと山田孝之が演じているを知っていたので、作中の2人は、私の中では最後まで綾瀬と山田だった。 20年位の物語を登場人物の成長とともに進んでいくが、途中で出てくる人物は殆どは最後まで引っ張られず、その瞬間、瞬間での主人公の2人を描写するための素材として描かれている。その為、登場人物が多いが、一人一人との関わり方が濃いので、忘れないというか苦にはならない。 また、後書きにも書かれているが、主人公2人の内面描写一切描かれないで最後まで進んでいくのも凄いと思う。 また、主人公の2人が直接一緒にいる姿は1度も描かれておらず、2人は果たしてどのタイミングでどうやって会っていたのか、愛し合っていたのかが一切描かれず、それでも2人の揺るぎない愛は伝わってくる。唯一一緒にいた姿は、図書館のおばちゃんによる20年前の回顧だが、これもおばちゃんの推測で、誰かははっきりせず、しかもあくまで間接描写である。 800p以上あるが、読ませる力があるのでどんどん読み進められるので見た目の分厚からくる覚悟は要らずに読める。私は4日で読んでしまった。 暗い物語ではあるが、文体が読み進めやすいので、重くは感じず、音楽で言うJ-POPのように誰が読んでも難なく読み進められる。 基本的に欠陥はなく、伏線通りではあるものの、最後のガラス破片が見つかる部分だけ無理矢理感を感じてしまった箇所ではあるが、他にはとりわけなかった。 終わり方だけは少し納得ができず、終わりかたというのは非常に難しく、暗に含めるように終わらせれば必ずしもおしゃれ感がでるというものではないし、全てを明かしたからといって良い訳でもない。 そのため、今作の終わり方は、私にとっては、テレビドラマを見ていて11話でテレビの電源を強制的に落とされたような感じではあった。 が、トータルでは勿論満足ではある。 | ||||
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分厚さに驚き、本当に読み切れるのか不安を抱きつつページをめくってみたところ、、、 読み始めると止まらなかった。こんな経験は初めてでした。 東野圭吾さんの本は好きで何冊か読んでいますが、この本の面白さは群を抜いています。 | ||||
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よく出来ている、よく出来ているけど、なんだろうとても不愉快な気分になる。この頃の東野圭吾の作品はこういう不愉快になるものが多いように思う。描写やトリックなどの発想は素晴らしいんだけどね。だから先を急いで読みたくなるんだけど、気持ち悪い。この本も読後に捨てた。 | ||||
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文庫本で800ページ越えと言う巨編。私は読後レビューを書くつもりなので、参考にする意味もあって、他の方のレビュー、特に1や2の低評価のものを途中で読ませてもらった。その結果低評価レビューのおかげで逆に傑作であるとの認識を強くし、かなり短時間で読了する事が出来た。もちろん途中で読むのを断念したとの評もあったが、最後まで読んで酷評される人が多く、よくこれだけのページ数を読まれたものと感心。その上で後味の悪さだの、無慈悲な犯人に対する怒りだのを表明されたら、作者冥利に尽きるのではなかろうか。嫌悪感を持つ人をも最後まで読ませて、作者の狙い通りの感慨を抱かせたわけだから。 ミステリなので犯人の心理描写などあるわけがないが、まるで感情を持たぬ機械の如く描き切り、不気味さを際立たせる手法が効果的。そして鳥肌の立つラストは、余計なしゃべりも心理描写も一切ないからこそだと思う。悪漢が主役のピカレスクロマンだし、ロリコン性癖犯の性的な悪戯が重要な要素を占めるなど、とても受け付けられない人もいると思う。そういう意味では非常に読み手を選ぶ作品だと思うが、圧倒的なリーダビリティで読み応え十分。大作ピカレスクロマンの傑作と評しておく。 | ||||
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850ページに及ぶ長編小説であるが、寝食を忘れて作品の世界にのめりこんでいくこと間違いなし。なぜなら、誰が亮二の父を殺したのか、そしてなぜ殺したのか、亮二と雪穂の周りに生じる数々の不可解な事件と2人がどうやって結びつくのか、そして物語の終着点がどうなるのか、など多くの謎が頭から離れなくなるからだ。アウトローに見える亮二と、一見すると華々しい成功を遂げたかのように見える雪穂の19年間にわたる生き様を、心理描写を用いずに描く東野圭吾の筆力は脱帽である。文句なしにお勧めできる。ドラマは小説を読んでからのほうが良い。 | ||||
