玩具店の英雄 座間味くんの推理
評判
玩具店の英雄 座間味くんの推理の評価:
3.60/5点 レビュー 10件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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玩具店の英雄 座間味くんの推理の評価:
3.60/5点 レビュー 10件。 B ランク
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効果的なエンディングもものも多いが、安易に用いるあまり、著しくバランスを失してしまったものも少なくない。
残念ながら、この連作短編にも、目を剥くような例がひとつあった。
死者3人、一生もののトラウマを負う者2人という事件。しかも全員少年で、大部分は何の落ち度もない巻き添えである。
これと引き換えに、ある種の正義が実現する。
といっても、もちろん国家レベルのものではなく、ある団体における深刻な状況の改善である。
この犯罪を摘発することは、その改善を逆戻りさせる恐れがある、というので、座間味くんは真相に蓋をしてしまう。
動機はともかく、方法の冷血さ、狡猾さは狂気すら感じさせるものだけに、
オイオイこいつを野放しにしたままオシマイかよ、と突っ込まざるを得ない。
同意してしまう警察幹部に至っては、組織防衛のための隠蔽に走ったといわれても仕方ないだろう。
これは、いったい、どういうバランス感覚、価値観なのだろうか。
この作者のことだから、何かとてつもない狙いが秘められている気もする。
だが、少なくともこの短編集だけからは、イージーな「粋なはからい」乱発で大きく筆を滑らせたとした思えない。