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エスピオナージ



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【この小説が収録されている参考書籍】
エスピオナージ
エスピオナージ (幻冬舎文庫)

エスピオナージの評価: 3.75/5点 レビュー 20件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(4pt)

確かにとても退屈な作品ですが・・・

この本は10年以上前に発売と同時に単行本で読みました。久々に麻生幾が読みたくなってアマゾンで検索していたら、この話しの評価を見たくなり、それを読んだことでレビューを書くことにしました。私も読んだ感想は大変退屈で、同じような内容の羅列にうんざりし、通常なら途中で他の本に移る内容と思いました。しかし短時間で読了しました。なぜなら購読の動機は当時縁のあったある筋の方から、この話は事実(結末は小説)と聞いたからでした。麻生幾がどうしてこの事実を知り得たかは不明とのことでしたが、これを信じると、この小説は大変面白くなります。この話し信じるか、信じないかは勝手です。でも確かに冗長で退屈なので4にしました。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
4344013662
No.19:
(5pt)

のめり込ませてくれる本です

この本、読んでてストーリーに入り込んでしまいまるで自分自身がスパイになった臨場感で興奮します、かなり分厚い本でしたが1日で読んでしまいました。その後も2、3度読み直しております。
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4344013662
No.18:
(1pt)

驚くべき質の低さに唖然・・・

約670ページの小説だが、普通は上下の2巻に分けるだろう。しかし分けたとしても、下巻は絶対に売れない。だから1冊にまとめて売っちゃえということだ。
ある日本人夫婦がロシア人スパイの協力者ではないかと疑われ、主人公たち公安警察の捜査員がその夫婦の生い立ちから始まって身ぐるみを剥ぐように調査し、尾行する。ところが夫は出国したまま帰って来ない。公安は何十人という態勢で妻を繰り返し尾行するが、その度に失敗する。その数次に亙る尾行のプロセスが微に入り細を穿つように語られる。実に、やたらと細かく描かれる。しかし何の成果もなく、何の証拠も得られない話が延々と400ページも続く。何の進展もない話がダラダラと400ページも続くのだ!
何なんだ、この小説は。
これがノンフィクションならまだ許せる。それも300ページ程度のものならば。エスピオナージ(スパイ活動)の実態はこんなものなのかと。
しかしこんなものをエンターテインメントとして金をとって売るのか!?
作者の麻生幾は「エスピオナージを丹念に書いた」と悦に入っているのかもしれないが、読者は麻生幾のマスターベーションに付き合わされるだけだ。
エスピオナージ (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:エスピオナージ (幻冬舎文庫)より
4344420853
No.17:
(5pt)

集大成的作品

筆者が蓄積してきた膨大な情報と深い取材の結実がこの最新作。 NHKでドラマ化された「外事警察」及びその劇場版「外事警察~その男を信じてはいけない」において、先進国で唯一インテリジェント機関が存在しない稀有な国ここ日本を跳梁跋扈するロシアのスパイと「公安警察」の戦いを描き、読むものを震撼させた麻生幾氏。 本作はドラマ制作ありきで原作として書かれた「外事警察」をはるかに凌ぐ、緻密で分量たっぷりの集大成的作品。 ここに書かれた冷たく苛烈な死闘こそわが国にとって「今そこにある危機」であり、これを読まずし公安・治安・防衛を語るなかれ。
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4344420853
No.16:
(1pt)

何だかな

まあ著者の知識を書き綴っただけかなぁ?
ちっちゃーい、細かーい事をメチャ小さいスケールで
長々書いた小説。
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4344013662
No.15:
(5pt)

麻生

あいかわらず面白い。日本の事情を知り尽くしそれを暴く麻生さんが良い
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4344013662
No.14:
(4pt)

楽しめました!

