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(短編集)
歪笑小説
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歪笑小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 41~60 3/5ページ
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東野圭吾さんの作品はほぼ読破してますが、久しぶりに寝る間を惜しんで読みました。 業界の裏側を少なからずとも見せてくれてると思いました。 全てそうでは無いにしろ、作家さんや出版社さん達の本音がこの本には詰まってます。 読んでいて飽きが来ない、とても面白い本です。 | ||||
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出版業界と小説家の実態を描いた笑小説シリーズ4作目. これまではシニカルなブラックユーモアが主体であったが, 本作ではむしろシンプルなコメディタッチの味付け. 作家を取り巻く人間模様にほろりとさせるような作品もみられ, 過去の3作に比べてすんなり受け入れられる. これまでの3作品もきらいではないが, 本作を読んでみると,少々が毒が強すぎる気がする. 笑いと毒と泣きのバランスが,このくらいなのがちょうどいい. | ||||
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登場人物のキャラが濃かったのが、読後感じたことでした。 とにかく、随所に笑いがちりばめられています。 作家さんの生活は存じ上げませんが、実際はもっとリアルに 酷いのかも?と思わせられました。 終わり方も良く、登場人物のその後が気になってしまします。 | ||||
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出版業界の数々の理不尽ともいえる苦労。 マグレで受賞したのに自信過剰なイタイ作家。 小説家になって会社を辞めてやると意気込む40代サラリーマン。 「いまどき、そんなやついねーよw」と思いたいところだが、「いや、大げさにせよ、あながち、なくはなさそう……」という、 フィクションだとわかっていても、むずがゆくなるリアリティが絶妙。 出版業界にかかわる知り合いの話をよく聞いていたせいもあってか、 この小説に、ほのかな説得力というか、裏事情の代弁というか、「似たようなことは多かれ少なかれあるんだろうな……」と、 神保町方面に「おつかれさまです」と思わず祈ってしまいたくなった。 専業作家の収入事情にも驚き。 また、たしかに謎だった小説誌の仕組みも、鵜呑みにはしないけども、作中でまあ納得。 コンテンツ業界が広がる中、出版界のこれからの動向の不安や、不安定さのようなものが、 この作品に現れているような、気がしないでもない。 | ||||
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これまで、東野さんはこの「笑」シリーズを3巻発表しています。いずれも著者のお笑い好きのなせるもので、3巻ともとても楽しめました。で、今回のもいつものつもりでいたところ、途中で少し今までのと違うなと思いました。が、読み終えて、やっぱり東野さん、いいなあと思いました。 今回のこの「歪笑小説」が、これまでのものと少し違っているところがあるというのは、これまでのは、いろんな場面、シチュエーションでお笑いを展開していましたが、今回のは東野さんのお得意のひとつである「小説業界モノ」とでもいうべきものに限っているところです。「本」に関するお話ばかりなのです。と言っても、編集から売り込み、はては、小説家の結婚にまで至っていて、結果、読んでいて、全然飽きさせないものになっていますが。 それと、もうひとつこれまでのものと違うところはお笑いだけでなく、なんだか心温まるような話があったり、東野さんの決意みたいなものが読めるようなものがあったりするところです。でも、どの話も、とても人間的で、そういった意味では「ユーモア小説集」と言った感じで東野さんの新しい挑戦でしょうか。 さて、読み終えて思ったのは、東野さんって本当に「本」が好きなんだなあということです。もう、愛情ヒシヒシですね。そして、こちらの心も温かくなりました。 いろいろと、しんどい日々が続きますが、とても温かい気持ちになりました。とてもいい本です。お勧めです! | ||||
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本書に掲載されたいずれの作品も楽しめる。 ハズレは一作もない。 しかも、それぞれが違った味を出している。 「伝説の男」「戦略」で編集者の苦労を知り、 「ミステリ特集」のオチに爆笑し、 「小説誌」では本質を突いた意見に驚愕した。 楽しく読めて、しかも深い。 すばらしい短編集である。 | ||||
