きみの友だち

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評判

きみの友だちの評価:

4.46/5点 レビュー 209件。 S ランク

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平均点4.46pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全422件 321〜340 17/22ページ
No.102
(5pt)

子供の頃を懐かしめる

「友だち」って何だろう。僕らはどんなふうにして友だちを選んできただろう。馬が合ったからなのか、あんまり利害関係ではないと思う。そんな疑問を主題にして、この作品の中心的人物「恵美」とそのまわりに存在した幾人かの男女のエピソードを、それぞれの短編の主人公に据えて、「僕」という人物が語るスタイルになっている。登場人物の小中学校時代に出会った「友だち」。深かったり、浅かったりさまざまである。皆さんのまわりにもきっといただろう、威張る子、暗い子、弱い子。そんな子たちめいめいの考えていることを「僕」が見守るような優しい語り口で綴ってゆく。そして、楽しかったり、悲しかったり、それぞれの思い出を抱えた主人公たちが、最終話で再会し大団円を迎える。『その日のまえに』の手法である。重松氏の世界が遺憾なく展開されている。この作風が好きな方には是非とおすすめできる。今作品は読者を泣かせるより、幼き日のノスタルジックな世界へ誘ってくれる。心洗われる読後感だった。
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.101
(5pt)

目新しくないのにここまで鮮烈!

してやられました。傑作です。実は読み始めは、また重松さん得意の小中学生友情物かい〜とあまりノリ気になれなかったのです。だが、この物語の登場人物たちは生きている。ぐいぐい生きて、目を離せない。

 恵美が得た精神の自由は、足の自由を失ったことと無縁ではないだろう。「みんな」という得体の知れないモノへの、決然とした絶縁宣言が見事だ。ひとりひとりが大切なはず。私達は、「トモダチ百人できるかな」っていう童謡に無意識に縛られてしまっていた自分自身を、反省する時期にきているのかもしれない。

 由香の、透明な生き様も美しかった。

 イヤな先輩までを含めて、もっと人間を信じようと思った。
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.100
(5pt)

小中学生に読んで欲しいと大人が切実に思う1冊

今の時代は大変なんだよって、何時の時代も子供は思う。

責任はまだない分、自由もなくて不自由だから。

でもその時間が過ぎて過去になった時、いかに大切な時間だったかを振りかえり、大きく感じた悩みにも笑みをこぼせるようになる。

この本は読後、その時間を過ぎた大人が子供に読ませたいって切実に思わせる

でもルビも付いてないので小学生には独りで読むのはまだ無理かもしれないし

内容への影響もまだ感じとるのは難しいかもしれない。

この本に登場する友達が模索して無我夢中のように

現役の小中学生には自分の今で手一杯かもしれない。

ただ、この友達を導いていく語り手が、それぞれの子ども達を応援してる気持ちは伝わるのではないか?

「みんな」に翻弄される子ども達、きみが今一生懸命生きている時間は

成功も挫折も苦しいのも嬉しいのも、みんないかに大切な時間で素晴らしいか

この本はほのかな灯りのように語りかけてきます。
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.99
(5pt)

友達とは・・・

普段友人関係に悩みがちな私が、たった一人親友といえる友人からお勧めされて読んだ本が、これでした。

題名の通り、本当に色んな立場の友達の話があります。

最後には全てが繋がっている、という本が好きな私ですが、この本も、最後に誰がこの物語をかたりかけていたのかわかります。

いじめっこ、いじめられっこ、優等生、落ちこぼれ・・・。

「あの友達も、ああ見えてこんなふうに考えていたのかなぁ・・・。」と思いながら読んでしまいました。

友人について、今まで悩んでいたことが馬鹿らしく感じるほど、感動してしまいました。

大人でも十分『考えさせられる』お話なので、騙されたと思って読んでみてください・・・★

読んだ後、心が安らいでいると思います。
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.98
(4pt)

優しい眼差しの正体は・・・?

重松清さんの世界はまるで“道徳の教科書”みたいで

つい反発してみたくなる素直じゃない自分もいる。

だけど、語り手が主人公の“きみ”に語りかける言葉と

眼差しがあまりにも優しくて、こちらも素直にならざるを得ない。

そんな優しさのある作品。

この語り手が誰なのかわかったとき、

そのあたたかさに胸がいっぱいになりました。

「友達ってなんだろう」 これがこの作品のテーマ。

いつも一緒にいて話をしている人が、

果たして“本当の友達”なのだろうか?

