虚構船団

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評判

虚構船団の評価:

4.22/5点 レビュー 41件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 21〜40 2/4ページ
No.44
(5pt)

国語の先生お勧め

面白いです!中学生以上なら読めます。
国語の先生がお勧めしていたので買ってみました。
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.43
(5pt)

国語の先生お勧め

面白いです!中学生以上なら読めます。
国語の先生がお勧めしていたので買ってみました。
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.42
(5pt)

ごめんなさい。一切理解できません

本を読むのは好きですが、筒井康隆氏が多用するとかいう文学理論やらなんやらというものは一切学んでいない者です。最後まで読みましたが、最後の最後まで一切意味が理解できなかった。三章など混沌窮まれりで、まさに「夢を見ている」気分にしかなれません。
ですが、面白かったです。ただそれだけ。おそらくこのレビューで絶賛してる人、貶しまくってる人の九割九分は私同様何もつかめていないでしょう。
買うべきか否かなら買うべきです。新品でも1000円前後、中古なら500円で買えるんですから、そんな痛い出費じゃないです。
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.41
(5pt)

ごめんなさい。一切理解できません

本を読むのは好きですが、筒井康隆氏が多用するとかいう文学理論やらなんやらというものは一切学んでいない者です。最後まで読みましたが、最後の最後まで一切意味が理解できなかった。三章など混沌窮まれりで、まさに「夢を見ている」気分にしかなれません。
ですが、面白かったです。ただそれだけ。おそらくこのレビューで絶賛してる人、貶しまくってる人の九割九分は私同様何もつかめていないでしょう。
買うべきか否かなら買うべきです。新品でも1000円前後、中古なら500円で買えるんですから、そんな痛い出費じゃないです。
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.40
(5pt)

簡単なレビューにココココココココココ

難しい事ばかり書いてもしょうがないのでわかりやすく簡単に書きます。

第一部『文房具』を読んで思ったこと・・・ 「こいつらホントに狂ってるわ。。。」

第二部『鼬族十種』に入ってから思ったこと・・・ 「あれ?鼬族の方が酷いじゃねえか。。。」

第三部『神話』を読んで・・・ 「最初嫌な奴らだなと思っていた文房具達が哀れに思えてきた。。。」

私は最後まで楽しく読めました。私小説部分も嫌いじゃない。むしろ腹を抱えて笑ってしまった。
どんな小説だっていい人はいいと云うし、ダメな人はダメとか駄作とか云うものだしそれは当たり前だと思う。
万人受けするものなんてないでしょう?
受け取り方は人それぞれだけど 今の若い人たちはこれをどう読みどう受け取るかなと考えたらちょっと興味深いかなと思った。
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.39
(5pt)

簡単なレビューにココココココココココ

難しい事ばかり書いてもしょうがないのでわかりやすく簡単に書きます。

第一部『文房具』を読んで思ったこと・・・ 「こいつらホントに狂ってるわ。。。」

第二部『鼬族十種』に入ってから思ったこと・・・ 「あれ?鼬族の方が酷いじゃねえか。。。」

第三部『神話』を読んで・・・ 「最初嫌な奴らだなと思っていた文房具達が哀れに思えてきた。。。」

私は最後まで楽しく読めました。私小説部分も嫌いじゃない。むしろ腹を抱えて笑ってしまった。
どんな小説だっていい人はいいと云うし、ダメな人はダメとか駄作とか云うものだしそれは当たり前だと思う。
万人受けするものなんてないでしょう?
受け取り方は人それぞれだけど 今の若い人たちはこれをどう読みどう受け取るかなと考えたらちょっと興味深いかなと思った。
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.38
(5pt)

歴史とは何か

1984年発表。
当時すでにファンであったのに、読み始めるまで10年を要した。
理由は、知的なものを読みこなす力がなかったため。
最初に読んだのは、阪神大震災で避難生活中の1995年。
黙示録的現実の中で、読書力が向上していたのかもしれない。
いつか再読したいとの思いを20年ぶりに果たし、傑作であることを再確認できた。

登場人物の文房具全員の気がふれているのは、昭和前半までは実際そうだったし、今も同じかもしれない。
また、人物であると同時に文房具でもある二重性は、量子力学的といえる。

最近は歴史観について考えていたところでもあり、その意味でも興味深かった。
著者は「暴力史観残虐史観などどいうものはなく」と謙遜しているが、現実の「世界史」も残虐さに満ちている。
巻末の参考資料にE.H.カー『歴史とは何か』他が挙げられている。

