カンガルー日和

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評判

カンガルー日和の評価:

4.46/5点 レビュー 67件。 B ランク

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平均点4.46pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全117件 61〜80 4/6ページ
No.57
(4pt)

瑞々しい作品集。

「トレフル」という雑誌に1981年4月号〜1983年3月号まで連載された23編の小説(エッセイと思えるような作品もあります)が納められています。
村上さんにとっては、ジャズバーとの兼業から専業作家になった時期にあたるのであろうと思います。
『羊をめぐる冒険』が1982年ですので、その頃でしょうか。
いろんなタイプの文章があって、バラツキが感じられます。
村上さんは書きたいものがあって小説を書き始める人はそれほど多くないのではないかとエッセイの中でお書きになっていました。
まず書きたいという衝動が起きて、言葉のイメージから書き始めて、書いているうちに次第に自分の書きたかったことがわかってくる、といったようなことでした。
この作品集は、多分に感覚的で言葉のイメージから膨らんでいっている印象です。

最後の『図書館奇譚』だけ6話の連続もので、羊男が登場します。
村上さんは自分の至らぬところは佐々木マキさんのイラストで許してほしいとあとがきに記されています。
このお二人のテイストが味り合った瑞々しい感じのする作品集です。
カンガルー日和 (1983年) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (1983年)より
B000J7B8IW
No.56
(5pt)

パラカミ・ワールド ムラレル・ワールド

なんだか悲しくなる物語たち

物語をつくる才能をみて、悲しくなる

それでいて浸れる

不思議な才能だ

この若者はそのうちノーベル賞をとるだろう
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857
No.55
(5pt)

パラカミ・ワールド ムラレル・ワールド

なんだか悲しくなる物語たち

物語をつくる才能をみて、悲しくなる

それでいて浸れる

不思議な才能だ

この若者はそのうちノーベル賞をとるだろう
カンガルー日和 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.54
(5pt)

あれ?長編より良くないか?

村上春樹さんの短編は初めて読んだのですが、とても良かったです。
長編では出せない味を出しています。村上さんの作品はたまに読み返したくなるのですが、短編なら読み返すのも手軽にできます。
一つ一つが凄くきれいにまとまっていて、読後の感じがたまりません。ただ、なんとなく哀しい気持ちにもなります(100%の女の子とか、手紙の話とか)。

吸血鬼やかいつぶりの話は星新一さんのSSを読んでいるような気分になりました。
長編に繋がるような話もあるので、他の作品を読んだ後に読むといいかもしれません。またいつか短編集を出して欲しいです。
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857
No.53
(5pt)

あれ?長編より良くないか?

村上春樹さんの短編は初めて読んだのですが、とても良かったです。
長編では出せない味を出しています。村上さんの作品はたまに読み返したくなるのですが、短編なら読み返すのも手軽にできます。
一つ一つが凄くきれいにまとまっていて、読後の感じがたまりません。ただ、なんとなく哀しい気持ちにもなります(100%の女の子とか、手紙の話とか)。

吸血鬼やかいつぶりの話は星新一さんのSSを読んでいるような気分になりました。
長編に繋がるような話もあるので、他の作品を読んだ後に読むといいかもしれません。またいつか短編集を出して欲しいです。
カンガルー日和 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.52
(5pt)

好きです

村上ワールドの数々を、次から次へと気軽に多数楽しませてくれる、ありがたい作品集だと思いました。
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857
No.51
(5pt)

好きです

村上ワールドの数々を、次から次へと気軽に多数楽しませてくれる、ありがたい作品集だと思いました。
カンガルー日和 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.50
(5pt)

短編集

村上春樹の「カンガルー日和」を読了。蔵書にあると思っていたら、いつの間にかなくなっていたので、再度購入。インタビューで村上が「1Q84」の物語は本作収録の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を膨らませた物語だとありました。そこで再読となった訳です。
高校生のときに読んだのだと思う。短編たちの断片は記憶の奥底に残っていました。しかし、読んでいて作者の豊かな物語の世界にズッポリはまってしまいました。最近の村上からは感じることの出来ない、エッジのたった、才能がこの短編たちから溢れています。どの物語も才気ばしった筆が、現実世界をぶっ飛ばしています。少し怖くなったくらいです。自分の若い頃には判らなかった、作者村上の才能をしっかりと感じることができました。

目的の「4月の〜」は悲しくも、豊かな世界観でした。そんな女性とすれ違っているかもしれない。悲しい話だと思いませんか、という作者の問いかけは真理を指し示している。同様に「駄目になった王国」の悲しさは、もっと深い世界観に連なる。

長編が評価される村上であるが、本作は彼を知るためにも外せない作品集である。
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857
No.49
(5pt)

