パレード

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評判

パレードの評価:

3.75/5点 レビュー 184件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全244件 101〜120 6/13ページ
No.144
(5pt)

ある意味で当たり前のテーマ

吉田修一はこの小説を書くに当たり面白い構成をとった。パレードは五人の共同生活を送る若者たちを描く小説である。そしてそれは5つの章からなるオムニバス形式で構成される。それぞれの章でその五人の若者はそれぞれ一人称で登場し、読者はそれぞれの心理やホを知る。この構成により読者はそれぞれの視点から共同生活を見ることが可能になり、一つの安定したコミュニティーの中で、各人は安定した暮らしをするための役割を演じているに過ぎないことを知る。吉田修一はよく現代の若者を描くのに巧みな作家であると言われるが、この作品が扱うテーマはどの時代にも当てはまる普遍的なものであろう。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.143
(5pt)

ある意味で当たり前のテーマ

吉田修一はこの小説を書くに当たり面白い構成をとった。パレードは五人の共同生活を送る若者たちを描く小説である。そしてそれは5つの章からなるオムニバス形式で構成される。それぞれの章でその五人の若者はそれぞれ一人称で登場し、読者はそれぞれの心理やホを知る。この構成により読者はそれぞれの視点から共同生活を見ることが可能になり、一つの安定したコミュニティーの中で、各人は安定した暮らしをするための役割を演じているに過ぎないことを知る。吉田修一はよく現代の若者を描くのに巧みな作家であると言われるが、この作品が扱うテーマはどの時代にも当てはまる普遍的なものであろう。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.142
(5pt)

こわい話の意味。

この作品は、共同生活を送る男女四人+一人、計五人の物語です。
そして、それぞれ章ごとに五人の一人称形式で書かれています。
こうした構成は「それぞれの若者の言い分をそれぞれに語らせることで読者には客観的に見てもらう」という狙いではないか、と思います。
作品自体は、若者達の生活に少々のミステリー風味を加えて、ラストに衝撃的な事象を持ってくる、というパターンで、単なるミステリーとしても読むことが出来ます。
しかし、解説を書いている川上弘美氏の言う「こわさ」とは多分このラストを示して言っているのではないでしょう。この物語の本質のこわさ…。それはむしろ、客観的に若者の思考を読むことで際立つ「若さに対するこわさ」ではないか、と思います。
そして、それは若くない人、要は私みたいな人間にはとてもこわいことに思えました。
ですので、若い人は登場人物と同調してしまって、そのこわさに気付かないかもしれません。
ミステリーとして捉えられるかもしれませんが、私は純文学だと思います。
その二面性も、また魅力の一つです。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.141
(5pt)

こわい話の意味。

この作品は、共同生活を送る男女四人+一人、計五人の物語です。
そして、それぞれ章ごとに五人の一人称形式で書かれています。
こうした構成は「それぞれの若者の言い分をそれぞれに語らせることで読者には客観的に見てもらう」という狙いではないか、と思います。
作品自体は、若者達の生活に少々のミステリー風味を加えて、ラストに衝撃的な事象を持ってくる、というパターンで、単なるミステリーとしても読むことが出来ます。
しかし、解説を書いている川上弘美氏の言う「こわさ」とは多分このラストを示して言っているのではないでしょう。この物語の本質のこわさ…。それはむしろ、客観的に若者の思考を読むことで際立つ「若さに対するこわさ」ではないか、と思います。
そして、それは若くない人、要は私みたいな人間にはとてもこわいことに思えました。
ですので、若い人は登場人物と同調してしまって、そのこわさに気付かないかもしれません。
ミステリーとして捉えられるかもしれませんが、私は純文学だと思います。
その二面性も、また魅力の一つです。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.140
(5pt)

良作

奇妙な同居関係にある数人の男女の物語。
短編のような感覚でさらりと読める点が非常に心地よかった。長編でありながら章がそれぞれ独立しているので少しずつ読み進めるのに便利でした。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.139
(5pt)