最終章は巻を措く能わざるの感で、これは初読のときと同じ。

現在、文学への理解が作品に追いついている状況で、より広く読まれる素地があると思う。
最近も松浦寿輝氏が雑誌で高く評価していた。
(この人、他にも吉田健一や日影丈吉といった、いいところを推してくる)
カスガ氏による「萌え絵で読む虚航船団」という、本質を衝いたクオリティの高いマンガ作品もネットで読めます。
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.37
(5pt)

歴史とは何か

1984年発表。
当時すでにファンであったのに、読み始めるまで10年を要した。
理由は、知的なものを読みこなす力がなかったため。
最初に読んだのは、阪神大震災で避難生活中の1995年。
黙示録的現実の中で、読書力が向上していたのかもしれない。
いつか再読したいとの思いを20年ぶりに果たし、傑作であることを再確認できた。

登場人物の文房具全員の気がふれているのは、昭和前半までは実際そうだったし、今も同じかもしれない。
また、人物であると同時に文房具でもある二重性は、量子力学的といえる。

最近は歴史観について考えていたところでもあり、その意味でも興味深かった。
著者は「暴力史観残虐史観などどいうものはなく」と謙遜しているが、現実の「世界史」も残虐さに満ちている。
巻末の参考資料にE.H.カー『歴史とは何か』他が挙げられている。

最終章は巻を措く能わざるの感で、これは初読のときと同じ。

現在、文学への理解が作品に追いついている状況で、より広く読まれる素地があると思う。
最近も松浦寿輝氏が雑誌で高く評価していた。
(この人、他にも吉田健一や日影丈吉といった、いいところを推してくる)
カスガ氏による「萌え絵で読む虚航船団」という、本質を衝いたクオリティの高いマンガ作品もネットで読めます。
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.36
(5pt)

歴史とは何か

1984年発表。
当時すでにファンであったのに、読み始めるまで10年を要した。
理由は、知的なものを読みこなす力がなかったため。
最初に読んだのは、阪神大震災で避難生活中の1995年。
黙示録的現実の中で、読書力が向上していたのかもしれない。
いつか再読したいとの思いを20年ぶりに果たし、傑作であることを再確認できた。

登場人物の文房具全員の気がふれているのは、昭和前半までは実際そうだったし、今も同じかもしれない。
また、人物であると同時に文房具でもある二重性は、量子力学的といえる。

最近は歴史観について考えていたところでもあり、その意味でも興味深かった。
著者は「暴力史観残虐史観などどいうものはなく」と謙遜しているが、現実の「世界史」も残虐さに満ちている。
巻末の参考資料にE.H.カー『歴史とは何か』他が挙げられている。

最終章は巻を措く能わざるの感で、これは初読のときと同じ。

現在、文学への理解が作品に追いついている状況で、より広く読まれる素地があると思う。
最近も松浦寿輝氏が雑誌で高く評価していた。
(この人、他にも吉田健一や日影丈吉といった、いいところを推してくる)
カスガ氏による「萌え絵で読む虚航船団」という、本質を衝いたクオリティの高いマンガ作品もネットで読めます。
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.35
(5pt)

歴史とは何か

1984年発表。
当時すでにファンであったのに、読み始めるまで10年を要した。
理由は、知的なものを読みこなす力がなかったため。
最初に読んだのは、阪神大震災で避難生活中の1995年。
黙示録的現実の中で、読書力が向上していたのかもしれない。
いつか再読したいとの思いを20年ぶりに果たし、傑作であることを再確認できた。

登場人物の文房具全員の気がふれているのは、昭和前半までは実際そうだったし、今も同じかもしれない。
また、人物であると同時に文房具でもある二重性は、量子力学的といえる。

最近は歴史観について考えていたところでもあり、その意味でも興味深かった。
著者は「暴力史観残虐史観などどいうものはなく」と謙遜しているが、現実の「世界史」も残虐さに満ちている。
巻末の参考資料にE.H.カー『歴史とは何か』他が挙げられている。

最終章は巻を措く能わざるの感で、これは初読のときと同じ。

現在、文学への理解が作品に追いついている状況で、より広く読まれる素地があると思う。
最近も松浦寿輝氏が雑誌で高く評価していた。
(この人、他にも吉田健一や日影丈吉といった、いいところを推してくる)
カスガ氏による「萌え絵で読む虚航船団」という、本質を衝いたクオリティの高いマンガ作品もネットで読めます。
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.34
(5pt)

