(短編集)

雷の季節の終わりに

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評判

雷の季節の終わりにの評価:

4.25/5点 レビュー 95件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.25pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全160件 81〜100 5/8ページ
No.80
(4pt)

世界観に浸ってください

300ページ以上にも及ぶ長編小説ですが、最後までとても読みやすかったです。

あまり世界を緻密に描写しない文章は、人によっては稚拙に見えるかもしれません。
それが作者の意図によるものなのか、単に文章力に欠けるのかは分かりません。
ただ、それが世界観をよい意味でオブラートに包み、古来の日本を思わせる様々なフレーズによって、読者にある種の旅愁を抱かせます。

ただ若干、物語中のあらゆる困難が、大した盛り上がりも見せずに解決したりするのには首を傾げてしましました。
特に最後の問題に関しては、どこかのアニメで観たような展開に終わってしまって残念です。

でも、やはり読み終えてみると、夜市のときに感じたような何とも言えない感慨に浸らせてもらえました。
素晴らしい小説だと思います。
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.79
(4pt)

世界観に浸ってください

300ページ以上にも及ぶ長編小説ですが、最後までとても読みやすかったです。

あまり世界を緻密に描写しない文章は、人によっては稚拙に見えるかもしれません。
それが作者の意図によるものなのか、単に文章力に欠けるのかは分かりません。
ただ、それが世界観をよい意味でオブラートに包み、古来の日本を思わせる様々なフレーズによって、読者にある種の旅愁を抱かせます。

ただ若干、物語中のあらゆる困難が、大した盛り上がりも見せずに解決したりするのには首を傾げてしましました。
特に最後の問題に関しては、どこかのアニメで観たような展開に終わってしまって残念です。

でも、やはり読み終えてみると、夜市のときに感じたような何とも言えない感慨に浸らせてもらえました。
素晴らしい小説だと思います。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.78
(4pt)

ファンタジーだけど...

夜市が好きだったので読みました。
少し不思議なファンタジー、という
点では同じだと思ったのですが、
今まであったミステリー的な
「実はこうだった」という要素がなくなり
ちょっと不満です。
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.77
(4pt)

ファンタジーだけど...

夜市が好きだったので読みました。
少し不思議なファンタジー、という
点では同じだと思ったのですが、
今まであったミステリー的な
「実はこうだった」という要素がなくなり
ちょっと不満です。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.76
(4pt)

やや間延びした感もあるがおもしろい

先が気になってしかたないので、久しぶりに徹夜してしまいました。

作風は、前作の『夜市』同様、ホラーとはいいつつも決して猟奇的ではなく、どちらかというと幻想的な世界を描いた民話や昔話のようです。淡々と詩情豊かに紡がれる物語は、うっすらと死の香りをまといつつ、妖気的な魅力を漂わせています。そして、そこに少年の成長や葛藤というテーマが絡んで、きゅんと胸が切なくなります。

ただ、短編だった前作に比べ、今回は長編だったせいか、全体がやや間延びしてしまい、主人公の成長物語という要素が少しぼやけてしまった感もあります。全体を細かく章立てにし、各章ごとに主人公を変えたせいかもしれません。

ストーリーも、前半と後半でがらっと変わりすぎな気もしたりして、もっとタイミングよく伏線を張っていけば、これが「賢也と風わいわいの復讐物語だった」という本筋がはっきりしたのでは、なんて思ったりして。終盤になって、諸悪の根源たる悪者が唐突に出てくるので、あまりカタルシスも感じられず。

と、何ぶん期待値が高い作家さんなので感想も辛口になってしまいましたが、おもしろい作品であることは確かです。少年の成長、物の怪、仲間、ファンタジーといった言葉に引っかかる人は、ぜひ読んでみて下さい。
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.75
(4pt)

