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白夜行
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白夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全559件 421~440 22/28ページ
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この作品は読者に想像させることに本質があると思う。質屋殺しの事件の真相は?二人は何故お互いに助け合うような関係になったのか?そして二人は何を思って生きるのか?心理描写を一切書かず、二人の行動と二人に関わった人たちを通してしか知れない内面を、読者が想像することでこの物語の悲しさが引き立つのだと私は思う。正直言ってそれを全てさらけ出してしまっているドラマ版は想像する余地をなくしているのでお話にならない。映画化なら良かったのに…。東野圭吾監修でやってくれないかなぁ…。 | ||||
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確かに面白いです。 買った当初は本の厚さに圧倒されましたが、時間を忘れて読みふけってしまいました。 文章の作りもとても斬新で、主人公である雪穂と亮司が接触する場面が無いに等しいにも関わらず、周囲で起こる事件がこのふたりによって引き起こされているであろうことを読者に想像させるように書かれていたり、雪穂と亮司の内面を全く描写していないのに、ふたりの(特に雪穂の)残忍さが手にとるようにわかります。 このあたりは読んでいて本当に「うまい」と感じました。 ただし、このふたりが事件を次々と引き起こす要因となったはずの質屋殺しの真相がドラマでは最初に暴かれているのに、小説では最後の数ページでわかるようになっていて、終わりかたも許されたページ内でかけこみのように話をまとめあげ「あっけない」と感じました。(でもそのあっけなさが雪穂の残忍さをより一層引き立てているようにも思えますが・・・) ドラマと並行して読まれる方は、構成がかなり違うので注意が必要です。 むしろドラマとは、別物と考えて読まれたほうが良いと思います。 | ||||
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原作とドラマは裏と表の関係にあります。はっきり言って、原作より凄いドラマを始めてみました。ドラマの側から描いたほうが正解だと思います。しかし、辛すぎますね、東野さんには、ドラマの角度から描く勇気がなかったのでしょうか・・・。やさしいのは良いことだと思うし、無理するのは良くないし。ドラマの脚本は女性によるものですが、女性の精神的強さの現われでしょうか、女は強いな・・・。あるいはドラマ製作が集団によるものであるからなのか。いずれにせよ、東野さんにその勇気があれば、何年も前に直木賞をとっていたはず・・・。賞なんてどうでもいいと思うんだけどね。 | ||||
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この本は、質屋殺しの事件で容疑者の娘、雪穂と被害者の息子、亮二を 軸に二人の成長過程で、その周囲の人達が主となり、事件に巻き込まれていく様が描かれている。 二人の心理描写は一切、描かれていないので、一見すると雪穂などは、目だったところはなく、二人の接点も何もみつからない。 ただ、後半になってくると、犯罪の手口なども同じで何となくわかってくるものがある。 面白みといえば、刑事や被害者、探偵などが段々と二人の接点や犯行を解明していくところだろう。 結末は、結構、あっさりと終わってしまったので、賛否両論があると思う。 二人の心理描写がはっきりしていないので、そこに物足りなさを感じるならドラマを見ることをオススメします。 ただ、ドラマもアレンジはしてあると思う。 | ||||
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長い、長い物語。 19年間に及ぶ物語。それをキチットつなげるのがいいね。 いや、つながって無いと言うべきか…。 それは自分で読んだことのある人は分かってくれるでしょう。 主役と言うべき二人の心情が周りの状況でしか描かれていない。解説記事で馳星周さんがそう書かれていて初めて気付いたが、そこがまた雪穂の魅力を想像させてくれる。悶々とせずにいられい。 いやらしい。非常にいやらしい。 交わっているはずなのに、決してその部分を描かない。 何処だ、何処まで行けばそこにたどり着く。 必死になって読むよね。長いからさ。 んで、衝撃ではないけど、ラスト。 個人的にはドラマを見ずに、まずは原作からが良いでしょう。 | ||||
