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容疑者Xの献身



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【この小説が収録されている参考書籍】
容疑者Xの献身
容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身の評価: 4.19/5点 レビュー 856件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全90件 21~40 2/5ページ
No.70:
(3pt)

親の勧めでよみました

親の勧めで読ませていただきました。

感動できる話だと聞いていたので期待していたのですが、ありふれた内容の本としか思えませんでした。そもそもなぜ犯人と共犯者の視点を入れてしまったのか? その視点さえ入れなければ、もっと面白いミステリーになったと思います。完全なネタバレなので、推理をあまり楽しめませんでした。

死体隠蔽のトリックについては【被害者の顔が潰れていた】という時点で、もう予測できてしまいました。それだけこの本はありふれた内容でしかないです。【気になる】【読みたい】と思わせる展開も特に無く、印象深く、魅力あるキャラクターも全くいないです。平凡な展開でしかないと思います。

人を殺してまで完全犯罪を実行しようとする石神さんの歪んだ一途な愛はとても自分には理解できません。これが感動? どこぞの犯罪ミステリーの共犯者の動機としてよくあるパターンだと感じました。

小説本文は会話文が多すぎるような感じがしますが、文章は頭に入りやすく、読みやすかったです。
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
4163238603
No.69:
(3pt)

トリックは凄いけど、後味が悪いネ

この複雑なトリックには一応は関心するけど、安定した大学助教授の地位があり、好きな研究に没頭して生きていける主人公のガリレオ先生が、才能があるのに挫折し、数学教師をしている旧友と、薄幸な母娘を3人まとめて刑務所(娘は未成年なので鑑別所か)送りにするのは、お節介で冷血。(ラストシーンでの母親の自白により、娘と一緒に殺人したことは、判明するであろう)少なくとも、旧友の行った行為を無にするような、最後の行動だけは取るべきでなかった。そんな後味の悪さが残ったこれからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学。そもそも、片思いの隣人のために、そこまでするか??という絶対的な疑問も避けられない。
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No.68:
(3pt)

そこそこのミステリとサスペンス

東野圭吾氏の作品は他2作読んでいるが、それほど好きではない。本作が氏の最高傑作と聞いていなければ☆4だった。

文章、解答に到達するまでの湯川や草薙の推理は非常に丁寧で分かりやすい。伏線の散りばめ方も見事で、序盤から散りばめられていた作中のヒントが、名探偵湯川の推理により一点に終息するというのは並の作家に出来ることではない。
ただし、肝心のトリック自体は読みやすい。丁寧に読んでいけばある程度検討がついてしまった方もいるはず。

加えて、この作品の根底にある「深い愛情」だが、これもトリックが読めてしまえばそれほど衝撃を受けないのではないか。
裏を返せば、トリックに気づかず読み進めた方がこの作品を楽しむことができるのだろう。

この作品は名探偵湯川と刑事の草薙、湯川の友人石神に焦点を当てられているため、ヒロインの靖子と娘美里への掘り下げが浅くならざるをえない。私は本作から「献身」は読みとれたが「深い愛情」には心を動かされなかった。あまり危機感の無い靖子の言動にも疑問を覚えたほどだ。

完成度の高い作品ではあるが、最終的な感想はタイトルの通りである。
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No.67:
(3pt)

ちょっと違和感

よくできてはいるけど、それほど文章がうまいだろうか?
それとも、みんな別に文章力は気にしていないのだろうか?
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4163238603
No.66:
(3pt)

イイけど長い。

東野さんの作品はどれも感動的なのに、あまりにも無駄が多い。
浅田次郎のように徹底的に無駄を削れば、もっと深く突き刺さると思う。
結果として凄く感動したのにボンヤリとしか記憶に残らない。
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No.65:
(3pt)

東野さんのは文句つけながら読んでしまう

「秘密」もそうだったけどこれもトリックはすごいが果たしてこんなかばい方が親子の為なのか、男の勝手な妄想なのではないか、と疑問。 ただなんだかんだ色々考えさせられる本ということではずれがなくつい読んでしまうからやっぱりすごい。
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No.64:
(3pt)

