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失恋探偵ももせ2
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失恋探偵ももせ2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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1年生の千代田百瀬と2年生の野々村九十九は高校のクラブ、ミステリー研究会の活動のなかで「失恋探偵」として生徒達の依頼を受ける。 部活動として失恋に限った依頼を受ける「失恋探偵」の活動を書いた2冊目。 この巻では、 「吹奏楽部員にひとめぼれした女子生徒が振られた理由」 「映画研究会の15年前の日誌文に恋をした男子生徒の、日記に書かれた暗号解読の依頼」 「文化祭実行委員会の委員長の本命は誰か」 「交際中の彼が二股をかけるきっかけになった放送室にあるモノはとは」 といった探偵の依頼を受け解決をしていきます。 が、両思いになったはずの百瀬と野々村の仲がギクシャクしてしまい……。 失恋にまつわる悲喜こもごもが、明らかになる「事実」といっしょに語られ面白く読みました。 失恋について探偵をできるのに、自分の恋は上手く育めないでドタバタする百瀬と野々村には笑ってしまいました。 | ||||
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北海道立宇田路中央高校で、依頼人が失恋した原因を探る『失恋探偵』として活動する 千代田百瀬と、彼女の先輩で助手の野々村九十九。 前作で二人が両想いであることが分かったものの……という話を軸に、 四つの日常の謎的連作短編が展開されています。相手を傷つけたくないと言う思いは、 自分が傷つきたくないと言う思いと表裏一体なのかも知れませんね。 『恋の本体(headless body)』 依頼人である一年生・有村春香に代わり、吹奏楽部員の先輩の楽器を演奏する姿に一目惚れし、 SNSで彼と親交を深めたにもかかわらず、振られてしまった理由を調査し始める百瀬と九十九。 こういう間違いは実際にあり得るのかどうかはひとまず置いておくとして、 アンジャッシュのコントのような展開に、ほんのりとした可笑しさを感じることができます。 『世紀末の恋人(I [can't] see you)』 映画研究会に属する芥川共樹が、映画鑑賞の合間に過去の部員が書いた日誌を読み進めていたが、 十五年前の日誌に差し掛かったところで、当時の二年生女子生徒の文章に触れていくうちに 彼女に恋心を抱くようになったものの、途中から文章が暗号に変わってしまったことから、 失恋探偵に暗号解読を依頼するおはなし。 結果に対するちょっとした切なさと安堵と言う二つに相反する想いを巧く描いています。 『夏の終わりの日(Laterality)』 電撃文庫MAGAZINE(Vol.31)初出の、百瀬と九十九が初めて本格的な依頼を受けた、 時系列で言うならば第1巻より前、文化祭が開催された九月上旬のおはなし。 文化祭実行委員長を務める女傑・荻野目紗千佳に振られた文化祭実行委員・砂川拓破。 彼の依頼に基づき、紗千佳と付き合うことになったのは他の文化祭実行委員の誰かを 調査すべく文化祭真っ只中の校内を奔走するが……が大まかなあらすじ。 のちのおはなしの伏線や火種を織り込みつつ、日常の謎としてもしっかり作りこまれており、 かつノックスの十戒も守られています。 『彼氏彼女の関係(Love is [not necessary] blind)』 『夏の終わりの日(Laterality)』では調査対象であった文化祭実行委員長を務める 女傑・荻野目紗千佳が今度はクライアントになるおはなし。Twitter情報によれば、 作者は過去にFM局でミキサーをいじっていたことがあるらしく、 それを窺い知ることができる内容になっています。個人的な趣味を言えば小生は ゼンハイザー派ですが。 | ||||
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つまんない作品読んだ時に荒れ狂う事はしょっちゅうあるのですが、面白い作品でも荒れ狂うと言う事がある事を初めて知った… 何だよ、これ…300ページ近く費やした壮大な痴話喧嘩じゃねえか、見せつけんなよ!コノヤロー!(バンバン床を叩く) あーもー、ここまでイラッとするライトノベルも珍しい。ラブコメ系の作品にしちゃ珍しく主人公とヒロインが第一巻でめでたく 「僕たち両想いでしたー」となったからここからどう発展するのかと思ったら、二巻は盛大に痴話喧嘩やらかすとか非モテ読者を 憤死させるつもりなんですかね、この作品は… 物語の方は相変わらず「失恋探偵」として活動する九十九と百瀬が他人の失恋の原因を探り続け、その一方でお互いの鈍感さが原因で ラブラブな筈の二人の関係に危機が訪れるという一巻とあまり変わらない展開。今回は九十九の鈍感さというか「ヘタレ」が原因で 百瀬は完全に振り回される立場。「両想い」宣言をしたのに九十九が手を出してくれないからと必死でアピる百瀬の健気な努力が まあ何というか報われなさすぎる。挙句の果てに九十九は百瀬を理不尽に責めて泣かせたりするし 一巻でも印象に残ったけどこの作品「探偵」というタイトルだけどメインは完全にラブコメの方でミステリの方は完全に「おまけ」なんですね 依頼者が持ち込む相談内容は結構面白いんだけど(「世紀末の恋人」という15年前の先輩相手の失恋劇は面白かった!)いかんせん謎解きの 部分がざっくり過ぎると言うか展開が大味過ぎるのが残念。「失恋探偵」の存在自体を知ってる人は多いのに九十九と百瀬が身分を隠して 調査できてしまうと言う点もちょっと無理がある 表紙も…物語の舞台が完全に冬なのに夏服は無いわ―。確かに九十九と百瀬が初めて「失恋探偵」として活動した物語の回想は文化祭の時期かも しれんけど、メインは冬だからちょっと違和感がある ともあれラストで「ごちそうさま」を言わされる九十九と百瀬の馬鹿ップルぶりは凄い。エピローグは何ですかこれ、完全に惚気話じゃないですか…やだー! | ||||
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自分はまず、なかなかレビューというものを書かないんですが、この作品を読んでとても書きたくなりました。 まずこの『失恋探偵ももせ』という作品に出会ったのは電撃文庫マガジンに載っている短編小説でした。 自分はこの小説を読んで、「おっ!面白い。小説も発売するから購入してみよう!」という気持ちでまず1巻を読んでみました。まあ、その感想は1巻のレビューに書いてる人達とほとんど同じく、めちゃくちゃ面白くかったです。そして2巻を発売すると聞いて発売日にすぐさま購入しに行きました。 2巻の感想はまず、主人公とヒロインのすれ違いという巻だったと思います。 話の感じで、主人公が悪いという感じもありますが主人公の気持ちがとても分かるんですよね…。なので余計に感情移入してしまいます。 この気持ちは是非ともこの小説を読んでもらえると理解してもらえると思います…たぶん(苦笑) この作品は3巻はないのかな…? あれば絶対購入するんですが、違う作品でもこの作者様が書いた作品なら次も絶対購入するな、と決意させるほどとても面白かったです。この作品に出会えた良かったです。 | ||||
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