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県庁おもてなし課
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県庁おもてなし課の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 61~80 4/5ページ
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| 某県の県庁職員になって10か月、この本に出会えてよかった。 この人まで公務員を叩くのか?と思った読み始めだったけど、 厳しい声を掛けつつも応援してくれてた。 まだ入って日は浅いですが、県のためにもっと頑張ってこうと 元気をもらった一冊でした。有難う。 ※ レビューを見てて思うけど、この内容を見て 「これだから公務員は、これ読んで勉強しろ」という反応も 「公務員を叩いて売りたいんでしょ、何も知らないくせに」という 反応もどうかなーと思ってしまう。 本書内にもある通り行政には限界もあるし、その中で必死に 頑張って成果を出してる優秀な職員もいる。 かといって、それはないだろー、って仕事を目にすることもある。 取材するにも限界があるし、今の風潮を考えればかなり バランスよく描かれてると思うんだけどな。 ちょっと誇張もあるだろうけど、こんな仕事はしちゃ駄目だなーと自戒しつつ、 実例を参考にした内容から仕事の仕方やアイデアのヒントをもらいつつ、 繰り広げられるラブコメにニヤニヤすればいいんだと思うんだけど。 どうしてそんなに頑ななのさ? | ||||
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| この物語はフィクションです。しかし、高知県庁にはおもてなし課は存在します。 巻頭の最初にこの言葉があります。お役所仕事の時間感覚のなさが、克明に描写されています。そんな中高知県の観光の取り組みが開始されます。観光特使となった、「吉門喬介」とおもてなし課の面々との物語です。行政の持っている公平感重視のやり方と、民間事業者の効率重視のやり方の間で、行政の任務に目覚めた「おもてなし課」のフィクシャンです。公務員も捨てたものではないと思わせる、「地方公務員」必読の書といっていいと思います。いろいろ出されている「まちづくり書」よりはるかにノウハウが詰まっています。たのしく軽快に読めます。 | ||||
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| 県の観光振興をはかる試行錯誤にラブロマを絡めた小説。新聞の連載小説を本にしたもの。よく売れているそうだ。表紙の絵もなかなかいい。中古商品でお安く購入。 舞台は高知県。県庁おもてなし課。主人公の掛水。おもてなし課にスカウトされた多紀。小説家の吉門。そして、過去にパンダ招致論で物議を醸し出して県庁を去った清遠。民宿を営む。そして、その娘の佐和。 それほど驚きは無い展開ながら、高知県の名所案内をしながら読ませる。フィクションだが、ちょっとずつ実際の人物を参考にしているところがあるようだ。子供のころに著者が父親に県内をいろいろ連れまわされた思い出も生きているという。おもてなし課も本当にあるそうだ。 アイディアは良いし、ストーリーも明快。 ただ、ラブロマとしてはこの終わり方でいいけれど、 行政と観光による地方振興をテーマにした小説としては、さらにもうひと工夫あってもよかった気がする。 | ||||
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| 一定の評価を得られた作家は、自分らしさというものを 徐々に強めていくことを許されると考える。 だがこの作品の筆者は最初から自分らしさをくっきりと 持った作家であった。 純粋な恋愛と、ミリタリー分野への深い関心。 だが今回の作品は自分のため、という部分は抑え、サービス精神に あふれていた。 郷土への愛がいっぱいだ。そして本当は重いテーマであるのに、 決して読者を思い気持ちのままにはさせない。 そして地方行政を真剣に考える姿勢には、地方に暮らすものにとって 共感と発見があるように思えた。 地方自治体の重要なポストにある人間には一冊づつ配るべきではないかとも。 固い頭を柔らかくしながら色々と諭してくれそうである。 ハードカバーは場所を取るからいやなんですが、この本は買いました。 | ||||
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| 有川浩さんが大好きなので、新刊が出ると必ずcheckします。 今回も社会的問題・loveが含まれていたので、とても楽しみながら読むことができました。 ただ、キャラクターの特徴…というのが、だんたんとマンネリになってきてるのかな…?と思いました。 私はああいうキャラが好きですけどね。 さて、今回はお堅いお役所の人間が高知を発展させるために重い腰を上げる内容です。 実際は小説のようにスムーズに話し合いが進むとは思いませんが、希望を持つ、まさに 光を持つという点には大変共感を持ちます。 印象に残ったフレーズは ・設備は作れるけど、地形は作られへん ・干渉を嫌うからといって旅に意欲的ではないというわけではない 旅行が好きな私にとって、1つ目の言葉はとても共感しました。 旅先でいつも私が思うことです。 変に都会を意識しないで、ここしか持ってない個性を出せば良いのになぁと。 劣等感を持っているんでしょうか。 2つ目の言葉は…私の性格を表してるようで、有川さんに見透かされているようでした^^; 次回も楽しみにしてます。 個人的には話に出てくる某作家さんが大好きですww | ||||
