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白夜行
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白夜行の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全566件 301~320 16/29ページ
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| 圧倒的に分厚い文庫本であるがために、本屋さんで手にとってみるものの何度か敬遠していたのが本作だった。自分が危惧した通り、文庫本にしては分厚く、読み始めるとその重さに苦痛を感じた。しかし、数ページ、さらに次のページ、と読むうちに本の重さは忘れてしまっていた。1973年の質屋殺しの事件から、現代までの時代の変遷を経ながら他者の目を通して描かれる亮司と雪穂。この小説の中で、彼らが自分自身のことを語るのはごくごくわずかな他者との会話のみであるが、その中に重くのしかかるものを感じさせられる。と、いうよりむしろ「何か」を予感させられ、彼らの気持ちを知りたくなり、この事件を追い続ける笹垣の気持ちが痛いほどわかってくる。物語が進むにつれ、鮮やかに目に浮かぶ「切り絵」が最初から最後までその切なさを際立たせていた。 最後の最後、まさにこの小説の最後のページまで読んではじめて、亮司と雪穂が考えていたこと、そして白夜行というずっしりと重いこの小説のタイトルが持つ意味を感じることができた。 | ||||
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| なんて複雑で精巧な物語なんだろうか。 一回読み通しただけでは、絶対に全貌を把握できない。 次々と場面が切り替わり、登場人物もそれに応じて入れ替わる。 だが、読むのを止められない。 それが障害にならないほど、物語に勢いがある。 そして何度も読み返し、ようやく全貌を把握できる。 この作品では、主人公の周りの人間、つまり第三者の視点で描かれている。 その第三者の心理描写とともに、ただ淡々と事実が並べられていく。 主人公たちについては、余計なことは一切描写されていない。 最低限のつながりの手がかりだけ見せて、あとは読者の想像に任せている。 このあたりのさじ加減が抜群にうまい。 主人公たちは何を想い、何をしたのか。 それを想像し、物語と物語のつながりに気付いたときの高揚感がたまりません。 しかもそのつながりが限りなく複雑で精巧。 だからこそ、その高揚感は限りなく強い。 850ページという長編だが、だれることも疲れることもなく読み通せる。 時代を感じさせる実在した出来事(オイルショックなど)とからめて描写することで、この作品の現実感がより強くなっていると思う。 | ||||
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| こんなに長い物語なのに、全然飽きがこない。 二人の主人公に関わる接点が見出せそうで 見出せない。本当に最後で初めて知らされる事実。 亮司は本当に現れないのか?と思った瞬間。 亮司の正体を読み解けたときの快感は、 非常に忘れがたい。多くの方が高い評価を しているのも十分に納得できる。 読書の秋 堪能するにはベストな作品では? | ||||
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| 最初はドラマでみてその後小説を読みましたが、問題なく楽しめました。 キャストが脳内変換されるけど・・・。 | ||||
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| 文庫本だと分厚い感じです。 通勤等では少し読みにくいかも・・・ 上下巻でもよかったのではともおもいましたが、一気に 読めるし、また途中で話をさかのぼって確認したりしたので この厚さでもよいとおもいます。 少年・少女の犯罪の恐ろしさや根の深さが根底にある ようで、主人公たちが犯罪を重ねながら成長していく のはなんとも悲しいです。 結末まで一気によんでください。 | ||||
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| 読んだ後に何が残るか、その後どう読み手に影響を与えるか ということが、その本の価値となる。 とらえ方はそれぞれであるが、この作品はひとの心を 揺らすということは間違いない。 ひとの本質は一色では表現できない。善悪という観念があり、 そのどちらもを内含する。純粋であり、脆くも強くもある。 さわやかな読後感のみを求めるのであれば、 ディズニーのアニメでも観てれば良い。 現実の世界では、さらに卑劣で凶悪な出来事が常に起きている。 ただ、一時的に楽しむ作品は「娯楽」であるが、 人間の本質を描くものは「芸術」である。 トリックの天才がトリッキーな手法を生かしつつ、 人間の本質をテーマにした大作への挑戦は評価されるべきだ。 時代を代表する名作のひとつとして挙げられるに足る 一冊だと思う。 | ||||
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| ラスト近くまでは、深まる事件の内容と、その事件の真相が徐々に解き明かされていく展開に非常に魅かれるように読んでいました東野圭吾さんのデビュー作『放課後』は事件の内容、犯人の動機などがよく書かれていて満足だったので、これほどの長編がどのように終わるのか色々と推理しながら読んでいました。しかし、ラストは突然打ち切りが決まった少年マンガのような終わり方に、非常に残念でしたですが、ラストまでの非常に良く組まれたストーリー、複雑な人間関係、推理の鍵となる伏線が絶妙に絡み合い個人的には良かったと思いますなので、個人的には4つ星です | ||||
