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死なれては困る
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死なれては困るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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夏樹静子の三十五冊目の短編集。単行本初刊は1991年。本作品集刊行前には短編集『独り旅の記憶』、後には長編『霧の向こう側』が刊行されている。 【収録作品】 「酷い天罰」 交通安全祈願で知られる神社の近くに住む民家で惨殺死体が。被害者はその家の息子で、過去にバイクで死亡事故を起こしていた。付近で被害者が乗っていたと思しきバイクと、そして殺害現場の農具小屋も発見。警察は怨恨の線で、事故遺族に焦点を絞るが。 「死なれては困る」 夜の病院の個室に何者かが侵入して、意識の戻らぬ患者を襲う事件が起きた。この患者は会社社長で、彼には毎日病院通いをする妻と、副社長で腹違いの弟、そして妊娠している愛人がいたのだった。彼の遺言書には、愛人に全財産の三分の一を与える旨が認められていた。 「女子大生が消えた」 仙台の温泉地で東京に住む女子大生の転落死体が発見された。彼女は偽名を使った中年男性と旅館に一泊していた。この事件の報道後、男が警察へ出頭して、自ら潔白を訴える。資産家の娘だった被害者の交友関係を洗っていくうちに、捜査陣はあることに気づき……。 「路上の奇禍」 新聞記者の松尾は朝のジョギングの最中、ゴルフクラブの素振りの最中に人の頭にクラブを当ててしまったと訴える女・安川初音に出くわす。事件は過失致死罪の罰金刑で処理され、初音は遺族からの損害賠償も背負うことになる。その一年後、松尾は猟銃暴発による業務上過失致死事件を新聞で目にして、賠償金支払いに苦しんでいるはずの初音のことに思いをはせるのだったが……。 | ||||
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