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| まずは公務員たちに対する描写について。身内に『高知県の公務員』が二人ほど居ますが、私が貸して読んだ後に「公務員的にはどうなが?」 と訊くとこんな答えが。「こんばぁ(小説内での公務員こき下ろし)でほたえるも何も無いわ、実際外から見たらこう見える仕事しゆうがやきね。それも観光の話を書いちゅうがやき、外から見た姿書かんでどうするがよ。しかも作家のおばちゃんが小説って言うて出すがやき、そらぁ有ること無いこと、役所のおいちゃんがよう言われんことも言うわや!小説なんぞで褒められたいがやったら公務員辞めるんが一番早いわ。公務員は公僕って忘れちゅうがやろ。」とのこと…何故か公務員が公務員に怒ってます(笑)まあ、公務員の仕事も知らない元主婦が生意気に!と目くじら立てているレビューもありますが、あくまで小説のお話として読むべきだということです。この小説を読んで、やっぱり公務員って…と言うのも現場とはズレていることをお忘れなく。内容に関しては、有川さんの看板とも言うべきベタ甘恋愛×2ペアが入っております。全体としてはサラリと読めて、ニヤニヤできて、ちょっと考えさせられるところもあるかなっていう纏まりの良さはあります。裏を返せばお堅い話にも恋愛小説にもなりきれない本、という印象にもなります。観光や地元(高知に限らず)の良さにちょっとした意識を持ってみる、見つめてみるきっかけや窓口になる本と思って読んでみるのをオススメします。 | ||||
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| 有川さん自身が高知県の観光特使を引き受けたことから生まれた小説です。 高知県庁に「おもてなし課」は実在しますが、いわゆるお役所体質が抜け切らず、なんともグダグダな感じ・・・そんな実話に基づく話になっています。 若手職員の掛水の成長を描きながら、有川さん得意のベタ甘恋愛小説路線も踏襲しています。 登場人物がかっこいいけれど、完璧すぎずに弱点を持っているところも有川作品らしい。 そして、観光特使としての役割を果たすべく、高知県の魅力も十分のアピールしているところが流石です。 読後感が、とても爽やかです。 元気になります。 高知県に行ってみたくなります。 巻末の対談(おもてなし課の方と有川さんの対談)も、ストーリーとリンクしていて面白かったです。 | ||||
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| 高知県に行ったことのない私は、確かに同県に対しては、桂浜の竜馬像くらいしか印象がなかったが、一度くらいは訪れてみたい気持ちになった。また、私自身は東京出身だが、地方分権、地方経済活性化大いに賛成と日頃思っているので読んでいて大変好感が持てた。 典型的なお役所マンである掛水が、おもてなし科での仕事を通じた清遠や吉門との出会いによって成長していく過程が予定調和的な展開ながら楽しい。また、多紀との恋愛や吉門の家庭問題も分かりやすい流れだが、そのために却って安心して読める話になっていたのだと思う。 読了後、ついついおもてなし科のHPにアクセスしてみた。トイレマップあり、誘導標識整備のための書き込みもあり、実際におもてなし科に行くと掛水や多紀に逢えるような気分になった(HP自体はもう少し、洗練された内容にしてはどうかと思うが)。 この小説のように各地方行政が少しずつでも変わっていけたら、日本全体が大きく変わっていけるだろうな。また、国政にしても、自国の強みをうまく打ち出せていければいいのに、と素直に思った一冊である。 | ||||
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| 私は行政出身で、この物語は身につまされ、膝を叩きっぱなしでした。 たしかに甘い物語ですが、その甘さに包まれたメッセージを読めないようでは、行政マンに限らず起業を志す人は失格でしょう。 このくらいの発想なら行政マンにもあると考えるなら、現在の地方行政の荒廃にどう答えられるでしょうか。 作者の出身地高知に対する暖かく鋭い目には、嫉妬さえ覚えます。 | ||||
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| 岩手日報連載時から楽しく読んでいた。単行本になってみたら、連載時は「都佐」だった県名も高知になり、数々のエピソードが実話に基づいていることが判明。実在のおもてなし課の人々との対談まであって、楽しい。 この本を「公務員批判」の観点から論評する方が多いが、この本は、それが書きたいのではないと思う。「観光」は人がその地を訪れることによって、食べ、買い、楽しんで農業・水産業・加工業・物販・サービスなど極めて裾野の広い産業に効果が波及する分野。 その振興は、官・民・NPOなどが思いを一つにして取り組まなければならないが、「観光」が目に見えないだけに「連携」し「価値観を共有」することは本当に難しい。その難しさ、もどかしさは本当によく書けていると思う。 この分野の「導入書」「教科書」となり得る一冊。ぜひ観光に少しでも関わりのある人は手にしてほしい。 巻末に、本作が連載になった各県の観光振興担当部署のPR合戦が載っているが、負けてるぞ、我が岩手。 | ||||
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| 楽しく読めました。高知県には行ったことがないですが、行きたいと思わせる本です。 地方を元気づけて行くには、多方面から魅力をアピールする必要がありますね。 | ||||