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| すべての本において言える事ですが、読む人にとって物語の捕らえ方は分かれると思います。 特に『白夜行』では賛否が分かれるようです、この本を私は2回読みました、張り巡らされた伏線と点と線で結ばれていく真実、醜い犯罪、二人の過酷過ぎる過去、男は『昼を歩きたい』と語り、女は『太陽などなかったとただ太陽に代わるものがあった、それで十分だったと』語る、確かに二人の愛は歪んでいたかもしてないが純愛である事には変わりはない、本当に愛し合っていたからこそのラストだったと僕は思う。とても読みやすいが、伏線を見落とさないように集中して読む必要がある、3度目を読むときはまた新しい発見があるかも。 | ||||
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| 氏の作品は全作品読んでいるが、ほとんどの作品で、日常では忘れている(または感じる機会が少ないのだが)感情を思い起こさせてくれる。あくまでも私にとってはだが、至る所で哲学・道徳・倫理・本当の正義とは?など、素人の私には表すことのできない気持ちを見事に言葉にして表してくれる。スパイス的な軽いものでは無く、重いものが多い。そこが、言葉は悪いが他の薄っぺらい作家達とは違うのだと思う。以前読んだインタビューで東野氏は『作品は世に出した後は自分のものではなく読者のもの。』と話していて、だからこそ読者がどう感じようと、それぞれ自由でいいのだと言っていた。うまく表現できないが、逆説的にそれこそまさに東野氏が狙っているところであると思う。何が逆説的かというと、レビューのようにこの作品を読んで、単に不快だとか気持ち悪くなったとか、読後感が悪いとかいう気持ちになった人。ただ読んだだけではそれだけの感想なのかもしれないが、そこから先が作者の狙うところなのではないか。読者をそういう感情にさせるのは当然作者の狙うところであって、そこから心ではなく頭で深く感じてほしいのだと思う。素人の私には全くうまく伝えられないが、とにかくただ感情だけで読むものではないのだと思う。愛のない夫婦や、愛のない少年、愛のないそんな人間を多く描く作者自身はめちゃくちゃ愛に溢れていると思うのだ。だから私は東野作品が好きなのだ。 | ||||
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| オイラは、こんな文庫本なんて自分が読み終えられると思っていなかったけど、なぜか買ってしまい そして、2日で読み終えました。 何かに取り憑かれる様に読んでしまったのです。 傑作と言わずして、なんと呼べばいいのでしょうか? 物語のドコドコがこう面白かった、とかそんな小難しい事は言えないけど、とにかく面白かった。 問答無用に★五個です。 | ||||
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| ドラマの再放送を見て、 あらためて原作を読んでみたいと思い、早速読みました。850ページ以上あって分厚すぎて読んでる最中も手が痛くて大変でしたが、皆さんがおっしゃるようにかなり読みやすくてスイスイ読めました。雪穂と亮司の心理描写が全くない、というところがドラマとは違って良かったです。けどドラマを知る前に読んでいたかった…。 | ||||
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| 3年ぐらい前に私は初めてこの小説を読みました。 レイプや性交、殺人の描写、救いの無い結末に「こんな小説もあるんだ」と衝撃を受けたのを覚えています。 (ちなみに、この作品が私の東野圭吾デビュー作品だったので、この人はなんて暗い話を書く人なんだと思いました)高2になった今改めて読み返すと、東野さんはこの話には救いも共感する要素も用意していないのではないかと思いました。 ある出来事によって心のどこかが結果的に損なわれた男女を、第三者というフィルターを通したカメラで追っているだけなのでは? そして、何を感じるかは読者次第という事にしたかったのではないかと思います。個人的な意見ですが。 そんな感じで、堕ちる所まで堕ちたように見える雪穂がこの先どう生きるのか考えるとかなり怖いです。 | ||||
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| 最初から最後まで途切れることのない緊張感に引っ張られまくって、一気に読みました。亮司と雪穂の関係がうっすらと見えてくるのも快感で、ラストのほうではそういうことかと鳥肌が立ちました。雪穂は悲しい過去がありながらも凛として、悪い女だと思いながらも惹かれました。亮司の側のストーリーの家庭用コンピュータの変遷のわかる物語もまた楽しかったです。途中でちょっと同じようなエピソードの繰り返しだなと思ったりもしたのですが、そのあとで追う刑事が現れてまた面白くなりました。ラストシーンは映像が目の前に広がって、雪穂という女性の存在が限界までこちらに迫ってくるようでした。 | ||||