学生生活の真っ只中では疑問にすら思わなかったことを

今になって自問自答してしまいました。

そういえば私にも、

いつも一緒にいるわけではなかったけど、

とても気の合う子がいたっけ・・・。

他の子とは話さないような事柄を話せたり、

自分にとって重要なポイントにはなぜかいつも手を差し伸べてくれたあの子。

彼女は今、どうしているのだろう。

彼女の存在が私にとっての“きみの友だち”だったのかな?
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.97
(5pt)

ついに「きよしこ」を越える傑作が登場!

重松清の本を18冊読んだ私の中でのマイベストは「きよしこ」(新潮文庫)でした。「きよしこ」では少年ひとりの視点で描かれているのですが、今回は主人公を取り巻く登場人物たちにもそれぞれ主役としてのスポットが当てられることにより、重層的な深みが増しました。それぞれがそれぞれに悩みやわだかまりを抱えて葛藤しています。「友だち」に代表される人間関係に焦点が当てられており、私自身思い出したくもないような過去を抉り出されている気にさせられました。その思いは実はみんなが持っているものなのかも知れません。物語はそんな苦さに真正面から対峙し、答えはないけれど、「友だちとは何か」「友だちの素晴らしさ」についての自問自答へ導いてくれます。
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.96
(4pt)

広く共感される

子供の頃、教室で一緒に過ごし、放課後に遊び、家の近くで遊んだ、あの友達が、あの時どんな思いでいたのだろうか、今、どうしているのだろうか、さまざまな思いが押し寄せてくる。あの頃の友にもう一度会いたいと思った読者は多かったのではないだろうか。「その日の前に」ほど衝撃はないが、その分、広く読者に共感される構成になっている。
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.95
(3pt)

心に残る作品

みんなと友だちだと思っていた。だが、事故のあとにその関係は微妙に
変化する。孤立してしまった恵美は、自分と同じように一人ぼっちの
由香と、いつしか言葉を交わすようになっていくが・・・。
「あいあい傘」を始めとする10の作品を収録。 いつも身近にいるから、いつも一緒に話しをするから、それだけでは
本当の友だちとは言えない。本当の友だちって何だろう?この本を
読んでいると、遠い昔に同じようなことで悩んでいた自分の姿を思い
出す。作者は、友だち関係に悩むさまざまな登場人物の心の動きを
細やかに描いている。傷つけたり傷ついたりしながら人は成長して
いく。過ぎ去った日々が、いつか大人になったときに「あの頃のことが
懐かしい。」といえる日々であってほしい。恵美と由香の日々もきっと
そんなふうであったのだろう。いつまでも「もこもこ雲」が、空に
浮かんでいますように・・・。
悲しく、切なく、そしてさわやかな作品だった。
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.94
(5pt)

反則技ですが・・・

オムニバス形式の思春期の友情と成長をテーマにしたお話です。
一つ一つのお話の主人公「きみ」は変わっていきますが,その「きみ」は一人の女の子,女性と必ず関わりを持っている,少年,少女です。
後半は何となく分かっていながらも,そして反則だとは思いながらも,
物語に感情移入し,感動せずにはいられないお話です。いくつになっても友については考えるのかなぁと思いながらも,
あの頃の好きな自分,嫌いな自分と向き合っているようで,とても懐かしく感じました。
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.93
(5pt)