人間の本質を説く大叙事詩

私はこの作品に出逢う事で、文字通り人生を変えられた。小説家を目指すきっかけとなった思い出であり、これからの目標で有り続けるだろう。
物語は三章に分かれており、
第一章は精神分析、
第二章はヨーロッパ史のパロディ、
そして第三章はシュールレアリスムの世界に突入します。
日本の三大奇書をいとも容易く嘲笑うかの様に鎮座するこの作品を貴方は読めるでしょうか?
最後のセリフは何とも言えない無常観と余韻を残してくれますよ♪
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.33
(5pt)

人間の本質を説く大叙事詩

私はこの作品に出逢う事で、文字通り人生を変えられた。小説家を目指すきっかけとなった思い出であり、これからの目標で有り続けるだろう。
物語は三章に分かれており、
第一章は精神分析、
第二章はヨーロッパ史のパロディ、
そして第三章はシュールレアリスムの世界に突入します。
日本の三大奇書をいとも容易く嘲笑うかの様に鎮座するこの作品を貴方は読めるでしょうか?
最後のセリフは何とも言えない無常観と余韻を残してくれますよ♪
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.32
(4pt)

文房具や鼬族を題材にしても、人間模様や人類史を"リアル"にカリチャライズ出来るという自負に溢れた力作

私は筒井のほぼ全作品を読んでいるのだが、本作はつい最近手に取った。私小説作家を中心とした文壇に対する嫌悪・軽侮を日頃から隠さない筒井の鬱憤晴らしの様な作品。作中で筒井(も登場する)自身が語っている通り、メタ・フィクションなのだが、文房具や鼬族を題材にしても、人間模様や人類史を"リアル"にカリチャライズ出来るという自負に溢れた力作。普段はこうした自負を露わにしないでブッ翔んだ作品を書く筒井なのだが、本作では思う所があったのか、作中に登場してまで自負を語っている。「大いなる助走(作中に"大いなる徐走"というギャグあり)」の流れを組み、それを骨太にした印象を受けた。

小説作法としての工夫も凝らしてある。第二章の鼬族史は人類史を10世紀程に圧縮している上に、土地(国や地域)も1/4程度に圧縮しているので、人物や国に纏わるエピソードが面妖に重なり合うという面白さ(私は「古事記」を思い浮かべた)。江戸幕府を有した島からヒトラーが出た後に、角栄が続くという風に一見滅茶苦茶な様でいて、事物の本質を衝いている。ユダヤ教の初まりから東西冷戦までの人類史も的確に捉えている。国家や社会はそれを構成する人々の基底通念の上に成りなっていて、歴史的経緯や環境が変わっても結果としての国家や社会には大差がないという筒井の信条が伝わって来る。

第三章の「神話」は、時系列や記述対象を(一見)ランダムに変えながら、それまでの絵解きをして行くという一番筒井らしいパート。「虚構船団」の来襲が<ノストラダムスの大予言>の<恐怖の大王>に当たるなんて愉快な設定じゃありませんか。筒井ファン以外の方には受け入れ難い作品かも知れないが、それだけの希少価値を持った力作だと思う。
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.31
(4pt)

文房具や鼬族を題材にしても、人間模様や人類史を"リアル"にカリチャライズ出来るという自負に溢れた力作

私は筒井のほぼ全作品を読んでいるのだが、本作はつい最近手に取った。私小説作家を中心とした文壇に対する嫌悪・軽侮を日頃から隠さない筒井の鬱憤晴らしの様な作品。作中で筒井(も登場する)自身が語っている通り、メタ・フィクションなのだが、文房具や鼬族を題材にしても、人間模様や人類史を"リアル"にカリチャライズ出来るという自負に溢れた力作。普段はこうした自負を露わにしないでブッ翔んだ作品を書く筒井なのだが、本作では思う所があったのか、作中に登場してまで自負を語っている。「大いなる助走(作中に"大いなる徐走"というギャグあり)」の流れを組み、それを骨太にした印象を受けた。

小説作法としての工夫も凝らしてある。第二章の鼬族史は人類史を10世紀程に圧縮している上に、土地(国や地域)も1/4程度に圧縮しているので、人物や国に纏わるエピソードが面妖に重なり合うという面白さ(私は「古事記」を思い浮かべた)。江戸幕府を有した島からヒトラーが出た後に、角栄が続くという風に一見滅茶苦茶な様でいて、事物の本質を衝いている。ユダヤ教の初まりから東西冷戦までの人類史も的確に捉えている。国家や社会はそれを構成する人々の基底通念の上に成りなっていて、歴史的経緯や環境が変わっても結果としての国家や社会には大差がないという筒井の信条が伝わって来る。

