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マリア・プロジェクト
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マリア・プロジェクトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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胎児の卵巣には、巨万の富が眠っている――。フィリピン、マニラ近郊の、熱帯樹林に囲まれた研究施設で、人類史を覆す驚愕のプロジェクトが進行していた。胎児の卵子を使い、聖母マリアのように処女をも懐妊させる、「マリア・プロジェクト」。生命の創出を意のままに操り、臓器移植にも利用しようというのだ。神を冒涜するその所業に、ひとりの日本人が立ち向かう。医学の倫理と人間の尊厳に迫る謀略エンタテインメント巨編! | ||||
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医療系の犯罪小説ってことで、ロビン・クックのアジアバージョンって雰囲気でした。 日本の産婦人科医での秘密の堕胎。 大手製薬会社のシンクタンクで行われる臓器移植。 そしてマニラのスラムで子供が行方不明に。 この三つの出来事がひとつに絡まりあって、大きな犯罪が行われる。 それに気づいたマニラ駐在員の青年がある目的のためにシンクタンクに潜入し、銃撃戦を繰り広げて…というストーリーです。 タイトルになっているマリア・プロジェクトというのは堕胎児から取り出した卵子を使用できるように成熟させるというプランなんだけど、まあこれはあるようなないような話だった。 もしこれだけなら倫理的に見て問題とされるかは疑問。 だけど余った受精卵をそのまま出産させて、っていうあたりからどんどん血生臭くなります。 移植の方法が医学書丸写し状態で書いてあるのに比べ、卵子を培養してっていうあたりは参考書がなかったらしくいい加減でした。 だったら移植のほうもオープニングの堕胎のシーンのように心理的に書けばいいのに。 あとプロ同士の銃撃戦で、素人ふたりが生き残っているのがフィクションだなぁと思った。 それでも中国をはじめとする経済後進国で行われているという噂の臓器売買をテーマに、倫理についても考えさせる小説だったと思う。 | ||||
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