エディプスの恋人

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エディプスの恋人の評価:

4.16/5点 レビュー 50件。 D ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全116件 81〜100 5/6ページ
No.36
(5pt)

ファンをSF的に叩きのめし、キャラクターを封印してしまった

あえて三部作の掉尾を飾る作品だと言い切ってしまおう。「家族八景」「七瀬ふたたび」という連作と主人公は同じなのだが、実は前作で話は終わっていたはずだからである。
 その謎解きがないままに、物語は大いなる意志に導かれ、否応なく甘美な恋の物語として進んでいく。そして最後に大いなる意志、すなわち母性のエゴイズムの思惑がすべて告白によって証され、その意志に翻弄される人々や自分の存在意義とは何か、という哲学的疑問に昇華していく。
 作家が創造した主人公を、意外な人気で引き継いで話を展開した結果、今度は読者の予想もしない地平に物語を引きずり出して、大いなるSF的な解決を見せることでファンを叩きのめし、七瀬を封印した作家快心のシリーズ最終作品と言えると思う。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.35
(5pt)

ファンをSF的に叩きのめし、キャラクターを封印してしまった

あえて三部作の掉尾を飾る作品だと言い切ってしまおう。「家族八景」「七瀬ふたたび」という連作と主人公は同じなのだが、実は前作で話は終わっていたはずだからである。
 その謎解きがないままに、物語は大いなる意志に導かれ、否応なく甘美な恋の物語として進んでいく。そして最後に大いなる意志、すなわち母性のエゴイズムの思惑がすべて告白によって証され、その意志に翻弄される人々や自分の存在意義とは何か、という哲学的疑問に昇華していく。
 作家が創造した主人公を、意外な人気で引き継いで話を展開した結果、今度は読者の予想もしない地平に物語を引きずり出して、大いなるSF的な解決を見せることでファンを叩きのめし、七瀬を封印した作家快心のシリーズ最終作品と言えると思う。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064
No.34
(5pt)

ファンをSF的に叩きのめし、キャラクターを封印してしまった

あえて三部作の掉尾を飾る作品だと言い切ってしまおう。「家族八景」「七瀬ふたたび」という連作と主人公は同じなのだが、実は前作で話は終わっていたはずだからである。
 その謎解きがないままに、物語は大いなる意志に導かれ、否応なく甘美な恋の物語として進んでいく。そして最後に大いなる意志、すなわち母性のエゴイズムの思惑がすべて告白によって証され、その意志に翻弄される人々や自分の存在意義とは何か、という哲学的疑問に昇華していく。
 作家が創造した主人公を、意外な人気で引き継いで話を展開した結果、今度は読者の予想もしない地平に物語を引きずり出して、大いなるSF的な解決を見せることでファンを叩きのめし、七瀬を封印した作家快心のシリーズ最終作品と言えると思う。
エディプスの恋人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (新潮文庫)より
4101171130
No.33
(4pt)

本当のショック

確かに前の2作に比べると話の密度も面白さも低いんだけど…、ショック度・重要度ではトップですね。読んだ回数は圧倒的に「七瀬ふたたび」が多いんで星4つにしましたが。
他の方が書いてらっしゃる「神」の事や「宇宙」の事は割りとどうでもよくて、とにかくラスト。これ、筒井さんが常々言ってる「虚構性への挑戦」の、最初の成功作だと思います。
現実と虚構、本を読んでる自分はじゃあ一体どこにいるのか?この世界は何なのか?高校生の時に読んで、何が何だかわからなくなってナタで脳天かち割られた気持ちで、しばし呆然としました。翌日、学校へ向かった時も、それ以降も、ずっと現実感が無かった、この世界に。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.32
(4pt)

本当のショック

確かに前の2作に比べると話の密度も面白さも低いんだけど…、ショック度・重要度ではトップですね。読んだ回数は圧倒的に「七瀬ふたたび」が多いんで星4つにしましたが。
他の方が書いてらっしゃる「神」の事や「宇宙」の事は割りとどうでもよくて、とにかくラスト。これ、筒井さんが常々言ってる「虚構性への挑戦」の、最初の成功作だと思います。
現実と虚構、本を読んでる自分はじゃあ一体どこにいるのか?この世界は何なのか?高校生の時に読んで、何が何だかわからなくなってナタで脳天かち割られた気持ちで、しばし呆然としました。翌日、学校へ向かった時も、それ以降も、ずっと現実感が無かった、この世界に。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064
No.31
(4pt)

本当のショック

確かに前の2作に比べると話の密度も面白さも低いんだけど…、ショック度・重要度ではトップですね。読んだ回数は圧倒的に「七瀬ふたたび」が多いんで星4つにしましたが。
他の方が書いてらっしゃる「神」の事や「宇宙」の事は割りとどうでもよくて、とにかくラスト。これ、筒井さんが常々言ってる「虚構性への挑戦」の、最初の成功作だと思います。
現実と虚構、本を読んでる自分はじゃあ一体どこにいるのか?この世界は何なのか?高校生の時に読んで、何が何だかわからなくなってナタで脳天かち割られた気持ちで、しばし呆然としました。翌日、学校へ向かった時も、それ以降も、ずっと現実感が無かった、この世界に。
エディプスの恋人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (新潮文庫)より
4101171130
No.30
(5pt)