大切だから友だち

ほんの、本当にちょっとした友だちとのトラブルで、恵美は松葉杖なしでは生きられなくなってしまった。そして恵美はその友だちを罵ってしまった。恨みごとを言ってしまった、何度も何度も。そして恵美ははじかれてしまい一人になってしまった。
 その1年後、「生涯」の友だちになる由香ちゃんと出会う。でも恵美には由香ちゃん以外の友達はもう出来なくて、ずっと二人で過ごしていた。しかしだからこそ恵美は、友だちの事を真剣に、誰よりも深く考えられたのだと思う。
 恵美とその周りの人々の、友だちに纏わる物語10編です。 友だちってなんだろう。基本的に他人だから深くは立ち入れない。でも時と場合によっては、身内以上に親身になってくれる時もある。でもそれがうっとおしくて、邪険に扱ってしまった事もある。そして自分を守るために防御壁に使ったこともあれば、先生や両親にその友だちをよく見せる為の、踏み台にされてしまった事もある。そんな事をしてもされても、次の日からは変わらず友だちだった。
 そして不思議なのは、あんなに仲がよかったのに卒業なんかで距離が遠くなると、あっという間に疎遠になってしまう事が何度もあった。でもだからといって、決しておまけのような存在じゃなくて大切だった。
 こうして考えてみると、決して結論なんかでないと思う。でもこの物語を読んでちょっとだけ分かった気がする。友達が大切なんじゃなくて、大切だから友だちなんだ。そう考えると、巨大なジグソーパズルの1ピースがはまったような気がしました。 この本を読みながら、「あいつ今頃何してるんだろう?」とふと考えてしまいました。
きみの友だち Amazon書評・レビュー: きみの友だちより
410407506X
No.92
(1pt)

ただの勘違い

この作家の本はとても好きでしたがこの本はとても読んでて腹立たしかったです。
実際にこの本に出てくる立場の登場人物の気持ちを著者がわかっているつもりなら僕はこの著者が大嫌いです。著者の自慢気がすごいでているなと吐き気が出てきます。あまりおすすめできません。
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.91
(5pt)

一気に読んだ

子供が買ったものですが借りて読みました。
涙なくしては読めなかったよ。
素晴らしい重松の世界なり。
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.90
(5pt)

重松清で一番好き!

足の不自由な恵美ちゃん、病気がちな由香ちゃんがある事件をきっかけに「ともだち」になる、その周りには人気者や八方美人のクラスメイト、弟のブンちゃんやその転校生のモトくん、先輩、後輩、それぞれの物語が繰りなす「友だち」「みんな」の意味を探す為の連作長編。

自分は元来、小説を読む習慣はなかったし、「小説で泣く」という意味もよく分からなかったけれど、本書でそれが簡単に分かることになった。

小・中学生には独特の「友だち」観があり、それは女の子の作る“仲良し”グループであったり、男の子でも誰かを呼び捨てで呼ぶグループ、苗字で呼ぶグループといった何らかの相関関係が形成されている。
その関係の中で、微妙で、繊細で、紙一重に揺れる心情描写が、動もすれば自分が登場人物全員に置き換わる可能性を感じ、時にドキリとする。

いつも一緒にいる、何でも話し合える、「友だち」の意味なんて人それぞれだと思うけれど、結局最後まで重松清は意味を読み手に提示しない。
『日曜日の夕刊』で感じたけれど、重松清は“視点”を描くのが巧く、傍からでは分からない心情部分も、そこを改めて照らし出して感動を作り出す。(ある意味で、『魔法少女まどかマギカ』も同じことが言える)

心をチクチクを刺すような描写の後には、温かい涙が流れるような気持ちにさせてくれる作品です。高校生くらいに特にお勧めかもしれない。

───「あのね、うつむいてから顔を上げるでしょ、その瞬間って、けっこう笑顔になってるの。なにも考えずにパッと顔をあげたとき、ほんとに、笑顔が浮かんでるわけ」(p.342, 恵美)
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.89
(5pt)

子供に読ませたい

子供に読んでほしいけど読んでくれない。こういう内容ってなかなかないかも…
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.88
(5pt)

忘れられない一冊

生まれて初めてレビューします
だれかに薦めずにはいられなくて…
娘が大きくなったら読ませてあげたい
私では教えたくても教えられない大切なことが
ここにありました
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.87
(4pt)

本当の友だち

中学校の課題図書で読んだこの一冊。面白いのは、主人公の視点が変わっていくところだ。゛友達″って一体何なんだろう。
このような疑問を抱えている中学生は多いのではないだろうか。中学生に限らず、幅広い世代に絶大な人気を誇る本だと思う。
「友だち」について考える機会があったら、この本を強くお勧めする。
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.86
(5pt)