やや間延びした感もあるがおもしろい

先が気になってしかたないので、久しぶりに徹夜してしまいました。

作風は、前作の『夜市』同様、ホラーとはいいつつも決して猟奇的ではなく、どちらかというと幻想的な世界を描いた民話や昔話のようです。淡々と詩情豊かに紡がれる物語は、うっすらと死の香りをまといつつ、妖気的な魅力を漂わせています。そして、そこに少年の成長や葛藤というテーマが絡んで、きゅんと胸が切なくなります。

ただ、短編だった前作に比べ、今回は長編だったせいか、全体がやや間延びしてしまい、主人公の成長物語という要素が少しぼやけてしまった感もあります。全体を細かく章立てにし、各章ごとに主人公を変えたせいかもしれません。

ストーリーも、前半と後半でがらっと変わりすぎな気もしたりして、もっとタイミングよく伏線を張っていけば、これが「賢也と風わいわいの復讐物語だった」という本筋がはっきりしたのでは、なんて思ったりして。終盤になって、諸悪の根源たる悪者が唐突に出てくるので、あまりカタルシスも感じられず。

と、何ぶん期待値が高い作家さんなので感想も辛口になってしまいましたが、おもしろい作品であることは確かです。少年の成長、物の怪、仲間、ファンタジーといった言葉に引っかかる人は、ぜひ読んでみて下さい。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.74
(5pt)

新鮮な読後感を味わえた

オリジナリティというのは、恒川さんの著書のためにあるような言葉だ。日本だけれど、普通の人には行けない場所『穏』 そこで育つ主人公を通して、読者は不思議な世界へ溶け込んでいきます。

 風わいわい、鬼衆、墓場町、などなど特徴的な、けれども、日本という文化から乖離しすぎていない造語が雰囲気を盛りたてます。日本人と少し違った名前や、地名が、ここではないどこかに穏は本当に存在しているんじゃ・・・という気持ちにさせてくれました。

 初めの頃は、日常的なやり取りが多く、あまり楽しくないのですが、墓場町へのエピソードから、サスペンス的というかミステリーな要素が増え、楽しくなってきます。後半の「茜」の主観部分は個人的に蛇足だと感じました。せっかく「穏」にという架空の土地に自分も住んでいる気分だったのに、急に街の雑踏にでもワープしてしまったような、そんな不快感がありました。主人公の生い立ちを考えると、仕方がないのかなぁ・・・。

 とまあ、不満もありますが、久しぶりに読んでいて新鮮味を感じた所はグッドでした。やはり、たくさんの本を読んでいると、先の展開がなんとなく予想できたりしますよね。でも本書にはそういったものは全くありませんでした。そういう本ってなかなか出会えませんよね。
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.73
(5pt)

新鮮な読後感を味わえた

オリジナリティというのは、恒川さんの著書のためにあるような言葉だ。日本だけれど、普通の人には行けない場所『穏』 そこで育つ主人公を通して、読者は不思議な世界へ溶け込んでいきます。

 風わいわい、鬼衆、墓場町、などなど特徴的な、けれども、日本という文化から乖離しすぎていない造語が雰囲気を盛りたてます。日本人と少し違った名前や、地名が、ここではないどこかに穏は本当に存在しているんじゃ・・・という気持ちにさせてくれました。

 初めの頃は、日常的なやり取りが多く、あまり楽しくないのですが、墓場町へのエピソードから、サスペンス的というかミステリーな要素が増え、楽しくなってきます。後半の「茜」の主観部分は個人的に蛇足だと感じました。せっかく「穏」にという架空の土地に自分も住んでいる気分だったのに、急に街の雑踏にでもワープしてしまったような、そんな不快感がありました。主人公の生い立ちを考えると、仕方がないのかなぁ・・・。

 とまあ、不満もありますが、久しぶりに読んでいて新鮮味を感じた所はグッドでした。やはり、たくさんの本を読んでいると、先の展開がなんとなく予想できたりしますよね。でも本書にはそういったものは全くありませんでした。そういう本ってなかなか出会えませんよね。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.72
(4pt)

