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赤い指
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赤い指の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全208件 141~160 8/11ページ
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現代の日本において実際に起こリそうな事件だと思った★哀しい気持ちになリました★ | ||||
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以前から読みたかった作品がようやく文庫になったので早速読みました! さすが東野圭吾…と思える作品です。 物語自体は特に斬新な部分はないし、意外なトリックがあるわけではありません。今回の作品は、ジャンルで言うと「推理小説」というよりも「人間ドラマ」といった方がいいのかもしれないくらい。でも、「人間」を描く力はやっぱり東野圭吾ならではですね。今回も、どこにでもいる平凡な人間の“闇”の部分、そして“家族”…特に“親子”の深さについて考えさせられる物語でした。 たたみかけるように展開されるクライマックスでは、いつの間にか目頭が… 主人公(と言っても彼からの目線で描かれた話ではないのですが)の加賀恭一郎は、私にとって湯川先生よりも馴染みの深い東野作品の主人公。「眠りの森」などなど、彼が出ている作品は印象に残っているものが多いんですよね。今回の作品は特に、彼の作品を今まで順番に読んできて彼がどういう人生を歩んできたか知っているファンなら、更にこの作品の醍醐味を味わえるのではないかと思います。 ラストシーンが素晴らしいのも東野作品の特徴。 イイところ(イイ台詞)でスパッと潔く物語を終える彼の特徴が大好きなんですが、それは今回も健在で嬉しかったですね。 | ||||
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教育問題・高齢化社会・介護問題、どこの家庭でも起きて不思議ではない というのは正にその通りだと思いました。 タイトルの「赤い指」が一体どのように絡んでくるのか、終盤までわかりませんでしたが シンプルながらなかなか深イイ伏線を張っているあたり、さすが東野さんだと思いました。 容疑者宅の妻と子には閉口させられぱなしでしたが、 最後に家の主人が大きな過ちを思い止まったときは、親と子の絆の尊さを感じ胸が一杯になり、 改めて家族の絆の大切さを感じました。 また、そこに至るまでの加賀刑事の立ち回りも素敵すぎです。 最後は加賀親子の絆も描かれており暖かい読後感が残りました。 | ||||
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速攻購入致しましたが、あまりの面白さに、届いたその日にあっという間に読み終えてしましました。 内容は本当に東野圭吾らしい良い作品で感動です。 たしかにこんな事件と想い・・・考えさせられます。 いつもながら、加賀刑事は優秀過ぎます。 大抵いつも最初の段階で犯人が特定され、その後の進展は証拠堅めと言う感じですが、それがまた良い。 | ||||
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主人公の妻、子供の身勝手さにイライラするし、 はっきり主張できない主人公にも腹立たしい。 自分のばーちゃんのことを思い出して、 涙が溢れた。 | ||||
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作品は読みやすいながらもどんでん返し、さらには感動も大きい素晴らしい作品。ただ序盤からずっと妻と息子がどうしようもないクズ人間で主人公がとても可哀想になり、同情的な意味で感情移入してしまった(笑)現代の家庭でどこでも起きるような事件……さらには高齢化を見てみぬふりをしてきた国家に対するメッセージも強く感じた。 | ||||
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『容疑者X』の時のようにどんでん返しにやられました。しかも登場人物に騙されるパターンも似ていた。そして最後の最後まで驚かされる内容だった!全てのオチ?にちゃんと伏線が張ってあり、推理小説としても納得できた。映画にならないかな | ||||
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ずっしり読み応えある小説でした。 導入部分は引き込まれるような威力があると思います。 加賀刑事ですね。 好きですよ。 人間の弱さ、醜さ、尊厳、 この小説は読む価値大いにあると思います。 エンディングは評価が分かれるところでしょうか。 | ||||
