黒死館殺人事件
評判
黒死館殺人事件の評価:
3.89/5点 レビュー 150件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 101〜120 6/7ページ
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黒死館殺人事件の評価:
3.89/5点 レビュー 150件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
本格推理小説、とか、ノンフィクションとか、
ハードボイルドとか、スリラーサスペンスものとか、
いろいろあるけれど、
本書は、そのどれにも収まらない、
本書一冊をもって一範疇を成す、
といった風情がある。
難解なトリックが連続して出てくるけれど、
ほとんど、トリックとしての意味もないし
合理性もない。だから、
謎を解き明かす、といったような推理小説風の
楽しみ方は全くできないし、
もちろん、ハードボイルドでもない。
スリラーといえば、それがまあ、一番近い感じかな、
という感じも、全くしないわけではないと
言えないわけではないのかなあ、と
思わないわけでもないものの、
そう思うというわけでもない。
まあ、確かに独特の雰囲気は楽しめる。
それより、本書の面白いところは、
英文・ドイツ語その他の、おびただしいダジャレ(言葉遊び)。
冒頭、法水が黒死館に乗り込むシーンでの
いきなり、犯人による
ダジャレメッセージ「メサ(信仰)とエーカー(富貴)で
マッサカー(虐殺)」に始まり、
様々な場面で、フロイト精神分析風のダジャレ会話が
飛び交う。『日常生活の精神病理』を読んだ人なら、
会話によって恣意的に一時的な
度忘れや言い間違いを引き起こすことが可能であることは
理解できないわけではないだろうが、
それを犯人を絞り込むための手段として
これほど効果的に使う、という探偵小説も
ちょっとないんじゃないだろうか。
晩年のエラリー・クイーンなんかにも
似たような趣向がなかったわけではないが、
これほど大量に、いい加減な、非日常言語による
ごろ合わせ捜査が行われた例というのは、
他にないでしょ。
しかも、それだけ大量の紙幅を使ってダジャレごろ合わせ捜査が
行われているのに、
結局、犯人の特定にはほとんど役立っていないところが
憎らしいじゃないか。
まあ、忍耐をもって読んでいれば、
そのうち、光明も開けよう、
というようなもんだ。。。