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(短編集)

南の子供が夜いくところ



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南の子供が夜いくところの評価: 4.00/5点 レビュー 41件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 1~20 1/3ページ
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No.41:
(3pt)

南の島で起きる不思議な話

南の島が舞台の短編集です。それぞれの話は完全に独立した話ではなく他の話と繋がりがあったり共通の人物が出てきたりします。玉石混淆ですが結構楽しめました。「紫焰樹の島」「雲の眠る海」「夜の果樹園」が特に気に入りました。前の話に出てきた謎が後の話で回収されることもあるのですが大半の謎は謎のまま終わります。そこが考察の余地があって良いのですが好き嫌いが分かれそう。
恒川さんの短編集は話ごとに違う場所が舞台なことがほとんどなのですが今作は(一部を除いて)同じ島が舞台なのが良かった。そのおかげで舞台となった世界観に入り込めたと思います。ただ「夜市」や「風の古道」ほど面白い話はなかったので星3つ。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
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No.40:
(5pt)

不思議な南の島を舞台にした、ダーク・ファンタジー連作短編集

「夜市」の著者・恒川光太郎氏らしい不思議な魅力にあふれた作品。ホラーというより、ダークな雰囲気の連作短編ファンタジーとなっている。各編の雰囲気が大きく異なるし時系列もバラバラだが、舞台となる島や「ユナ」「タカシ」といったキャラが各話に共通することで、ひとつの大きな物語として読むこともできる。全体を通して暗いトーンの物語が多いが、それぞれに「救い」のような部分があり、読後、不思議に暖かい気持ちになる。恒川ワールドにどっぷり浸れる、ファン必読の傑作。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.39:
(4pt)

カラフルでファンタスティックなワールドに浸れるかどうかで評価が異なるかも。

●このワールドはSFや科学小説の様な論理構築の上に成り立ったものではなく、夢の切れ端を紡いだ
記憶の物語。ディズニーのアニメを観ている感覚で読んでみました。文字を追いかけながらも脳の中
には妖しげな景色が浮かんできます。
 その景色は個性的なキャラの登場するカラフルでファンタスティックな独特な世界。理解するとい
うよりも、”感じる”物語であると納得しました。個人的な好き嫌いでいえば「スタープレイヤー」や
「ヘブンメーカー」、「金色機械」系が好みかなー。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.38:
(5pt)

何もかも捨てて南の島へ

楽園というには悪夢が陰に潜んでいる。しかし、いつかはそこで海風に吹かれて暮らしてみたい。
読後も後を引く、不思議に満ちた短編集。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.37:
(4pt)

連作中編集

退屈せずに読めたけど、起承転結の面白さはなく、この作者の長編小説の方が好きです。ミステリー要素的には蛸取り漁師の話が一番よかったかな。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.36:
(4pt)

新ジャンルの怪談かも?

非現実的な物語の背景に潜むリアリティに、少し背筋がひんやりする感覚は、新ジャンルの怪談なのかもしれないと感じました。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.35:
(4pt)

世にも奇妙な群像劇

南国の島とイイ女風の巫女のお姉さんを軸に、色んな方向に不思議な物語が展開していきます
最初は、一家心中を目論む暗い一家の話に始まり、神獣と巫女の過去話、島に来た西洋人の話、海を渡ってきた勇者の伝説、海賊の船長の一生、生命が次々と変成するフルーツタウン…
それらがゆるやかに絡み合い、ときに陰惨な事件を引き起こしつつも、最終的にはハッピーエンドへと収束していく構成力は、流石としか言いようがない
その根底には、恒川氏の永遠のテーマ、生と死にまつわる無常感、それでも賢明に生きようとする者への深い愛情の眼差しが息づいている。

ボリュームも満点なので、ひと晩に1つの逸話、と決めてゆったり読むのが良いかも知れない
中学3年生から高校生くらいの課題図書にしても面白いんじゃないか?
そんなことを考えながら読みました
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.34:
(5pt)

新テイストな味わいあるホラー

シンプルなホラーに留まらない人間模様が、紡ぎだされ、気がつけば夢の国に、いる。
読後感に余韻が、いつまでも残る味わいのある新テイストなホラーを、堪能した。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.33:
(4pt)

不思議な南の島の出来事のショートストーリー集

不思議な南の島の出来事のショートストーリー集です。ひとつひとつの物語は本当に短く、ユナとタカシが関連する連作短編集であるが、各話の関連性は薄いです。
それでも、「南の子供が夜いくところ」「紫焔樹の島」「雲の眠る海」は読みごたえがあります。
ただ、120歳の女性呪術師ユナがすごいという記述があるが、なぜ120歳という長寿なのか、また容姿がなぜ若いままなのかの説明もなく、彼女が何か大きなことをするかと期待して読んでも、ほとんどそういうこともなく、恒川光太郎氏の作品集にしては、若干期待外れの面があるのは否めません。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.32:
(4pt)

不思議な話や夢が連続するよう

終始幻想的で南の島の草木や土、甘い香りが漂うような話の数々でした。読んでみないとこの感覚は伝わらないでしょうね。読んでいるうちにどこかへ連れ去られるようでした。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.31:
(4pt)

世界観は見事な作品...