楽しめました!
普通の刑事ものの物語とは違い、公安という立場での刑事の行動の仕方や考え方がうまく描かれていて面白かったです。
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4344013662
No.13:
(5pt)

麻生さん、総理と同じく控え目に出してますね。

防諜活動の実態を控え目に描いた作品だと思う。
佐々さん時代から続く、捜査員を監禁・拷問する事実を描写していただければ、もっと反響があったと思う。控え目に書いても、筆者は各国の情報関係者から調査されていると思われるが、捜査員の語学習得方法(対象国の亡命者を語学教官として採用していること)やSVRやGRUが所持している装備(爆発物やロケット砲を大使館に配備していること)、自衛隊との協力関係(陸自小平学校へ教官として出向していること)についても描写し、関係者やマスコミを冷や冷やさせ、国民の背筋を凍らせるような作品にして欲しかった。
麻生さんが評価されている理由は、勧善懲悪のエンターテイメントとして読者を楽しませると同時に、日本人が自分達の国を守るという気概を鼓舞することができる作家だということだ。50年後、日本人に警鐘を鳴らしていた凄いスパイ小説家がいたと語り継がれ、彼自身が日本人を目覚めさせた宣伝家だったと伝えられたら、彼こそ諜報界の伝説となるだろう。
今回の作品はわざと控え目に書いたのだと思う。
次の作品はもっと突っ込んだ描写をしてくれることを期待して、
今後の著者の活躍に期待を込めて★5つです。
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No.12:
(5pt)

エスピオナージとはロシア語でスパイのこと

このテの諜報モノ(と言っていいのかな?)は、今まで全く読んだことがなかったので、面白い…というよりゾクゾクさえしながら一気に読み終えた。
自分が過ごしている日常の中、気付かない部分でものすごい心理戦が行われているような気がして、しばらくは電車やお店で、激しく周囲に視線を飛ばしたり…(笑)。
尾行や張り込み等々、とにかくディテールが細かく書き込まれているので、自分視点で対象(人物)を見ているような気分になる。
その外事警察の捜査の紹介的な、細かい描写中心の前半を経て、物語は中盤からダイナミックに大きく動き、ミステリー小説的に読めるようになる。
後から皆さんのレビューを見て、「SVR側スパイ」の目的が分からないことを多くの方が指摘されていて、それで初めて、「確かに〜」とは思った。
けれど読んでいる時は、話に夢中で、疑問など頭に浮かぶ暇はなかった。
この人の本は初めて読んだが、大変硬質で引き締まった文章が印象に残った。
ミステリーを読んでいて、文章がどうこうと思うことは普通ないのだが(あらすじがすべてだから)。
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4344013662
No.11:
(5pt)

納得の外事警察(スパイハンター)長編

小説の映画化で、原作以上に後を引く作品は、ほぼ皆無といっていいだろう。 による   漫画がアニメ化されて、声優の声が、自分で思い描いていたキャラクター像と一致しなかった時のように、スクリ−ンに向けてブーイングしたくなる映画化作品をいくつ見たことか。
 本作も、仮に読破に要する時間と同様の時間の長さの作品に仕上げたとしても、TR班とCR班のいがみ合う班長同士を含めた特命班の会議、尾行、そしてバンカケを含む捕り物の各シーンで、読者のはやる気持ちを鷲掴みにする描写を、日本人のどの役者が演じ、それをどうカメラワークで収めることができるのか?     役者の顔が思い浮かばぬほど、本作は、伏線、本論、意外な展開ともに濃厚だ。
 私は、普段小説を読まぬし、小説に現実感も求めてしまうのだが、部分部分においてのリアリティは、まるでドキュメントを読んでいるようだった。

 本当にスパイハンターたちが、ここまでの捜査をしているのかは別として、佐藤優氏あたりの本を読んでないことには、筋の詳細に不明な点が残るかも知れぬが、読みきり感とともに、2つの山場に読者も、体全体に知らず知らずの内に力が入ってしまっているのを実感するだろう。

