リバーサイド・チルドレン
評判
リバーサイド・チルドレンの評価:
3.00/5点 レビュー 10件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1〜7 1/1ページ
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リバーサイド・チルドレンの評価:
3.00/5点 レビュー 10件。 D ランク
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もちろん日々の糧を探すための暑くて臭い重労働や、異分子として虫扱いされて排除される危険性はあるにしても、そこには仲間同士の信頼と絆がある。だからその絆を脅かす別のグループや警察、さらには姿なき殺人者に主人公は憤り、立ち向かった。
ある意味で牧歌的な日常から、殺人の連鎖、旅人との犯人探しの対話、そしてエンディング。高温高湿度な舞台でのスピーディーな展開から一転、旅人との対話でクールダウンされるのがうまい構成だと思った。ここで、雰囲気が一転して状況整理しながら犯人探しを行うミステリが楽しめる。最初は木に竹を接いだような強引なご都合主義の展開に思えたが、旅人が状況を整理して主人公を正解に導いていくところはむしろ楽しめた。
連続殺人というやりきれなさを突き抜けて、エンディングに明るさが戻ってホッとした。主人王が安易に楽園を抜けださなかったのも良かったと思う。
主人公が取り戻した日常、もちろん彼らにはそれが恒久的なものではないことはわかっているだろう。でも彼らが人間である自分を意識して暮らせる場を、実力で取り戻したことは彼らの勝利である。
ドキュメンタリー番組からインスパイアされたようにも思えるが(そういう番組があるかどうかは知らないけど)、ディテールの細かさがそれだけとは思えない。この作家の作品を読んだのは初めてだったが、「どのようにしてこの作品をものにしたのか」に一番興味を惹かれたことは書き記しておきたい。