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読みはじめは、一般的な家庭に思えましたが、読んで行くうちにストーリーに引き込まれドキドキ。息子にはムカつき、終盤では涙が出そうになるほど、せつなくなりました。 ボケた振りをしていた姑。とても悲しい気持ちになりました。でも、最後までスッキリしなかったのは、殺人を犯した息子。この辺に、もう少し話を加えて欲しかったです。 | ||||
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加賀恭一郎シリーズと言えば、意外な犯人や動機、完璧なアリバイを崩し見事に逮捕する見事な推理などを思い浮かべるが、今回は「社会派」作品。 社会派作品ということで今までの作品に比べると推理のレベルは落ちている感がある。 しかし、それ以上に本作品からは考えさせられることが多かった。 老人介護問題、教育問題などを考えさせられたが、特に考えてしまったのが教育問題。 ここでいう「教育問題」とは学校教育のことを言っているのではない。 両親をはじめとした周辺の大人が、どのように子供を「育てる」のかがいかに大切で重要なことかを痛感した。 『少子化対策』というと「子供の数を増やすこと」と思いがちだが、「子供を正しい方向に育てること」も大事なことだと思った。 加賀恭一郎作品なので「本格推理」作品を思い描く人も多い。 しかし、本作品はそうではなくて、「社会派」作品。 しかし、がっかりしないでほしい。 「本格推理」と同じくらいの、人によってはそれよりも満足できる作品だと思う。 | ||||
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加賀恭一郎のシリーズです。 女児を殺害した息子とその息子の犯罪を隠そうとする両親。それに対して、事件を追うのが、刑事・加賀恭一郎である。そして、忘れてはならないのが、認知症の婆さん。この婆さんが、この事件のカギを握っている。 物語前半では、事件を隠そうと両親が奔走する。しかし、その思いとは裏腹に、加賀刑事が迫ってくる。物語の後半になると、事件を隠しきれないと思った両親が、ある行動をとる、それが見物である。 全体的に、読んでいて気持ちの良い物語ではない。どちらかという胸糞悪い感じである。ただ、結末は、まだ救いがある。 二時間サスペンスにでもなりそうな感じの作品であるが、よく纏まっている。話もわかりやすいし、そこそこにお勧めできる。 | ||||
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直木賞受賞後、初の作品と言う事で期待感一杯でした。 息子が犯した犯罪を隠滅しようと必死になる両親。 今の時代、いつどこで起こってもおかしくない様な出来事だけに、自分に置き換えつつ真剣に読めました。 ラストが気になって、超短時間で読み終えました。 息子さんがいる家庭では必読の価値あり | ||||
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認知症の親の介護、嫁と姑の仲違い、息子のいじめ、浮気、....今回の東野氏の小説は、どこの家庭でもありえそうな、ちょっと暗く、悲しい感じのストーリー。でも後味は、決して悪くはない。 本書は、東野氏の小説にしばしば登場する加賀刑事が登場、抜群の切れ味で事件の真相に迫る。 | ||||
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展開が読めるところもあって、読みやすかったのですが、 さすが、そうきたかと最後のどんでん返し! この作品に限らず東野氏の「子宮でものを考える女」の記述って、リアルですね。 実際子どもが犯罪犯しても、本当にこういう態度とる親っていそうです。 個人的に痛い目にあったんでしょうか。 | ||||
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ここに出てくる前原昭夫と妻:八重子、息子:直巳に対しては、いい感情は全く持てません。 誰もかれもが自分中心。わが身を守るべく、刑事に対してついた嘘には、本当に虫唾が走りました。 唯一の救いと言えば、警察に行く前に、真相があのような形で明らかにされたことです。 とはいえ、やってしまった嘘の内容が内容なだけに、壊れてしまったものがあまりに大きく、ハッピーエンドとは決して言えません。 しかし、「認知症の家族の介護」「少年犯罪」など、現代社会の問題点を見事に織り込んでおり、読んでいてわが身にも起こりうることと考えさせられましたので、評価は高めにしました。 もちろん、加賀恭一郎の洞察力の鋭さも健在。 前原一家のついている嘘は、ごく一部をすり替えただけであとはほぼ真実なため(そのごく一部が残酷なのですが)、普通の洞察力じゃ、その嘘は見抜けないと思うのですが、さすが加賀恭一郎。