丕緒の鳥 十二国記

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丕緒の鳥 十二国記の評価:

3.90/5点 レビュー 185件。 C ランク

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平均点3.90pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全185件 161〜180 9/10ページ
No.25
(5pt)

日々の生活にたびたび現れる、倫理観などについての問題提起

「丕緒の鳥」面白かったです。
日々の生活にたびたび現れる、倫理観などについての問題を
作者の方が「十二国記」というシリーズの中に織り込んで、
広く世間に発信したものだと思っています。

私は
「あの(12年前の)続きを読みたい!」という気持ちはあまりなかった人で
「十二国記、今度はどの切り口から書くのかな」と
最初から『続編である』という期待はあまりしていませんでしたので、
ほかの方が書かれているような「自分の期待していた内容と違った」といったような事は感じませんでした。

むしろ「短編集」ですから、
こういった形のものであると最初から踏んでいました。

レビューの書き方について思うのですが、
「好き・嫌い」で点数を付けることが、
(多くの場合、自分と感性の違うであろう)他者に役立つかどうかが疑問です。

内容の好き嫌いではなく、
作品のクオリティとしては、
しっかりと濃い、期待を裏切らない出来であると私は思います。

…って、「星いくつにするか」の判断が
Amazonって『like(好きか嫌いか)』基準なんですね。
じゃぁ仕方ないのか…。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.24
(1pt)

うつ病の人や精神を病んでいる人は買わないほうが吉

「落照の獄」ですが、うつ病の人は読まない方がいいです。
私自身、うつ病で苦しむ人間ですが、読んだ後に余計うつがひどくなりました。

話にはぐいぐいひきこまれましたが、かなり不気味で、後味が悪いです。

読み終わった後はうつ病がひどくなってしまい、その後は読まずじまいです。

うつ病の人が全員そういう気持ちになることはないと思いますが、わたし自身がひどくなったことを念のため書いておきます。
入院しているような重度の精神病患者の人に、この本を読ませないように気をつけて下さい。

「落照の獄」を読んで、心が明るくなることはまずありません。

絶対に読ませないで下さい。

精神を病んでいる人は買わないか、「落照の獄」は読まない方がいいです。

「落照の獄」以外は普通に楽しめます。

精神病ではない人は普通に読んでも楽しめます。
その点は進めておきます。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.23
(5pt)

十二国の世界に引き戻される

12年ぶりの新刊だよ、でも短編集だよ、ということでamazonのレビューも賛否両論。陽子も泰麒も、これまでの既刊の登場人物がほとんど出てこない(ちょっとだけ出てきます。それがまた印象的だったりします)独立した話だから、待ってる読者はたまらないよね。でも、紛れもなく十二国記で、読めば一気に十二国の世界に引き戻されます。収録の4編はそれぞれ下級官僚の仕事ぶりの話、表題作が幻想的なビジュアルの儀式の話で、いかにも十二国記らしい作品。他3編は十二国世界の制度や成り立ちについて掘り下げています。虫や草木が、野木でどうやって増えていくのかといった生態とかが読めます。「図南の翼」が次だから、このシリーズでは猟尸師の活躍の前に猟木師が出るのね。本編で書ききれなかった行間の物語、という点では3番目の「青条の蘭」が一番しっくりくるかな。2番目の、これまでほのめかされるだけだった柳の内情の話ってのも補完として嬉しい。こうなるとここまでエピソードが一つもない舜ってのも気になるんだけれども。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.22
(4pt)

個人的には満足だけど、万人受けはしないか?

「丕緒の鳥」だけはヨムヨムで読んでましたが、あとは未読。作者があからさまに解説するファンタジーが大嫌いな私としては、「やっぱりこれこそ本物のファンタジー」と思える一冊。格調高い文章、緻密な世界観、フィクションとして普通に楽しめる高い完成度、素晴らしい!某有名ファンタジーが100年後も評価を保つとは思えないけど、十二国記は100年後も確実に残ると思いますよ、私は。
「落照の獄」は後味悪いですが、分かりやすく人間の心理と法治の意味を問いかける作品。ファンタジーとしては、あまりにも現実的で、好みは分かれるかもしれませんが個人的には嫌いじゃない。
「青条の蘭」の方が後味は良くて比較的多くの人に受け入れられやすい内容か。
シリーズの愛読者としては、細かな世界設定をさらに突き詰められる、嬉しい一冊(野木や天の配剤の設定など)。
6月28日発売で、6月29日の時点で既にレビューが20件以上ってとこに、いかにこのシリーズを待ちわびている人が多いかという証になってますね。
十二国記の緻密な世界観、設定を評価
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.21
(3pt)

関弓?玄英宮??

