パレード

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評判

パレードの評価:

3.75/5点 レビュー 184件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全244件 161〜180 9/13ページ
No.84
(5pt)

やられた

本当にやられた。こういうものを書ける人だとは全然思ってなかった。芥川賞を受賞した「パークライフ」なんかよりも百倍くらい面白いじゃないですか。

 怖いですね、怖いですこういう作品は。村上春樹的手法をふんだんに取り込んだ最初の「僕」の語りから次々と変わっていく語り手。文体の変化もキャラの書き分けもものすごいうまいし、完璧なうわべだけの疑似生活が完璧に描かれている。第五章の、自分が住んでいるマンションの部屋を外から見つめる、という倒錯的な視点が描いた虚構性、そして、日常の逆転。いや、うますぎる。

 タイトルもね、すごいですよ。哀愁じゃないですか、それ。御祭り騒ぎは続いてくんですね、たぶんこれからも。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.83
(5pt)

やられた

本当にやられた。こういうものを書ける人だとは全然思ってなかった。芥川賞を受賞した「パークライフ」なんかよりも百倍くらい面白いじゃないですか。

 怖いですね、怖いですこういう作品は。村上春樹的手法をふんだんに取り込んだ最初の「僕」の語りから次々と変わっていく語り手。文体の変化もキャラの書き分けもものすごいうまいし、完璧なうわべだけの疑似生活が完璧に描かれている。第五章の、自分が住んでいるマンションの部屋を外から見つめる、という倒錯的な視点が描いた虚構性、そして、日常の逆転。いや、うますぎる。

 タイトルもね、すごいですよ。哀愁じゃないですか、それ。御祭り騒ぎは続いてくんですね、たぶんこれからも。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.82
(5pt)

世にも奇妙な物語

もう一度読み返してみようかとはじめて思った本だ。

ふとしたことで一緒に暮らすようになった5人の「平凡な物語」。のはずだった…。最終章を読むまでは…。

お互い干渉せず、適度に親しく毎日を送る。メンバーの一人、大垣内琴美、通称「琴ちゃん」は「上辺だけの付き合い? 私にはそれくらいが丁度いい」と言う。

それが最終章で衝撃的な事実が明らかになる。しかし、衝撃を受けるのは「読者」だけ。そう、すべて知っていたかのように…。

最終章を読み終えて、しばらくたった後再び読み返せばお気楽学生の良介も、酒癖の悪い未来も、怪しい少年サトルも、面倒見の良い直樹も、そして琴ちゃんの言葉もとても不気味なものに思えてくる…。

※この本は5人の語りで書かれていますが、始めから順に呼んでください。でないと意味不明になちゃいます。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.81
(5pt)

世にも奇妙な物語

もう一度読み返してみようかとはじめて思った本だ。

ふとしたことで一緒に暮らすようになった5人の「平凡な物語」。のはずだった…。最終章を読むまでは…。

お互い干渉せず、適度に親しく毎日を送る。メンバーの一人、大垣内琴美、通称「琴ちゃん」は「上辺だけの付き合い? 私にはそれくらいが丁度いい」と言う。

それが最終章で衝撃的な事実が明らかになる。しかし、衝撃を受けるのは「読者」だけ。そう、すべて知っていたかのように…。

最終章を読み終えて、しばらくたった後再び読み返せばお気楽学生の良介も、酒癖の悪い未来も、怪しい少年サトルも、面倒見の良い直樹も、そして琴ちゃんの言葉もとても不気味なものに思えてくる…。

※この本は5人の語りで書かれていますが、始めから順に呼んでください。でないと意味不明になちゃいます。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.80
(4pt)

物足りないけど、

吉田修一の作品は常に物足りない。

 逃げてるだけじゃないかと思うくらい、物語をどこかに着地させない。これが彼の作品のどうしようもない弱点だ。だからいい、なんて思えない。作風なんて言葉で、無理な評価も出来ない。

