(短編集)

マツリカ・マジョルカ

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評判

マツリカ・マジョルカの評価:

3.85/5点 レビュー 33件。 D ランク

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平均点3.85pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 61〜65 4/4ページ
No.5
(4pt)

廃墟に住む、魔女探偵

高校生になってもなんとなくクラスに溶け込めないでいる祐希が、廃墟となったビルで出会ったマツリカという不思議な少女から命令されて様々な怪談話の調査をするという連作物。

他のレビュアーさんが書かれているように、マジシャン探偵シリーズより更に苦さと悲しさと切なさが濃くなったような青春ミステリ。
でも女性の太ももにクラクラしたり、祐希が「柴犬」と呼ばれていたりという共通点はあり、その辺りは作家さんの好きな設定なのかなという気がする。

学校やその周辺で起きるちょっとした謎に、いわゆる「学校の怪談」のような伝説が絡んでくるところは面白かった。
特に第一話の「夕方になると旧校舎の裏側に、どこからともなく原始人が現れる」という伝説。このいかにも他愛ない冗談のような伝説にこんな真実があったとは、驚かされた。

安楽椅子探偵のような設定のマツリカは「高慢な魔女」のようで、自身に対しても冷めたような感覚を持っているのだが、実は辛い立場に置かれたものたちの叫びをよく理解しているのが分かる。
そしてはそれは「下僕」の祐希に対しても。

読み始めてから何となく抱いていた違和感や予感というものが最終章で解消された時、彼女が単なる女王様ではないことが分かると同時に祐希が「世界はそれほど最低じゃない」と気付いたことにホッとした。
マツリカ・マジョルカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: マツリカ・マジョルカ (角川文庫)より
4041023041
No.4
(3pt)

相沢さんの作品としては…

午前零時のサンドリヨンの相沢さんの新作。
こちらも主人公は高校生男子、探偵役は女子高生(なのかはちょっと怪しいが)なのは同じ。

主人公の柴山祐希は学校近くの廃墟と化した雑居ビルでマツリカと名乗る少女と出会う。
それからシスコンだめだめ少年の生活が変わっていく。

まあ、日常の謎を解く安楽椅子探偵ものなんでしょうが(もしかすると探偵役が勝手に現場に行っている可能性を示唆する部分もあるが、実際どうなのかは不明。)、マツリカのキャラがエキセントリックでちょっと…。
ラストにおいて今後の展開次第ではと思わせるところもあったが、シリーズ化するのかしら。

祐希を取り巻くなぞは早い段階でわかってしまいましたが、彼を取り巻くクラスメート、とりわけ小西ナホは魅力的なキャラだと思います。
シリーズ化されるのであれば、小西さんにはもっと活躍してほしいところです。

なかなか魅力的な作品ではあるのですが、個人的には星3つです。
でも、面白かったです。
マツリカマジョルカ Amazon書評・レビュー: マツリカマジョルカより
4041101158
No.3
(4pt)

廃墟に住む、魔女探偵

高校生になってもなんとなくクラスに溶け込めないでいる祐希が、廃墟となったビルで出会ったマツリカという不思議な少女から命令されて様々な怪談話の調査をするという連作物。

他のレビュアーさんが書かれているように、マジシャン探偵シリーズより更に苦さと悲しさと切なさが濃くなったような青春ミステリ。
でも女性の太ももにクラクラしたり、祐希が「柴犬」と呼ばれていたりという共通点はあり、その辺りは作家さんの好きな設定なのかなという気がする。

学校やその周辺で起きるちょっとした謎に、いわゆる「学校の怪談」のような伝説が絡んでくるところは面白かった。
特に第一話の「夕方になると旧校舎の裏側に、どこからともなく原始人が現れる」という伝説。このいかにも他愛ない冗談のような伝説にこんな真実があったとは、驚かされた。

安楽椅子探偵のような設定のマツリカは「高慢な魔女」のようで、自身に対しても冷めたような感覚を持っているのだが、実は辛い立場に置かれたものたちの叫びをよく理解しているのが分かる。
そしてはそれは「下僕」の祐希に対しても。

読み始めてから何となく抱いていた違和感や予感というものが最終章で解消された時、彼女が単なる女王様ではないことが分かると同時に祐希が「世界はそれほど最低じゃない」と気付いたことにホッとした。
マツリカマジョルカ Amazon書評・レビュー: マツリカマジョルカより
4041101158
No.2
(5pt)

ほろ苦×青春×ミステリ×太もも

「姉さん、大変です。僕は今、原始人を捜しています―。』

主人公は柴山祐希。学校での居場所も友達もなく、もちろん彼女も居ないつまらない高校生活をただ浪費していた。しかし、あるきっかけから廃墟に棲む妖艶な美少女マツリカと出会う。彼女と出会い、学校で起きる怪奇現象や不思議な出来事を調査することにー。

 この本を手に取って一番最初に惹き付けられるのは、表紙の太ももかもしれませんが(笑)、ページをめくっても気になる書き出しからスタートしました。主人公が高校の校舎内で原始人を捜しているだって?!なんで原始人なんだ?と、これは面白そうだと思い、テンポよく一気に読み終えることができました。
 デビュー作の「午前零時のサンドリヨン』や前作の「ロートケプシェン、こっちにおいで』とはまた違ったティストで、今作マツリカの方が青春の苦さを全面にだしている感じがします。クラスメイトをあえて馬鹿にして自尊心を高め一人でも平気だと思い込んだり、でも寂しくて本当は仲間に入れてほかったりと、自分がやせ我慢していた高校生の頃に出会いたかったなと思った作品でした。
 ミステリ部分も相変わらず良くまとまっており各章に散りばめられた伏線を上手に拾い上げ、最後の謎はなるほど!、と納得でき楽しむことができました。
 
 文化祭の話「いたずらディスガイズ』が一番面白くオススメです。
マツリカ・マジョルカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: マツリカ・マジョルカ (角川文庫)より
4041023041
No.1
(5pt)

ほろ苦×青春×ミステリ×太もも

「姉さん、大変です。僕は今、原始人を捜しています―。』

主人公は柴山祐希。学校での居場所も友達もなく、もちろん彼女も居ないつまらない高校生活をただ浪費していた。しかし、あるきっかけから廃墟に棲む妖艶な美少女マツリカと出会う。彼女と出会い、学校で起きる怪奇現象や不思議な出来事を調査することにー。

 この本を手に取って一番最初に惹き付けられるのは、表紙の太ももかもしれませんが(笑)、ページをめくっても気になる書き出しからスタートしました。主人公が高校の校舎内で原始人を捜しているだって?!なんで原始人なんだ?と、これは面白そうだと思い、テンポよく一気に読み終えることができました。
 デビュー作の「午前零時のサンドリヨン』や前作の「ロートケプシェン、こっちにおいで』とはまた違ったティストで、今作マツリカの方が青春の苦さを全面にだしている感じがします。クラスメイトをあえて馬鹿にして自尊心を高め一人でも平気だと思い込んだり、でも寂しくて本当は仲間に入れてほかったりと、自分がやせ我慢していた高校生の頃に出会いたかったなと思った作品でした。
 ミステリ部分も相変わらず良くまとまっており各章に散りばめられた伏線を上手に拾い上げ、最後の謎はなるほど!、と納得でき楽しむことができました。
 
 文化祭の話「いたずらディスガイズ』が一番面白くオススメです。
マツリカマジョルカ Amazon書評・レビュー: マツリカマジョルカより
4041101158