この謎が解けるか?
評判
この謎が解けるか?の評価:
5.00/5点 レビュー 1件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
もちろん鮎川氏のシラリオは相当数あったらしく、本書ではその初期の7作だけが収載されている。
しかし、第二弾はすでに予定されており、好評であれば第三弾、第四弾と続く可能性もある。
しかも、このなかには小説化されたものや、そのアイデアが小説に利用されたものなどがある。
だから鮎川ファンとしては、そういうあたりの楽しみ方もあるというものだ。
さて、ミステリとしての出来はというと、もちろんテレビ用だし推理クイズというかコントのようなものだし、他愛のないものがほとんどである。
もちろん解決を導くためのヒントは作中にあるから、正々堂々と読者は勝負できる。
今風のひねくれたものがあるわけではないから、そういう意味では時代を感じさせる。
しかし、昭和30年代の懐かしく心地良い雰囲気が味わえる。
まあ、かなり無茶なというか、ヒントにもなっていないという作品もないわけではないが、そこはご愛敬というところか。
とにかく、本書をまとめてくれた編者に感謝したい。
読み尽くしたと思われた故人の作品を発掘し、ノベライズとして刊行した意味は大きい。
ビデオ等の記録が残っていない当時の番組を、そして作家の知られざる作品を知る機会を与えてくれた。
鮎川氏の他の作品、さらには土屋隆夫氏等他の作家の諸作も、一部は光文社文庫で復刻されたが、傑作怪作を含めその全貌を俯瞰するためにも、読んでみたいものである。