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| 私もかつてお役所で働いた経験があるので割と納得しながら 読みました。 この本は体裁は小説ですが、恋愛話がなければわかりやすい マーケティングの本です。行政が今、観光産業を振興するため にはどうすればよいか、かなりわかりやすく書かれています。 有川さんは学生の頃、経営学やマーケティングを専攻していた のかと思うほど初心者にはわかりやすい本でビジネス書として もオススメできる本です。 ただ、個人的には高知弁がわかりにくく解読するのに時間が 掛かってイライラしました。男女のムダな絡みも多く、展開が 遅くて、それがウザいと感じました。 それさえなければ''もしドラにも負けないビジネス書だと思い ます。映画化しても面白い作品だと思います。 | ||||
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| お役所感覚から民間感覚へと人との出会いによって変わっていく主人公。 恋愛模様もさわやかでピュアな感じで私は好きでした。 高知県の長閑な風景も頭に浮かんで読んでいてほのぼのできました。 | ||||
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| どこにでもある冴えなく活気のない職場を、 県庁観光部を題材に成長していく様を見せるこの物語は、 いつぞやの「王様のレストラン」を思い出させる作品だった。 職場が成長するには、主人公の一人“掛水”の成長が気持ちよい。 少し引いてサポート役に回る“多紀”。 教育役の清遠、吉門。これにスパイスを効かせる佐和。 これらの甘酸っぱい人間模様も飽きさせない。 自分達の職場にも気がつかない“光”があるかもしれない。 これからの仕事にヒントをもらえた作品だった。 | ||||
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| 小説でありながら地方の観光事業のテキストのような本作は面白いだけでなく興味深い。 観光に限らず顧客視点とはなにかと考えるにも良い題材かもしれない。 有川浩ファンに限らずオススメできる。 | ||||
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| 「地域活性化モノって、誰でも共感できる鉄板テーマだよなぁ」 などと意地悪なことを考えつつ、しっかり楽しませてもらいました。 いい作品です。 舞台は高知。 基本的に実在の地名とかが出てくるから、妙にリアリティがあります。 地方の役所の閉塞感、みたいなものもまたリアル。 主人公の掛水くんとヒロインの多紀ちゃんは、ちと「いい人」っぽすぎる気もするけれど、やっぱり等身大な感じで共感が持てる。 全体的に、背伸びをせずに入り込める、そんな作品でした。 ちょっとクセのある作家、吉門について好き嫌いが分かれるかもしれませんが、終わってみたら彼もいい奴、ってことで。 ところでこの人、役割的に作者の分身って感じですが、作者もこんな人なんでしょうか(笑)。 | ||||
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| 有川さん作品としては万民向け。高知の実在するおもてなし課が舞台です。小説よりぷちビジネス書みたいな感もあったりします。特に民間とお役所の温度差はウンウン思う。 また発想の仕方など小説としてもビジネスにしても役立ちます。 個人的には明神さんみたいな人が事務所に欲しい! | ||||
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| 有川先生、図書館戦争の頃から好きなので新刊が出ると必ず発売日に買っています。 この県庁おもてなし課も面白かったです。 が、そろそろ傷気味。 特別かっこいい訳ではないけれど、どこか男気があって素敵な男性と、 これまた特別かわいい訳ではないけれど、魅力的な女性。 お互いにちょっとずつ惹かれあって最後は丸くハッピーエンド。 最近というか、いつもコレですよね。 ただそれでもさくっと読みたい時には展開に安心出来るのでストレス発散に読むのに適しています。 最近過剰な信者に悩まされ気味な有川先生ですが、 昔からのファンのためにもまた新しい土壌を切り開いて行って欲しいと思います。 この本の印税は被災地に寄付なさるそうですので、 図書館で借りずに、是非本屋さんでハードカバーで買いましょう。 | ||||
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| タイトルに魅かれて購入。 高知県庁に実在するおもてなし課をモデルに書かれた小説ですが、単なる小説と侮るなかれ。 考え方のヒントは満載です。著者の故郷への強い思いが感じられました。 特に地方で街づくりに携わる人には必ず読んでほしい一冊。 | ||||
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| もともとモデルがあったとはいえこんなにリアルに行政「お役所仕事」の批判して、 「大丈夫」なのかなぁと「心配に」なるぐらい現実的っぽく、ハラハラしながら読みました。 観光振興がテーマでしたが どんな業種の仕事でも、共通しているものがあると考えさせられるものが ありました。無い物ねだりよりもあるものをどのように「武器」として活用して いくかということをとても考えさせられました。 たくさんの方に読んでいただき「気づき」をして頂けたら、 地方が元気になり、会社や個人が元気になり、日本も元気になる・・・ 具体化ハウツウ本のような、そんな本です。 おすすめします!! | ||||
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