短編集

村上春樹の「カンガルー日和」を読了。蔵書にあると思っていたら、いつの間にかなくなっていたので、再度購入。インタビューで村上が「1Q84」の物語は本作収録の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を膨らませた物語だとありました。そこで再読となった訳です。
高校生のときに読んだのだと思う。短編たちの断片は記憶の奥底に残っていました。しかし、読んでいて作者の豊かな物語の世界にズッポリはまってしまいました。最近の村上からは感じることの出来ない、エッジのたった、才能がこの短編たちから溢れています。どの物語も才気ばしった筆が、現実世界をぶっ飛ばしています。少し怖くなったくらいです。自分の若い頃には判らなかった、作者村上の才能をしっかりと感じることができました。

目的の「4月の〜」は悲しくも、豊かな世界観でした。そんな女性とすれ違っているかもしれない。悲しい話だと思いませんか、という作者の問いかけは真理を指し示している。同様に「駄目になった王国」の悲しさは、もっと深い世界観に連なる。

長編が評価される村上であるが、本作は彼を知るためにも外せない作品集である。
カンガルー日和 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.48
(5pt)

あちらとこちら

ハルキ・ムラカミの作品の基本的なテーマである「あちら」と「こちら」のプロトタイプが見え隠れするデッサン風のショート・ショート集。直近直後の「羊をめぐる冒険」へと流れゆく・・・・・。

 「図書館奇譚」は、改稿されて「ふしぎな図書館」へと流れゆく・・・・・。

 読者は知らず知らず、はたまた知ってか知らいでか、気が付けばムラカミ・ワールドのメイズにはまり込んでいる……。
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857
No.47
(5pt)

あちらとこちら

ハルキ・ムラカミの作品の基本的なテーマである「あちら」と「こちら」のプロトタイプが見え隠れするデッサン風のショート・ショート集。直近直後の「羊をめぐる冒険」へと流れゆく・・・・・。

 「図書館奇譚」は、改稿されて「ふしぎな図書館」へと流れゆく・・・・・。

 読者は知らず知らず、はたまた知ってか知らいでか、気が付けばムラカミ・ワールドのメイズにはまり込んでいる……。
カンガルー日和 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.46
(4pt)

村上ワールド

村上春樹といえば長編が持ち味ではありますが、ちょっとした合間にワールドに浸りたい時にはこの短編集はお勧めです。
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857
No.45
(4pt)

村上ワールド

村上春樹といえば長編が持ち味ではありますが、ちょっとした合間にワールドに浸りたい時にはこの短編集はお勧めです。
カンガルー日和 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.44
(5pt)

長編でも短編でも楽しめる、村上春樹の奇妙な面白さ

穏やかな昼。手元の空間に、空気より軽い液体の入った風船が浮かんでいる。指先でつつくとプヨヨン、プヨヨンと波打ちながら、うふふとでも笑うような、いやいやとくすぐられてよろこんでいるような、ウミウシのような奇妙な動きをしている。
 この短編集を読んでの印象です。題名のつけ方も洒落ていて、シュール、どこかの遠い天体からタイムマシンで運ばれたような面白さがある。
 春樹ワールドのおなじみのカンガルー、あしか、羊男が出てくると、足が地面から離れるようが浮遊感を感じながら、ストリーを楽しめる。
 批評家泣かせといわれながらも、多数の読者を引き込む魔力をふりまく作者の才能を納得させられる。また小説の雰囲気と佐々木マキ氏の絵のかもし出す蒸気が一体となって、いい塩梅になっている。
 大人のための童画といったイメージだ。
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857
No.43
(5pt)

長編でも短編でも楽しめる、村上春樹の奇妙な面白さ

穏やかな昼。手元の空間に、空気より軽い液体の入った風船が浮かんでいる。指先でつつくとプヨヨン、プヨヨンと波打ちながら、うふふとでも笑うような、いやいやとくすぐられてよろこんでいるような、ウミウシのような奇妙な動きをしている。
 この短編集を読んでの印象です。題名のつけ方も洒落ていて、シュール、どこかの遠い天体からタイムマシンで運ばれたような面白さがある。
 春樹ワールドのおなじみのカンガルー、あしか、羊男が出てくると、足が地面から離れるようが浮遊感を感じながら、ストリーを楽しめる。
 批評家泣かせといわれながらも、多数の読者を引き込む魔力をふりまく作者の才能を納得させられる。また小説の雰囲気と佐々木マキ氏の絵のかもし出す蒸気が一体となって、いい塩梅になっている。
 大人のための童画といったイメージだ。
カンガルー日和 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.42
(5pt)

