丕緒の鳥 十二国記
評判
丕緒の鳥 十二国記の評価:
3.90/5点 レビュー 185件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21〜27 2/2ページ
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丕緒の鳥 十二国記の評価:
3.90/5点 レビュー 185件。 C ランク
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それももしこの作品が、無名で、これだけ人に期待されている作品の続きというか一部でもなかったら、単なる「ひとりよがりの地味なつまらない短編集・深いとか何かを感じ取る人はいるかもしれないが、実際つまらない」という印象。
本編でも飢饉や天変地異があり、結構ハードモードの世界なのだが、そのハードモードを乗り越えたりひっくり返したりできるのが主人公レベルの王&王候補生や麒麟たちなので、今回描写されるような一般や下級の仙の公務員たちはただただ災厄に対して耐えたり負けたり「彼らのできる範囲で」少しばかり抵抗したりすることしかできない。
そのような、一般人の様子を知ることで、元のシビアなファンタジック作品に厚みが出る、と思われる読者の方もいるかもしれない。
が、長年待ってこれか…という購入者としての素直な嘆きもまた、はっきり言いたいと思う。
もっと本編の雄大な事象と絡めれば。凶悪犯の始末判決を悩む官吏にもう少し前向きな事象が起これば。絶滅寸前の植物を一公務員そして何も知らぬまま託された人々が何だか分からないままに都へ運ぶ話も、運搬リレーのところでいきなり人の良い人物の手に次々と渡っていって、勢いはあるけどそれまでの栽培の苦労の部分とのバランスが…?
この本には、希望と明るさの量がもう少し足りなかったと思う。
長編がコンスタントに出ている間に、たまにこういう話が入ると「いつもの壮大なものに対して掌編も良い」と感じられたかも。
今回の短編集として発行するなら、「王の休日(お忍びで市場に出て、一般のちびっこと出会ってほのぼのする話)」的な主要キャラのサブストーリー集などの、印象が柔らかく、長らく本棚に入れたままだった本編キャラの様子を懐かしく思い出して本編をもう一度最初から読み直したくなるようなものの方が良かったと思う。