ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ

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評判

ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめの評価:

4.17/5点 レビュー 102件。 B ランク

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平均点4.17pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全104件 81〜100 5/6ページ
No.24
(5pt)

推理ミステリーのツボを押さえた佳品

今回は五浦大輔の男前が上がりまくる。前作でも大いに株を上げたが本作はそれ以上だ。大輔と篠川智恵子の会話から今回は物語が始まる。プロローグが回想なのでエピローグもこの二人の会話で終わる。
本文では大輔と栞子の距離が縮まっていくのと並行して太宰治の作品のエピソードが絡んでくる。言わずと知れた文豪だが、人間の弱さと直面していただけに作品の幅は広く、それが今回の小道具になっている。
ただ、推理劇としてのツボを押さえており楽しめる。今まで以上に多くの登場人物がいるが、発言は最小限で、そのすべてが推理のカギとなるよう配置してある。それぞれの発言がいつ、誰が、どこで、何を、誰との要素に分解してメモしてみよう。すると謎解きの前にちゃんと大輔と栞子の推理が予測できる。できない部分が本作のエッセンスというべき「巡るさだめ」なのだ。それは篠川智恵子と栞子の異常ともいえる古本への嗅覚のルーツをあきらかにするもので、次作への引きとなっている。
さて、古書店の師弟の子孫たちはどこに着地するのだろうか。残りは一作が二作とのこと。続けてほしいが二人のハッピーエンドが読むことができるなら良しとすべきだろう。
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) Amazon書評・レビュー: ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)より
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No.23
(2pt)

内容が薄いので読みやすいが・・・

4時間ほどで読めたが、最後まで「面白さ」には欠けた一冊でした。
話の展開が無理すぎです。
作者の作りこみが甘かったのでしょうか?
ワクワクしなかった原因は、このシリーズへの期待値が高すぎたからでしょうか。
太宰治も好きな作家ではないことも影響していると思います。
行動が破滅的すぎます。
自殺に逃げるのは共感できません。
心中なんてもっての外。
ましてや、自分だけ助かるなんて。
文学性の前に、「人間」としてどうなの。
まあ、これは私の個人的な考え方です。

最終巻も買うとは思いますが、もう少し登場人物のの内面をしっかり描いてほしいですね。
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) Amazon書評・レビュー: ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)より
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No.22
(3pt)

栞子と大輔のルーツを巡る話としては面白いが、一部のサブキャラの掘り下げが浅い

古書を通じて人々の行きかう人生を巡るミステリシリーズ、第6弾。前巻から一年近く経っての
刊行という事で、まずは前巻までの流れを覚えているかな?と不安になりながら拝読

物語はビブリア古書堂に「『晩年』をすり替えたお前の猿芝居を知っている」という脅迫めいた
手紙が投げ込まれた事で、かつて栞子に重傷を負わせ、現在は保釈中の古書マニア・田中敏雄に
会いに大輔が長谷の寺に祖父・田中嘉雄の墓参に来た田中敏夫と対峙している場面から始まる
意外な事に田中敏雄は大輔に「ある古書を探してほしい」と依頼を持ち掛ける。栞子が持っていた
「晩年」が祖父が持っていたものとは別物であるという情報を匿名の人物からSNSを通じて
知らされた田中敏雄は祖父の所持していた稀覯本を何があろうと手に入れたいと言う
調査を始めた栞子と大輔は50年近く前の太宰治愛好家のグループに絡む盗難事件に辿り着くが…

今回は一冊まるごと太宰治の回で長編構成。前回は栞子と付き合う事になった大輔がプロローグで
何故か重症を負った状態で入院して栞子の母・智恵子と話している場面から始まるので
「あれ?ひょっとして前巻との間にもう一冊あるのを読み飛ばしていたか?」と大いに困惑した
三ヶ月ぐらいで刊行されるならともかく、一年近く空いたシリーズでこれは勘弁願いたい
(一応、作者も色々気を使っているのか「論理学入門」の坂口しのぶとか過去の登場人物を
やたらと出したりしているけど)

