■スポンサードリンク


死神の追跡者



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
死神の追跡者 (トム・マーロウの奇妙な事件簿)

死神の追跡者の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

話は面白いのですが訳がイマイチ

対象年齢は小学校中学年程度と思われます。
同著者の「怖い話」シリーズよりも対象年齢が低めに感じられました。

話の展開が非常に早く、分かりやすいので、子供でも抵抗なく読めると思います。
少年と博士が殺人事件の犯人を探す、という内容ですが、
次々手掛かりが出てきて犯人まで一直線のような感じです。

最後まで読んで思ったのは、良くも悪くも子供向けだな、ということです。
そこを「子供が読後感が悪くなくていい」と思うか、「ご都合主義で甘い」と思うかは、
人それぞれだと思いますが。
私は、自分が子供の時に読んだらもっと楽しめたと思いますが、
大人が読むには少々きついかなと思いました。
しかし元々子供向けに書かれているので、それが本書の欠点というわけではありません。

ストーリーは面白いですし、歴史がかった物語が好きな人にはお勧めです。
ただ、訳がイマイチで、読んでいて何度も溜息をつきたくなりました。

例えば、18世紀初頭を舞台にした物語なのに、
「ものすごく」「しょぼい」のような現代的でくだけた表現が多数出てきます。
「非常に」「安物の」で良いと思うのですが。

また「ペイントを施した」のようなカタカナ表現がやけに目に付きます。
現代を舞台にした小説なら構わないのですが、時代に合っていないように思われました。

さらに、ミスター誰々、ミセス誰々、ドクター誰々という表現には閉口するしかありませんでした。
特に呼びかけに「ミスター誰々」なんて表現を使うとは。
誰々さん、誰々夫人、誰々先生または医師、で充分です。
訳者はやたらカタカナ表現が好きなようですが、訳が作品から浮いています。
死神の追跡者 (トム・マーロウの奇妙な事件簿)Amazon書評・レビュー:死神の追跡者 (トム・マーロウの奇妙な事件簿)より
4591126447

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!