ハゲタカ

評判

ハゲタカの評価:

4.27/5点 レビュー 187件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.27pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全555件 521〜540 27/28ページ
No.35
(3pt)

企業買収の水面下

「○○が○○社を買収!」などと、普段から企業買収に関するニュースはよく耳にするが、

この本はそうした企業買収の「裏側」が小説仕立てになっていてとても面白い。また企業買収の手法や交渉のやり取りなどを通じて、「こういう仕組みだったのか」と新しい発見の連続である。本書は小説でありながら金融経済に関するとっかかりとしては下手な入門書より良好である。

 若干残念だったのは、登場人物やシーンの入れ替わりが唐突すぎてストレスがたまったことだろうか。よって星3つとなった。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.34
(3pt)

企業買収の水面下

「○○が○○社を買収!」などと、普段から企業買収に関するニュースはよく耳にするが、

この本はそうした企業買収の「裏側」が小説仕立てになっていてとても面白い。また企業買収の手法や交渉のやり取りなどを通じて、「こういう仕組みだったのか」と新しい発見の連続である。本書は小説でありながら金融経済に関するとっかかりとしては下手な入門書より良好である。

 若干残念だったのは、登場人物やシーンの入れ替わりが唐突すぎてストレスがたまったことだろうか。よって星3つとなった。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.33
(3pt)

企業買収の水面下

「○○が○○社を買収!」などと、普段から企業買収に関するニュースはよく耳にするが、

この本はそうした企業買収の「裏側」が小説仕立てになっていてとても面白い。また企業買収の手法や交渉のやり取りなどを通じて、「こういう仕組みだったのか」と新しい発見の連続である。本書は小説でありながら金融経済に関するとっかかりとしては下手な入門書より良好である。

 若干残念だったのは、登場人物やシーンの入れ替わりが唐突すぎてストレスがたまったことだろうか。よって星3つとなった。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.32
(4pt)

人情と怜悧なビジネスのハザマ・・

冒頭、衝撃の割腹自殺の背景・意味が全くわからないまま怒涛の外資(と言っても日本人)ハゲタカビジネス・再生ビジネスもあり、の展開。プロのジャズ・ピアニストを目指したという意外な経歴をもつ鷲津のバックグラウンドに関する知識はほとんど無いままに読み進めると、山一證券や長銀の破綻など実際の経済事件が下敷きになっているだけにリアリティに引き込まれ、最初の「自殺」については完全に忘れてしまいます。

・・・が、終盤、鷲津が非情・怜悧なビジネス・スタイルの中にチラリと見せる「浪花節」、やっぱり日本人だから・・・、というオチではなく最後に「あ!!!」と驚く種明かしが!・・・そうです、ラストのドンデン返しを企図してたんだろうな〜ということは理解はできるものの、「伏線」が最初の割腹自殺だけでその他の「糸」がないから、あんまり自分にはハマりませんでした、このラスト。あ・そう言えばそんな話もあったね、みたいな感じで。鷲津のバックグラウンドとか人となりがもう少し書き込まれていたら違った印象をもったかも。

・・・と言うわけでミステリと言うよりはビジネス・ゴラク小説、でイージーに楽しみましょう。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.31
(4pt)

人情と怜悧なビジネスのハザマ・・

冒頭、衝撃の割腹自殺の背景・意味が全くわからないまま怒涛の外資(と言っても日本人)ハゲタカビジネス・再生ビジネスもあり、の展開。プロのジャズ・ピアニストを目指したという意外な経歴をもつ鷲津のバックグラウンドに関する知識はほとんど無いままに読み進めると、山一證券や長銀の破綻など実際の経済事件が下敷きになっているだけにリアリティに引き込まれ、最初の「自殺」については完全に忘れてしまいます。