第三章の「神話」は、時系列や記述対象を(一見)ランダムに変えながら、それまでの絵解きをして行くという一番筒井らしいパート。「虚構船団」の来襲が<ノストラダムスの大予言>の<恐怖の大王>に当たるなんて愉快な設定じゃありませんか。筒井ファン以外の方には受け入れ難い作品かも知れないが、それだけの希少価値を持った力作だと思う。
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.30
(4pt)

文房具や鼬族を題材にしても、人間模様や人類史を"リアル"にカリチャライズ出来るという自負

私は筒井のほぼ全作品を読んでいるのだが、本作はつい最近手に取った。私小説作家を中心とした文壇に対する嫌悪・軽侮を日頃から隠さない筒井の鬱憤晴らしの様な作品。作中で筒井(も登場する)自身が語っている通り、メタ・フィクションなのだが、文房具や鼬族を題材にしても、人間模様や人類史を"リアル"にカリチャライズ出来るという自負に溢れた力作。普段はこうした自負を露わにしないでブッ翔んだ作品を書く筒井なのだが、本作では思う所があったのか、作中に登場してまで自負を語っている。「大いなる助走(作中に"大いなる徐走"というギャグあり)」の流れを組み、それを骨太にした印象を受けた。

小説作法としての工夫も凝らしてある。第二章の鼬族史は人類史を10世紀程に圧縮している上に、土地(国や地域)も1/4程度に圧縮しているので、人物や国に纏わるエピソードが面妖に重なり合うという面白さ(私は「古事記」を思い浮かべた)。江戸幕府を有した島からヒトラーが出た後に、角栄が続くという風に一見滅茶苦茶な様でいて、事物の本質を衝いている。ユダヤ教の初まりから東西冷戦までの人類史も的確に捉えている。国家や社会はそれを構成する人々の基底通念の上に成りなっていて、歴史的経緯や環境が変わっても結果としての国家や社会には大差がないという筒井の信条が伝わって来る。

第三章の「神話」は、時系列や記述対象を(一見)ランダムに変えながら、それまでの絵解きをして行くという一番筒井らしいパート。「虚構船団」の来襲が<ノストラダムスの大予言>の<恐怖の大王>に当たるなんて愉快な設定じゃありませんか。筒井ファン以外の方には受け入れ難い作品かも知れないが、それだけの希少価値を持った力作だと思う。
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.29
(4pt)

文房具や鼬族を題材にしても、人間模様や人類史を"リアル"にカリチャライズ出来るという自負

私は筒井のほぼ全作品を読んでいるのだが、本作はつい最近手に取った。私小説作家を中心とした文壇に対する嫌悪・軽侮を日頃から隠さない筒井の鬱憤晴らしの様な作品。作中で筒井(も登場する)自身が語っている通り、メタ・フィクションなのだが、文房具や鼬族を題材にしても、人間模様や人類史を"リアル"にカリチャライズ出来るという自負に溢れた力作。普段はこうした自負を露わにしないでブッ翔んだ作品を書く筒井なのだが、本作では思う所があったのか、作中に登場してまで自負を語っている。「大いなる助走(作中に"大いなる徐走"というギャグあり)」の流れを組み、それを骨太にした印象を受けた。

小説作法としての工夫も凝らしてある。第二章の鼬族史は人類史を10世紀程に圧縮している上に、土地(国や地域)も1/4程度に圧縮しているので、人物や国に纏わるエピソードが面妖に重なり合うという面白さ(私は「古事記」を思い浮かべた)。江戸幕府を有した島からヒトラーが出た後に、角栄が続くという風に一見滅茶苦茶な様でいて、事物の本質を衝いている。ユダヤ教の初まりから東西冷戦までの人類史も的確に捉えている。国家や社会はそれを構成する人々の基底通念の上に成りなっていて、歴史的経緯や環境が変わっても結果としての国家や社会には大差がないという筒井の信条が伝わって来る。

第三章の「神話」は、時系列や記述対象を(一見)ランダムに変えながら、それまでの絵解きをして行くという一番筒井らしいパート。「虚構船団」の来襲が<ノストラダムスの大予言>の<恐怖の大王>に当たるなんて愉快な設定じゃありませんか。筒井ファン以外の方には受け入れ難い作品かも知れないが、それだけの希少価値を持った力作だと思う。
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.28
(5pt)

これは現在の日本そのものだ!