著者の作品を読むのは7作目です。さすがに世界観は素晴らしいと思います。このような世界観を表現できる作家は他にいないと思います。ただ、本作は素晴らしいけどイマイチまとまりに欠けるような。短編だけど全編がリンクしている。リンクしてるならもう少しまとまっていて欲しかった。素晴らしい調度品がいくつもある整理されてない部屋のような印象でした。一つ一つの話は面白いんです。ハズレはないです。ですが著者の作品が初めての人にはどうかなぁ?初めての人は「夜市」「雷の季節の‥」あたりから読んだ方がいいと思います。著者の世界観を理解した上でなら楽しめると思います。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
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No.30:
(3pt)

良くも悪くもない。

本格的なホラーと思って買ったんですけど、全然ホラーというよりは、ファンタジー色の強い作品です。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.29:
(3pt)

怖くはないけれど、不思議な話。

短編ですが、それぞれ全くつながりないという訳ではなく、呪術師や、一家心中手前で助けられたタカシという少年などを中心に、同じ登場人物が時や場所は違えど繰り返し出てきます。
一つひとつの物語のアイデアは、素晴らしいと感心します。怖くはありませんが、どれも不思議な話で、作品自体はとても質が高く、素晴らしいと思います。
ただ、読む人の好みで評価が決まるのであれば、自分は☆3つです。話の軸が一本通っているということもなく、ランダムな時代の不思議な話をちょいちょい語っているに過ぎないという印象を受けたから・・・、ですかね。
自分としては、成長した(できれば大人になった)タカシの話を最後に読みたかったという思いがあります。謎が謎のまま、ああ、不思議だったな・・・、で終わってほしくなかったです。主観的な好みの問題ですが。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.28:
(3pt)

南の島のむわーんとした不思議な話。

最初何が何だかよく分からないまま読み進めた。沖縄に近いような、それもまた違うような、現実のような、非現実のような…休み休み読むとより一層訳が分からなくなるので、まとめて読む方がいいと思う。脈略があるような、ないような、怖いような、切ないような、むわーんとした南の島の不思議な話。滞在したいけど抜け出せなくなりそう。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.27:
(4pt)

逃避行は南!

島の物語は幼少期から読み漁ってきましたが、ガルシア・マルケス、池澤夏樹、高橋葉介、柴田勝家、なんて名前が浮かんできましたよ。なお、逃避行は南の島!と決めているところのおいらです。 #島文学
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.26:
(5pt)

不思議ワールド

恒川光太郎ワールド 良いですね 不思議で仄暗い感じでいて でも恐ろしさは感じられない 夏の終わりから秋の夜にかけて夜風に当たりながら読んでみたいそんな本です
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.25:
(3pt)

謎の島、コロンバス島・・

舞台は、架空の島、コロンバス島。
コロンバス島で繰り広げられる、世にも不思議な物語。
これまでの恒川作品と趣を変え、少し洋風のテイストが漂う。

7話の短編集であり、それぞれの主人公は異なる。
呪術師や過去からのタイムトラベラーなどが登場し、
読んだことのない設定と展開は、恒川ワールド全開という感じであった。

しかし、せっかく同じ舞台の話しなのに、
あまり繋がりがないというのは少し残念であった。
(同じ登場人物がチョイ役で出てきたりもするが・・。)

また、全編に散りばめられている(気がする)伏線を、
回収できていないと思う。
期待してしまっただけに、若干、消化不良であった。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.24:
(5pt)

世にも奇妙な物語みたいな話

一人の少年が不思議な島に迷い込む話からすべてが、
はじまります。
その少年を取り巻く人々の奇妙でファンタジックなストーリー
も合わせて展開され、どれも奇想天外な物語で読者を
ひきつけて行ってくれます。
読んでる内に不思議な世界に引き寄せられていく
気分がしました。
現代社会や日常生活に疲れた方
不思議な世界を旅してみませんか?
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.23:
(2pt)

すっきりしない

表現が難しいが、エピローグのまま終わってしまったような読後感でした。
伏線や謎をバラまくだけバラまいたまま終わってしまった感じ。
前作までもそういう部分はありましたが、本筋の話があったので不思議ではあっても満足いく読後感にはなったのですが
今回は本筋らしい部分が無いので、いろんな謎を取り出しそのままという不完全燃焼さを感じてしまいました。
独特の雰囲気はさすがなので、この世界を使って一つの物語を読みたいです
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127
No.22:
(3pt)

今ひとつ満足できない

恒川ワールドにはっまって以来、手元に読む本がなくなると必ず読みたくなります。この「南の.....」と「竜の.....」はそれ以前のものと趣を変えております。
南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)より
4041007127

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