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ブラバン



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブラバン
ブラバン (新潮文庫)

ブラバンの評価: 3.62/5点 レビュー 50件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 1~20 1/3ページ
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No.50:
(5pt)

懐かしい

自分の通ってたころの環境が割と近く感じられて楽しく読みました。
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No.49:
(4pt)

良いと思う。

まだ読み始めたところですが、本の状態は良いと思います。
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No.48:
(1pt)

くだらない

冒頭の「バスクラリネット(奏者)の秘密」ってのが、その当時に処女だったかどうかっていう、女の自分にとっては全くどうでもいいネタだったのがわかった時点で、続きを読む気が失せた。私にはこの小説の面白さがまるでわからなかった。
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No.47:
(4pt)

どんな曲かが分かっていれば

1980年に高校入学、吹奏楽部と軽音楽部に所属した主人公が、二十数年後に結婚式バンドを結成するために旧吸部を探し回る。筆者は3学年上だが田舎者だったので、懐旧の感じに共感を持った。無口なオーボエの先輩がいつの間にか巨乳アイドルになってTVの中できゃあきゃあ笑っている、という辺りが今よりもイモっぽいけどいざとなったら馬鹿力を発揮してしまう当時の若者っぽい。その象徴が改造○○○コンバスなんだけど、それよりも唐突に吹く曲を差し替えて指揮者を激怒させちゃうエピソードの方が重要なんだというところも当時っぽいような気がする。残念ながら書かれている楽曲の90%以上がどんなのかが分からない。全部分かる読者は星を5つ付けるだろう。
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No.46:
(3pt)

短編・中編の方が好みです

取り憑かれたように著者の本をまとめ読みして、(よくあることですが)突然熱が冷めて、放置していた本でした。これを後回しにしたのは、タイトルと粗筋から、よくある再結成ものだと思っていたからです。
 読んでみると、紆余曲折を経て全員集まりました、仲直りしました、協力し合って素晴らしい結果を・・・という安易な作品ではまったくありませんでした。むしろそれっぽい映画を揶揄する箇所があり、さすが著者、というところです。
 ただ、やはり登場人物が多すぎるし、うんちくがわずらわしすぎました。エレキコントラバスのくだりは笑えましたが。方言は良いのだけれど、私にとっては「青春デンデケデケデケ」がこの分野の金字塔かな。著者の作品で読んだ範囲では、長編より短編集が圧勝です。
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No.45:
(5pt)

鉄板の盛り上がりネタを徹底的に捻くって、でも圧巻の煌めき

高校時代のブラスバンド仲間が25年を経て再結成、という鉄板の盛りあがり型エンタテインメントの素材。事実かなりのベストセラーとなった模様で、高校時代と現在のカットバックでワクワクと興奮させられる楽しい読物を期待していた人も多いのではないか。
その期待は冒頭であっさり裏切られる。現実の重みがのしかかる、というより、登場人物たちの現在はリアリティを超越して暗い。主人公からして屈託の塊みたいな暗鬱な酒場親父なんだが、それですらまだしも相対的に能動的な感じで話を転がす役割を担うことになる。中では最も明るく幸福に見える人物にも性格破綻があって終盤の暗転を招いたり、とにかく性格設定といい物語展開といい、一筋縄で行かない。捻りに捻ってある。冒頭で亡くなる人物のように読者の想像へ大きく委ねたキャラクターも多い。
じゃあ暗いだけの文学かというと、そうではなくて、やはり心底には一種の、でも圧巻の煌めきが溢れている。外枠から期待されるようなストレートな興奮ではなく、屈曲し、泥にまみれ、苦痛にあえぎながらも溢れ出ずにはいられないエネルギー、人間の営為へ賛歌のようなものを味わい尽くして欲しい。文章は読みやすいエンタテインメント仕様ではないが、ユーモアを適度に讃えつつ緻密で華麗、特に後半、唸らされるほどに素晴らしいフレーズが続出する。暗転からのラストの展開、最後の1行もいい。
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No.44:
(5pt)

聖子ちゃんカットを知っている人は読んでみて!!

25年を経て、ある高校の吹奏楽部のメンバーが、音信不通だったメンバーと再会する物語。高校時代と現在の時間軸を巧みに使い、緻密に作られている。

青春の甘酸っぱさやほろ苦さはノスタルジックな気持ちを誘うと同時に、25年経た後の登場人物も、どこかリアルに燻っており心地よい。

楽曲や楽器はもちろん、ガンボスープなどにも詳細に拘るのも、この小説の魅力。
「1969年以来ここには酒は置いていないんだ」って聞いてピンと来る人にはたまらない。
これがわかる若い人が何人いるか?って思ってしまった。

今吹奏楽をやっている10代の子は、読んでもピンと来ないかもしれない。
聖子ちゃんカットを知っている、中年以降の人たちが、楽しめる小説。

是非、最後までいろんな味をお楽しみあれ。
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No.43:
(5pt)

