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ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜



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【この小説が収録されている参考書籍】
ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫)

ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜の評価: 4.00/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

オカルト研究会発足秘話

読書録「ホーンテッド・キャンパス雨のち雪
月夜」3

著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫

p154より引用
“ 蘊蓄語りが終盤に入る頃には、藍はなぜ
かこの男がなんとなく好きになっていた。も
ちろん恋愛云々の感情ではなく、純粋な"好意"
というやつである。まごうことなき変人だが、
すくなくとも害のある男ではなさそうだ。”

目次より抜粋引用
“旅籠に降る雨
 白のマージナル
 よくない家
 異形の礎”

 見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第六弾。
 江戸時代からあるといういわれの温泉街、
そこでも老舗の旅館が一度苦境に陥った。し
かしテレビで取り上げられる程の復活劇を経
て、次年までの予約が埋まる好況を取り戻し
たところ…。

 上記の引用は、オカルト研究会の部長と副
部長が出会ったばかりの頃の一節。
変人が変なままで人に好かれるというのは、
人徳のなせる業なのでしょう。オカルト研究
会発足のいきさつを描いた話の中の文章です
が、この作品の初めからずっと、部長はいい
とこの子なのに嫌味のないキャラクターです。
 主人公・八神森司と想い人・灘こよみの関
係は、良い感じであります。将来を見据えて
の行動も起こしている様子を、森司の成長物
語として読んでも、面白くなってきているの
ではないでしょうか。

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ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫)より
4041013941

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