この作品が発表された当時すぐに買って、ブッ飛んだハチャメチャSFとして、ゲラゲラ笑いながら読んだものだったが・・・。2012年末の現在、読み返してみれば、これは現在の日本そのものじゃないか!と背筋が寒くなってきた。個人は各々の強迫観念にとりつかれ異常な行動を繰り返す。(精神病の文房具!!)作品中の船団の幹部にあたる政治家は無能。不可視の上司からの不条理なな命令。そして結局時間的に間に合わないまま、取り返しのつかないとんでもない事態に陥ってしまう。そして、まさしく「いたちごっこ」のようにこの国の内外で続々と起こってくるすぐには解決しそうもない問題の数々・・・。発表当時に読んだ頃、まさかこんな事態が未来の自分自身に起こるとは思いもしなかった。やはり天才とナントカは紙一重で、筒井さんには未来の日本はこうなると見えていたのか?それとも単に悪夢の作品化なのか?ーーーそして今日も明日も僕たちは狂った文房具のように、解決しそうもない終わりのない戦いを続けていくしかないのか?!
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.27
(5pt)

これは現在の日本そのものだ!

この作品が発表された当時すぐに買って、ブッ飛んだハチャメチャSFとして、ゲラゲラ笑いながら読んだものだったが・・・。2012年末の現在、読み返してみれば、これは現在の日本そのものじゃないか!と背筋が寒くなってきた。個人は各々の強迫観念にとりつかれ異常な行動を繰り返す。(精神病の文房具!!)作品中の船団の幹部にあたる政治家は無能。不可視の上司からの不条理なな命令。そして結局時間的に間に合わないまま、取り返しのつかないとんでもない事態に陥ってしまう。そして、まさしく「いたちごっこ」のようにこの国の内外で続々と起こってくるすぐには解決しそうもない問題の数々・・・。発表当時に読んだ頃、まさかこんな事態が未来の自分自身に起こるとは思いもしなかった。やはり天才とナントカは紙一重で、筒井さんには未来の日本はこうなると見えていたのか?それとも単に悪夢の作品化なのか?ーーーそして今日も明日も僕たちは狂った文房具のように、解決しそうもない終わりのない戦いを続けていくしかないのか?!
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.26
(5pt)

この作品で僕は小説の素晴らしさを知った。

初めてこの作品と著者の名前を知ったのは図書館のパソコンだった。
スカンクの情報を集めるためにインターネットをしていて偶然虚構船団の記事にたどり着いたのだ。
僕はその記事を見て興味が沸き早速見てみようと本を探し見てみたのだが「なんじゃこら!?」といった感じであんまり読めなかった。
そして、この本を買って家でじっくり見てみよう!と思い、お年玉で虚構船団の文庫版を買ったのである。
三日かけて読んでみた感想は「なんじゃこら……でも面白いなあ」まあ、そんなかんじだった。
ストーリーを端折って説明するとこうである。

頭がおかしくなった文房具達が乗り込む宇宙船が鼬の住む惑星に襲撃します。

何じゃこりゃ!と思うだろう。だが!それがいいのだ。
小説は自由でいいんだ、なんて素晴らしいんだろうと読んだ後思い、著者の他の作品や色んな小説を読み始めた。
兎に角、素晴らしい。それしか言えない最強かつ最狂かつ最凶かつ最高の貴書である。
読書好きは勿論、読書をしない人にも見てもらいたい。いや、読まない人にこそ読んでいただきたい作品です。
筒井先生へ有難う御座いますと言葉を送り、このレビューを締めさせてもらう。
虚航船団 Amazon書評・レビュー: 虚航船団より
4106006391
No.25
(5pt)

この作品で僕は小説の素晴らしさを知った。

初めてこの作品と著者の名前を知ったのは図書館のパソコンだった。
スカンクの情報を集めるためにインターネットをしていて偶然虚構船団の記事にたどり着いたのだ。
僕はその記事を見て興味が沸き早速見てみようと本を探し見てみたのだが「なんじゃこら!?」といった感じであんまり読めなかった。
そして、この本を買って家でじっくり見てみよう!と思い、お年玉で虚構船団の文庫版を買ったのである。
三日かけて読んでみた感想は「なんじゃこら……でも面白いなあ」まあ、そんなかんじだった。
ストーリーを端折って説明するとこうである。

頭がおかしくなった文房具達が乗り込む宇宙船が鼬の住む惑星に襲撃します。

何じゃこりゃ!と思うだろう。だが!それがいいのだ。
小説は自由でいいんだ、なんて素晴らしいんだろうと読んだ後思い、著者の他の作品や色んな小説を読み始めた。
兎に角、素晴らしい。それしか言えない最強かつ最狂かつ最凶かつ最高の貴書である。
読書好きは勿論、読書をしない人にも見てもらいたい。いや、読まない人にこそ読んでいただきたい作品です。
筒井先生へ有難う御座いますと言葉を送り、このレビューを締めさせてもらう。
虚航船団 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270