さて、話の方は太宰治の二つの作品「晩年」と「駆け込み訴へ」の古書を巡って、田中敏雄の祖父
田中嘉雄を含めた太宰治マニアの青年たちと、彼らを自宅に招いていた老研究者からなる
「ロマネスクの会」が解散に至った盗難事件とその本を取り戻した栞子の祖父・篠川聖司、
聖司の古書業の師匠筋に当たる男・久我山尚大、更に大輔の活字拒否症の原因となった祖母
五浦絹子が絡み合いながら展開される

「晩年」や五浦絹子が絡んで来る辺りからも分かるようにシリーズ第一巻にまで遡る要素が
多く含まれ、「あ、シリーズを巻きにかかっているな」という事が伝わってくる(実際に
あとがきでは次かその次でシリーズ終了と作者が述べている)。ビブリア古書堂が始めた
「古書に関する相談」がどの様に始まったか、という過程も含めて大輔、栞子、田中敏雄の
関係が次第に明かされる流れは中々面白い。特に終盤では田中敏雄と大輔の関係が重要な
意味を持つあたり、作者がこのシリーズのどこでこの展開を考えたのか興味深かった

ただ、過去の流れを描く方に力が入り過ぎたのか、サブキャラの描き方にいささかぞんざい
な物を感じた。「ロマネスクの会」関連の人物は良いのだけど、その因縁を現在に繋げる
現在の久我山家の人物はどうにも薄っぺらい。特に栞子に対する嫉妬めいた感情で動く
「実行犯」には俗っぽさしか感じず、作中に出てくる文芸作品との絡みも感じられなかった

作者としては現在進行形の事件を起承転結きっちり付けて書こうとしたのかも知れないが、
過去に関する部分で尺を使いすぎて、現在の部分で登場するキャラクターを掘り下げるための
尺を十分に残せなかった為、登場人物が事件を描く為の「駒」にしかなってない様な印象を受けた
思うに、ビブリア堂シリーズは短編の方がその回のゲストキャラと栞子、大輔に登場人物を絞れる分、
このシリーズ自体の持ち味である「古書にまつわる人間模様」という部分を活かせるんじゃないだろうか?
どうも長編だとミステリ自体が大仕掛けになり過ぎて人間ドラマが弱くなってしまう気がする

また、冒頭で田中敏雄にSNSで「晩年」に関する情報を流した人物も、このシリーズの
ラスボスが誰か読者が既に知っている状況ではあからさま過ぎていささか引っ張り過ぎたし、
終盤でその正体が明かされても「いや、だいたい分かってたし」と盛り上がりを欠いた
(古書キチガイであるラスボスと久我山尚大との関係は面白かったけど)

全体的に見れば、次かその次の最終巻の展開を盛り上げる為の「繋ぎ」に徹した事で
やや登場人物間の過去に関して説明過多な割りには個々のサブキャラの掘り下げが浅くなった印象
「繋ぎ」は必要かもしれないけど、丸ごと一冊「繋ぎ」に使う、というやり方には多少の疑問を
感じずにはいられない一冊だった
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) Amazon書評・レビュー: ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)より
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No.21
(4pt)

今までで一番味わい深い

既刊6巻中、個人的には一番良かった。
あっという間に読める。

登場人物の現在の思惑、入手の来歴と共に明らかになる
故人の物語、それに、古書自身の出版事情の3つが巧みに
折り重なり展開する。
具体的に目の前に実物がありながらも、そこに見えないが
浮かび上がってくる折り重なる過去。
本という具体的なモノとして目の前に存在しつつも、
少しカビ臭さい固有の居住まいを帯びて見える古書、
古書を題材にしているからだけでなく、物語自体もそんな
古書の色合いを帯びていて心地よい。
1~5巻はこの巻のための伏線と考えてもよいかも。
乱歩巻より好きです。
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No.20
(4pt)