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2008年の夏ごろに1度目の購入、その後引っ越しがあったためやむなく手放した。 当時一度だけ読んだこの小説は、詳細は忘れていたものの全体的に引き込まれたことは覚えており、無性に読みたくなり再度購入することにした。 文庫版で854ページの大作、場面も色々変わりますが、冗長で斜め読みしたくなるような説明だの場面だのはまったくない。 どうせつまらない事件だろうと高をくくり、その後はそんなことがあったこともほぼ忘れていた(汗)事件こそがすべての根源だった。そう書くとありきたりな小説のようであるが、とにかく結末に驚いた。読んでいる間の、それこそ薄明りの中にいるかのような分かりそうで分からないもやもやの理由が、すべてそこに凝縮されていた。読書中は私も一緒に闇の中を歩いていたんだとその時に気づいた。 また、馳星周氏によるこの作品への解説も素晴らしかった。読後に読んだが、作品を書く上での表現法/技法が大変分かりやすく解説されており、本作品の素晴らしさを別の角度から教えていただけた。解説という名の雑文だの、感想文みたいな文が多い中、この解説は作品の質にふさわしい名解説だと思う。 読み終えてから約1日たつが、まだ余韻がある。作品の中の部分を思い出しては改めて納得したり、そんなことを繰り返している。そして、またこういう素晴らしい作品に出会いたいと願ってやまない。 | ||||
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各章ごとに様々な舞台で色々な境遇の人々が登場する約19年間にも及ぶ壮大なストーリー。 そして、それらは複雑に結びつき影響し合っている。 その中で、不穏に浮かび上がる数々の決定的証拠の無い犯罪。 読者にも敢えて読み進むにつれて疑念から確信を持たせる構成だが、最後まで全ての始まりとなった最初の殺人の犯人の動機と背景は見事謎に包まれている。 850ページを超える内容だが、その中身は一切冗長な無駄はなく、前後の伏線や解明を匂わすプロットが散りばめられている。それがページをめくる手を止まらなくさせる。 そして、衝撃の結末。ラストにたどり着けば、あの時読んだ伏線が生きていたのかと、良い意味でミステリーのセオリーをきちんと踏襲されているのがわかる傑作。 緻密な人間模様とミステリーを味わいたい人にはオススメの一冊。 | ||||
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長期休暇を利用して一気に読みきりました。 フラッシュバック効果で走馬灯の様に昔の様々な記憶が蘇ってきました。時系列で頭の整理ができて◎ | ||||
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登場人物にどうしてものめりこめませんでした。年寄りなのかもしれません。 | ||||
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初めての東野作品としてを読んだときは、著者の作品の評価がなぜ総じて著しく高いのか不思議に思ったものだが、コチラの作品は間違いなく傑作だった。「白夜行」というタイトルも作品とシンクロしていて美しい。 読み始めると、854ページもの大作なのに中だるみすることなく、最後までグイグイ惹きこまれた。 物語は、核心を示唆的にしたままずっと進行し、真の主人公を「事実」と「第三者の視点」から彫(ほ)り出していく技法で描かれている。そして、物語が進むにつれて真主人公のキャラが徐々に鮮明になってきて、読者は、彼らに惹かれつつ策略に嵌(はま)っていく人々にハラハラさせられること請け合いなのである。 それから、本作品にはサイコパス要素を感じるが、この本の前に読んだ、貴志祐介さんのとは異なり、後天的要因まできちんと描いたところに、ヒトに対する優しさを感じてしまった。 巻末の「解説」も、著者の用いた技法を言葉で整理してくれていて有益だった。とても興味深く読めた。 | ||||
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長編なのでまだ途中ですが、東野圭吾らしい構成に圧倒されています。早く読み進みたくてうずうずします。通勤電車の中で夢中になっています。最初に出てくるいくつかのエピソードが伏線となる構成に、今回もやられています。 | ||||
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長編だけど飽きさせること無く一気に読めました。途中からテレビドラマを思い出しながら読み進めましたが、テレビでは雪穂がどう成ったか気になりました。 | ||||
