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焼け跡のユディトへの評価:
3.67/5点 レビュー 3件。 D ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点3.67pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
戦後間もない時代に起きた事件の哀しき全容
登場人物が生き生きと
やがて二人目の事件現場に偶然出くわすこととなる矢代だったが、実姉の可能性のある槙紫苑とも出会いを果たす。
二つの殺人には奇妙な符合があり、それは、第三の殺人が起きることを示唆していた。
ネタがバレるため詳しくは書けないが、ストーリー運びがうまく、主要登場人物のキャラクターが立っていて、ぐいぐいと引き込まれる。中でも、進駐軍の依頼を受けて矢代とともに事件の謎解きにあたることになるディックと、キーパーソンとなる槙紫苑の人物像がよく練られている。
本格ミステリー好きの読者には、謎解き編はもの足りなく感じるかもしれないが、時代背景を踏まえた事件の哀しき全容には、唸らされた。惜しむらくは、一部、ややご都合主義的な展開が目についたこと。
失った過去にしがみつく者、生き地獄の記憶に苛まれ続ける者、再起を図るために非情に生きる者…。終戦後6年経ってもなお癒えぬ、あの戦争の災禍。著者が訴えかける重いテーマに、深く考えさせられた。