ゴール前でガクッとスピードが落ちる残念さ(ネタバレあり)

☆3ですが、本当は4やオマケで5をつけても良い作品だと思います。ただ、ラストがあまりに残念だったので残念さを表現するために3にしました。
何が残念かと言えば、最後の最後で主人公の湯川も犯人の石神も単なる凡人になってしまったからです。湯川も石神も天才的な頭脳の持ち主で一般的な人では理解できないような思考をする人物だったはずです。なのに、最後の最後で手垢にまみれたセリフのオンパレードになるのが本当に残念です。
「せめて、泣かせてやれ……」のセリフを見た時はズッコケました。物理の天才が数学の天才に言う言葉じゃない。凡人、野暮、天才とは正反対の概念しか見出せません。もし、天才が凡人じみたことを言うなら、それに見合った理由づけ、フォローが必要なのにまるでなし。『東野さん、力尽きちゃったの?』と残念な気持ちになりました。とにかく、雑で乱暴。もう、湯川学というキャラクターを冒涜してるようにさえ見えます。
石神と湯川という二人の天才を描く上で、最後まで二人の本質を浮かび上がらせるような深みのある表現をしてほしかった。一般的な倫理や常識に縛られない天才ならではのやり取りが見たかった。もしくは、理系の天才、論理の権化が愛に目覚める劇的な変化の様子が見たかった。

森博嗣、読みなおすかな…。
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No.63:
(3pt)

読みやすいです。

純愛というか、どう考えてもここまでする人は絶対にいないので、そこでまずしらけてしまいました。
内容は読みやすく、あっという間に読んでしまいました。
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No.62:
(3pt)

トリックは凄いが感情移入出来ない

書評家の豊崎さんがこの作品の最後の取り調べのシーンで失笑した、バカみたいな泣き、と毒舌かましてたのを他の本で言ってたの読んで、豊崎さんらしいなと思ったが実際、読んでみたら私も失笑してしまった。特に、湯川の 「せめて、泣かせてやれ」 というセリフ。 私も相当捻くれてるのだろう。 トリックは確かにそう来たかと思って確かな論理的トリックに感心したが 、いかんせん感情的に納得出来ないトリックだった。そんな事して相手を守る事が純愛とは思えなかった。 いまいち自己犠牲による愛情という物に懐疑心を抱いてるからか、単なる自己満足に見えてしまった。石神のひたすらに愚直な論理的思考に感情移入出来なかった。そんな訳で、ただ単にトリックに感嘆する小説になってしまった。 んー、白夜行も時間かかって読んだのにたいして面白くなかったしあんまり東野圭吾は合わないのかも。
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No.61:
(3pt)

いい意味でも悪い意味でも読み易い

読み易くはありましたが 、ある意味、大衆娯楽的でもあると感じました 数学の天才という素材を活かしてもう少し掘り下げてほしかったかな 湯川が天才天才と言うばかりで、読者に天才ぶりを認めさせる過程が足りないと感じましたし とても献身などと美化などできない結末だったと思う 読み易さは好みによるかも知れませんが、後に残るものは少なかった
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No.60:
(3pt)

切ない

終盤へ向かうにつれ、石神への見方がどんどん変わりました。
推理というのもこの物語の醍醐味なんですが、根底にあるのは
石神という人間の一途さと純粋さだと感じました。
いまいちリアリティに欠けるという感想があるのも当然ではないかと
思います。ミステリーにこんな純粋な人間出てくること自体珍しいことですから。
トリックにこだわらず、人間ドラマも楽しむ気持ちで読むと
案外すんなり入っていけるのではないかと感じました。
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No.59:
(3pt)