・・・が、終盤、鷲津が非情・怜悧なビジネス・スタイルの中にチラリと見せる「浪花節」、やっぱり日本人だから・・・、というオチではなく最後に「あ!!!」と驚く種明かしが!・・・そうです、ラストのドンデン返しを企図してたんだろうな〜ということは理解はできるものの、「伏線」が最初の割腹自殺だけでその他の「糸」がないから、あんまり自分にはハマりませんでした、このラスト。あ・そう言えばそんな話もあったね、みたいな感じで。鷲津のバックグラウンドとか人となりがもう少し書き込まれていたら違った印象をもったかも。

・・・と言うわけでミステリと言うよりはビジネス・ゴラク小説、でイージーに楽しみましょう。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.30
(4pt)

人情と怜悧なビジネスのハザマ・・

冒頭、衝撃の割腹自殺の背景・意味が全くわからないまま怒涛の外資(と言っても日本人)ハゲタカビジネス・再生ビジネスもあり、の展開。プロのジャズ・ピアニストを目指したという意外な経歴をもつ鷲津のバックグラウンドに関する知識はほとんど無いままに読み進めると、山一證券や長銀の破綻など実際の経済事件が下敷きになっているだけにリアリティに引き込まれ、最初の「自殺」については完全に忘れてしまいます。

・・・が、終盤、鷲津が非情・怜悧なビジネス・スタイルの中にチラリと見せる「浪花節」、やっぱり日本人だから・・・、というオチではなく最後に「あ!!!」と驚く種明かしが!・・・そうです、ラストのドンデン返しを企図してたんだろうな〜ということは理解はできるものの、「伏線」が最初の割腹自殺だけでその他の「糸」がないから、あんまり自分にはハマりませんでした、このラスト。あ・そう言えばそんな話もあったね、みたいな感じで。鷲津のバックグラウンドとか人となりがもう少し書き込まれていたら違った印象をもったかも。

・・・と言うわけでミステリと言うよりはビジネス・ゴラク小説、でイージーに楽しみましょう。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.29
(5pt)

経済の歪み、マーケットの歪み

私もドラマを観て買いました。

内容は経済を通して、日本という社会の歪みを徹底的に書いている。

歪みがあれば、そこが儲けるネタになる。

あの逮捕された人間たちもそうでした。

歪みはなんにでもあるものですが、あの当時の状況を細緻に描いています。

主人公と他者の交渉の場面は、思わず自分の体験を思い出しました。

にこやかな顔をしながら、腹に一物どころか山ほどの物をかかえて、

相手の一言一句の裏を読みながら、あの手この手で交渉をする。

テーブルの下での蹴飛ばしあい、けたぐり。会社に戻ってからの、相手をド突き倒す計画づくり。

玄人さん相手のお話は大変面白いものです。負けたり、だまされたら、そいつが阿呆と

言われるだけでした。今でもそうでしょう。

久しぶりに昔を思い出しました。経済小説としては一級品だと思いますが、

主人公の真の目的の原因となることが、少々弱いような気がします。

しかし、これだけのことを良く取材したものだと思います。

それだけでも星5つ以上でしょう。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.28
(5pt)

経済の歪み、マーケットの歪み

私もドラマを観て買いました。

内容は経済を通して、日本という社会の歪みを徹底的に書いている。

歪みがあれば、そこが儲けるネタになる。

あの逮捕された人間たちもそうでした。

歪みはなんにでもあるものですが、あの当時の状況を細緻に描いています。

主人公と他者の交渉の場面は、思わず自分の体験を思い出しました。

にこやかな顔をしながら、腹に一物どころか山ほどの物をかかえて、

相手の一言一句の裏を読みながら、あの手この手で交渉をする。

テーブルの下での蹴飛ばしあい、けたぐり。会社に戻ってからの、相手をド突き倒す計画づくり。

玄人さん相手のお話は大変面白いものです。負けたり、だまされたら、そいつが阿呆と

言われるだけでした。今でもそうでしょう。

久しぶりに昔を思い出しました。経済小説としては一級品だと思いますが、

主人公の真の目的の原因となることが、少々弱いような気がします。

しかし、これだけのことを良く取材したものだと思います。

それだけでも星5つ以上でしょう。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.27
(5pt)