この世界観が好きです。

「夜市」を読んでから、この独特の恒川ワールドに、もう一度浸かりたくて
手に取った一冊。

冒頭から、少年と少年の姉が登場し、物語が進んでいく。
何処か「風の古道」を思わせる、異世界感。

中でも”風わいわい”は、その存在だけで 想像力をかきたててくれる。
「穏」という、日本に位地するのに、地図にも載っていない
一種の異国に、外から来た少年が 育ち、あるきっかけが元で
命からがら、外の世界へと戻る。

この「穏」という村が、読みながら頭の中で勝手にイメージが出来上がっていく。
墓町や、闇番、鬼衆…と、全てのイメージが映像となってくれる。

これが、恒川さんの凄いところだと思う。

途中から、少女が登場する。
この少女の方は、現代の日本であり、外の世界のことで
穏とどう繋がっているのかが謎のまま、読み進む。

少年が何故、穏に来たのか…という下り。
少年と行方不明の姉の繋がりや、不気味なトバムネキの登場。

とにかく、面白かった。
ホラー・ファンタジーという、不思議であっても
何処か読後感の良い作品。

欲を言えば、ラストのトバムネキが もっと不気味であれば
盛り上がりがあったのかとも思うが、それでも 充分に満足感は得られました。
単純な言葉で言えば、この世界観が「好き」です。

恒川作品を、もっと読みたいと思える1冊です。
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.71
(4pt)

この世界観が好きです。

「夜市」を読んでから、この独特の恒川ワールドに、もう一度浸かりたくて
手に取った一冊。

冒頭から、少年と少年の姉が登場し、物語が進んでいく。
何処か「風の古道」を思わせる、異世界感。

中でも”風わいわい”は、その存在だけで 想像力をかきたててくれる。
「穏」という、日本に位地するのに、地図にも載っていない
一種の異国に、外から来た少年が 育ち、あるきっかけが元で
命からがら、外の世界へと戻る。

この「穏」という村が、読みながら頭の中で勝手にイメージが出来上がっていく。
墓町や、闇番、鬼衆…と、全てのイメージが映像となってくれる。

これが、恒川さんの凄いところだと思う。

途中から、少女が登場する。
この少女の方は、現代の日本であり、外の世界のことで
穏とどう繋がっているのかが謎のまま、読み進む。

少年が何故、穏に来たのか…という下り。
少年と行方不明の姉の繋がりや、不気味なトバムネキの登場。

とにかく、面白かった。
ホラー・ファンタジーという、不思議であっても
何処か読後感の良い作品。

欲を言えば、ラストのトバムネキが もっと不気味であれば
盛り上がりがあったのかとも思うが、それでも 充分に満足感は得られました。
単純な言葉で言えば、この世界観が「好き」です。

恒川作品を、もっと読みたいと思える1冊です。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.70
(4pt)

描かれる世界にどっぷりと浸れる。ただ中盤以降には不満も

「夜市」を読み、この作者に大いに引かれ、早速この第2作を読んだ。
実はまだ“完全版”の文庫は読んではいない。

ここでも描いている世界は「夜市」同様の“異世界”。
ただ長編だっただけに、作者の作る世界の中にどっぷりと浸りきった。
面白かった。夜番との交流、“穏”から出てからの旅の描写も素晴らしい。

ただ唐突に現れる、現代世界の描写にはアレレという感じで、
物語がラストで着地したときの読後感は
読書中の心地よさを集約するものにはなりえていなかったのが残念。
さすがに長編なので失速したのだろうか。
失敗作ではないが、中盤からの展開には読んでいる際、違和感があった。
トバムネキのキャラももっと印象深いキャラクターになっていれば……。

ただこの人の次の長編を読むのは非常に楽しみ。
面白い読み物を書く作家だ。
いずれものすごい長編小説を何冊も残すのではと、期待してます。
続けて読んでいきます。
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.69
(4pt)