やっぱり「100%の女の子」は最高傑作

村上春樹の短編には、長編とはまた違った趣がある。
短編特有の遊びをふんだんに盛り込みつつ、しかし彼独特の雰囲気は損なわれていない。
この短編の中でのお気に入りは、「ある晴れた日に100%の女の子に出会うこと」。
この話は「昔昔」で始まって、「悲しい話だと思いませんか」で終わる。
私が村上春樹の短編の中で、もっとも好きな短編のひとつだ。
なぜなら彼の小説のテーマは「生死」、「恋愛」がほとんどであり、そのうちの「恋愛」の部分のエッセンスがこの「100%」に濃縮されているからだと思う。
それは傍から見るととても不確かで、しかし自分の感性の中では確信に近い。
でも相手はどうなんだろう、と考え始めると不安で仕方ない。
と書いてしまうとただの普通の恋愛なんだが、本人にとってはかなりドラマティック。
期待、確信、不安、葛藤、落胆。
こんな要素が短い物語の中にうまく詰め込まれ、春樹ワールドを堪能できる。
今まで20年にわたって何度読み返したかわからない(少なくとも10回以上)が、何度読んでもすばらしい。

4月、晴れた朝、原宿の裏通り、花屋の前。
遠くからやってきたのは、僕にとってはまさしく100%の女の子だった。
一般的な美人ではないけれど・・・

他の短編の中には「羊をめぐる冒険」に出てくるいくつかのシーンを見つけることができる。
雪の降る札幌の町、そして羊男。
長編の断片を見るようで、ファンとしてはやっぱり楽しい。
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857
No.41
(5pt)

やっぱり「100%の女の子」は最高傑作

村上春樹の短編には、長編とはまた違った趣がある。
短編特有の遊びをふんだんに盛り込みつつ、しかし彼独特の雰囲気は損なわれていない。
この短編の中でのお気に入りは、「ある晴れた日に100%の女の子に出会うこと」。
この話は「昔昔」で始まって、「悲しい話だと思いませんか」で終わる。
私が村上春樹の短編の中で、もっとも好きな短編のひとつだ。
なぜなら彼の小説のテーマは「生死」、「恋愛」がほとんどであり、そのうちの「恋愛」の部分のエッセンスがこの「100%」に濃縮されているからだと思う。
それは傍から見るととても不確かで、しかし自分の感性の中では確信に近い。
でも相手はどうなんだろう、と考え始めると不安で仕方ない。
と書いてしまうとただの普通の恋愛なんだが、本人にとってはかなりドラマティック。
期待、確信、不安、葛藤、落胆。
こんな要素が短い物語の中にうまく詰め込まれ、春樹ワールドを堪能できる。
今まで20年にわたって何度読み返したかわからない(少なくとも10回以上)が、何度読んでもすばらしい。

4月、晴れた朝、原宿の裏通り、花屋の前。
遠くからやってきたのは、僕にとってはまさしく100%の女の子だった。
一般的な美人ではないけれど・・・

他の短編の中には「羊をめぐる冒険」に出てくるいくつかのシーンを見つけることができる。
雪の降る札幌の町、そして羊男。
長編の断片を見るようで、ファンとしてはやっぱり楽しい。
カンガルー日和 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.40
(4pt)

カンガルー日和

知り合ったのは中学生...村上春樹を知るきっかけになった本☆

短編集で不思議な世界観にのまれ、はまりました↑なかなか理解までは...
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857
No.39
(4pt)

カンガルー日和

知り合ったのは中学生...村上春樹を知るきっかけになった本☆

短編集で不思議な世界観にのまれ、はまりました↑なかなか理解までは...
カンガルー日和 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カンガルー日和 (講談社文庫)より
406183858X
No.38
(5pt)

ショート、シュール、リズム

長編小説で村上春樹のファンになった私はこの作品を最初に読んだとき、正直ピンとこなかった。
ここには18のショートストーリーが収められている。250ページあまりで18というのは、物語への欲求を満たしてもららにはちょっと短すぎるように思える。
さらに、ガンガルーやあしかや吸血鬼やかいつぶりなどが登場するストーリーはシュールすぎて理解できなかった。
しかし、最近になって再読し、考えが変わった。欠点が長所になったのだ。
ストーリーはシュールであればある程、面白いと感じた。ここまでシュールな世界観を提示できる彼はやはり並の作家ではない。おそらく「どこまでシュールになれるか」というのが命題の一つだったのではないか。
またショートショートで話をまとめあげる手腕も見事だ。いずれのストーリーも劣らぬ個性を持ち、読み終えた後、あなたの心の中に何がしかの思いを確かに残してくれる。
思えば、彼はパッセージの集積で1冊の本を作り上げ、作家としてデビューしたのだ。ショートストーリーというスタイルは初期の作家の背丈に見合っていたのかもしれない。

読んで理解できもなくても構わない。理解が困難だからこそ、かえって幾通りもの解釈ができる。つまりは好きに読めるということだ。
文章は相変わらずため息が出るほど素晴らしい。流れ、リズム、語彙のチョイス、比喩、会話どれをとっても素人の私には完ぺきなように思える。
カンガルー日和 Amazon書評・レビュー: カンガルー日和より
4582826857