[次回予告] 大輔と栞子は異母兄弟(←ウソ)

血のつながり多すぎ!
と言っても、「それって無理やりー」ってことはないです。

相変わらず、私が無知なだけかもしれませんが、1冊の本について深く掘り下げてあるのがとても興味深く面白いです。
もちろん、それをネタにしたストーリーが面白いのですから、それはとてもすごい。
変な話だけど、もう少し面白くなくても、本好きは引き込まれること請け合いです。

ちなみに今回は恋を知った栞子さんがとてもかわいらしいです。
あと、1、2冊でこのシリーズは終わりらしいですが、あとは千恵子ママとの、やはり血を巡る戦いかなぁ
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No.19
(5pt)

あら?

栞子さん..表紙の足でかくねえか??まぁ...どうでもいいか
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No.18
(3pt)

長編より短編の方がいいかな。

僕はこのシリーズは大好きなのだが、この6巻に関してはちょっとイマイチだったかな。
他の方のレビューを見ても、「ビブリアのシリーズは好きだけど6巻はチョット・・・」って方が多いような気がします。

その理由として、今回は登場人物が多すぎるという点があるのではないかなと感じました。
さらに加えるなら、その登場人物の人間関係が複雑すぎるのです。
読み進めながら「この人とこの人ってどういう関係だっけ?」と思う事が多々あり読みづらかったです。
同じ長編でも4巻の江戸川乱歩編ではそんな事は感じなかったのですが、今回は少し詰め込みすぎではないでしょうか?
太宰治の古書に関する謎に加えて、登場人物同士の謎も太宰の書に絡めて同時に多く書いているので話が複雑になってる気がします。
作者のサービス精神旺盛な点が裏目に出たような感じでしょうか。

個人的には、このシリーズは長編よりも短編の方が面白いと思います。
でも、なんだかんだ言いながらこのシリーズ大好きなんですけどね。
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No.17
(4pt)

読み物として楽しませていただきました.

ビブリアシリーズの1巻であることは間違いありません.
前作から少し間が空いたこともあり,個体として読めたと感じる.
勿論,前巻までの情報は読む上で必要です.

 伏線の配布,回収も含めて楽しめました.
登場人物の使い方も良く練り上げられていると感じました.
次巻にも期待します.
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No.16
(4pt)

複雑に絡み合う因縁・・・

太宰治の「晩年」を手に入れるため栞子に後遺症が残るほどのけがを負わせた田中が、今度は依頼人として大輔の前に現れた。田中は、今までほしがっていたものとは別の「晩年」をさがしてほしいと、栞子と大輔に依頼する。今、この本はどこにあるのか?行方を追う栞子と大輔は、47年前に起こった事件の真相にも触れることになる。栞子の祖父、そして大輔の祖母が関わった事件とは・・・?

「ビブリア古書堂の事件手帖1」で、栞子によって明かされた大輔の祖母の秘密。それがこの作品の核になっていると言ってもいいのではないか・・・。47年前のさまざまな人間の因縁が、栞子や大輔、そして栞子にけがを負わせた田中にまで影響している。作者は「1」を描いているときにこの「6」の内容まで見据えていたのか!ちょっと驚きだった。
今回は実にさまざまな人物が登場するが、しっかりと描かれているので読んでいて混乱することはなかった。それどころか、ストーリーに幅やふくらみを与え、内容をより面白くしている。それにしても、希少価値のある本というのは、本が好きな人にとっては魔物だと思う。本を愛するがゆえの過ち・・・。いろいろな人の人生を狂わせ、いろいろな人の心に深い傷を負わせた。それは、47年たってもなんら変わることはない。
栞子と大輔はこのまま順調にいくのか?栞子の母・智恵子には、まだ秘密があるのか?太宰の「晩年」にまつわる話と絡み合った複雑なストーリー展開は、本当に面白かった。このシリーズはまだまだ奥が深そうだ。作者によると、あと1、2巻で終わりとのことだが、どういう結末になるのかが今から楽しみだ。反面、終わってほしくないとの思いもあるが・・・。
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No.15
(4pt)

