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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全678件 201~220 11/34ページ
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ガリレオシリーズで唯一の悲恋物語に、感動しました。 自らを容疑者に仕立てるストーリーが斬新です。 作風がシリーズの他の作品とまったく異なる作品です。 作者には、いくつのポケットがあるのでしょうか。 稀代の作家だと思います。 尊敬しています。 | ||||
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この小説は万人受けするものではない。石神のしたことは美しいが、倫理的に考えると賞賛してはならないからだ。 一人の愛する人を守るために、まったく無関係な人を殺すというのは、倫理的な大問題をはらんでいる。故に、それを非常に美しく描いているこの小説は、社会的に問題がある。法律を遵守し、常識を弁え、自ら実践しようとする市民は、そのような行為を愛と呼んではいけないのである。 しかし、芸術という側面から見た場合、これは良く出来ている。芸術とは、美とは、倫理や道徳に縛られない、時には一見救いようの無い悪徳ですらも、救済する。芸術に意味など無い、理由を求めてはいけない。すべて芸術は無用のものだからである。 もし君がこの小説を読んで、なんて不道徳なんだろう、と憤慨するならば、君は市民として当然の常識と理性を弁えていることになるが、一方、芸術家としては落第である。これは市民と芸術家を振り分ける良い道具であろう。 | ||||
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読めば物語の世界に引きこまれること必至。 それぞれの登場人物をとても想像しやすく描いている。 読み始めたら終わりまであっという間。 | ||||
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単純におもしろい。圧倒的でした。 特にトリックのアイデアはまったく想像できないもので、最後の最後まで目がはなせませんでした。 | ||||
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映画を先に見てしまった人にこそぜひ原作を読んでほしい!! ラブストーリー風味な映画とは別物です。 直木賞も納得の分かりやすくて深く届く作品。 東野さん、さすがです。毎回泣いてしまう。 | ||||
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最後の展開には涙がでました。小説で泣くことはあまりなかったのでびっくりしました。本格小説だとか本格小説でないとかいわれてますけど、推理小説初心者のは関係なかったです。 犯人である数学教授の静かだけど深い愛には心が揺さぶられます。 | ||||
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いつのまにか、もう何冊でしょうか(笑)1冊読むと次の東野圭吾さんの面白そうな本を探してしまいます。 | ||||
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2005年に出版されてすぐに購入して読みました。 ガリレオシリーズの枠を超えた素晴らしい作品だと思います。 私自身も、お世辞にもバランスのとれた人間とは言いがたいので、 犯人役の石神に相当感情移入して読めました。 犯人役の石神の先の先を読んだ対警察に対する緻密な戦略、その 戦略のベースとなっているのが、石神の知力以上に、自己犠牲に 基づく無償の愛であること。 トリックの緻密さと、作者の人間を暖かく見つめる描き方に本を 閉じた後、しばらく涙が止まりませんでした。 本当に好きな本は何度も読み返しますが、この本も何度も読み返 した本の一つです。 映画も観に行きました。 これも石神役の堤真一氏の演技が素晴らしく、本来主役のはずの 福山雅治氏が、霞むくらいの出来映えでした。 本を読んでから映画を見るとがっかりすることが良くありますが、 原作のすばらしさをできる限り忠実に再現した作品だと思います。 もっとも、気になった点が二つほどあります。 一つは、天才の石神が高校教師をやらざるを得なかった経緯や高校 での教師生活にもそれなりの意味を見いだそうとしていること、靖 子を単純に弁当屋の女主人としてしまっていること、工藤の妻のこ となど、本では詳細に描かれているディテールが省略されてしまっ ていることは残念でした。 このディテールにこそ、作者の人間とその人生に対する深い洞察力 を感じさせてくれる箇所だとは思うのですが・・・ また、本では余韻の残る素晴らしいラストシーンだったのに、それ ぞれの読者が読後に感じるべきことを、映画では敢えて説明してい たのも残念です。 映画ファンだって、十分、本と同じラストシーンで、余韻を感じら れたはずです。 どうしても、福山雅治に解決話を語らせたかったのかもしれません が、この本の主役は石神ですから、違和感を感じてしまいました。 とはいえ、映画だけを観ても十分に、原作の8割方の良さは伝わる 良い作品だったとは思います。 | ||||