経済の歪み、マーケットの歪み

私もドラマを観て買いました。

内容は経済を通して、日本という社会の歪みを徹底的に書いている。

歪みがあれば、そこが儲けるネタになる。

あの逮捕された人間たちもそうでした。

歪みはなんにでもあるものですが、あの当時の状況を細緻に描いています。

主人公と他者の交渉の場面は、思わず自分の体験を思い出しました。

にこやかな顔をしながら、腹に一物どころか山ほどの物をかかえて、

相手の一言一句の裏を読みながら、あの手この手で交渉をする。

テーブルの下での蹴飛ばしあい、けたぐり。会社に戻ってからの、相手をド突き倒す計画づくり。

玄人さん相手のお話は大変面白いものです。負けたり、だまされたら、そいつが阿呆と

言われるだけでした。今でもそうでしょう。

久しぶりに昔を思い出しました。経済小説としては一級品だと思いますが、

主人公の真の目的の原因となることが、少々弱いような気がします。

しかし、これだけのことを良く取材したものだと思います。

それだけでも星5つ以上でしょう。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.26
(5pt)

外国から観た日本経済が見える

NHKのロケ撮影をきっかけに著者と知り合ってこの本を読んだが、実に日本の旧態依然とした商習慣が世界の動向から取り残されそうになっているかが分かり、説得力・納得力で一気に寝るのも忘れて読んでしまった。
 続編ともなる「バイアウト」とあわせて読むと、より実態にリアル感があり、日本経済はこのままで良いのかと素人ながら気にかかる。黒船が日本に来た頃を髣髴とさせる。
 作者が読売新聞記者だっただけに、取材はしっかりしたものがあり、昨今の買収劇や外国ファンドのことがよく理解できるようになる。
 2/17(土)夜9時から始まった連続六回のNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」は、その点でも映像は忠実に描いてあり、これからの続編が楽しみ。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.25
(5pt)

外国から観た日本経済が見える

NHKのロケ撮影をきっかけに著者と知り合ってこの本を読んだが、実に日本の旧態依然とした商習慣が世界の動向から取り残されそうになっているかが分かり、説得力・納得力で一気に寝るのも忘れて読んでしまった。
 続編ともなる「バイアウト」とあわせて読むと、より実態にリアル感があり、日本経済はこのままで良いのかと素人ながら気にかかる。黒船が日本に来た頃を髣髴とさせる。
 作者が読売新聞記者だっただけに、取材はしっかりしたものがあり、昨今の買収劇や外国ファンドのことがよく理解できるようになる。
 2/17(土)夜9時から始まった連続六回のNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」は、その点でも映像は忠実に描いてあり、これからの続編が楽しみ。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.24
(5pt)

外国から観た日本経済が見える

NHKのロケ撮影をきっかけに著者と知り合ってこの本を読んだが、実に日本の旧態依然とした商習慣が世界の動向から取り残されそうになっているかが分かり、説得力・納得力で一気に寝るのも忘れて読んでしまった。
 続編ともなる「バイアウト」とあわせて読むと、より実態にリアル感があり、日本経済はこのままで良いのかと素人ながら気にかかる。黒船が日本に来た頃を髣髴とさせる。
 作者が読売新聞記者だっただけに、取材はしっかりしたものがあり、昨今の買収劇や外国ファンドのことがよく理解できるようになる。
 2/17(土)夜9時から始まった連続六回のNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」は、その点でも映像は忠実に描いてあり、これからの続編が楽しみ。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.23
(4pt)

読んでいて楽しいのですが…

世間ではそれほど馴染みの無い外資系再生ファンドのことが詳しく書いてあり、とても面白かったです。

いくつかの各論的なストーリーはスピード感があり、読んでいて楽しいです。ただし、上下間に亘って繰り広げられる鷲津と芝野の関係は勘の悪い私でも前半(もっというと最初の数ページ)で分かってしまい、ラストは読み通りで若干期待外れでした。もっというと、鷲津と芝野の関係の裏にある要因がとても浅く(各論との関係がゼロ)、とって付けた感が否めません。