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| 長編ですが、最後まで一気に読めます。なんとも言えない哀しい話です。長編ですが、小難しい書き方がしてなく、さっと読めるので、機会があればいろんな人に読んで欲しい本です。 お薦めです。 白夜行 (集英社文庫)白夜行ドラマ「白夜行」オリジナル・サウンドトラック写真集 白夜行 | ||||
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| 『幻夜』と並んでやはり最高ではないでしょうか?男のひたむきさが悲しく悲しく書かれています。自分だけが知ってる女の痛み、そのときの傷みから女を守るため、女を美しくはばたかせるためならなんでもやる男。ふたりの、お互いの感情表現も心理表現も一箇所もなく、周りの人間に起こる状況描写から浮かび上がらせます。それがやるせないくらいはっきりとあぶりだされます。全然別の方向をみて生きてるような男女が、水面下奥深くでしっかりと手を握っていて、誰にも邪魔されない、みたいな感じ、ですか?これは純愛というのとは全然違いますよね?あくまで女は自分のためだし・・・お互い同じくらい弱いところさらけだして、じゃないもんね、男は悲しいね。 | ||||
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| 悲惨なストーリー、主人公の心情描写のなさ、登場人物の多さ、最悪のラスト、などかなり読みずらいはずの小説。けどちゃんと面白かったってことがこの小説の凄さだと思います。なかでも主人公雪穂と亮司が絡んでる場面がなく、心情描写もない、やはりこれがこの小説の面白ろさです。小説ならではじゃないですか。自分で想像するから、出来るから面白いのです。めちゃめちゃ想像しやすく書いてくれてます。僕はラストを読み終えて解釈したことは、雪穂は亮司でさえもただ利用してただけやったんか、でした。そう解釈したらゾクゾクしてきて寒気がして、怖くて布団から出れなくなりました。やばいこの女ほんまに怖すぎる…って。 僕はこの東野圭吾って人を物を作る人として大好きになりました。 雪穂はどこまでもとんでもない女であって欲しい。 だって作り話やねんから。そっちの方が絶対面白いでしょ。 | ||||
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| 一人の愛する人を守るため、幸せにするために 自分の人生をささげた男の子と、その愛に精一杯応えて 昇りつめていく女の子の物語。残酷で、悲しくてやりきれないけど 読み終えた後は、何かが心に残りました。 この二人がこんなに悲しい人生を送るはめになってしまったのは 一言で言えば、子供の純粋な魂を汚してしまった 自分勝手な大人たちのせいです。 東野さんの作品の中で、一番好きな作品。 続編の幻夜も、読むことをお勧めします。 | ||||
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| 犯人は最初から読み手にわかるような手法ですが、伏線がたくさん張られているので 気が抜けず、展開に目が離せなくなりました。 東野氏は後のエッセイで、ある受賞作品の選考員にトラウマの一言 で片づけられたことを残念がっています。この犯罪の根底はトラウマと言ってしまえるほど 単純なものではない気がします。 雪穂と亮司の心理状況は書かれていませんが、あらゆる箇所で2人の密な関係を示すものがあります。 例えば小学生の雪穂が作った小物入れにR.Kと刺繍していることや、彼女が大阪にオープンさせた 心斎橋店のR&Yという店名など... 冒頭から出てくるササガキという刑事がいい味だしてます. 後半はどういう終わり方をするのかハラハラしましたが、最後もこの おやっさんが結末を見届けてくれてほっとしました. 男たちの下劣な欲望で傷つけられた雪穂を亮司が身を粉にして支え続ける。 読み手の想像力や恋愛経験によっても感じ方がさまざまな作品だと思います. 白夜行 | ||||
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| 今頃になって読みました。 もう、すっごく面白かったです!! 長い作品ですが、読み終わってしまうのが残念でした。 もっと知りたいことがあるのに〜!という感じで。 続編であるという「幻夜」も読んでみようと思います。 | ||||
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| 東野圭吾氏の作品の中でも、個人的に最も印象に残る作品です。 これだけのボリュームにも関わらず、作品全体に張り巡らされた伏線によって、物語の緊張感は維持され一気に読まされてしまいます。 作者自身がインタビュー等で語っているとおり、物語は読者以外には真相が解らないような形で進んでいきます。さらに主人公である亮司と雪穂が直接接触する場面もないため、犯行の動機などは読者の推測に委ねられてしまいます。 読後感は“爽快”といったものには程遠いのですが、かといって二度と読みたくなくなる類のものでもありません(実際に「幻夜」を読む前に再読してしまいました)。それは、亮司と雪穂が少年少女時代に身勝手な大人達から受けた「心の傷」ともいうような経験や、お互いへの思いやりに対する同情からかもしれません(陳腐な言い方ですが)。 ただ、数々の犯罪を重ねていく先にあったであろう、二人が目指したものは結局解らずじまいでした。このことは、続編的な作品で描かれていくのでしょうか・・・ | ||||
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