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読書初心者の私が一気に読み上げました。すばらしい本だと思います。 | ||||
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完全なロジック推理物だと、少し味気ない。 かと言って、人情ものだけだと、はなから読む気を失う。 しかし、本作は、驚嘆すべき文章のうまさと、登場人物の キャラクターの克明な描写、そして、驚くべき設定とトリックで 読む者の期待を裏切らない。裏切らないどころか、予想をはるかに 上回る、前代未聞のミステリー傑作です。 読んで損しないどころか、読まないと損な本格推理にして、東野圭吾氏 の最高傑作だと思います。映画もよくできていましたが、原作のほうが 一枚上です。 | ||||
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私はすごく好きなジャンルで、おもしろかったです。 数日後にまた読もうかなと思います。 サスペンス系、推理系好きな方はぜひ読んでみてください。 | ||||
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随分前に読んであまりに切ない終わりにため息しかでなかったのを覚えていたが、 映画化された本作品のテレビ放映をみて、 今また読んでみようと、数年ぶりにページを開いた。 改めて読み直して、昔と同じように涙したのだけれど、 百パーセントの愛、献身であると当時思っていたものは、、すこし混じりけのある不純物だったのではないかと。 その微量の混じりけは、 石神という人物を作る天才数学者としての傲りであり、プライドであり。 誰にも見破られるはずかないと、たとえ見破るるものが表れても真相をしるものがいても、 自分の勝ちであるという確固たる自信であり、、 そういうものが純粋で、まっすぐの愛情と混じりあって不透明になってたのではないか。。 不透明が悪というのではなく、不透明であることのほうが自然で、、、 こう、考えると、この物語がとてもリアリティーを増してくる。 もちろん、現実にこんなことを企てること自体リアリティーはないけれど、 現代を生きている中でのさまざまに沸き起こる感情の成分は、どれも決して純粋なんかじゃなく、 様々な不純物含んでいて、だからこそ揺れ動き、悩む。混沌としている。 人間心理として、読み手の立場では、石神は100%の純愛の献身をしてほしいと思ったりもするが、 そんな描きかたされたら、ここまでガつンとは響かなかったと思う。 (映画化された作品は、逆にこの石神の純愛100%を描いていた。) その人を守るためなら、冷酷なまでにたんたんと実行するその行為は 純粋な献身という石神の支柱そのものであるけれど、その支柱から様々な枝幹がでていて、 言ってみれば、それらは、石神のエゴイスティックなまでの 自分の存在を無視しつづける社会や、世間に対しての様々な感情が絡みあって形作られているきがしてならなかった、 だからこそ、とても悲しかったし、痛かったし、同時に怖かった。 また数年たったら読み返したいと思いました。 | ||||
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中古なので期待はしていませんでした。実際の商品は説明以上にきれいで気持ちよく読むことが出来ました。また、利用したいですね。 | ||||
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作者に興味があり、内容もとても興味がもてどんどん読み進められる本です。 | ||||
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「白夜行 (集英社文庫)」もそうだけど、自己犠牲の愛が 究極であることを、東野圭吾氏は謳う。 実写版ドラマで、よく、教会、十字架、マリア像等が フラッシュとして差し込まれているのもそうした暗示だろう。 吉田修一氏の「悪人(下) (朝日文庫)」のラストと共通項があるが、 救いがあるのは、こちらの方だ。 そこに、東野氏の人間に対する誠意がある。 その誠意の人格化が、湯川なのだ。 「悪人」には、それが出て来ない。 | ||||