親密な思い、大切な作品

言葉で語ることが難しい。読みながら号泣したり大笑いしたり、共感とかそういったものを超えてこの本はぼくそのものだった。付いていた人物一覧を財布に入れて持ち歩いてぼろぼろにして失くしてしまった。
津原さんが心配だ。彼がナイーブだということはブラバンを読めばよくわかる。こんな人がこんな騒動の中で大丈夫かなと思い心を痛めている。たぶんハヤカワから出る文庫は大売れするだろう。もう沈黙していい。結果がすべてを語るはずだから。
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No.42:
(2pt)

読みにくすぎ

文章、物語、登場人物、構成全てにストレスが際限なくかかる小説です。
会話文が方言で読みにくい上に登場人物みんな同じ口調だから誰が喋っているかわかりづらい。
高校時代の部活動の思い出話と中年になった現在の話が交互に語られますが書き方が下手すぎる。
無駄に暗い上に面白くもない話が延々と続きます。
この部分必要なの?って感じるシーンも沢山ある。
所々に挟まれる蘊蓄も鬱陶しいことこの上無い。
一番の問題点は登場人物が多すぎることです。
個性的ではあるが掘り下げが足らないので対して魅力もない薄っぺらいキャラばかりになっています。
当然主人公も情けなくしょうもないキャラクターです。
作者に群像劇を扱う力がありませんね。
後述するとか後になって判るとかが多いけどこれ伏線のつもりなのかな。
全然気にならないことばかりですけど。
作者が自分に酔っている事がひしひしと感じられる自己満小説です。
暗い話でも、時系列が複雑でも、登場人物が多くても面白い小説は沢山ありますがこれは違います。
駄作です。
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No.41:
(4pt)

どこまでも深くて苦い、青春の記憶

語り手である他片(たひら)が、かつて高校の吹奏楽部で一緒だったメンバーの行方を追い、バンドの再結成を目指すストーリー。その合間に彼らの高校生時代のエピソードが挿入される。

物語は過去と現在が錯綜したり、登場人物が多かったりとやや複雑である。そこで本作品については二度読みないしは三度読みすると割り切るのも手であろう。例えば一回めは主要な登場人物(他片、来生、皆本、桜井、安野先生など)の動きに着目して物語の大枠を掴んでおくと、2回目以降は余裕を持ってストーリーに没頭できる。最初はとっつきにくいかもしれないが、徐々に登場人物たちが生き生きと立ち上がってくるのを感じられるだろう。

青春の記憶はどこまでも深くて苦い。他片はかつての輝いていた自分と現在の自分を比較して、後悔や諦めに苛まれているようだ。けれど、他片のブラスバンドに寄せる熱い思いは本質的なところでは変わっていないと信じたい。
「合奏には魔力がある。 (略) ひょっとすると友情よりも素晴らしく、ひょっとすると恋愛よりも過酷なのが、鳥のように音を奏で合うというこの人類特大の発明だ。」
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No.40:
(2pt)

何故そこでそういう説明しちゃうの?

タイトル通りです。

同級生がチューバを窓から放り投げて壊す、という衝撃的展開の真っ最中に
語り手の主人公は、ついでだからと言わんばかりにチューバの蘊蓄を披露。
リアルタイムでこの部分を読んだ時、あまりに無理やりな繋げ方に腹筋崩壊してしまいました。
作者はここで笑いを取りに来たんでしょうか?
高校時代の回想という事を考慮に入れても、蘊蓄を説明するタイミングを完全に見誤っていると思います。

それ以外でも、上記のチューバの展開ほど酷くはありませんが
無理やり話を繋げたような「ここでその描写入れる必要ある?」的な主人公の独白が目につきました。
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No.39:
(5pt)

記憶が現在を再生させる、ほろ苦い青春小説

アラフォーの主人公が同級生の結婚をきっかけに、高校時代のブラバンのメンバーを集めて演奏できないかと人探しを始めるが……。似たような物語はたくさんあるが、もともとは本作が元祖ではないだろうか。私たちが実際に思い出を振り返るときのように、現在から過去へ芋づる式に記憶が蘇っていくさまが、巧みな文章で綴られている。そして過去も現在も新たに再生していく。決して、どちらもキラキラ輝いてばかりではないが、生きるかぎり思い出すべき記憶があるのは、きっと幸せなことなのだ。
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No.38:
(2pt)

眠たくなる

楽器の名前が長すぎるのと、知らない楽器が多すぎて…
吹奏楽部の方には、おもしろいかもしれません
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No.37:
(4pt)

今の僕。

今があるのも、昔の自分があるからで、振り返ることがない
とはいっても、どうしても比べてしまうのが人間なので。

 1964年と言えば、64という小説でも、オリンピックでも、
クローズアップされる年。
 その1964年生まれの作者の実体験でしょう。
 高校時代のブラスバンド部。
 小説の中では、その呼び名にもこだわりがあるようですが、
私みたいな素人さんには吹奏楽部。オーケストラと、どう違う?
と聞かれたって、分からない。そんな私でも、囲碁を知らずに、
読んでしまったヒカルの碁。そんな感覚でした。