面白い

最近、1巻を最初に読んだ時程の面白さを感じる事ができなかったのですが、
今回は久しぶりにとても面白かったです。
1冊まるまる太宰治を扱っていて、プロローグで事件を振り返る事から始まり、
3章仕立てで事件が描かれ、エピローグで振り返りが終わる形をとっています。
6巻ではいろんな家のルーツが描かれるので、
シリーズの中でも非常に大切な1冊なのではと思います。
あとがきによると、あと1、2巻でシリーズ完結のようです。
どんな形で終わるのか、楽しみです。
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No.14
(5pt)

本格推理小説

相変わらず面白いですね。最近ではヒット作品=最高のエンタメという訳ではないけれど、ビブリアシリーズは期待を裏切らない信用できるブランドです。類似品にはご注意を…
今作は太宰治にまつわるお話。太宰作品を五浦君並みにしか読んでない私にもよく解りました。さすが栞子さん、いや三上先生ですね(^^)
ビブリア古書堂の因縁が絡んだ盗難事件。ついには傷害事件にまで発展してしまいそうな緊張感のある展開。最後に真犯人を指摘する栞子さん…本格ミステリーです。
私は1巻から読んでいるので違和感なく楽しめましたが、今作に限り1巻を読んでいなければ面白さは半減?と感じました。
1巻では時おり鋭い推理を見せていた五浦君。2巻以後はただの体育会系ナイトの様な感じがしていましたが、今回は良かった!いいぞ、五浦君(^_^)
私の希望ですが、ヒットに甘んじてダラダラと続けてほしくない。続編作るのはアリ。ただ、ビシッと一旦完結して素晴らしい伝説になってほしいと思っています。早く次巻を読みたいけれど、著者が納得出来る作品になるまでは何年でも待ちますよ(__)
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No.13
(3pt)

かなり読みにくい

5巻のラストが衝撃的だったんで待ちに待ってたんですが、いきなり違う場面から始まる、それも早く理由が知りたい事柄である。中盤は入り組んでる。今までで一番読みにくかったです。先は楽しみですけど。そうだ、今回は魅力的な人物が居なかった。おまけにうっとおしい人物が増えた。
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No.12
(5pt)

おもしろかったー

おもしろかったー
さすがです!!
読者の期待にこたえるどころか
それをブチ超えてくるとは…
これがどれほど大変なことか。

4巻で1回どっかーんとやってしまったものだから
あれ以上の物となると、難しいだろうなとは、思っていました。
案の定5巻が箸やすめというか、アイキャッチというか
すこし落ちてしまったので。

さてここまで上げてしまって最終巻に何をもってくるんでしょう?
アレか、まさかアレに手を出すのか?
お母さんが探し求めているというアレ…
もしやり遂げることができたなら、ダビンチコードをブチ超えてくるでしょう。

布石はってるけど本当にアレに手だすのか。
コワイコワイコワイ
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No.11
(5pt)

血縁関係が凄い

血は争えないというか、ソフトな横溝正史を読んでいる気がしました。
ラストに向かう展開がどうなるのかますます気になります。
早く続きが読みたい。
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No.10
(5pt)

(栞子さんと二つの顔)以来の硬派推理小説

シリーズとしては4巻(栞子さんと二つの顔)以来の硬派推理小説です。今回の題材は江戸川乱歩から太宰治になっていますが、4巻が好きな方は一気読みは間違いないでしょう。こちらも、本と現実がリンクする二重構造の構成で、本格推理小説ファンも納得させる出来です。逆に大輔&栞子の初々しい恋など、ラノベ的雰囲気が好きな読者には評価されづらいかも知れませんが・・僕は4巻と並んでシリーズ最高傑作と評価します!また、この著者が凄いのは、全くの素人にも文学、またその歴史について、論文並みの内容を実にわかりやすく解説してくれる所です。文学界の池上彰という感じですね。このシリーズがきっかけで文学に興味を持った方も少なくないでしょう。次巻も楽しみにしています。
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No.9
(4pt)

