代償
評判
代償の評価:
3.65/5点 レビュー 150件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全300件 21〜40 2/15ページ
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代償の評価:
3.65/5点 レビュー 150件。 A ランク
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主人公のいつか這い上がってみせる、という強い信念や原動力となるような怒り。それを暴力ではなく弁護士という主人公のやり方で代償を払わせる。そういうストーリーを期待した。
たまたま達也が強盗の容疑で捕まっていて向こうから弁護人に指名され、特に大した理由もなく、成り行きで弁護を引き受ける。
代償と名のつく本なのだからそれなりの復讐劇を期待するのに、2部の始まりがこんなかんじで少しがっかり。
もっと主人公にはギラギラとした、でも心の奥深くでだけ静かに燃やす復讐心を宿らせて欲しかった。(なぜかこの人から全く怒りを感じないのです)
本を読むときは主人公と自分を重ねて感情移入するものだけど、最後まで自分とこの主人公が噛み合わなかった。
長い間自尊心を持たせてもらえず感情を殺して生きてきたからこういう感じ方や性格になる。というのは分からなくもないけど、そんな人が弁護士になんてなれるのだろうか。どこかのタイミングでそんな部分は克服して生まれ変わっているべきだったんじゃないだろうか。2部でも同じ性格で、「頑張って這い上がったんだね」という思いが湧いてこないし時の流れも感じさせない。
あと、自分の人生の代償を払わせる、ということなはずなのに、体を張って主体で行動を起こしてるのは友人だっていうのもどうなんでしょう。その友人すらいなければまたどうせ諦めてうじうじして終わったのかと思うとただただ情けない。主体性のない復讐劇なんてないですよね。
ここまで酷評しましたが、設定が面白いだけに惜しすぎて悔しかったのが大きいです。
達也と道子のクズっぷりが巧みに描かれていたり、殺された両親の人の良さなどがリアルで、前半は感情が揺さぶられながらも読む手が止まらず寝不足になったほどです。
この作家の他の作品も買っているのでもう少し探究してみようとおもいます・・・