非常に秀逸な「連作長編」、短編のつらなりから感動の終章に。

重松作品のファンなので、「連作長編」というのがどのような構成なのか、あまり意識せずに手にとりました。
この作品は、短編のつらなりが重なり合い、非常に深いメッセージを送りだす、重松作品の中でも素晴らしい作品ではないでしょうか。

足の不自由な恵美ちゃんを中心に、小学生時代から弟のブンちゃんの高校時代まで、ランダムに時期が移り変わりながら、
その時々の姉弟やその友人たちを主人公に据えながら、様々な友情の形を描きます。初めは短編のように読んでいましたが、
それぞれの糸がやさしく連なり、感動のフィナーレに向かっていきます。自分は小学生の子供たちをもっているのですが、
「みんな」と仲良くなくてもいい、自分が大切に思う友だちがいて、信頼し合っていてくれれるならば、こんなに嬉しいことはない。
終章近くの、恵美ちゃんの友だちの両親が描かれる部分は、涙なしには読めませんでした。

友だち関係にちょっと疲れたり、悩んだりする学生も、子供の学校のことにちょっと心配したりしている親も、
心があたたかくなるとともに、自分や、子供の、ちょっと人と違う考えがあっても応援したくなる、
そんなとても素敵な小説です。
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.85
(4pt)

電車など人前では読まないことをおススメ

ひさびさに涙がでた。
恵美ちゃんの視点が全てじゃないし
正解ではないことがわかってるけど、
やっぱり子供の時にこの本に会いたかった。

友だち…あえて口には出さない微妙な価値観だね。
他人に「友だちいない」と思われるの、
辛いと若い子はいうんだよね。

でもどんどん一人の時間をトコトン極めて欲しい。
自分がどうしてもらいたいか、
そういう時にわかると思うんだ。

今の時代にこそ「はないちもんめ」復活させてほしい。
あれってやっぱり友だち関係の縮図だよね。

個人的には最後の大人になってからの章は
ない方がよかったかもしれない。でも良い本だ。

突然ウルッとくるのでひと前で読まないことを
おススメしたい…。
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.84
(4pt)

筆者の作品を読むときにはある程度の覚悟がいる

文章は平易でうまい。テーマは重い。
 評者は「本当の友だちとは?」などという問題を考えるには齢を重ねすぎているが、
青少年にっとては大問題であろう。
 中年男性の筆者が、ここまで踏み込んで書けることは脅威である。

# ただ、評者はエンディングにいまひとつ感情移入できなかった。
 
# 評者の配偶者は、最後から二つ目の章で号泣したそうである
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.83
(5pt)

心に響き考えさせられる、重松文学の代表作

直木賞受賞作家の著者が、短編リレー小説の形式をとりながら
紡ぎ出す本書には、「友だち」とは自分にとってどんな存在なの
かを考えるための材料がたくさん詰まっています。

最終章になって誰かが明かされる「僕」の語りによって、恵美、
ブンちゃん、モトくん、堀田ちゃん、三好、ハナちゃん、西村さん、
佐藤先輩、そして由香ちゃんの小学校時代や中学校時代が、
時間を行きつ戻りつしながら語られていきます。

「天真爛漫な子ども」―多くの人がえがくこのイメージは、実際は
もっと複雑で、小学生でも中学生でも、たとえその人が活発な
子でも、運動抜群の子でも、頭脳明晰な子でも、それぞれが悩み
を抱えて過ごしている。その悩みは、家族や部活のこともあるけ
れど、やっぱり「友だち」に関する悩みも多い。

いじめもあるし、「親友」でもちょっとしたことで気まずい関係
になってしまったり…。自分の子ども時代を振り返ればすぐに
分かるこのことを、実に表現力豊かにそして繊細にえがき出した
作品です。

子どもでも大人でも本書を読めば、自分の経験を追体験しながら、
至極簡単に使われている「友だち」って何だろう、ときっと考えて
しまうと思います。自分は自分、自分らしく生きる―そんな生き方
をするようになった恵美からのメッセージはもちろん、それぞれ
の登場人物から発せられるメッセージは、きっと心に響くことで
しょう。

重松文学の代表作である本書からは、著者の力量の高さも同時に
感じてしまいます。読んでよかった本です。
きみの友だち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223