良作

奇妙な同居関係にある数人の男女の物語。
短編のような感覚でさらりと読める点が非常に心地よかった。長編でありながら章がそれぞれ独立しているので少しずつ読み進めるのに便利でした。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.138
(4pt)

GOOD

映画化にするということで、ミーハーな気分で読み始めたのですが。
これがなかなか、いやかなり面白い…やっぱり映画になるだけあるわ〜と感心感心
読み始めたら、とまらなくなってしまいました。
これといって、深いテーマがあるわけではないのが、またいい。
冷酷にも愉快にもなれる人間の本能的自己防衛に、少しうれしくなったり、
一人でもない家族でもない、あの生温かい部屋をうらやましくなったりと、
閉鎖的な心っていったい何をするか分からない面白さを見ました。
なんだかゾクゾクワクワク、吉田さんすごい!!
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.137
(4pt)

GOOD

映画化にするということで、ミーハーな気分で読み始めたのですが。
これがなかなか、いやかなり面白い…やっぱり映画になるだけあるわ〜と感心感心
読み始めたら、とまらなくなってしまいました。
これといって、深いテーマがあるわけではないのが、またいい。
冷酷にも愉快にもなれる人間の本能的自己防衛に、少しうれしくなったり、
一人でもない家族でもない、あの生温かい部屋をうらやましくなったりと、
閉鎖的な心っていったい何をするか分からない面白さを見ました。
なんだかゾクゾクワクワク、吉田さんすごい!!
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.136
(4pt)

特殊ではない身の回りにある人間の距離感を描いた作品

都会の若者、微妙な人間の距離感を絶妙に描く吉田修一。
本作が芥川賞受賞作「パークライフ」の直前に書き下ろされた山本周五郎賞受賞作。

ルームシェアをしている5人の若者。お気楽だけど少しナイーブな良介、恋するおバカ女・琴美、夢を追う少し性格の悪い未来、自称18歳の男娼・サトル、常識人で部屋をもともと借りていた直輝。何となく楽しい5人の共同生活、5人5様の厳しい現実。

この作品の魅力は何と言っても各章(全5章)ごとにそれぞれの登場人物に視点を預けて、バトンリレーで語られている都会の青春群像ストーリー。同じ出来事が別の登場人物から語られることで、それまで見えていなかった登場人物のキャラクター、事実関係が「重ね塗り」するように物語を深くしている。また、同じ時間軸ではなく、章を読み進めるにつれて、微妙に重なりつつも時間自体は進行させているので、物語がどんどん面白くなっていくドライブ感が強い。そこに吉田修一の上手さがある。そして、この「重ね塗り」スタイルが持たせる広がりと深みは「悪人(2007)」によって大花を咲かせている。

本作に関するレビューの多くに「怖い」「ゾクッとした」と書かれている。
その部分を書いてしまうと完全にネタバレになってしまうので、興をそがないギリギリの範囲で書くと、最後にどんでん返しがきます。
それはミステリーにおける犯人探しとは別の次元の内容。どういう種類のインパクトすら書くことが出来ないのですが、
曖昧に書くと、その瞬間に今まで徐々にめくれ、めくれて明らかになっていたと思っていたこと、自分の視点が、めくらであったことに気付きます。
「こいつら、本当に知っているのだと肌で感じた」というどんでん返しは、「裁かれない」という言葉が象徴する宙ぶらりんになった感情は、強い衝撃を持っています。

本作では「部屋用の自分」「チャットルーム」と表現されているこの関係性は、共同生活にだけ存在するのではなく、現実世界でも確かに存在している。吉田修一が表現したいことをコンパクトに表現するために「共同生活」という舞台装置として使っているだけ。このめくってもめくれない関係性の「膜」「綾」は現代を生きる人達ならば等しく感じているものだと思う。それを強く抉っているがゆえにこの小説のインパクトは強かった。

吉田修一の初期の作品なので、文体自体は最近の作品ほど練られたものではありませんが、ライトな筆致と、本質を抉った強い物語性は小説好きであれば、人間関係を気にせずにはいられない人であれば、一読して決して損はありません。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.135
(4pt)

