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陰陽師 太極ノ巻



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【この小説が収録されている参考書籍】
陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)
陰陽師 太極ノ巻: 7

陰陽師 太極ノ巻の評価: 4.23/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ややマンネリ化? 強敵が欲しいなあ!!

いつもの様に清明の屋敷の縁側で、季節に移ろう自然な庭を味わいながら博雅と酒を交わす二人。
そこに、都で起こる奇々怪々、魑魅魍魎の事件の相談が舞い込み、いこう、いこう、そうしよう!
となる展開である。今回は、6つの短編。
1.二百六十二匹の黄金虫⇒ 前作で一番気になった虫好き姫(露子姫)の活躍。
2.鬼小槌⇒ 鬼の集団に夜出会い、小槌使いを命じられて.......。
3.棗坊主⇒ 吉野の山奥の山桜の下で、碁を打つ白髭老人の勝負に口を出したがために.......。
4.東国より上る人、鬼にあうこと⇒荒れ屋敷に宿泊したら、その鞍櫃に住む恐ろしき主が.....。
5.覚⇒ 問答をすると魂が抜かれてしまって.........。(鬼太郎の妖怪みたい)
6.針魔童子⇒ 性空聖人の大切な針を盗んだ結果......。〈道満法師がよき人になって...。)

続けてシリーズ7作を読んだためか、マンネリ化を感じてしまう。
あとがきに著者自身も同じ事を記していたのが面白く、頷いた。
今回感じた事は、強敵が出現して清明―博雅コンビが絶対絶命の危機に出会う展開が読みたい。
陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)より
4167528150
No.1:
(3pt)

参りました

長編を入れるとシリーズ7作目ですか。著者のあとがきを読むと、著者のこのシリーズに対する或る意味では居直りともいうべき心構えが開陳されています。そうか、「マンネリをおそれない。...ぼく自身が身を置いている現実の季節から始めることになっている」、そういうことだったのですね。今回もバランスよく、春、夏、秋、冬、初夏を舞台とした作品が登場します。謎解きの魅力自体は他のシリーズと同じく二の次です。ここに出てくるのはいつも変わらぬ人間の業です。特に印象的なのは、「棗坊主」です。なんといえない不思議な会話の後につぶやかれる「ま、しかし、一生とはこのようなものでありましょうなあ」という結語はなんともいえない余韻をもたらします。
陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)より
4167528150

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