 産業スパイならいざ知らず、政治主導権を米にゆだねる今、SVRがそこまで手をかけて調べるモノが日本にあるのか?との疑問は払拭できなかったのだが・・・
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
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No.10:
(5pt)

思わず何度も読み直してしまう一行が点在する

翻訳モノばかり読んでいる私なので、ついつい週刊誌っぽい文章しか書けない日本人作家の作品は敬遠がちになるのだが、それらとは一線を隔す麻生幾はまさに別格。

特に本書は連載小説の単行本化ではなく書き下ろしなので、最初から最後まで練りこまれたプロットが図太く通っている。

その骨格に肉付けするように張り巡らされた伏線の数々は例え徹夜になろうともページをめくる手を止めさせてくれない。

そしてそれらを包み込む美しい皮膚のような文章力・表現力に著者のずば抜けた日本語能力の高さを見せ付けられる。

終盤でプロットの束が見事なまでにひとつに収束していく過程は興奮の一言に尽きるが、最後まで明らかにならない部分のいくつかが意図的でない都合主義的割愛という印象を受けないこともないとはいえ、逆に全てが明らかになるわけではないエスピオナージの世界感とはこういうものか、と納得させられてしまいさえする。

遊びのないハードサスペンスを探している読者なら、読み終わった後に背表紙の1900円という数字を見てその金額で買えるだけハンバーガーを買ってたらふく食べたよりも満腹になれるだろう。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
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No.9:
(3pt)

一気に読みました、でも・・

先祖がえりしつつあるロシアの悪辣な諜報活動、それを阻止し日本を守らんとする外事警察の過酷な戦いの日々・・。麻生幾らしくリアルっぽく緻密なディテイルの描写はあいかわらず素晴らしく、引き込まれるように読み進み、気がつけば一日ちょっとで読み終わりました。
 最近の筆者の作品がストーリーを壮大にしすぎてただの荒唐無稽なお話になっているのとは趣を異にし、むしろ地味な感じの諜報事件がメインストーリーとなっているのは地に足が着いた感じでとてもよかったと思います。
 が、読み終わってから気づくと肝心のストーリーは「?」なままでした。スパイの正体は?、そもそも何をスパイしていたの?、結局結末はどうなったの?、何でラストの場面でCIA etc.がいるの?、等々消化不良のままです。また、ストーリー展開させるための伏線っぽい思わせぶりやなぞかけのような表現が随所に目に付きますが、その多くに謎解きやオチがわかりやすく用意されてはいないので読んでいて疲れます。伏線だらけでストーリーのつながりが訳わからなくなっていたCOやZEROほどひどくはありませんが・・。
 緻密で膨大な取材も大変結構ですが、肝心のストーリーのひねり出しにももっと精魂を傾けていただき、もう少しわかりやすい作品をお願いします。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
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No.8:
(4pt)

湘南ダディは読みました。

久しぶりにスケールの大きなサスペンス作品を楽しむことが出来ました。ロシアから潜入しているスパイを捕縛しようとする警視庁外事警察のお話。こちらが全く知らない世界だけにまるで本当のことのように(あるいは丁寧な取材にもとづく本当のことなのかもしれませんが)、外事警察官達の活動が活写されています。例えば追尾されている対象者が追尾に気がついた時に不意に立ち止まりもとの方向に戻ってくることを直立反転と言うそうなのですが、その時に追尾者は決して目線をあわしてならず、目線を遠くにおいたまま何事もなくすれ違わなければならないなんて話、本当のように思えるじゃないですか。
また外事警察官として登場する人物たちがそれぞれ魅力的です。かって自分の部下を植物人間にされたことを契機にスパイハンターの鬼と化した主人公、水越警部、その配下の内山と野口、内山が部下を血反吐を吐くくらい厳しく鍛え上げるのに対し野口は部下をおだてながら使っていくタイプと両極で、二人は事あるたびに功名を争い対立します。彼らに加え、レストランで密会中の追尾対象者にアベックを装って接近したりするため目黒署からリクルートされている女子の松浦七海巡査部長、それぞれいかにもという存在感があります。
 渡り鳥というコードネームのロシアの大物スパイが潜入してきているらしい。日本側のエージェント小野寺敦史は商社員としてほとんど海外にいるが、その妻である美津江を水越達が執拗に追跡し調べていくと、実は小野寺敦史は本人をかたる別人で、本人は数年前にロシアにより拉致され殺害されていると思われ、水越達はこれを暴き事件化して世界に公表しようとする。最後にロシアに逃亡寸前の美津江をとらえるまで、CIAのかかわりもあったりまさに息をつく間もなくスリリングに展開します。エピローグもこのスパイ達のしたたかさを暗示しながら小説としても味のある見事な幕切れとなっています。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
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No.7:
(4pt)