虚像

映画化もされ、話題の本作。

5人がなかよくルームシェアする日常はまるでアメリカのホームドラマ「フレンズ」を連想させる。
しかし、仲良くしているようで互いに相手に踏み込まない姿勢が現代の病巣として描かれている。

私は20代のはじめにアメリカで4人でルームシェアをした経験がある。
ルームシェアには相手に踏み込みすぎないようにする不文律があったように思う。

本作はなりゆきでルームシェアすることになった若者たちの生活を描いている。
その雰囲気は一見なかなかお気楽で楽しそうだ。

しかし、楽しそうな裏側には

互いに相手を勝手に都合のよい人物と考え、実は互いの虚像と生活している。

この小説が描く人物はどこにでもいそうなリアルな人物達であり、
それだけに最終章の衝撃は大きい。

しかしちょっとそこまで相手に無関心であることはないと思った。
相手のためにというよりは自己防衛のための関心は持つだろうと。

「本当の自分」「自分探し」などという言葉が一時期もてはやされ、
現在では逆に「現実逃避」として蔑まれている。
「本当の自分」「本当の相手」・・・「本当の」ってそもそもどういう事だろう?
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.134
(4pt)

特殊ではない身の回りにある人間の距離感を描いた作品

都会の若者、微妙な人間の距離感を絶妙に描く吉田修一。
本作が芥川賞受賞作「パークライフ」の直前に書き下ろされた山本周五郎賞受賞作。

ルームシェアをしている5人の若者。お気楽だけど少しナイーブな良介、恋するおバカ女・琴美、夢を追う少し性格の悪い未来、自称18歳の男娼・サトル、常識人で部屋をもともと借りていた直輝。何となく楽しい5人の共同生活、5人5様の厳しい現実。

この作品の魅力は何と言っても各章(全5章)ごとにそれぞれの登場人物に視点を預けて、バトンリレーで語られている都会の青春群像ストーリー。同じ出来事が別の登場人物から語られることで、それまで見えていなかった登場人物のキャラクター、事実関係が「重ね塗り」するように物語を深くしている。また、同じ時間軸ではなく、章を読み進めるにつれて、微妙に重なりつつも時間自体は進行させているので、物語がどんどん面白くなっていくドライブ感が強い。そこに吉田修一の上手さがある。そして、この「重ね塗り」スタイルが持たせる広がりと深みは「悪人(2007)」によって大花を咲かせている。

本作に関するレビューの多くに「怖い」「ゾクッとした」と書かれている。
その部分を書いてしまうと完全にネタバレになってしまうので、興をそがないギリギリの範囲で書くと、最後にどんでん返しがきます。
それはミステリーにおける犯人探しとは別の次元の内容。どういう種類のインパクトすら書くことが出来ないのですが、
曖昧に書くと、その瞬間に今まで徐々にめくれ、めくれて明らかになっていたと思っていたこと、自分の視点が、めくらであったことに気付きます。
「こいつら、本当に知っているのだと肌で感じた」というどんでん返しは、「裁かれない」という言葉が象徴する宙ぶらりんになった感情は、強い衝撃を持っています。

本作では「部屋用の自分」「チャットルーム」と表現されているこの関係性は、共同生活にだけ存在するのではなく、現実世界でも確かに存在している。吉田修一が表現したいことをコンパクトに表現するために「共同生活」という舞台装置として使っているだけ。このめくってもめくれない関係性の「膜」「綾」は現代を生きる人達ならば等しく感じているものだと思う。それを強く抉っているがゆえにこの小説のインパクトは強かった。

吉田修一の初期の作品なので、文体自体は最近の作品ほど練られたものではありませんが、ライトな筆致と、本質を抉った強い物語性は小説好きであれば、人間関係を気にせずにはいられない人であれば、一読して決して損はありません。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.133
(4pt)

虚像

映画化もされ、話題の本作。

5人がなかよくルームシェアする日常はまるでアメリカのホームドラマ「フレンズ」を連想させる。
しかし、仲良くしているようで互いに相手に踏み込まない姿勢が現代の病巣として描かれている。