何処の首都だっけ…? となったヘタレ読者です。
一応全巻持ってはいますが何年も読んでないですし、申し訳ないですが地名なんて忘れちゃいましたよ。
それまで人間も捨てたもんじゃないな、と思いながら読んでただけに「えっ」っとなりました。
そして最初のページの地図を見ても関弓とか書いてない…。
慌ててググりました。既刊は手元に無かったので。
せめて復習してから読めば良かった…。
関弓が何処か分かる方には相当トリハダものの余韻のあるラストだと思います。

以上、ある一作品についてばかり書きましたが、全体の印象としては
前半二つの作品は読者や現代社会に対する作者さんの失望みたいなのが感じられましたけど
後半の書き下ろしになって、何らかの希望を見出されたのかなと言った印象を受けました。

そして最後に解説を読んだのですが、それによって読後感が最高になりました。
解説の方は凄い人物ですね。
中学生にして大戦時、私たちの祖父母・曾祖父母世代が空襲の被害に無感動だと断ずるその洞察力。
彼らを日本人は、と評する客観性。
一方同時代中国にて、爆煙上がる街をよそに耕作する農夫を感懐する手記に共感する心。
私たちも農夫の様に「国を頼らず自立する民」であるべきなんでしょうかね。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.20
(5pt)

あのね…

何を想像し描くかは作者次第で、この本にはこの本の感想を書くべき。
私たちはあくまでも、作者の幻想に乗っかって楽しんでいくしかない。
「ファンタジー」とは「夢や爽快感がなきゃいけない」と決めつけている時点でファンタジーを読む感性がないとしか言いようがない
ナルニアにしても、獣の奏者やゲド戦記にしても
素敵なだけ、甘い夢ばかりが描かれてはいない。むしろ生々しさ、そこに生きた人間がいるという世界こそが異世界ファンタジーだ。
そういった点において本作は素晴らしかった。
続巻も期待せずにはいられない。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.19
(4pt)

物足りない

既にいくつもレビューがあるように、私も面白いが物足りない、というのが正直な感想である。
こういう外伝的な話もよい。出来もむろん悪くない。が、何しろ新刊を10年以上待っていた身からすれば、メインを食べたいときに箸休めを出されたようなもので、おいしいことはおいしくても物足りないというか、余計にお預けをくらったような気になってしまう。
そこは、現在執筆中という長編に期待するしかない。

ここに入っている4短編に関しては、落照の獄がどうも後味が悪く、あまり好きではなかった。他の3つは、希望がある話でよかった。とりわけ自分は、青条の蘭の話が好きだった。一縷の希望にすがって、自分のためでなく、国や人々のために必死で駆ける姿は胸を打つ。そしてそれが無名の市井の人であるほど。途中まで十二国の中のどの国のいつの時代の話だろうと思っていたが、途中で国と時代がわかって、ああなるほどと思った。まだ人々にとってその王様は海のものとも山のものともつかぬ時期であろうが、優れた王様だからきっと希望はかなうと信じて頑張れ、と標仲や共に頑張る人々に教えてやりたい感じだった。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.18
(5pt)

読む人を選ぶかも

王様と麒麟にしか興味がない人は王様と麒麟が心を痛める無名の人々の苦労には興味がないのかな。お気に入りのキャラクターが大活躍するのがはやく読みたいという方には不評かも。
この作者の文章や重たい感じが好きだという方や、いかにもラノベっぽいのは嫌いだけど何か面白いのが読んでみたいという方にはきっと気に入ってもらえるかも。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.17
(3pt)

ファンタジーの読者に現実を見ろと・・・

現実社会の閉塞感をつかの間忘れたいとファンタジー世界に足を踏み入れたら、
死刑制度の是非や、財政破綻した自治体の公務員の苦労話などを聞かされ、
「ああ、そっちも一緒ですか・・」とションボリした。
というような一冊でした。

まあ、それでも現実とは違い「苦労が報われる」場面がちらっとでるところが一応ファンタジーかな、とは思いますが。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.16
(4pt)

シリーズ構成の一環として☆4

この本の中で著者が書きたかったのは「行間の物語」なのだと、通読して納得しました。
ヨムヨムでそれぞれだけ読んだ段階では私も物足りず、「で?(王と麒麟は?)」と思ったのですが、
連ねて4編読んでみてなるほどそうだったのか、と。