 この作品もそう。この作家は最後にどんなことを語りかけてくれるのかと期待して、きっと最後まで読んだとき、とんでもない切なさを届けてくれるんじゃないかと感じながら読んでいてたのに、あいた口がふさがらないほどがっかりしてしまう。

 でも、・・・良助の切なさは確かに僕の心に届く。「とりあえず、金沢の公務員の息子は確保しました。」というセリフはいい。

 川上弘美の解説がいい。その通りだと思う。吉田の作品は、登場人物が愛しくなるんだ。こんな才能のある人、きっと、いつかとんでもなくすごいものを書いてくれるに違いない。そう思い続けて、毎回彼の作品を買ってしまう。

 「パレード」は、最後の数分で大逆転負けを喫したけど、あのまま歴史的な勝利を収めてくれる時がきっと来るに違いない。

 負けたのに、誰にも出来ない試合をしてくれた。そんな記憶が残る作品。僕はそう感じています。


パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.79
(4pt)

物足りないけど、

吉田修一の作品は常に物足りない。

 逃げてるだけじゃないかと思うくらい、物語をどこかに着地させない。これが彼の作品のどうしようもない弱点だ。だからいい、なんて思えない。作風なんて言葉で、無理な評価も出来ない。

 この作品もそう。この作家は最後にどんなことを語りかけてくれるのかと期待して、きっと最後まで読んだとき、とんでもない切なさを届けてくれるんじゃないかと感じながら読んでいてたのに、あいた口がふさがらないほどがっかりしてしまう。

 でも、・・・良助の切なさは確かに僕の心に届く。「とりあえず、金沢の公務員の息子は確保しました。」というセリフはいい。

 川上弘美の解説がいい。その通りだと思う。吉田の作品は、登場人物が愛しくなるんだ。こんな才能のある人、きっと、いつかとんでもなくすごいものを書いてくれるに違いない。そう思い続けて、毎回彼の作品を買ってしまう。

 「パレード」は、最後の数分で大逆転負けを喫したけど、あのまま歴史的な勝利を収めてくれる時がきっと来るに違いない。

 負けたのに、誰にも出来ない試合をしてくれた。そんな記憶が残る作品。僕はそう感じています。


パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.78
(4pt)

おもしろくてあっという間!でも結末が衝撃!!

マンションに同居している男3人・女2人の物語。

ひとりひとりの話がオムニバス形式で描かれている。

それぞれは色々な考えや思いを抱えているけど、

あまり深くは交わらず浅く軽く付き合っている5人は

とてもうまくいっている。どの人もそれぞれ魅力的で

面白くてどんどんあっという間に読み進めた。

ただし、物語の途中途中に少しずつ登場する事柄が結末に

こういう衝撃を持ってくるとは!同居って楽しいよねぇって

楽しく読んでいたのに「ががーん」って思った。

みんなそれぞれ自分が一番で他人の事を本当に考えては

いないからこんなふうにつきあっていけるのかもしれない。

各人が他人から求められる架空の自分を演じている。

そしてそれぞれそのことに気づいている。

でもその歪みが最後の結末に表れているのかもしれない。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.77
(4pt)

おもしろくてあっという間!でも結末が衝撃!!

マンションに同居している男3人・女2人の物語。

ひとりひとりの話がオムニバス形式で描かれている。

それぞれは色々な考えや思いを抱えているけど、

あまり深くは交わらず浅く軽く付き合っている5人は

とてもうまくいっている。どの人もそれぞれ魅力的で

面白くてどんどんあっという間に読み進めた。

ただし、物語の途中途中に少しずつ登場する事柄が結末に

こういう衝撃を持ってくるとは!同居って楽しいよねぇって

楽しく読んでいたのに「ががーん」って思った。

みんなそれぞれ自分が一番で他人の事を本当に考えては

いないからこんなふうにつきあっていけるのかもしれない。

各人が他人から求められる架空の自分を演じている。

そしてそれぞれそのことに気づいている。

でもその歪みが最後の結末に表れているのかもしれない。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.76
(5pt)