石神の献身には胸を打たれるが・・・・。

東野圭吾氏の作品は三作目となる。本書が直木賞受賞作でエドガー賞にもノミネートされている、ということで読んだ次第だ。結論から言ってしまうと、最後の石神の献身的な愛情がわかるトリックに、僕は胸が熱くなるとともに苦い虚しさを感じた。無論、これはいい意味でだ。だが、作品全体の完成度やストーリーテリングが著者の他の作品と比較すると、そう高いとは言えない。物理学者の湯川と草薙の謎解き会話は、冒頭でまず第一の殺人が描写されているため、謎の解明のスリリングさを今一つ欠き、分析自体が面白さにもう一歩繋がってこない。かつかなり多様な人間模様とトリックを盛り込んでいるため、400ページ弱の分量の中にやや盛り込み過ぎの感があり、そのあたりの構成にも綺麗なパッチワークを描くようなデッサンには至っていない。僕は白夜行 (集英社文庫)とさまよう刃 (角川文庫)の二冊を読んでいるが、その二作のほうが完成度やストーリテリングは上だと思う。しかし、石神の心情には胸を打たれた。本文P.368からの抜粋で締めくくりたい。「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。」
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No.58:
(3pt)

石神の献身には胸を打たれるが・・・・。

東野圭吾氏の作品は三作目となる。本書が直木賞受賞作でエドガー賞にもノミネートされている、ということで読んだ次第だ。結論から言ってしまうと、最後の石神の献身的な愛情がわかるトリックに、僕は胸が熱くなるとともに苦い虚しさを感じた。無論、これはいい意味でだ。だが、作品全体の完成度やストーリーテリングが著者の他の作品と比較すると、そう高いとは言えない。物理学者の湯川と草薙の謎解き会話は、冒頭でまず第一の殺人が描写されているため、謎の解明のスリリングさを今一つ欠き、分析自体が面白さにもう一歩繋がってこない。かつかなり多様な人間模様とトリックを盛り込んでいるため、400ページ弱の分量の中にやや盛り込み過ぎの感があり、そのあたりの構成にも綺麗なパッチワークを描くようなデッサンには至っていない。僕は白夜行 (集英社文庫)とさまよう刃 (角川文庫)の二冊を読んでいるが、その二作のほうが完成度やストーリテリングは上だと思う。しかし、石神の心情には胸を打たれた。本文P.368からの抜粋で締めくくりたい。「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。」
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4167110121
No.57:
(3pt)

主人公の献身は素直に認めるが・・・

しかし、その事によって全く無関係の
なんの罪もない1人の人間の命が失われているのです。
主人公の純愛とか献身は認めますが、
しかし、彼の行いは間違っている。
その「根底」は見失ってはいけない作品だと思う。

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4163238603
No.56:
(3pt)

献身か……

いやいや。読んでみましたよ。東野圭吾の容疑者Xの献身。いろんなところで東野東野東野。どこの本屋行っても東野か伊坂か道尾ですもんね。
クイーンとかクリスティとかカー先生を好んで読んでいる私は些か警戒しましたよ。まあ、他の方も言われている通り、今の日本の人気トップの作家がどれほどのものを書いているのかというのを知りたくて読んでみました。みんながみんな口をそろえて東野さんの事をいうので若干嫉妬していたというのもあるかもしれません。途中まで読んで、で、この後どのように落とすのだろうと考えていました。そこにあのトリックでした。素直におもしろかったです。ただ★1の評価をつけている人が言うように無実の人の命を代価にしたあの行為が純愛といっていいのか、目を瞑っていいのかは確かに一見の余地有りだと思いました。でもそれに気がつく読者の方はある程度上級者じゃないのかとも思います。この本がおもしろいことは間違いないと思いますが、★1の人が感じたことを多くの読者は気がついていないというかそこまで思い至っていないのでしょう。練りに練ったプロットとかトリックとか人物描写!とかいっている読者の方は多いですが、その人たちは、じゃあ古典の作品とかを読んだらなんて言うんでしょうね。と、いいつつ、東野作品また読んでいきたいと思います。
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No.55:
(3pt)

ai?