才能を爆発させた一作

シリーズ一作目が好きな人には、この作品が苦手な人が多いようだ。私は小学生の時に読んで、恐怖のあまりトラウマになってしまった。それと同時に筒井作品を深く読むようになった記念碑的作品でもある。七瀬三部作は是非10代で読んで欲しい。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.29
(5pt)

才能を爆発させた一作

シリーズ一作目が好きな人には、この作品が苦手な人が多いようだ。私は小学生の時に読んで、恐怖のあまりトラウマになってしまった。それと同時に筒井作品を深く読むようになった記念碑的作品でもある。七瀬三部作は是非10代で読んで欲しい。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064
No.28
(5pt)

才能を爆発させた一作

シリーズ一作目が好きな人には、この作品が苦手な人が多いようだ。私は小学生の時に読んで、恐怖のあまりトラウマになってしまった。それと同時に筒井作品を深く読むようになった記念碑的作品でもある。七瀬三部作は是非10代で読んで欲しい。
エディプスの恋人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (新潮文庫)より
4101171130
No.27
(4pt)

世界観の再構成

七瀬シリーズの3作目にして最終作。おそらくは「家族八景」だけで止めておくつもりだったのが、七瀬を魅力的に描き過ぎて、ついついシリーズ化してしまったのだろう。とは言っても、3作ともテーマは異なる。「家族八景」では七瀬を狂言回しにした様々な家族の人間模様。「七瀬ふたたび」では超能力合戦というSF的設定の中での人間の孤独感と焦燥感。そして、本作では世界観の再構成である。

本作の冒頭で、前作で死んだ筈の七瀬が生き返っている。そして、本作ではエスパーとしての七瀬はほとんど意味を持っていない。エスパー等無視できる程の巨大な存在"神"が登場するからである。この過程で、文章の流れが1行中で分岐したり、文字のポイント数が自在に変わったりと面白い趣向を見せてくれる。七瀬が感じる衝撃がうまく伝わってくる。やがて"神"の前身を知った時、"神"は卑近から彼方へと遠ざかる。そして、七瀬が初体験を迎える時、"神"は彼方から卑近へと降臨するのである。

七瀬シリーズの最後を飾るにふさわしい壮大なドラマが演じられる傑作。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.26
(4pt)

世界観の再構成

七瀬シリーズの3作目にして最終作。おそらくは「家族八景」だけで止めておくつもりだったのが、七瀬を魅力的に描き過ぎて、ついついシリーズ化してしまったのだろう。とは言っても、3作ともテーマは異なる。「家族八景」では七瀬を狂言回しにした様々な家族の人間模様。「七瀬ふたたび」では超能力合戦というSF的設定の中での人間の孤独感と焦燥感。そして、本作では世界観の再構成である。

本作の冒頭で、前作で死んだ筈の七瀬が生き返っている。そして、本作ではエスパーとしての七瀬はほとんど意味を持っていない。エスパー等無視できる程の巨大な存在"神"が登場するからである。この過程で、文章の流れが1行中で分岐したり、文字のポイント数が自在に変わったりと面白い趣向を見せてくれる。七瀬が感じる衝撃がうまく伝わってくる。やがて"神"の前身を知った時、"神"は卑近から彼方へと遠ざかる。そして、七瀬が初体験を迎える時、"神"は彼方から卑近へと降臨するのである。

七瀬シリーズの最後を飾るにふさわしい壮大なドラマが演じられる傑作。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064
No.25
(4pt)

世界観の再構成

七瀬シリーズの3作目にして最終作。おそらくは「家族八景」だけで止めておくつもりだったのが、七瀬を魅力的に描き過ぎて、ついついシリーズ化してしまったのだろう。とは言っても、3作ともテーマは異なる。「家族八景」では七瀬を狂言回しにした様々な家族の人間模様。「七瀬ふたたび」では超能力合戦というSF的設定の中での人間の孤独感と焦燥感。そして、本作では世界観の再構成である。

本作の冒頭で、前作で死んだ筈の七瀬が生き返っている。そして、本作ではエスパーとしての七瀬はほとんど意味を持っていない。エスパー等無視できる程の巨大な存在"神"が登場するからである。この過程で、文章の流れが1行中で分岐したり、文字のポイント数が自在に変わったりと面白い趣向を見せてくれる。七瀬が感じる衝撃がうまく伝わってくる。やがて"神"の前身を知った時、"神"は卑近から彼方へと遠ざかる。そして、七瀬が初体験を迎える時、"神"は彼方から卑近へと降臨するのである。

七瀬シリーズの最後を飾るにふさわしい壮大なドラマが演じられる傑作。
エディプスの恋人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (新潮文庫)より
4101171130
No.24
(5pt)