各論のストーリーの面白さは☆☆☆☆、全体を結ぶラストの閉め方は☆、外資系ファンドの内容が分かる点が☆☆☆☆、総合評価として☆☆☆☆。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.22
(4pt)

読んでいて楽しいのですが…

世間ではそれほど馴染みの無い外資系再生ファンドのことが詳しく書いてあり、とても面白かったです。

いくつかの各論的なストーリーはスピード感があり、読んでいて楽しいです。ただし、上下間に亘って繰り広げられる鷲津と芝野の関係は勘の悪い私でも前半(もっというと最初の数ページ)で分かってしまい、ラストは読み通りで若干期待外れでした。もっというと、鷲津と芝野の関係の裏にある要因がとても浅く(各論との関係がゼロ)、とって付けた感が否めません。

各論のストーリーの面白さは☆☆☆☆、全体を結ぶラストの閉め方は☆、外資系ファンドの内容が分かる点が☆☆☆☆、総合評価として☆☆☆☆。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.21
(4pt)

読んでいて楽しいのですが…

世間ではそれほど馴染みの無い外資系再生ファンドのことが詳しく書いてあり、とても面白かったです。

いくつかの各論的なストーリーはスピード感があり、読んでいて楽しいです。ただし、上下間に亘って繰り広げられる鷲津と芝野の関係は勘の悪い私でも前半(もっというと最初の数ページ)で分かってしまい、ラストは読み通りで若干期待外れでした。もっというと、鷲津と芝野の関係の裏にある要因がとても浅く(各論との関係がゼロ)、とって付けた感が否めません。

各論のストーリーの面白さは☆☆☆☆、全体を結ぶラストの閉め方は☆、外資系ファンドの内容が分かる点が☆☆☆☆、総合評価として☆☆☆☆。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.20
(5pt)

綿密な取材に基づいた生々しい描写が魅力

特定の主人公を置くわけではなく、アメリカのハゲタカファンドの日本人社長と、経営破綻したスーパーを再建するために友人に請われて邦銀からスピンアウトしたスーパーの社長と、これも経営に行き詰まっているホテルを建て直そうとしている女社長の三者の生き様をそれぞれ描く独特のスタイル。三者とも金融問題に直面している、そして日本に対する高い愛国心を持っているという共通点があり、同時並行でそれぞれのストーリーが進んでいく中で、相互に影響し合う。バブル前後の日本経済の状況を忠実に描写し、また、実在の企業をモデルにしているので、ノンフィクション性の高いフィクションであると言える。バブル期の金融機関の経営やコンプライアンスがどれほど緩んでいたのか、バブル後の金融機関の貸しはがし、貸し渋りでどれだけ地方の中小企業が影響を被ったのかなどといったことについて、アウトサイダーとしてはこれまで実感が湧かなかったのだが、本書を読むと、そのあたりがかなり生々しく描写されており、知的好奇心が刺激されてついつい引き込まれてしまう。かなりの長編小説であるが、中だるみもなく、興味深く読ませてもらった。
新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)より
4062776537
No.19
(5pt)

綿密な取材に基づいた生々しい描写が魅力

特定の主人公を置くわけではなく、アメリカのハゲタカファンドの日本人社長と、経営破綻したスーパーを再建するために友人に請われて邦銀からスピンアウトしたスーパーの社長と、これも経営に行き詰まっているホテルを建て直そうとしている女社長の三者の生き様をそれぞれ描く独特のスタイル。三者とも金融問題に直面している、そして日本に対する高い愛国心を持っているという共通点があり、同時並行でそれぞれのストーリーが進んでいく中で、相互に影響し合う。バブル前後の日本経済の状況を忠実に描写し、また、実在の企業をモデルにしているので、ノンフィクション性の高いフィクションであると言える。バブル期の金融機関の経営やコンプライアンスがどれほど緩んでいたのか、バブル後の金融機関の貸しはがし、貸し渋りでどれだけ地方の中小企業が影響を被ったのかなどといったことについて、アウトサイダーとしてはこれまで実感が湧かなかったのだが、本書を読むと、そのあたりがかなり生々しく描写されており、知的好奇心が刺激されてついつい引き込まれてしまう。かなりの長編小説であるが、中だるみもなく、興味深く読ませてもらった。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.18
(5pt)