リアルな諜報小説

ロシアのスパイを捕まえようとする日本の公安警察のストーリー。公安物に特化している麻生氏の作品はいずれもどこまでがフィクションで、どこからがノンフィクションなのかよく分からないほど具体的で詳細な描写がウリだが、本作もこれまでの傾向に違わずリアリティあふれている(少なくとも実際の公安を知らない人間としてはリアリティあふれるように感じる)。プーチン政権になってからどんどんと逆コースを辿っているロシアだが、本当にここまで諜報活動を本格化しているのであれば、安穏とした我が国にとってはものすごい脅威。一般人の目に見えない世界だけにさらに怖い。それにしても、作者はどのような取材活動を展開してこのレベルまで小説を書き上げているのかとても不思議。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
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No.6:
(1pt)

オタクのオタクによるオタクの為の警察小説

自分が麻生幾氏の著作に触れたのは「宣戦布告」が初めてで、当時福井県議会でも取り上げられ、敦賀市の本屋では一躍ベストセラーとなった同書に、余りにも現実に起こりえそうな、非常事態に際し官僚主義のジャングルに文字通り「殺されていく」現場の警察官や自衛官の姿に背筋が凍る程の感銘を受け、この筆者はどれだけ日本の警察、自衛隊、公安調査庁等々の権力機構に食い込んでいるのか、と驚いた記憶が有る。恐らく本書でも、その公安、外事警察内部の「人的コネ」をフル活動して取材に当たり、執筆に反映させたのであろうが、悲しい事に全くそれらの貴重な情報が物語に生かされていない。
前前作(?)「ZERO」でもそうだが、話のスケールを壮大に広げすぎた余り、辻褄の合わない記述や、中途半端な謎解き、最後の最後まで明かされず仕舞の謎や敵の正体が余りにも多すぎる。それでも「ZERO」では、まだラストの海自潜水艦に舞台を移しての脱出劇が見物だったが、本書では、外事警察官たちの地味で報われぬ努力が最後まで報われぬままに終わっており、後味の悪さと、知らないところで市民生活がこれほど犯されてるのかという不気味さばかりが残る。
主人公に感情移入できぬまま完結してしまうのは、様々な制約を掻い潜って、「スパイハンター」の真実の姿を世に知ってもらおうと筆者に情報提供した(であろう)多くの実在の外事警察官たちの取材協力に対し丸で失礼であり、貴重な取材ソースが余りにも無駄に浪費されてのは、実に虚しい。

結論。麻生幾氏は「封印されていた文書(ドシエ)―昭和・平成裏面史の光芒」等、ノンフィクションの分野で活躍すべし。あのトム・クランシー氏同様、フィクションのエンターテイメント小説の世界では所詮初期の作品しか評価の仕様が無い。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
4344013662
No.5:
(2pt)

スパイ小説ではなく警察小説

本作は実際の警視庁公安部外事第1課が、1997年に事件化したスパイ事件である黒羽事件をモデルにして、ロシア対外諜報庁のスパイ活動の解明作業を行う公安部外事第1課4係の活躍を描いている。

