人質
評判
人質の評価:
3.75/5点 レビュー 20件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1〜12 1/1ページ
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今回は、小島百合がラ・ローズというオサレな店に、ピアノを聴きに行ったら、監禁されてしまい、人質になる。
犯人の一人は、冤罪で服役し、警察庁の刑事局長に恨みを持つ人物。
犯人たちの要求は、不祥事をおこした警察庁の刑事局長の公式謝罪。
ただ、「監禁」といっても、犯人は威圧するわけでも、武器を持っているわけでも、強制するわけでもなく、小島百合らに「協力」を求めるだけで、監禁罪が成立するかは微妙。
店に監禁された客のなかには、保守系大物国会議員の娘がいたりします。
すぐさま警察が現場を取り囲むものの、膠着状態に。
ただ、事件の裏で、大物国会議員のもとにも、脅迫状が届いている。この監禁事件との関係は…?
スマホやら、ツイッターやらが使われているのですが、それが事件のキーになったりします。
佐々木譲さんの道警ものは、昔読んだのですが、人間関係を忘れてたんで、ちょっととっつきにくいですねえ。
主軸となる佐伯と小島百合は覚えているんですが、ほか、どんなキャラだったかなぁ、と読みながら考えてしまいました。
とりあえず、テンポよく話はすすみますし、別の事件であるはずの、大物国会議員のもとにくる脅迫状と、オサレな店の監禁事件が、どう結びつくのか、
また、主人公たちは、その関連をどう気づくのか、というところが焦点でしょうが、
そこはちゃんと読ませるので、なかなか楽しんで読むことができます。
ただ、監禁事件の中から、議員の脅迫事件に結びつける、小島百合の推理といいますか、それがいささか強引なんじゃないか、
あまりにも手際よすぎというか、不自然さもあるといえばありますが、
そこいらへんは佐々木さんの安定した筆力でカバーしている感じです。
とにかく、文章がシンプルなので、読み易いです。
ただ、さらっと読めちゃうので、悪い意味で「消費財」っぽい感じがしました。読み捨てられるエンターテインメントです。