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傑作です。 テレビドラマ化のお蔭で、書店の平台にドンと並んでいるのを見ると、一瞬その厚さにたじろぐだろう。だが、いったん読み始めたら最後だ。 この厚さも、「巻を措く能はざる」という、古典的な賞賛の修辞を捧げるための資格の一つだとさえ思えてくる。 評価している皆さんが既に指摘しているように、本編の成功と魅力は、 1)主人公の雪穂と亮司、彼らの独白ないし心理描写の徹底排除。 2)最初の出会いはもちろん、その後の両者の交際・交流・交歓の描写の、一切の排除。 …に尽きるだろう。 1)かつ2)であるにもかかわらず、少なからぬ登場人物の行動と心理、そして過不足ない大小の事件の提示によって両者の関係を描き抜き、1)かつ2)であるゆえに結果として主人公たちが相互に不可欠な存在であることを、「文章」として読者に深く知らしめる。構想力の見事さに加え、それを作品化しきった表現力には畏敬するほかない。 本書に「なぜ」「どうして」を求めるのは、構造自体が優れた効果を放つ文藝作品だけがもっている一編の「完結性」を問題視するようなもので、野暮の極み。 加えて、主人公(もしくは著者)とほぼ同世代の自分なんかには、物語の展開に必然的で、かつ印象的に描かれる(美しい三丁目の夕日なんかとは全然縁の無い)、少年時代のそのやりきれない家庭環境や、日本の成長経済とその後の転変を象徴する様々な挿話が、身に染みる。 こんな濃密で隙のない構成をもった壮大なミステリーを、忠実にテレビドラマ化するほうが土台無理で、ドラマを見て、その筋立を知るためのサブテキストのような動機で本書を手に取った方は、そもそもドラマは、「著作権者の許可を得て翻案した同名の別作品」くらいの覚悟をもって、読んで欲しい。 その覚悟は、読み切ったときに間違いなく報われます。 | ||||
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次がどうなるか気になって「一気に読み終える」本ではあります。 ある意味火サス的に魅せる小説ですね。最後の15分あたりにわらわらと関係者からのヒント(関係者の主観による憶測、ついては理由付け)がでてくるあたり。 ただ、(ネタバレになるので詳しく書きませんが)主人公二人、それも雪穂の行動の礎になる大元の「理由」が「あれ」だけで(勿論「あれ」を大したことない経験だというつもりは無いのですが)、なぜに彼女が成人後あのような生活に甘んじるのがゴールのような描かれ方をされるのか、ちょっと理解できませんでした。彼女は結局何がしたかったんだろう、ていう。 物語の中に必然性のある行動と大してそうでないものが入り混じっているような気が。そして著者が「そうでないもの」を混ぜることで最終的な謎解きの「(ある意味余計な)足がかり」を苦し紛れに作っている感が否めないような印象を受けました。途中まで良く出てくる登場人物が用済みになったかのようにぱったりと消えたり、ちょっと不自然じゃないかなあと思ったわけです。 ある程度主人公の都合のよいようにストーリーが転がっていくのは小説だから大目にみるとしても、最終的に「じゃあキミらて何が狙いだったの?」て思ってしまう自分は読解力がものすごーく不足してるのかもしれません。 各所各所のトリックや時代を反映したなネタフリは面白かったですけど。 | ||||
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最初に読んだ時には、この物語の味わいが良く分からなかったのですが、もう一度読み返してみようと思い、読みました。 小学生だった雪穂と亮司が成長し、社会で“活躍”するようになるまでを、世相とともに描かれています。人生は順風満帆ではなく、次々、忌まわしい事件が降りかかり、とっても、胸が苦しくなってきます……。 この本を手にすると「こんなに、読めるかな?」と、思いましたがやはり、読み出すと止まりません。 読み終わっても、また読み返したくなるような作品です | ||||
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今クールでドラマ化されている東野圭吾の著作である。スタンダードなミステリー小説のように警察側の解決方法に焦点を当てているのではなく、犯人側の鮮やかな犯行の手口と犯人側に起こる不思議な事象に焦点を当てて描写しているところが斬新である。犯人は最初から分かっており、ところが誰もそのしっぽをつかむことができないところが痛快である。しかも、犯罪の手口に囚われすぎることなく、犯人の過去の不幸な体験に端を発している心理描写もバランスよく盛り込まれている。文庫本で800ページ強にわたる大作なのだが、犯人の幼年時代からの成長に合わせてそれぞれのステージにおける犯罪に関するエピソードがテンポよく描写されているため、飽きることなく最後まで一気に読み進めることができる秀作である。ドラマ自体は観ていないが、ドラマ化するのは難しそうな作品ではある。 | ||||
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主人公2人の感情描写がないことには、あとがき(文庫版)を読んで、気が付きました。 私としては、東野圭吾さんに一本あり! 後で思えば、その手法が、この小説の静かで深くて心の底にずーんとくることの、理由の一つになっていると思います。 感情描写がなくても、二人の叫びは十分効果的に伝わってきました。 この本の分厚さにビビっている方は、ご安心下さい。 もう、目がはなせないストーリー展開で、私は2日間でいっきに読んでしまいました。 読んだ後も、いろいろ余韻を残してくれました、、。 現在テレビドラマが進行中ですが、なんだか見るのが怖いです。 せっかくの、この世界観がこわされてしまいそうで。 ちらっと見た予告では、二人とも叫んでいましたし、、。 アナザーワールド、という事で見るのが正解でしょうか。 傑作です。 | ||||