登場人物を身近に感じられる作品

近しくもなく、かといって疎遠でもない微妙な関係でつながる、男女5人の共同生活を描いた連作小説である。

5つに分けられた章は、ひとりひとりを主人公にして、それぞれの主観的な目線で描かれる。読みすすめていくと互いの気持ちに些細な齟齬があることがわかってくるのだが、全章を読み終えたとき、それがこの不均衡な共同体でどんな役割を果たしているのか知ることになる。

日常のひとコマを繫ぎ合わせたような倦怠感漂う独特な文章と、何気ない会話の中に埋め込まれた胸をつくような科白も著者ならではである。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.75
(5pt)

登場人物を身近に感じられる作品

近しくもなく、かといって疎遠でもない微妙な関係でつながる、男女5人の共同生活を描いた連作小説である。

5つに分けられた章は、ひとりひとりを主人公にして、それぞれの主観的な目線で描かれる。読みすすめていくと互いの気持ちに些細な齟齬があることがわかってくるのだが、全章を読み終えたとき、それがこの不均衡な共同体でどんな役割を果たしているのか知ることになる。

日常のひとコマを繫ぎ合わせたような倦怠感漂う独特な文章と、何気ない会話の中に埋め込まれた胸をつくような科白も著者ならではである。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.74
(5pt)

リアルだなあ

読み終わって、とにかく「すごいな…」と一言。
日常の異常、人間関係の距離感。こうもリアルに描くことができるのか と。
話す言葉や態度やふるまいなど、目に見えるものは、ほんの一部分なのだと、分かっているが認めたくないことを、見せつけられた気分である。
痛みと共に、納得と安堵に気づき、軽いショックを感じもしている。
それぞれ読んだ人が、必ず何かを感じる作品であることは間違いないだろう。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.73
(5pt)

リアルだなあ

読み終わって、とにかく「すごいな…」と一言。
日常の異常、人間関係の距離感。こうもリアルに描くことができるのか と。
話す言葉や態度やふるまいなど、目に見えるものは、ほんの一部分なのだと、分かっているが認めたくないことを、見せつけられた気分である。
痛みと共に、納得と安堵に気づき、軽いショックを感じもしている。
それぞれ読んだ人が、必ず何かを感じる作品であることは間違いないだろう。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.72
(5pt)

5章もある意味

相変わらず、吉田作品は群像を描くのが上手いなあ、というのが第一の感想です。それから、五人の奇妙な人物が淡々と生活する話。・・・だと思ってました。最後の章で、今まで描かれていた共同生活の成り立つ理由だとか、五章もある理由だとか、作中ぼやーっとしていた様々なことが途端に理解できました。帯の「少しコミカルで、かなり深刻な男女五人の共同生活」
はこういう意味なんだと感心。最終章は本当に異質です。本当、驚かされました。バトンリレーのように次々と視点が変わり、飽きることなく読むことができると思います。
気になった方は是非、手にとって読んでみてください。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.71
(5pt)

5章もある意味

相変わらず、吉田作品は群像を描くのが上手いなあ、というのが第一の感想です。それから、五人の奇妙な人物が淡々と生活する話。・・・だと思ってました。最後の章で、今まで描かれていた共同生活の成り立つ理由だとか、五章もある理由だとか、作中ぼやーっとしていた様々なことが途端に理解できました。帯の「少しコミカルで、かなり深刻な男女五人の共同生活」
はこういう意味なんだと感心。最終章は本当に異質です。本当、驚かされました。バトンリレーのように次々と視点が変わり、飽きることなく読むことができると思います。
気になった方は是非、手にとって読んでみてください。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.70
(5pt)

吉田修一らしい作品

私はこの作品はアイデンティティーという観点から解釈しました。
登場人物五人のうち、四人がそれぞれ自分に対する定義(自己同一性)をうちやぶり、新しい世界に踏み出していく中で、それができない人が一人いる。その人はそれができないゆえに悩み、苦しんでいます。
結局作者が書きたかったのはそういうことなんだろう。
山本周五郎賞を受賞するだけあって、なかなか奥の深い作品です。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.69
(5pt)

