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優しい死神の飼い方
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優しい死神の飼い方の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 61~69 4/4ページ
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終末期医療の中に「死の教育」ということばがあり、自分らしく最後を迎えるための準備のようなものがある。この小説の舞台は終末期医療を行うホスピス。犬の姿を借りている死の遣いであるレオがこの舞台である病院の死期の迫った患者たちに対して、まさにこのような教育を行う。そして、レオと実質的なレオの飼い主である死期の迫った看護師・菜穂とのやりとりもとても心温まるものである。死期の迫った患者たちの生き様は実はある事件に関わっていた。著者の代表作である『仮面病棟』とは違った医療ミステリー。緩和ケアとか終末期医療といったものがわからなくてもそれなりに楽しめるが、それらを少しイメージしてから読むとよりつながりを感じるだろう。 | ||||
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故あって犬の姿と化した『死神』が、『主』の命を受けて人間界のホスピスに派遣され、 死を目前にした患者がこの世に対して抱く『執着』を解消する手助けをする過程で 人間を触れ合うことによって自らの人間に対する見方も少しずつ変わっていく、 という「心温まるお話」だが、 そこに殺人事件の謎解きというミステリーの要素が上手くかみ合わさっているところは 中々面白かった。 『死神』が患者の『執着』を解消する手助けをする過程で、『死神』自身の言葉による恋愛論や芸術論が展開され、 その背景にある人生・生命の尊厳に対する考え方には著者自身のそれが反映されているものと思われるが、 患者一人当たりのエピソードを短くまとめたためか、やや踏み込み不足に感じられたのは残念だった。 「著者が本作品で表現したかったのはそこではない」と言われればそれまでだが、 日常的に患者の生命と向き合う立場にある著者には 人生・生命の尊厳に対してもう一歩踏み込んだ深い洞察を期待したかった、 と言ってはレビューとしては厳しすぎるだろうか。 | ||||
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それでも心がほんわかとあったまっている、そんなラストでした。 | ||||
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心温かくなるような作品です。 サササーっと続けて読めました。人間?の魂の持ち主である『我が主様』に支える死神が、ひょんなことから人間界へと降り、犬の姿になって。。。 普段小説を読まない人でも、読みやすいんではないかなーと思います。 | ||||
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ゴールデンレトリバーに姿を変えた死神又は天使?のレオが死期間近の人の悔いを軽くしてそれに絡む事件も解決して行く。ラストは奇跡が起こることを願ったけどね | ||||
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なんとハートウォーミングでミステリアスな小説なんだろう。見事に著者の術中にはまってしまった。 死神が犬に姿を変えたファンタジックでユーモラスな小説かと油断していた。面白さで言えば、『誰がための刃』のハードな展開に、『天久鷹央シリーズ』のユーモラスでミステリアスなスパイスを足したような感じかな。 人間の魂の回収係の死神がゴールデンレトリーバーのレオに姿を変え、人間界に派遣される。レオの使命は、この世に未練を残す人間の魂の地縛霊化を防ぎ、我が主様のもとに魂を導くことだった… | ||||
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別々の物語のようで、一つに繋がっている。 ホスピスを舞台にしたハートフルな物語。 とても優しい気持ちになれる。 霊感の強い方は、このような現象を体感できるのだろうか。 だとしたら、羨ましくも有り、そうでないような。 気持ちが落ち込んだ時にいいストーリー | ||||
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とても納得できた。心が暖まるし医療者として非常にリアルな表現が多かった。 | ||||
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【ネタバレ】死神が犬の姿になって地上に降りる。左遷。赤川次郎の「天使と悪魔」の雰囲気。著者が医者なだけあって、主題は人間の生と死における思いに焦点を絞っている。地縛霊にならないように、思い残すことが無いように、過去を解きほぐす。死神、別の名前を天使。悪魔が堕天使であるのとは違い、本来の職務として。文庫になるときの解説を、今から下準備しておこう。1章から7章までが1話から7話だとして、著者は何を伝えたかったのか。朝比奈菜穂が、助けてくれたところから亡くなるまでの必然性とは。最初のふりがな、言葉の選び方など気になることも | ||||
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