著者は警察庁警備局・警視庁公安部など警察の警備公安警察に精通しているジャーナリストとして有名な人物だけに、モデルとなった黒羽事件の内容、公安警察官の追尾など現場での活動が非常にリアルに描かれている。

ただ気がかりなのは、外事第1課4係員に、ロシア語とロシア情勢に精通している人物が全く出てこないことだ。外事課には、警察大学校などで長期の語学研修を受け、優秀な成績を修めた公安警察官のみが配属されていると思っていたが、本作にはそのような背景のある公安警察官が一人も出てこない。さらには、ロシア語どころか公安警察官の訓練・経験が全くない所轄署生活安全課の女性部長刑事が、いきなり外事第1課4係に赴任してくるなど、そもそも公安警察官としてプロとは言い難い人物が出てくる。たしかに本作はフィクションではあるが、著者の背景などから、限りなくノンフィクションに近いはずなので、実際の外事課は語学力などは重視していないのではないかと心配になった。

また彼らが、昇進試験の勉強法を教えあったり、所轄署に出されるのを気にしたり、刑事部や交通部と言い争いをしたりと、警察小説的なくだりが多くなっており、本作のタイトルである「エスピオナージ」から連想するスパイ小説的内容とは程遠い作品である。尤も、警察小説と割り切って読めばそれなりに楽しめるかもしれない。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
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No.4:
(3pt)

面白いですけど。

物語は面白いですが、ストーリーは閉じて欲しい。思わせぶりな結末とかは必要ないです。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
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No.3:
(4pt)

ノンフィクションのように読める防諜小説

スパイ小説と言うより、防諜小説と言うのかな。国益に繋がる企業秘密や国家機密が流出しないように水際で活躍する外事警察の地道な取組みが、手に汗握るドラマとして描かれる。まだるっこい部分もあるが、一般人が知りえない捜査の手口などよく取材されている。読み物としてはテンポのよさと意外な展開が続き、先を読みたい気持ちにさせられる。ディテールを言えば、拉致された小野寺への同情を掻き立てる程の物が無いし、背乗り者達が何の目的で存在したのかもあまり明確で無く、韓国情報筋やCIAが出て来るシーンも最後にドドッと出て来るのも説明不足かと思う。ただ日本を取り巻く政治情勢等の変化のお陰で、今まで見なくて済んだものが表に出て来る時代だから、外務官僚やジャーナリストと違い地を這う「インテリジェンス」も知る意味はあるかと。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
4344013662
No.2:
(5pt)

公安(ハム)のエスピオナージの真骨頂!!

氏の各作品はいずれもどうやって取材したのかと疑いたくなるほどのディテールが生きていて、
今回も1日で読了してしまったが、相変わらず読み進めていくうちに掌に滲む汗、
息もつかせぬクライマックスへの緊迫感、そして読了後に味わえるなんともいえぬ深い充足感...

ロシア最強の秘密機関SVRと警視庁公安警察の秘匿部隊との息もつかせぬ頭脳戦と、
十重二十重に張り巡らされたプロットが
本作を紛れもなく傑作の地位に位置づけていることは言うを待たない。

そして言えることは、本作に描かれているような「スパイ・ハンター」達は、
今日、この今も、この国のどこかでじっと息を潜めて任務に就いている、ということだ...
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
4344013662
No.1:
(4pt)

麻生幾の諜報小説!

例によって日本と海外の諜報員との戦いを描いています。
今回の敵はロシアというのが、近年のプーチン政権の対日姿勢からみて良い選択だと思いました。前作では協力関係にあった日露の泥沼な合戦です。

瀕死のライオンは福井晴敏的な三流小説でがっかりしました。今回はきっちりと麻生節が復活しているのでファンは安心して読めたというのが第一印象です。

唯一の苦点は、麻生氏の書く女性像および男女関係はいつも同じという事です。何度、同じプロットを使い回しているのかと呆れてしまいました。

単品で読むには最高です。
エスピオナージAmazon書評・レビュー:エスピオナージより
4344013662

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