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「白夜行 (集英社文庫)」もそうだけど、自己犠牲の愛が 究極であることを、東野圭吾氏は謳う。 実写版ドラマで、よく、教会、十字架、マリア像等が フラッシュとして差し込まれているのもそうした暗示だろう。 吉田修一氏の「悪人(下) (朝日文庫)」のラストと共通項があるが、 救いがあるのは、こちらの方だ。 そこに、東野氏の人間に対する誠意がある。 その誠意の人格化が、湯川なのだ。 「悪人」には、それが出て来ない。 | ||||
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ドラマも映画も一度も見たことなかったが、知り合いに薦められて今さらながら読みました。ミステリーと思い読んでいましたがこんな形の純愛もあるんだなと最後に涙してしまった。いい意味で裏切られて素晴らしい作品でした。 | ||||
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星☆を付けるのも必要ないくらいに大満足の一冊。 数学者、命がけの純愛って所がニクイですね。感動でした。 数学には哲学の方でしか理解がないのですが、かといって仮に難しい方程式が出てきたとしても物語に置いてかれる事はありません。スラスラと読了。 いきなり犯行からの始まりで、一気に読みたくなります。 ※一部ネタバレ注意 最後に気がついたのですが、これって「容疑者X」を改題したものなんですよね。何故「容疑者Xの献身」に変えたのだろう。 推測ですけど、最初に石神に当ててた焦点が湯川になったからだろうか。結末からして… はじめ献身は石神の事かと思っていたのですが、湯川の事だったのかな。 結末には、賛否両論があるのかな。自分は、これでいいだろうと踏んだのですが。 衝撃のラスト、しっかりと味わって下さい。 人によりますが、号泣するかも。 ついつい見落としがちですが、被害者も立派なストーカーなんですよね。 なのにちっとも読中は被害者なのに同情しない。 どちらも行き過ぎた愛なのに。ちょっと皮肉で笑います。 数学は何の為に勉強するのか。 学校で習う数学に何の意味があるのか。 時々ですが、石神の返答がとても心に響く。 綺麗に回答できる者がどれだけ存在するのだろうか。きっと稀。 それから、変な言い方をすれば、 知性を持った純粋な悪魔は非常に美しく、優しいと思う。 賢いが為に全てを見渡せ理解しているから。 けど悪魔。優しく前にさしのべた手を、貴方ならとるのか。 自分の正義は、いつ、何処へ向かうのだろう… どうか結末は、変えないでほしいな。 | ||||
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"男性"を描いた作品としては超傑作だと思う。 物語の主役である石神哲哉の苦しみ、狂気、女性観と、それまでの人生の描写は生々しく、リアルである。 また石神と湯川、湯川と草薙の男性同士の繊細な関係の描写も見事。 時に競い合い、時にいたわりあう男性の友情の描かれ方はとても生き生きとしている。 一方本作のヒロインであるはずの花岡靖子の描写については少し中途半端で不自然さを感じた。 絶望の底にいた自分に手を差し伸べてくれた石神に対して、まるで少しも愛情が湧いたような描写はない。 靖子の石神に対する心情は、序盤〜中盤では「富樫が石神に変わっただけ」というただの恐怖心だけであり、 終盤の怒涛の展開にあっても「申し訳なさ」の一言で片付けられている。 靖子は作中では石神含め3人の男性から愛され、また彼女の周りの女性も何かと彼女を気にかけている。 靖子は魅力のある女性のはずなのだ。 そんな彼女が自分の為に大き過ぎるリスクを負ってくれた男性に対して、少しの情も配慮も見せないのは不自然だと思う。 つまるところ、本作はあくまで"男"を描いた物語であって、"男女"を描いた物語ではないのだ。 白夜行では女性の心情描写を完全に排除することで却って"男女"を描くことに成功していた。 対して本作は、より"男"の側にスポットライトが当てられている。女性の心情描写は演出の一つにすぎない。 白夜行の桐原亮司よりも、石神の方が明確に鮮やかに、男の境地に到達した様が描かている。 だからこそ彼は亮司よりもずっと痛々しく、哀しい、強烈な衝撃を私達に与えてくれる。 男性には読んで欲しい一冊。純愛という甘ったるい言葉では足りないくらいの、一人の寂しい男の生き様に触れて欲しい。 | ||||
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古い本なので、どうかなと思っていました。思ったより綺麗で、満足しました。また、買いたくなりますね。 | ||||
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