警視庁捜査一課のお偉いさんが一目置くだけあります。 そしてもう1つ、事件とは別にここでも加賀とその父とのエピソードが出てきます。 加賀と従兄弟関係にあたる警視庁捜査一課の松宮の登場もあり、少々イライラさせられる部分もありますが、全てが明らかになった時、なんだかんだ言っても親子のつながりを感じさせられます。 前原昭夫と直巳のような、間違った親子のつながり、昭夫とその母、政恵の、すれ違ってしまった親子のつながり、そして加賀の父と松宮のような、血のつながりはなくても存在する、親子以上のつながり、そして加賀とその父のような、一見わかりにくくても確実にある親子のつながりと、さまざまな「親子のつながり」を垣間見ることができた1冊でもありました。 | ||||
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この作品のいくつかのレビューに胸をえぐられるようなという 表現がされていますが、内容的には年配者のほうがより強く 感じられるかと思います。 実際、高齢者をもつ家族や被害者の立場からすればその思いは より強いことでしょう。 それぞれの年代が抱えている現代社会の問題をあらゆる視点から あぶり出しています。 赤い指が2回でてきますが、2回目の意味するものは重いです。 もやもやした思いの中で、加賀恭一郎の慧眼だけが冴えています。 最後は加賀の人柄も垣間見えて、納得できるラストでした。 ある年代に達したらまた読み返してみたい作品です。 | ||||
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ある家族の繋がりを表現した作品。 序盤は人間の悪いところばかりを表現した感じで気が重くなる様な展開ですが・・・・ 実はこの作品、シリーズものでして、『加賀恭一郎シリーズ』です。 中盤以降はその凄腕刑事の加賀が残酷で卑劣な犯罪を犯す一家の真相を全て見抜いた上で仕掛ける、ある一つの問いかけ。必読ですね。 一気に読み切ってしまいました。そして相変わらず東野圭吾の作品はラストの1行で泣かされるんですよね。なんか切なくもあり、寂しくもなる内容でした。 | ||||
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「赤い指」、このタイトルの意味が分かるとき・・あなたは思いもよらないラストを目にするだろう | ||||
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加賀シリーズが好きで、ようやく読破しました。手紙か電話でしか登場したことのない、加賀父が冒頭で出てきます。加賀と父の、複雑な家族愛。目に見える行動だけが愛情ではない。加賀さんの、父を想う気持ちが痛いほどに分かります。前原(だったっけ?)一家の長男には、非常にイライラさせられました。現実に確かにああいう馬鹿息子は存在する。しかもその数は、人口の半分以上を占めてるのではないか?と思わす程。この長男や母親の気持ちは分からないし、知りたくもない。被害者の女の子が、ただただ可哀想でした。母親がずっとぼけたふりをしていたのは、無理があると言えばありますが、その気持ちは何となく分かる気がします。自首してくれて良かった。涙を流してくれて良かった。崩壊した、悲しい家族のお話でした。 | ||||
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いつか映画かドラマになるのではないでしょうか。 読んでいて映像が頭に浮かんでくるような作品でしたから。 とにかくとても面白かったです。実質二日で読めました。 この読みやすさなのに、読み終わった後に残る余韻や感情が深いのが東野作品の好きなところなんですが、その中でもこの作品はズドンときました。 ストーリーは中学生が起こした幼女殺人事件を巡って展開される家族や刑事の話、というありがちな内容ですが、このありきたりな筋に枝がいっぱいついているところが、この小説の素晴さです。 家庭を顧みない父親、子供ばかりを見続ける母親、呆けた祖母、引きこもりがちな息子、複雑な父息子の関係、痛い過去、介護の問題、夫婦、親、家族。 中学生が起こした幼女殺人事件という最近はニュースで聞いてもそんなに驚かなくなってきたありがちな事件、その背景にこれだけ多くのものをつけたこの作品が描いたものは、今の社会そのもののような気がしました。 現代社会の抱える老人介護や少年犯罪や家庭崩壊などの闇の部分は、それぞれが単独で存在しているような感覚でいましたが、実際はそれが一括なんだなと思いました。だからこそ複雑で難しい。 最後に東野圭吾さんが示した解決の糸口がとても心に残りました。 自分が親の介護という役目を負う時、決して忘れないようにしようと思い、ある言葉をメモに取りました。 | ||||
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