人の心を読む悲しみ

人の心を読むことの、おもしろさと恐怖を、まざまざと実感させられる。愉快さを通り越した先に、恐れがある、恐れの先に悲しみがある、そんな主題を存分に描いている。人の心を読む主人公の作品、この作品以降、これを上回る作品が出ていないことが、この作品の評価を不動のものにしている。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.23
(5pt)

人の心を読む悲しみ

人の心を読むことの、おもしろさと恐怖を、まざまざと実感させられる。愉快さを通り越した先に、恐れがある、恐れの先に悲しみがある、そんな主題を存分に描いている。人の心を読む主人公の作品、この作品以降、これを上回る作品が出ていないことが、この作品の評価を不動のものにしている。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064
No.22
(5pt)

人の心を読む悲しみ

人の心を読むことの、おもしろさと恐怖を、まざまざと実感させられる。愉快さを通り越した先に、恐れがある、恐れの先に悲しみがある、そんな主題を存分に描いている。人の心を読む主人公の作品、この作品以降、これを上回る作品が出ていないことが、この作品の評価を不動のものにしている。
エディプスの恋人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (新潮文庫)より
4101171130
No.21
(4pt)

壮大すぎ?

「家族八景」「七瀬ふたたび」から続く最終章で、最後は神の領域の話となります。この本でも七瀬は魅力的で、痛快なキャラで我々を楽しませてくれます。
でも正直、自分としては一作目「家族八景」における、狭い世界で物事が進んでいく雰囲気が好きでした。二作目三作目はいかにもSF的過ぎて、ある意味普通の筒井康隆作品っぽくてやや残念でした。一作目の雰囲気のまま続編を書いて欲しかった、と思うのは私だけではないと思います。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.20
(4pt)

壮大すぎ?

「家族八景」「七瀬ふたたび」から続く最終章で、最後は神の領域の話となります。この本でも七瀬は魅力的で、痛快なキャラで我々を楽しませてくれます。
でも正直、自分としては一作目「家族八景」における、狭い世界で物事が進んでいく雰囲気が好きでした。二作目三作目はいかにもSF的過ぎて、ある意味普通の筒井康隆作品っぽくてやや残念でした。一作目の雰囲気のまま続編を書いて欲しかった、と思うのは私だけではないと思います。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064
No.19
(4pt)

壮大すぎ?

「家族八景」「七瀬ふたたび」から続く最終章で、最後は神の領域の話となります。この本でも七瀬は魅力的で、痛快なキャラで我々を楽しませてくれます。
でも正直、自分としては一作目「家族八景」における、狭い世界で物事が進んでいく雰囲気が好きでした。二作目三作目はいかにもSF的過ぎて、ある意味普通の筒井康隆作品っぽくてやや残念でした。一作目の雰囲気のまま続編を書いて欲しかった、と思うのは私だけではないと思います。
エディプスの恋人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (新潮文庫)より
4101171130
No.18
(5pt)

やがて宇宙へ

七瀬シリーズ第三弾、この本を読み始めると、どうやら七瀬は学校に勤めてる事がわかる。

「七瀬ふたたび」ではたしかホステスを生業にしていたのだが、今度は学校……。

登場人物もなにもかも全く繋がりがしばらく無いので、この物語がどうやって終わりに向かって行くのかとってもワクワクしたし、むしろ繋がらず全く別の物語になっているのかとも思った。

しかし、きちんと繋がっていました。

少々強引とも言える形ではありましたが、「家族八景」から「エディプスの恋人」に至るまで徐々に物語は現実性が薄れ、ここへ来て宇宙へ近づいて行くので、読んでいるこちらのテンションも上がっている理由なのであって、決して不自然ではないのだと思う。

きっと七瀬と言う魅力的な存在の物語の結末としては、こうなる他無かったのかもしれません。

しかし、今作品も七瀬の超能力者ゆえの苦悩は決して救われてはいなくて少し切ない気持ちになりました。

何処へ行ってももう宿命なんですね。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.17
(5pt)

やがて宇宙へ

七瀬シリーズ第三弾、この本を読み始めると、どうやら七瀬は学校に勤めてる事がわかる。

「七瀬ふたたび」ではたしかホステスを生業にしていたのだが、今度は学校……。

登場人物もなにもかも全く繋がりがしばらく無いので、この物語がどうやって終わりに向かって行くのかとってもワクワクしたし、むしろ繋がらず全く別の物語になっているのかとも思った。

しかし、きちんと繋がっていました。

少々強引とも言える形ではありましたが、「家族八景」から「エディプスの恋人」に至るまで徐々に物語は現実性が薄れ、ここへ来て宇宙へ近づいて行くので、読んでいるこちらのテンションも上がっている理由なのであって、決して不自然ではないのだと思う。

きっと七瀬と言う魅力的な存在の物語の結末としては、こうなる他無かったのかもしれません。

しかし、今作品も七瀬の超能力者ゆえの苦悩は決して救われてはいなくて少し切ない気持ちになりました。

何処へ行ってももう宿命なんですね。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064