吉田修一らしい作品

私はこの作品はアイデンティティーという観点から解釈しました。
登場人物五人のうち、四人がそれぞれ自分に対する定義(自己同一性)をうちやぶり、新しい世界に踏み出していく中で、それができない人が一人いる。その人はそれができないゆえに悩み、苦しんでいます。
結局作者が書きたかったのはそういうことなんだろう。
山本周五郎賞を受賞するだけあって、なかなか奥の深い作品です。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.68
(5pt)

おもしろかった。

みなさんの感想は「怖い」というのが多かったのですが、自分的にはすごくおもしろかったと思います。笑いありで、合わなさそうで意外と同居を続けている5人の人物の話で、吉田さんの作品はあまり好みではないという人もぜひ読んでみてください!!しかし、やはり吉田さん。最終章では笑いの雰囲気が一変します。雨の中で繰り広げられ、ドラマ感覚でした。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.67
(5pt)

おもしろかった。

みなさんの感想は「怖い」というのが多かったのですが、自分的にはすごくおもしろかったと思います。笑いありで、合わなさそうで意外と同居を続けている5人の人物の話で、吉田さんの作品はあまり好みではないという人もぜひ読んでみてください!!しかし、やはり吉田さん。最終章では笑いの雰囲気が一変します。雨の中で繰り広げられ、ドラマ感覚でした。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.66
(4pt)

時代を切り取った作品。

この小説は、同じマンションに同居する5人の若者をそれぞれの視点でオムニバス形式で5つの章に分けて描いた作品です。
1番目は都内の大学に通う男子学生、2番目は若手人気俳優と付き合う23歳の女性、3番目は雑貨屋店長の24歳の女性、4番目は18歳の男娼、5番目はインディペンデントの映画配給会社に勤める28歳の社会人が各章の主人公となり、物語を展開していきます。物語と言っても、この作品はドキュメンタリーのようです。大仰な仕掛けが用意されているわけでもなく、5人が織り成す平凡な日常を淡々と描いています。実際に、東京のどこかで5人は住んでいるかもしれないと錯覚させます。
にもかかわらず、それを読み物として成立させてしまうのは作者の巧さなのだと思います。本当に平凡な一日を切り取っただけなのに、楽しめるなんてすごいと思います。
きっと、その平凡な一日の中でも、今の時代を取り巻く空気感がきっちりと表現されていて、そこに共感できるから私はすばらしいと感じるのでしょう。この作品が発表されたのは2002年ですが、2002年をバッチリ切り取れています。
20歳前半から30歳前半までの人なら、きっとこの空気感に覚えがあると思います。
オススメです!
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.65
(4pt)

時代を切り取った作品。

この小説は、同じマンションに同居する5人の若者をそれぞれの視点でオムニバス形式で5つの章に分けて描いた作品です。
1番目は都内の大学に通う男子学生、2番目は若手人気俳優と付き合う23歳の女性、3番目は雑貨屋店長の24歳の女性、4番目は18歳の男娼、5番目はインディペンデントの映画配給会社に勤める28歳の社会人が各章の主人公となり、物語を展開していきます。物語と言っても、この作品はドキュメンタリーのようです。大仰な仕掛けが用意されているわけでもなく、5人が織り成す平凡な日常を淡々と描いています。実際に、東京のどこかで5人は住んでいるかもしれないと錯覚させます。
にもかかわらず、それを読み物として成立させてしまうのは作者の巧さなのだと思います。本当に平凡な一日を切り取っただけなのに、楽しめるなんてすごいと思います。
きっと、その平凡な一日の中でも、今の時代を取り巻く空気感がきっちりと表現されていて、そこに共感できるから私はすばらしいと感じるのでしょう。この作品が発表されたのは2002年ですが、2002年をバッチリ切り取れています。
20歳前半から30歳前半までの人なら、きっとこの空気感に覚えがあると思います。
オススメです!
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153