確かホワイトハート版の「風の万里・・・」のあとがきで、
著者が「描ききれないが、(主人公が活躍する)行間で人がバタバタ死んでいます」という旨の言葉がありました。
そして「それをすべて書いたら本の厚みが横幅より厚くなってしまう」、といったことも。

今回の新作は、まさしくその「行間」でした。

この本の解説では十二国記は民の物語である、と語られており、
しかしながら多くの人は王と麒麟の物語である、と思っているのではないでしょうか。
ですが私はそのどちらにも違和感を覚えます。
(有限の命である)民の物語と言うには視座が高く、
(ともかくも寿命を持たない)王と麒麟の物語というには生の感触が生々しいからです。

では何と呼ぶかと考えて、「人と世界の物語」ではないかと思い、
そう思うと著者はシリーズ全体が幕引きへと動き出す前に、まさに「行間」としてこの4作を差し込んでおきたかったのではないか、と思うのです。
・・・とすれば、風の万里の後にこれが入ったのもわりとしっくりします。

なので逆に新作に対する意気込みと言うか、まずはシリーズ全体の底上げをしておこうという雰囲気が感じられて好感触でした。
この後、順次発刊後に新作の書き下ろし長編が出るのはもう決定していることですし、
また十二年も待たされることはないでしょうし・・・たぶん・・・(^^;)

そもそも十二国記シリーズ自体10作くらいで終わる予定だったようですから、
次の長編こそはどーんと本筋か、まだ出てきていない王と麒麟が、本編に少しずつ絡む形で語られるのではないか、
と大いに期待しています。

あんまりにも待たされたのであれですが、
だからと言ってファンサービス的な一冊ではなかったことに逆に期待と好感、でした。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.15
(1pt)

コレジャナイ

十二国の世界の、べつにどうでも良いお話が4編。
私が読みたかったのはコレジャナイ。
「十二国記」のタイトルが付いていなければ買わなかったと思います。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.14
(4pt)

面白いけど、物足りない

待ちに待った十二国記の新刊。既読は「丕緒の鳥」で、既読・未読にかかわらずいずれも夢中で読みました。
王ではなく市井の民からの視線という試みは面白く、彼らがどれほど王を待ち望んでいるか、それだけに王の責任は重大なのだと思いました。
とはいえ、「落照の獄」(死刑問題)と「青条の蘭」(森林の荒廃及び、保水力低下による土砂崩れの問題など)に関しては扱っているテーマが現代日本の抱える問題に近すぎる気がして、十二国記で描く必要性はあったのだろうかとも思ってしまいました。
一方で、これを十二国記で描くからこそ読者への問題提起となるのかもしれないと思ったのもまた事実です。
その点がすっきりしなかったので★は4つにしてしまいました。

いずれにしても王の物語を待望する読者の気持ちを代弁してくれるような、そんな作品集でした。
執筆中という長編を読める日を楽しみにしております。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.13
(5pt)

時間がかかるなぁ 心にしみるのも

今まさに読んでいる最中です。
「青条の蘭」を読んで、最後の「風信」の1を読見終えたら、
ふっ と青条の蘭のラストがよみがえってきて、何でか涙が止まらなくなってしまったので一休み代わりにコレを書いています。

このシリーズを悪霊シリーズから読んでいる小野不由美さんの作品と言うことで
最初の頃から読んでいましたが、陽子の懸命な活躍に成長に胸躍らせ
大好きな泰麒の物語が、先読の魔性の子とつながっていたことに気づいたときの衝撃に落ち込み
更夜の出現に「やられた〜〜!!」と夜中の3時に叫んだ喜び。
「隣の人がおなかいっぱいでなければご飯はおいしくない」という考え方は、自分の生きる指針にもなっています。
いまだに十二国記を読んでないという人がいると「今から十二国記が読めるなんてうらやましい」と思わずにいられない大好きなシリーズ。

そして、今十二年ぶりの新刊を読んで、自分は年を取ったのだなぁと思い知らされています。いい意味で。
国が動き、大きな達成感があり、すばらしい英雄が出る物語は楽しい。
でも小さな力が自分の役割を一生懸命達成すること。
自分の与えられた職業に悩み苦しみ尚前に進もうとすること。
毎日毎日つまんないかもしれない仕事を一所懸命こなしながら、こうやって良い本を読む喜びを味わうことのありがたさに
涙を流すことができる年になりました。
明日もがんばりますよ。私も。この本の中にいる人のように過酷な環境ではありませんが。
私も年を取ったけれど、小野さんも似たようなお年であったはず、お体を十分気をつけられ泰麒を必ず何とかしてください。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.12
(2pt)

番外編はいいから本編を!

