黒祠の島

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評判

黒祠の島の評価:

3.62/5点 レビュー 93件。 C ランク

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平均点3.62pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(1pt)

本格ミステリ=パズル小説のつまらなさ

 まわりを海に閉ざされた孤島で昔ながらの因襲に生きる人たち。閉鎖的な共同体に生きる人たちは外からやってきた人を受け入れない。ま、途中まではそうなんだけどね。それがいつのまにかペラペラよく喋るようになっている。しゃべってくれなきゃ事件がわからないから。聞き出そうとするのは一介の調査事務所員(探偵役)。警察の取り調べじゃないんだから嫌なら黙ってりゃいいのに、ばかていねいに細かく話す。探偵役はまるでフィールドワーカー。島民はインフォーマント(情報提供者)。連続殺人事件は過去に起こっている。探偵は事件を調べるといっても島民に聞いてまわるしかない。 島民は例えば、分家の息子の父親は実は本家の旦那だとか、そういう他人の家の秘密をよく知っていて、それを外部からやってきた赤の他人に喋りまくる。ちょっとオカシイんじゃないの。でもね、こう考えればわかる。閉鎖的な共同体に生きているからこそ澱(おり)のようにたまった日頃の鬱憤を一気に外部の人間に吐き出す。よく知っている隣の人にはしゃべれないこともつい打ち明ける。しゃべりたくて仕方なかったんだ。行きずりの他人だからこそ深い秘密を打ち明けられる。閉鎖的な共同体だから外部の人に口を閉ざすのではなく、閉鎖的な共同体だからこそ、その内部の規則には従わない人に恥をさらしても何ともない。そうとでも解釈しなきゃ、こんな小説読めないよ。
黒祠の島 (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 黒祠の島 (祥伝社文庫)より
4396331649
No.4
(1pt)

ひ、ひどい…

小野不由美史上最低の駄作。彼女の作品は、ティーンズハート時代のゴーストハンターシリーズではないホラー一作と、最近の絵本の「くらのかみ」以外すべて本になっているものは読んでいるが、これはそのなかで間違いなくぶっちぎりのworst 1 である。文体は、大体KIOSKで売っている旅行のお供ミステリーという感じで小野っぽい人物の語りはほぼ皆無。本格ミステリーを頼まれたから、一応有名どころを勉強して真似してみました、という感じ。 ところが話の肝は完璧に自分の得意分野=マニアックすぎるオカルト・霊魂妖怪系の知識でかためてある。はっきりいってついていけない、ぜんぜんヒントにならないヒントが多すぎて種明かしをされてもああ!とわかる気がしない、「はあ、そうですか」を内心連発するうちにさめていく。幕切れも強引過ぎる。つまりこの小説は、本格ミステリーを書こうとしてお約束は取り入れたけど、肝心のトリックは思いつかないから自分のもともとの知識を使って、結局中途半端に終わってしまったのが最大の失敗だったのだ。せめてオカルトをメインに推し進めていけば、「屍鬼」のような面白い作品になったかもしれないのに。 こんなくだらない作品をよくも文庫にしやがってというのが出版社に対しての感想だ。文庫にならなければ買わなかったかもしれないのに!また、小野不由美には、こんなものに時間を使わないでさっさと十二国記の続きを出して完結させてくれといいたい。
黒祠の島 (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 黒祠の島 (祥伝社文庫)より
4396331649
No.3
(2pt)

「屍鬼」を超えることはやはり難しい。

同作者の「屍鬼」に非常に心を動かされ、思わず購入しましたが、残念ながら屍鬼を超える域にはこの話は達していません。謎解きは確かによく練られていますが、読者がまず、この「島」の特殊事情を全て納得するものとしての話の進行の仕方は、やや強引といえるでしょう。加えて、文庫1冊の長さにしては登場人物が多く、また入り組んだ人間関係のため、途中から読者を置き去りにしてしまっている感があります。実際にはあり得ない設定の「屍鬼」の方が、この「黒祠の島」より説得力があり、恐さがあり、また悲哀があったのはなぜでしょう?やや厳し目ですが星は二つ。ただ、もしまだ同作者の「屍鬼」をお読みでなければ、強くそちらを推奨します。この作者の好き嫌いはそちらを読んでから決めるべきでしょう。
黒祠の島 (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: 黒祠の島 (祥伝社文庫)より
4396331649
No.2
(2pt)

弱い…

主人公の人間像が浮き立ってこないのは、ずいぶんとマイナスなことです。では、ミステリーとしてはどうか、コレも謎が弱い。ヒロイン失踪ものとしてもドキドキ感がうすい。なんだか淡々とした印象です。そのため作者が描きたかったであろうサブテーマ「異教と言われてしまった信仰とその犠牲となった人間とそれらが生み出した化物」さえもさらさらと流れていってしまった…
黒祠の島 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 黒祠の島 (ノン・ノベル)より
4396207085
No.1
(2pt)

「黒祠」の面白さが…

それなりに面白く読めた。「黒祠」(国家神道から排除された宗派)という題材を『十二国記』の著者がどのように消化してくれるのかとても楽しみに感じられた。 と、過去形で書くのは「黒祠」の面白さがあまり出ていないように感じられたから。単に「黒祠」の島なので、島民が今も奇妙な信仰を持っているんだよ、というだけ。 「島」という閉ざされた空間というのは、しばしば小説の題材になる。そこに「黒祠」を持ち込んでさらに閉じた空間として仕上げる。小野氏の筆力でこの「舞台」の上でどれだけ魅力的なストーリーが展開されるかということだったのだけれど。 最後まで一気に読ませたのは、小野氏の筆力と、「島」「黒祠」という舞台設定に対する興味だったろう。読み終えた後にはやや残念な印象を持つこととなった。
黒祠の島 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 黒祠の島 (ノン・ノベル)より
4396207085