メイスン&ディクスン
評判
メイスン&ディクスンの評価:
3.43/5点 レビュー 14件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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メイスン&ディクスンの評価:
3.43/5点 レビュー 14件。 C ランク
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むろんピンチョン小説らしくリアリズムはくそくらえでビーバー男だの巨大ニンジンの町だのが出てくる。
とはいえ一応きっちり道中記として完結するあたりは「重力の虹」や「V.」の投げっぱなしエンドとは違うので
ピンチョン嫌いの人、初めての人にも通読しやすい一冊となっている。
裏を返せば割と普通の時代小説になっており、
「重力の虹」等でみられるピンチョンらしい時代を先駆する社会に対する洞察、明察は本書ではあまり見られなかったと記憶する。
原書は一応19世紀半ばが舞台のため、それに合わせてヴィクトリア朝時代の英語を用いて書かれている。
それを読みやすい翻訳にするのは手間だったとは思う。
で翻訳はそれに合わせて古臭い用語を翻訳に用いたのであるが、中途半端に現代的な文章も用いているため
整合性がなく、会話等のテンポが悪く、一言でいってイケてない。
古臭くするならするで紅葉や鏡花のような江戸弁による丁々発止なやり取りも翻訳で使えたろうにと思うのだが。
だって原書が古臭い英語なのだからそれも方法論としてはありだろう。
渡辺一夫のラブレーや丸谷才一のジョイスの翻訳だってそのあたりは徹底している。
現代的にするならするで原書の古典的な雰囲気は捨てて、テンポの良さを徹底すべきと思う。
漢字だけ昔の当て字にすれば雰囲気出るってもんでもないでしょう。
あとすでに他レビューで指摘があったが測量関係の語注が少ない。
決して安くない値段だしそれはやってほしい。原書が☆4で翻訳が-1。