 桜井さんの結婚式で、吹奏楽部再結成。
 20年の日々がもたらした、仲間たちの人生に、そして振り返る
思い出に。
 死んでしまった皆元さんや、片腕を失った仲間や、借金取りに
終われる仲間。気持ちが病んでしまった仲間。
 その中で他片君。
 奮闘します。今の自分を生き抜くために。

 初めて読ませていただきましたし、初めてお名前をお聞きした
この作者。単に、タイトルと、表紙絵にひかれて読み始めましたが、
とても文章が達者。会話が少ないのに、ページが文字で全部埋まって
いるのに、読みやすい。
 とにかく、七五調。リズムが良く、表現が軽やかで、伝わるところ、
くすぐるようです。
 
 惜しむらくは、最終章に至る前で、息切れしちゃったことかな。
 78点。
 あまり知られていない方だと思いますが、思わぬ拾い物と言っては
失礼。とても巧みな達者な文章に、次も読んでみたい津原さんでした。
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No.36:
(4pt)

面白い\(^^)/

どんどん読み進めちゃいました!バスクラ吹きには美味しい始まり方\(^^)/
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No.35:
(2pt)

音楽に関わったことがあまりない人にはきついかも

裏面のあらすじを読んだ時に、『1995年のスモークオンザウォーター』みたいなものかと思って読み始めた。
 だが、その予想は大きく外れた。

 読んでいて、のめり込むということも全くなかったし、「後何ページかな」と何度も確認してしまった。

 低評価の理由としては、話自体がつまらなかったということもあるけれど、自分があまり音楽にあまり、特に吹奏楽に関わりと興味がなかったということもあるかもしれない。

 自分と同じような理由で興味を持った人には、あまり勧めない。
 人によっては、「時間の無駄になった」と思うかもしれないからだ。
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No.34:
(5pt)

読み手を選ぶ傑作

青春モノではない。どちらかというと中年オジさん奮闘もの(そんなジャンルがあるとして)だ。
いわゆる青春モノと勘違いしてガッカリしちゃったひとは可哀想ですが、そういうウッカリさんたちの低評価レビューは気にしなくていい。
それから登場人物大杉っていう頭のメモリー容量が少し残念な方々の低評価レビューも気にしなくていいだろう。そもそも彼らは本書の対象読者じゃないからだ。
というわけで少くともそれなりに楽しい高校時代の部活動(それは吹奏楽に限定されない)を過ごした40代の中年オジさんで、
いまもそれなりには幸せなんだけど日常にちょっとした物足りなさを何だか感じちゃっている、そして
たくさんの登場人物に惑わされずきちっと小説を読みこなす能力を持った読書家さん、なんて読者には刺さるでしょうなあ。
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No.33:
(3pt)

広島を舞台にした青春回顧もの!

広島を舞台として、高校時代のブラスバンド部を中心に、当時の時代背景、友人や先輩、後輩、教師を交えた繰り広げられた青春ものの作品です。ブラスバンドの専門用語や曲名が多いこと、また登場人物が多いのがやや難です。恋愛なども含めて刹那的な話?と感じます。往時の広島のこと時代背景なども織り交ぜてゆるやかに話が現代と交差しながら展開されます。じっくり読める話でした。個人的な満足度は100点満点中71点です(^ー^)。
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No.32:
(4pt)

津原さんらしい

元ブラスバンド部員が当事の仲間の結婚式で四半世紀後に再結成することになり……というお話。津原さんらしく、かなりほろ苦い。若い人には読ませたくないっていう感想が良く判る。だから、えー、何も話をそこでそう持っていかなくても…… しかし、これはその後のハッピーエンドの予感と解釈してしまいましょう。音楽に限らず、何かクラブに打ち込んでいた人には面白いこと請け合いです
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No.31:
(3pt)

読み手に国語力を要求されます

300ページちょいしかないけど一応長編小説の部類にはいるのかな。話の展開の仕方とかは長編にありがちな進み方だったので、読む人によっては退屈してしまうと思う。叙情的と現実的の間を行ったり来たりするのでどっちかのトーンで統一してほしいとも思う。

内容を自然に理解するには年がある程度いってないと無理でしょう。

ストーリーは40半ばの中年男性が高校時代の吹奏楽部の友人と再会して当時を思い出したり、バンドを再結成するというもの。

高校生活での人間関係と音楽と中年の思い出。文体が軽やかで こざっぱりしている。全体の印象は若い頃の輝きのようなものを中年が思い出すとランプにシェードをしたような明るさになる感じ。それがだんだんと明るくなってきた頃、話は終わる。

昔吹奏楽をやってた人が40を超したら読んでみてもいいかもしれない。それと時間と心に余裕のある人向けかな。
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