私は20代のはじめにアメリカで4人でルームシェアをした経験がある。
ルームシェアには相手に踏み込みすぎないようにする不文律があったように思う。

本作はなりゆきでルームシェアすることになった若者たちの生活を描いている。
その雰囲気は一見なかなかお気楽で楽しそうだ。

しかし、楽しそうな裏側には

互いに相手を勝手に都合のよい人物と考え、実は互いの虚像と生活している。

この小説が描く人物はどこにでもいそうなリアルな人物達であり、
それだけに最終章の衝撃は大きい。

しかしちょっとそこまで相手に無関心であることはないと思った。
相手のためにというよりは自己防衛のための関心は持つだろうと。

「本当の自分」「自分探し」などという言葉が一時期もてはやされ、
現在では逆に「現実逃避」として蔑まれている。
「本当の自分」「本当の相手」・・・「本当の」ってそもそもどういう事だろう?
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.132
(5pt)

気持ち悪い

居心地がいいような、悪いような。おかしな空間で、楽しく暮らしているようで、だれ1人そこに執着していない、意識が無い様子が気持ち悪くて怖かった。ラストまでいくと、それまでの話しが一段と気持ち悪くなる。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.131
(5pt)

気持ち悪い

居心地がいいような、悪いような。おかしな空間で、楽しく暮らしているようで、だれ1人そこに執着していない、意識が無い様子が気持ち悪くて怖かった。ラストまでいくと、それまでの話しが一段と気持ち悪くなる。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.130
(4pt)

先に映画を見てしまったので

映画を見てから、色々疑問があったので、この文庫本を買って読みました。
映画でラストを知っていたので、そうくるか、と思いながら読みましたが、
知らなくて、読んでたら、小説の方がインパクト強かっただろうな、と思いました。
映画は、割とわかる感じで複線を引いていたけど、小説はほんとにささいなヒントしか
与えてくれていないので、このラストは唐突に出てきて、ショックが大きい気がしました。
映画との違いで気になったことを1、2点。
未来の持っているビデオテープは、小説では、外国の普通のロードショー映画の編集だけど、
映画では日本のどちらかというと後ろ暗いビデオからの編集のようだったので、生々しさが
違う感じがしました。多分、版権の関係があるのだろうけど、せめて洋物の方が良かったです。
(最初、未来の少女の頃の出来事を録画したのかと勘ぐってしまったので…)。
小説では、このシェアしている部屋に共同の電話があるようで、時々、電話の伝言をしています。
でも、映画では、皆が携帯電話を持っているので、そのようなシーンはありません。
そういう意味で、私達は、この小説が書かれた2002年より、更に孤独な世界に来てしまった
のかもしれません。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.129
(4pt)

先に映画を見てしまったので

映画を見てから、色々疑問があったので、この文庫本を買って読みました。
映画でラストを知っていたので、そうくるか、と思いながら読みましたが、
知らなくて、読んでたら、小説の方がインパクト強かっただろうな、と思いました。
映画は、割とわかる感じで複線を引いていたけど、小説はほんとにささいなヒントしか
与えてくれていないので、このラストは唐突に出てきて、ショックが大きい気がしました。
映画との違いで気になったことを1、2点。
未来の持っているビデオテープは、小説では、外国の普通のロードショー映画の編集だけど、
映画では日本のどちらかというと後ろ暗いビデオからの編集のようだったので、生々しさが
違う感じがしました。多分、版権の関係があるのだろうけど、せめて洋物の方が良かったです。
(最初、未来の少女の頃の出来事を録画したのかと勘ぐってしまったので…)。
小説では、このシェアしている部屋に共同の電話があるようで、時々、電話の伝言をしています。
でも、映画では、皆が携帯電話を持っているので、そのようなシーンはありません。
そういう意味で、私達は、この小説が書かれた2002年より、更に孤独な世界に来てしまった
のかもしれません。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.128
(5pt)

静かな驚き。

一度目を読み終えて、「ん?」と思ったので、ネットでネタバレやら他の人のレビューを読んだ後にもう一度読みました。読んだ後、なんとも言えない不思議な気持ちになりました。確かに怖いです。でもただ怖いだけじゃなく……。ちゃんと面白さも感じられました。でも、素人の言葉で説明するとどうしてもその「面白さ」が安っぽくなってしまう気がするのでここではやめておきます。
 