描かれる世界にどっぷりと浸れる。ただ中盤以降には不満も

「夜市」を読み、この作者に大いに引かれ、早速この第2作を読んだ。
実はまだ“完全版”の文庫は読んではいない。

ここでも描いている世界は「夜市」同様の“異世界”。
ただ長編だっただけに、作者の作る世界の中にどっぷりと浸りきった。
面白かった。夜番との交流、“穏”から出てからの旅の描写も素晴らしい。

ただ唐突に現れる、現代世界の描写にはアレレという感じで、
物語がラストで着地したときの読後感は
読書中の心地よさを集約するものにはなりえていなかったのが残念。
さすがに長編なので失速したのだろうか。
失敗作ではないが、中盤からの展開には読んでいる際、違和感があった。
トバムネキのキャラももっと印象深いキャラクターになっていれば……。

ただこの人の次の長編を読むのは非常に楽しみ。
面白い読み物を書く作家だ。
いずれものすごい長編小説を何冊も残すのではと、期待してます。
続けて読んでいきます。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.68
(4pt)

恒川版「ヴィレッジ」?

読みながらM.ナイト・シャマランの映画「ヴィレッジ」を思い出した。S・キングの影響を受け、上手に消化し新たな名作を生み出した女性作家は多い。この作品は恒川がうまく「ヴィレッジ」を消化し、生み出した佳作ではないのか?(後半にバタバタした印象がマイナス。もう少しこの物語に浸っていたかったというほうが正確かもしれない。)
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.67
(4pt)

恒川版「ヴィレッジ」?

読みながらM.ナイト・シャマランの映画「ヴィレッジ」を思い出した。S・キングの影響を受け、上手に消化し新たな名作を生み出した女性作家は多い。この作品は恒川がうまく「ヴィレッジ」を消化し、生み出した佳作ではないのか?(後半にバタバタした印象がマイナス。もう少しこの物語に浸っていたかったというほうが正確かもしれない。)
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.66
(4pt)

後味の良いホラー

ストーリーのアイディア、登場人物のキャラがよく練られていると思う。 それだけにと長編になっても良いからもっと深く掘り下げて欲しかった。そこが残念。 筆者のセンスのよさが伺えるし、後味のよさも好印象。 面白いと思います。
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.65
(4pt)

後味の良いホラー

ストーリーのアイディア、登場人物のキャラがよく練られていると思う。 それだけにと長編になっても良いからもっと深く掘り下げて欲しかった。そこが残念。 筆者のセンスのよさが伺えるし、後味のよさも好印象。 面白いと思います。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.64
(4pt)

長編もいい

短編集の多い恒川さんですが、私は「風の古道」と並んでこの長編が大好きです。
正確で美しい文章、しっかりとした世界観に加え、精緻な構成が光ります。
美辞を並べれば並べるほど陳腐になりそうですが、とにかく読んで味わってほしい物語です。
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.63
(4pt)

長編もいい

短編集の多い恒川さんですが、私は「風の古道」と並んでこの長編が大好きです。
正確で美しい文章、しっかりとした世界観に加え、精緻な構成が光ります。
美辞を並べれば並べるほど陳腐になりそうですが、とにかく読んで味わってほしい物語です。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.62
(5pt)

世界観確立

デビュー作も素晴らしかったが、今作も秀逸。
独自の世界観を完全に確立されましたね、恒川さん。
相も変わらぬ美しく透明感のある文章と、先の読めない構成に、ラストまで一気に読んでしまいました。惜しむらくは、皆さんが言う様に、ラスト近辺で詰め込み過ぎな感があった事。それを差し引いても、完璧に近い作品です。
雷の季節の終わりに Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりにより
4048737414
No.61
(5pt)

世界観確立

デビュー作も素晴らしかったが、今作も秀逸。
独自の世界観を完全に確立されましたね、恒川さん。
相も変わらぬ美しく透明感のある文章と、先の読めない構成に、ラストまで一気に読んでしまいました。惜しむらくは、皆さんが言う様に、ラスト近辺で詰め込み過ぎな感があった事。それを差し引いても、完璧に近い作品です。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020