なんやかや色々ありますが…

一言でまとめると…

今日の栞子、ちょっと大胆\(//∇//)\
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No.8
(3pt)

シリーズとしては必要な巻

一気に読んだのは読んだが、んー、なんだろう、すっきりしない読後感。五浦に「気味が悪い」といわせる程の強引感。新キャラのセリフのありきたり感。前の巻に比べて描きこみや練り込みが浅いわけではないと思うんですが、人の描きかたが何か、んー、うまく言えない。三上さん、疲れているのかな。私は太宰も嫌いではないですが、なんだろう、ワクワクしなかった。話として纏まってはいますし、今まで広げた伏線の回収にはなっています。でも、このはなし単体では、もう少し一味欲しかったかな。だから感情移入がしづらかったというのもあると思います。ま、でもここまで楽しんできたので、最終巻まで楽しみたいと思います。
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No.7
(5pt)

絡み合う人間模様と

古書の繋ぐ人の縁。

ようやくお付き合いを始めた大輔君と栞子さんがキャッキャうふふするかと思いきやそんなことは全くなかったぜ。

今巻は一巻丸々太宰治で、太宰が好きな人にはたまらない一冊になっているようです。いや、私は違いますけど。

一巻のストーリーを引き継いで、更に数冊の本と数十年前の事件、登場人物の複雑な血縁と、幾つかの事件が絡み合って重層的な見事なストーリーになっています。誰もかれもが隠し事をして、嘘をついて、その中のいくつかは解き明かされて和解と解放を生むのですが、逆に断絶と苦しみも生みます。

人生とは。人間関係とは。いや、人間とは。そんな事を太宰の作品のいくつかのフレーズとともに強烈に想わせる。そんな作品です。

相変わらず栞子さんは可愛いし、大輔君は意外と鋭いし、智恵子さんはやばいです。文香さんはちょっと空気を読みなさい。

一つ、盗聴器の下りは唐突だったかな。前後の脈絡が合わないところがありましたね。そこだけが惜しかった。

続きが気になるなぁ。
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No.6
(4pt)

すべての始まりはあの一冊…?

シリーズの第六巻は四巻以来の長篇作品.一巻でも取り上げられた『太宰治』が題材で,
その時にも登場した一冊と物語を再び取り上げ,そして新たに広げながら進んでいきます.

ただ,『巡るさだめ』のサブタイトル通り,多くの人や時間が描かれていくのですが,
複数の親子が二代,三代と登場することに加えて,非常に狭い範囲で交差しているため,
名前の把握や謎解きで戸惑うのはもちろん,その『繋がり』には都合の良さは否めません.
そのため,それまでを整理する場面が何度か入るのも,助かる反面,少し皮肉にも感じます.

とはいえ,ここに来て一巻のエピソードを持ち出したことには,何か意味がありそうで,
「すべてはあの一冊から始まった」なのか,終わりが近づく空気が強く出ていたのは確か.
主人公と語り部の青年の家族関係にも踏み込むなど,このあたりをどう膨らませ,畳むのか,
うまく回り出した二人の関係も含めて,多くても残り二冊,その落としどころが気になります.
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No.5
(4pt)

太宰治が好きなら★5

待望のシリーズ6作目
前作のラストからの二人の恋愛模様に手に汗握りながら、そして心臓バクバクいいながらページを捲っていきました。
一気読み必至です。また今回の題材が太宰治であるため太宰ファンの方なら尚更です。
もう少し?で終わってしまうのが残念ですが、このシリーズと二人の行方を最後まで見守っていきたいです。
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