 「うわべだけの付き合い」
 何気ないこの本のテーマのようですが、その「うわべだけの付き合い」が最終章に大きくかかわってきます。みんな何かを抱えている。しかし、一緒に暮らしていながらもそれをルームメイトに話したりはしない。それでいい。それがいい。だからこそこの本のラストがあり、みんながそれなりに幸せでいれるのだと思いました。

 最初のほうは(最初から終盤までずっと)退屈で仕方ありません。それぞれの過去。どうでもいいような事件……など。特別「え!?」というような事件が起きるわけでもなく物語は進んでいきます。だけど、その「退屈」に意味があるんです。一見意味の無いようなことにちゃんと意味があるんです。
 そして「退屈」を乗り越えて最終章を読み終えたとき、「え!?!?」ではなく、「……え?」という静かな驚きを感じました。(僕の場合)
 その衝撃的なラストがなぜ起こったのか、それは全て最終章に行き着くまでの「退屈」のなかにこめられているのだと思いました。

 現在映画も公開されています。僕は映画は見ていませんが、登場人物とキャストが非常にぴったりだと思います。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.127
(5pt)

静かな驚き。

一度目を読み終えて、「ん?」と思ったので、ネットでネタバレやら他の人のレビューを読んだ後にもう一度読みました。読んだ後、なんとも言えない不思議な気持ちになりました。確かに怖いです。でもただ怖いだけじゃなく……。ちゃんと面白さも感じられました。でも、素人の言葉で説明するとどうしてもその「面白さ」が安っぽくなってしまう気がするのでここではやめておきます。
 
 「うわべだけの付き合い」
 何気ないこの本のテーマのようですが、その「うわべだけの付き合い」が最終章に大きくかかわってきます。みんな何かを抱えている。しかし、一緒に暮らしていながらもそれをルームメイトに話したりはしない。それでいい。それがいい。だからこそこの本のラストがあり、みんながそれなりに幸せでいれるのだと思いました。

 最初のほうは(最初から終盤までずっと)退屈で仕方ありません。それぞれの過去。どうでもいいような事件……など。特別「え!?」というような事件が起きるわけでもなく物語は進んでいきます。だけど、その「退屈」に意味があるんです。一見意味の無いようなことにちゃんと意味があるんです。
 そして「退屈」を乗り越えて最終章を読み終えたとき、「え!?!?」ではなく、「……え?」という静かな驚きを感じました。(僕の場合)
 その衝撃的なラストがなぜ起こったのか、それは全て最終章に行き着くまでの「退屈」のなかにこめられているのだと思いました。

 現在映画も公開されています。僕は映画は見ていませんが、登場人物とキャストが非常にぴったりだと思います。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153
No.126
(5pt)

現代に警鐘を鳴らしている

読破後、一気に色々なことを考えさせられ、
現代を生きる私に、ずしりと重い鉛を落としてゆきました。
でも、むしろ私はこの鉛を歓迎したくなりました。この本を読んでいなかったら、今の私達が置かれてる状況を考え、疑問に思うことさえなかったと思うから…。
私は今、学生ですが、同年代の人達にぜひ読んでほしい!

色々考えてしまうのはきっと、
私も、「パレード」しているからなのでしょう。
パレード Amazon書評・レビュー: パレードより
4344001559
No.125
(5pt)

現代に警鐘を鳴らしている

読破後、一気に色々なことを考えさせられ、
現代を生きる私に、ずしりと重い鉛を落としてゆきました。
でも、むしろ私はこの鉛を歓迎したくなりました。この本を読んでいなかったら、今の私達が置かれてる状況を考え、疑問に思うことさえなかったと思うから…。
私は今、学生ですが、同年代の人達にぜひ読んでほしい!

色々考えてしまうのはきっと、
私も、「パレード」しているからなのでしょう。
パレード (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: パレード (幻冬舎文庫)より
4344405153