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最後の方まではすごく面白いと思ってぐいぐい読んでたんですが 結局はっきりすることが少なく推測で終わるので疲れた。 もっとはっきりしたラストなら作者天才!って思うんですけど 広げるだけ広げてこれか、という感じの読後感です。 その後あの人達はどうなったの?とかあの時のあれはどうなってたの?という疑問が残ります。 「読み手の想像に任せる」みたいな作品が楽しめない方には疲れると思います。 | ||||
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物語の始まりは1960年~1970年代。日本がまだ戦後の暗さを影のように引きずっていた頃。 一人の少年と少女は出会った。多くの人間達が人間のサガゆえに二人の「白夜行」に巻き込まれて行く・・・。 サスペンス、ハードボイルドの巨編、早くページを繰りたくなる奇想天外な展開。しかし、物語を貫く作者の人間愛に、 読後、人間の悲しさ、愛しさ、人生の困難さに思いを馳せた。 星周氏の解説も秀逸。 | ||||
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最近東野圭吾さんを読み始めました。以前いくつか読みましたがあまり合わなくて。最近『新参者』を読んでみたらすごくよかったのがきっかけです。この本は衝撃でした。東野さんの小説で一番よかった。850Pくらいの長編ですが週末に一気に読みました。出会えてよかった。 | ||||
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主人公たちの心理描写をメインい据えず、主人公たちの周辺で起こる幾つもの事件を通して主人公たちを描くという凝った手法の面白い作品だと思いました。読んで損はしないと思います。 | ||||
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何とも言えない切ない後味の作品でした。分厚いけど読みやすかった。 | ||||
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作者の代表作として第一に挙げる人が多いだけあって、よく練られた重厚で素晴らしい作品だと思いました。 手元に届いた時には、700ページもある文庫本の分厚さに驚きました。。しかし、種々の逸話を絡めてあちこちに展開されるストーリーは複雑でありながらも、登場する各キャラクターの怪しげな魅力に惹き込まれざるを得なくなる読者が、ついつい先の展開を知りたくて仕方なくなるように巧妙に仕組まれたものであるため、割と短期間に読み終えてしまいました。 全編を読み終えた後に残るのは、謎解きの面白さも去ることながら、他人には言えない辛い過去を背負ってしまったがために哀しい生き方をせざるを得なくなった人間のサガなようなものに対する切ない気持ちが強く、その余韻の深さは半端でないものがあります。 | ||||
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とにかく長い! 初めて見たときは「げ!2段ってどういうこと?!」とちょっと挫折しそうになりました。 ドラマや映画が有名ですが、私は運がいいのか悪いのか見てませんので原作を満喫することができました。 | ||||
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最近の東野圭吾さんの作品は正直言って、当たり外れがありますが、この頃の東野さんの作品は神がかってますね。特にこの白夜行、文庫本で800ページ以上ものボリュームがありますが、一度読み出したら物語に引き込まれてスラスラ読めてしまいます。この物語の主人公である亮司と雪穂はお互いが小学生の時にある秘密を共有する事になります。やがて大人になった二人は秘密がある故に 陽の当たる道を歩けません。ですが亮司は雪穂になんとか陽の当たる道を歩かせようと様々な犯罪に手を染めて行きます。彼女を愛するが故の犯罪。やっている事は決して許される事ではありませんが、その根底にあるのは純粋な愛です。愛するが故に犯罪に手を染めて行く。自分の事は犠牲にして。余程の覚悟と深い愛がなければ決して出来る事ではありません。そしてそんな二人が辿る運命とは… これはただの犯罪小説ではありません。かと言って犯罪を肯定するわけではありませんが、二人の純愛が織り成す、悲しくも切ないラブストーリーです。読み終えた後の余韻が何とも言えない気持ちにさせてくれます。 | ||||
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