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白夜行はドラマの第一話を見て、原作ではどのようにこの過酷な運命を描いているのか読んでみたくなり、購入しました。 文庫版は厚すぎて持ちづらかったです・・・。 ドラマでは常に主人公2人の心の動きが描かれます。 しかし、小説ではそんなものは一つも描かれていません。 常に「俯瞰」している印象を受けました。 二人がそれぞれ犯罪に手を染めていくその様を、誰かが遠くで見ている・・・そんな印象です。 はっきりと何をやったかは書かれていません。 でも、これってもしかして・・・・と想像することが出来ます。 この辺の持って行き方が巧みですね、東野さんの文章は。 各章毎に登場人物が変わり、時系列も変わります。 淡々と、その人物がしたことを語っていきます。 亮司は、とても狡猾な男でした。 しかし、仲間から慕われそうな雰囲気をどこか持っていました。 雪穂は・・・・何がしたかったのでしょう。 上り詰めたかったのか?それとも、亮司の分まで生きたかったのか。 彼女は常に幸せでは無かったのだと思います。 最後の謎解きの部分は、端折っている印象を受けました。 いつの間に時効になっていたのか・・・そこまで分かっていてなぜ何も出来なかったのか・・・。 あっさりと明かしすぎです。 亮司と雪穂のつながりは伏線をいくつも張ってあるのですが、最後のからくりには気づきませんでした。 ページ数は多いですが、さくっと読むことが出来ました | ||||
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ドラマを見損ねたので原作を読んでみました。 結果、ドラマの粗筋紹介で主人公二人の最初の犯罪が明かされているのは 原作を楽しむ上では大きな損失だったような気がしてなりません。 登場する周囲の人間と共に二人に対する疑惑を深めていけたなら この小説に対する感想はもう少し異なっていたでしょう。 主人公の心理描写が一切ないので、途中から雪穂の底知れぬ悪女ぶりに 酔いそうになりました。 書かれていないことを自分好みに想像して膨らませて読む作品だとは思いますが、後味はかなり悪いです。 時代ごとの犯罪描写も楽しめますが、少しとってつけたような印象もあり、この二人の描写にそれらが必要だったかは疑問です。 それでも作品そのものは面白いと思います。 なるべく、ドラマの筋を知らずに読んでみた方が良いと思います。 | ||||
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冒頭の質屋殺人事件に始まり、19年にも及ぶスケールで被害者の息子亮司と被疑者の娘雪穂2人の白夜行が描かれます。事件後、雪穂は表向き華やかな道を進み、亮司は文字通り社会の裏街道を進みます。彼らの周りで起こる様々な怪事件を、老練な刑事が追っていきます。 特筆すべきは、主人公2人が直接会話することは一度もなく、彼らの内面も最後まで描かれず、周辺人物達の視点でのみ描かれていることです。しかし、一見赤の他人である2人の接点は様々な場面で暗示され、2人の心理も少しずつ明らかになっていきます。特に印象深かったのが、雪穂の台詞で、自分の人生には太陽がなかった、だけどそれに変わるものはあって、その薄明かりの下、白夜を生きてきた、というものです。痛ましい事件で人の心を失ってしまったかのような亮司と雪穂は、それでもお互いに暗い夜を照らす存在だったようです。 | ||||
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仕事の合間を縫って、2日間ほどで読み終えました。 最近この本を手にした多くの方と同様、私もドラマを見て、関心を持った一人です。 (売り切れの書店ばかりで大変でした) 読み終えて、真っ先に思ったのは、「ドラマを見る前に読めばよかった」という後悔でした。 ドラマの最初のシーンが本のラストにあたり、更に徐々に浮かび上がってくる二人の関係が、ドラマの初回で既に描かれてしまい、 読みながら考えていく楽しみが減ってしまいました。 また、読みながら俳優さんたちの顔が浮かんできて…(苦笑) 雪穂と亮司のふたりを決して同じ場面に出さず、出来事と周囲の人間の発言だけでつながりを浮かび出させていく… 笹垣の口を通して描かれる解釈すら真実なのか? あくまで最後は読者それぞれで彼らの人生を考えろ、というのが作者の狙いなのでしょうか。 確かに雪穂には人間の「情」というものが微塵も感じられません。 心を失った彼女が、分身である亮司まで失ってしまった。 美しいただの抜け殻であり、これから先の彼女の人生は、延々と続く悲劇でしかないでしょう。 全く救いがない物語ではありますが、救いのない悲劇をここまで描ききったことは見事としか言いようがないと思います。 最後に、この本とドラマは、全く別物として、それぞれ楽しんだほうがいいと思います。 | ||||