トリック自体は何となく予想の範囲内だったから、余り驚きはなかった。むしろそこまでして付き合ってもいない中年女に肩入れしている所が非現実的。
 ここまで長い話でなくてもいいような気がした。
 靖子を好いている工藤や、学友を思い苦悶する湯川などは書き方が上手いと思った。まあ湯川に関しては、今まで所在も知らずに半ば忘れていたような友人に対して、ものの一月程の期間で親友とも言えるくらいの情を持ち得た部分には疑問が残らないでもないが。
 工藤に対する脅しを自分の犯行やその動機への裏付けに使った部分も、考えられている。その後靖子に遺したメモに「自分のことは忘れて工藤と幸せになれ」みたいなことを言っている部分も、いかにも徹底した献身って感じ。『容疑者Xの献身』っていうタイトルは上手い。
 あれだけ感情を殺していた石神が最後泣き崩れる部分は、オチとしてはいいけどちょい不自然。あれだけ頭の切れる人間が事の顛末を予想しないはずがない。そもそも靖子を好いているんだから、彼女を信じないはずはない(喜びの涙という考えかたもあるけど、それを匂わすような言葉は一切無い)。そのことを考えると、靖子の罪の意識を深めるような手段は初めからとらないような気がするが、推理小説にそこまで求めるべきではないのだろうか。
 なんか、これはダイジェストだけ見ればいいかなって気がした。何しろ途中が長くて飽きる。誰が犯人か解らないようなパターンでもないし、今後新たな殺人が起こる訳でもない。よってドキドキがあんまりない。肝心のトリックは考えの及ぶ範囲内だったし。
 ただ、複数人が破綻なく、よく絡んでると思う。
 トリックを匂わせるような伏線の書き方はさすがにプロ。秀逸。
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No.54:
(3pt)

トリックは意外です

トリックは超意外でした。完璧にミスリードされました。
真相が明らかになるにつれ、まさか!という感じになり、
前半部分を読み返して叙述の巧みさと伏線の律儀さを確認いたしました。見事です。
ただ、残念なのはラストシーンです。描写が紋切り型でやや陳腐な印象がぬぐえませんし、
せっかくのテーマ(献身)が安っぽくなってしまっているように思えました。
もし、人間の深みに迫るような余韻のある結末であったなら
文学的にも評価できたと思うのですが、残念です。
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
4163238603
No.53:
(3pt)

登場人物の魅力が無かった。

人間の魅力が乏しいと思いました。
『白夜行』とか『幻夜』や『殺人の門』の主人公は、恐ろしくも魅了されてしまう魅力がありました。
それがありませんでした。

石神と湯川の過去とか、石神の靖子を思う気持ちをもっと書けば、石神は魅力ある人になったと思います。
ミステリーにおいて、人間を描くか、トリックを描くかっていうのは必ず選ばなければいけない問題だと思います。
湯川学シリーズにすることで、人間を描くことを省略し、トリックを描くことに専念したのではと思いました。
湯川学シリーズを読んだことなく、(ドラマはなんとなく見ましたが)以前読んだ作品で経験した人間の恐ろしさを期待してしまった自分には、物足りなく感じました。
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4163238603
No.52:
(3pt)

東野圭吾が描く男の人って、一途な人が多いなぁ

 第134回直木賞受賞作品だそうで、読んでみました。探偵ガリレオという異名を持つ、物理学者湯川学シリーズらしい。数学の先生との対決ということで「きっと、すごい計算がでてくるトリックとかがあるのだろうなぁ。」なんて思っていたら、あんまりでてこなかった。まぁ、でてきても自分はなんちゃって理系なので、きっとわからないだろうけど。。
 重ねられたトリックや、すり替えなどを巧みに用いて読者をもだます展開。トリックは驚きもあるが、話としては、最後にもうひとひねりあれば最高だったかも。
 しかし、東野圭吾が描く男の人って、一途な人が多いなぁ。まじめなんだなぁ。
 これで直木賞なら、白夜行で取れててもよかった気はするが。。
容疑者Xの献身 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.51:
(3pt)

献身をした理由

展開は面白い。
一気に読んでしまった。
しかし、他のレビューにも書いてあるがなぜXが献身をしたかの理由がわからない。
純粋な愛と書いてしまえば、それまでなのだが。
前評判が高いだけに、もっと複雑な理由が欲しかった。。
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
4163238603

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