綿密な取材に基づいた生々しい描写が魅力

特定の主人公を置くわけではなく、アメリカのハゲタカファンドの日本人社長と、経営破綻したスーパーを再建するために友人に請われて邦銀からスピンアウトしたスーパーの社長と、これも経営に行き詰まっているホテルを建て直そうとしている女社長の三者の生き様をそれぞれ描く独特のスタイル。三者とも金融問題に直面している、そして日本に対する高い愛国心を持っているという共通点があり、同時並行でそれぞれのストーリーが進んでいく中で、相互に影響し合う。バブル前後の日本経済の状況を忠実に描写し、また、実在の企業をモデルにしているので、ノンフィクション性の高いフィクションであると言える。バブル期の金融機関の経営やコンプライアンスがどれほど緩んでいたのか、バブル後の金融機関の貸しはがし、貸し渋りでどれだけ地方の中小企業が影響を被ったのかなどといったことについて、アウトサイダーとしてはこれまで実感が湧かなかったのだが、本書を読むと、そのあたりがかなり生々しく描写されており、知的好奇心が刺激されてついつい引き込まれてしまう。かなりの長編小説であるが、中だるみもなく、興味深く読ませてもらった。
ハゲタカ〈下〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈下〉より
4478930619
No.17
(5pt)

綿密な取材に基づいた生々しい描写が魅力

特定の主人公を置くわけではなく、アメリカのハゲタカファンドの日本人社長と、経営破綻したスーパーを再建するために友人に請われて邦銀からスピンアウトしたスーパーの社長と、これも経営に行き詰まっているホテルを建て直そうとしている女社長の三者の生き様をそれぞれ描く独特のスタイル。三者とも金融問題に直面している、そして日本に対する高い愛国心を持っているという共通点があり、同時並行でそれぞれのストーリーが進んでいく中で、相互に影響し合う。バブル前後の日本経済の状況を忠実に描写し、また、実在の企業をモデルにしているので、ノンフィクション性の高いフィクションであると言える。バブル期の金融機関の経営やコンプライアンスがどれほど緩んでいたのか、バブル後の金融機関の貸しはがし、貸し渋りでどれだけ地方の中小企業が影響を被ったのかなどといったことについて、アウトサイダーとしてはこれまで実感が湧かなかったのだが、本書を読むと、そのあたりがかなり生々しく描写されており、知的好奇心が刺激されてついつい引き込まれてしまう。かなりの長編小説であるが、中だるみもなく、興味深く読ませてもらった。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.16
(5pt)

綿密な取材に基づいた生々しい描写が魅力

特定の主人公を置くわけではなく、アメリカのハゲタカファンドの日本人社長と、経営破綻したスーパーを再建するために友人に請われて邦銀からスピンアウトしたスーパーの社長と、これも経営に行き詰まっているホテルを建て直そうとしている女社長の三者の生き様をそれぞれ描く独特のスタイル。三者とも金融問題に直面している、そして日本に対する高い愛国心を持っているという共通点があり、同時並行でそれぞれのストーリーが進んでいく中で、相互に影響し合う。バブル前後の日本経済の状況を忠実に描写し、また、実在の企業をモデルにしているので、ノンフィクション性の高いフィクションであると言える。バブル期の金融機関の経営やコンプライアンスがどれほど緩んでいたのか、バブル後の金融機関の貸しはがし、貸し渋りでどれだけ地方の中小企業が影響を被ったのかなどといったことについて、アウトサイダーとしてはこれまで実感が湧かなかったのだが、本書を読むと、そのあたりがかなり生々しく描写されており、知的好奇心が刺激されてついつい引き込まれてしまう。かなりの長編小説であるが、中だるみもなく、興味深く読ませてもらった。
ハゲタカ(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(下) (講談社文庫)より
4062753537