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読み応えのあるすばらしい小説です。大変多くの章にそれぞれ犯罪がちりばめられているわけですが、執行の現場がうまくブラインドされており想像力を掻き立てられます。すべての犯罪は雪穂の金銭的援助と進む道の露払いにつながる訳ですが、難をいえばその中に陳腐な動機とみられるものが多すぎる事です。特に最後のミカに対するものは雪穂本人の心理が解せず、ただ雪穂の冷徹さや残虐さをアピールする作者の演出にすぎないともとれました。個人的には、雪穂がビジネスマンとして飛躍する過程で障壁を排除していくところにもっと犯罪を絡ませたほうが共感が持てたと思います。 | ||||
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書評を読んでから小説を購入し、読みました。 主人公の二人からの細かな視点は、この小説に必要では無い、 と私は感じました。 なぜなら、たくさんの登場人物たちの複雑に絡み合った関係。 過去の事件の真相を探る上で知りえる情報。 二人の台詞。 事細かに描かれており、たくさんの章があって大変だとは思いますが それらをしっかり読み取ることで、二人の関係や想いを感じることは、できるからです。 この小説に、「雪穂はこう思った」「亮司は雪穂に対してこうこうこういう気持ちだった。」なんて視点があったら、 野暮だしおもしろくはありません。 それから、ネタバレになるので詳しくは書けないけれど、 二人がそれぞれ違うシチュエーションで、違う相手に向かって言う、 同じ意味の言葉があります。 それが唯一、二人の関係を示すものとなるのではないでしょうか。 この小説を読み終わったとき、私は村上龍氏の「コインロッカー・ベイビーズ」を読んだときと同じような気持ちになりました。 生きるため、自分を守るため、誰かを守るためのエネルギー。 様々な策略が感じさせるダークな部分。 そういう点が共通してるのではないでしょうか。 素晴らしい小説だと思います。 小説の内容とは無関係だけど、文庫本は上下に分けて欲しかった。。。 あのページ数の文庫本は手に持って読むのに向いてません。 | ||||
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独特な世界観があり一気に読み終えてしまいました。残りページ数が少なくなるのが切なかった、というか終わらない物語としてずっと読んでいたい、と思うほど引き込まれてしまいました。 | ||||
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ようやく読み終わりました。長かったです。 すごく重い内容の物語でした。 展開は長い月日のいろいろな話から少しずつ 主人公の雪穂、亮司の子供時代の事件の 謎が解けていくというような感じになって います。 読み終えて、亮司の方はなんとなく人間 らしさ感情というものが残っていたような 気もしましたが、雪穂は最後まで何を 考えているのかわかりませんでした。 残った雪穂はこの先も生きている限り 人を欺き続けるのでしょうね。人生に 意味は無くただ世間に対する復讐のために。 | ||||
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雪穂が何を望んでいるのかよく分からなかった。 生き延びるためっていうのよりはるかに贅沢な野心を持った彼女という人は、あんなことがなくても、そんな人なのかも。 過去にキズを負ったからといって、あんな分かりやすい成功をリスクを犯してまで求める理由が分からないし、 亮司がなぜそんな彼女を支えようと思ったのか・・・・・・負い目? 愛? 自分も野心家だから? 幼いころの聖域を侵した社会への復讐? なんかそれじゃ説明つかない。 強い意思によって理想の人間(生い立ちから)になりたかったのかもしれないが、 その理想というのが本当にバブル的で底が浅いものを感じる。幼いころに形成されるべき「人間の核」というものが、 大人から教えてもらえなかったからかもしれないけれど・・・・・・。 他人からみた自分を一番に考えるって、幸せかな? 政治家でもめざしそう。たんなる目立ちたがり屋で自分一番じゃなきゃ嫌とか・・・・・・。 過去の傷を隠すというのよりはるかに目立つ行動はなぜ? それに雪穂みたいな人がいたら、意外に内面ってバレてると思う。 女子って偽善者とかってかぎ分けられるから。 男子はわかんないかも。 お話自体はリアリティがなくて白ける部分もあったけど、 本当に面白くて一気に読めた。 | ||||
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結局,主人公である雪穂や亮司の視点からは物語は最後まで描かれず,周囲の人々の視点から読み解くことしか出来ない.論理的な証拠は何も提示されること無く,戦慄のラストシーンを迎える.老刑事笹垣が状況証拠から推理し,辿り着いた結論は,所詮推論に過ぎない.物語の解釈は読者に委ねられる.真実は一体何処にあるのだろう.果たして雪穂は計算高い冷徹な悪女だったのか?亮司は利用されただけなのだろうか? 互いを偽りの太陽に見立て,白夜の中を生きた二人.相手を利用する,相手に利用されるといった損得勘定で計ることの出来る単純な関係ではない.二人とも互いを補完しあう存在を必要としたのだろう.切実に・・・ | ||||
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