最近になって過去の十二国記が新潮文庫で出てたので、前々から噂(?)のあった続編が
出るんだーと期待に期待してた分がっかり感も半端なかった。
タイトルをみるといかにも!という感じで期待をしていまうじゃないですかー
読み始めて「慶」とでれば陽子は?景麒は?と早く早くと思っていたけど
いつまで待っても出てこない〜
全く関係のない市井の人の話なんか知らんがな!!!と
十二国記の世界観としては良く分かるし、別話としては面白いのですよ?
しかし、あれだけ先が気になるまま放置で十二年も経った(十二国に掛けてんの?)今これはないと思う。
期待しているファンの為にお願いしますよ!
作者死亡で読めなくなるとかは勘弁です。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.11
(2pt)

思ってたのと違った。

短編がいくつか入っています。
でも、今までの続きものではなく、十二国の中で起こっていた事柄が書かれています。

以下、多少のネタバレあり。

たとえば、慶のはなしがきた!と思ったら、慶の新王登極の際の行事の作り手の話とか、ある州で起こった残忍な殺人者の処遇を決めかねる官吏の心境の話とか…。

これはこれで奥が深いとも思うけど、なんというか、ファンタジー的な要素の続編や番外編を期待していたので、残念でした。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.10
(4pt)

12年はないだろ

丕緒の鳥と落照の獄はヨムヨムで読んでいたので
書き下ろしの青条の蘭と風信を先に読んだ
買う前にわかっていたが12年ぶりだというのに本編に関わりが少ない短編なのは少々がっかりした
12国記としては何が本編かわかんないけど
ただ、作品としては非常に良い印象を受けた国を支える周辺の人々の描写は世界観の補強としても十分読み応えはある
個人的にはヨムヨムで既読の前2作の方が出来が良かった気がするけども

解説でも触れられていたが、情景描写や世界観の雰囲気がいい・・・・過度な情景描写はウザイだけだけど
そのへんの加減が良いのは文のセンスでしょうね

せめて1年につき1冊刊行して欲しいのはファンとしての要望です
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.9
(5pt)

……胸が痛むほど美しかった

「丕緒の鳥」の大射で、飛び立った美しい鳥が刹那に消えてしまうように、もっと楽しみたい、味わいたいと思うのに、あっという間に終わってしまった。そんな思いですが、いずれの短編も胸を打つ作品でした。
次は、主上が執筆中との長編を心待ちにしています。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.8
(3pt)

短編集だけど、十二国記じゃなくてもいい内容

十二国記の世界の一般の人々を主役にした短編集。以前出た華胥の幽夢よりもさらに本筋から遠いスピンオフ集です
メインストーリーの登場人物は景王が少し出ただけでしょうか。
十二国記世界の設定を補完するだけならまあまあ面白い読み物でしたけど、正直12年待ってたのはこれじゃない(4編中2編はヨムヨムで既読)
丕緒はまだ興味深く読めましたが、青蘭と落照は十二国記じゃなくても…という作品、最後の短編の風信だけは作者が得意であろう主役の少女が生き生きと描かれやや読ませる作品でした。
ハッキリ言って十二国記以外のこの作者の作品はいくつ読んでも文章が面白く感じなかった私のような読者にとっては
市井の人々に光を当てる、なんて外伝的なスピンオフは退屈以外何物でもないんですよ
架空の世界の死刑制度やら暦やらを背伸びして書くより、ストレートに人間ドラマを書いたらどうでしょうか
読者が読みたいものは作者の考えた拙い講釈じゃなく、登場人物の活躍に胸を躍らせるような楽しい読み物です
12年まったんだからどんな出来でも絶賛したい気持ちはわかりますけど、これを絶賛したら次が怖い
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.7
(5pt)

行間の人々の物語

WH文庫版「風の万里・黎明の空」のあとがきで、小野先生が物語には語られる事も無く死んでいった多くの人々がいるというような事を書かれていました。
丕緒の鳥は、そんな行間の人々たちの物語です。
王と麒麟の物語だと「こういう為政者がいれば良いのに」と憧れを抱き、丕緒の鳥の主人公たちの様な下位の官吏や庶民の物語は身近に感じられる分、色々と考えさせられる事が多かったです。
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582
No.6
(5pt)

働くおじさんじゃねーか!!!!!

歳の性か涙脆くなり涙腺がじわじわ緩んで大変でした
しかし青条のオチは……
個人的には陽子が悪人をバッサバッサと切り倒す話や
魔界の瘴気の中でほくそ笑む阿選とかを期待してました
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)より
4101240582