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編集者が小説家にいかに書かせるか、いかに本を売るかっていう視点と小説家のネタ作りの苦労や 小説を中心に周りの人の人間模様など、ブラックと少し、しんみりとした話でおもしろい. 「小説誌」はあるある、きっと思ってる!って思わず、笑ってしまった。 たぶん、実際に発表はないだろうけど唐傘ザンゲの今後は気になるし、その作品も読んでみたいと おもいました。 シリーズとして続いてほしいとおもう。 | ||||
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とっても面白いです。 たぶん世にも奇妙な物語が好きな人にはお勧めだと思います。 僕は中学校の朝読書の時間に読んだので、笑いをこらえないといけませんでした。 | ||||
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短編連作で黒笑小説の続編、○笑小説シリーズの最高傑作と言う点では他の方のレビューと同意見です。その中の短編でドンデン返しが一番面白いのは(天敵)。しかし一番スッキリするのは(小説誌)。東野さん、絶対に故・森田芳光映画監督の「バカヤロー!」シリーズのファンだったと確信いたします。モロにそのまんまです。エンディングロールで故・忌野清志郎さんの(サントワマミー)が聞こえてきそうです。もう懐かし映画になりますが、(小説誌)のスッキリ感が好きな方は上記映画がお奨めです。話はそれましたが、どの短編も完成度は高いです。続編も書いてほしいとシリーズです。間違いなく読む価値はあります。 | ||||
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朝の通学の際読んでいたのですが思わずにやにやしてしまう場面もあり 逆にうるっと来る話もありばれないようにするのに苦労しました。。。 白夜行や秘密の東野さんもいいですが、こういうジャンルもいいですね | ||||
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著者がこのような「笑」シリーズという短編集を書いていることは全く知らなかった。 本書を読んだ後に前作「黒笑小説」を読んでみたが、内容も可笑しさも格段にアップしていることがわかる。12編の短編はそれぞれ個々の話として十分におもしろいのだが、同じ登場人物が出てきて内容も微妙につながっているので、相乗効果で全体として良いものになっている。灸英社、金潮書店など実在の出版社を連想させる出版社名や、文学賞のネーミングもいかにもありそうな話だと思わせるし、熱海圭介、唐傘ザンゲという作家や獅子取、神田、広岡という出版社社員もモデルが実在するのではないかと思ってしまう。 特に面白かったのは「小説誌」。「小説灸英」編集長神田の中学生の息子達数名が職場見学に来て、鋭い突っ込みを入れるのだが、対応した編集者の青山がたじたじになり、ついには切れて「馬鹿たれ作家たちの相手がどんなに大変か」を叫び、神田の息子がお父さんの仕事の過酷さを知るというものだ。鋭い突っ込みの一例は「小説誌に掲載されたものは下書きで単行本にするときに書き直すのならば完成品ではない、そんなものを売って恥ずかしくないのか。詐欺ではないか」とか「連載終了しても単行本化されないのは失敗作、その失敗作が掲載されていた小説誌は不良品ではないのか、リコールすべきではないのか」など・・だ。ちょうど電車の中で読んでいて笑いをこらえるのが苦しかった。 | ||||
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売れなかった若手の時代もあり、現在はNO.1の作家に昇りつめたからこそ書ける内容。 ドラマチックなストーリー展開の中に、たくさんの深いメッセージが込められていて、 ユーモアがあって、感動シーンもいっぱいあって、素晴らしい作品だった。 | ||||
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文芸書の本当の意義、 文学賞のランク分け、作家への夢など現実問題を抉りながら、 伝説の編集長獅子取の捨て身の戦法や自作の映像化、 美人編集者の褒め殺しに舞い上がる新人作家など笑わせ読ませます。 先輩作家のご機嫌に振り回されつつ、 付きあい方を学び、唐傘ザンゲが成功への階段を上り、 熱海もおぼつかないながらも地を固める。 「文学賞創設」ではジンときました。 真っ直ぐで不器用。 悔しい思いも繰り返し、周りに馬鹿にされてる。 でも自分を信じて一生懸命生きている一人一人のキャラクターに、 いつの間にか引き寄せられて、じんわり温かい心になれます。 | ||||
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これは、とにかく面白いです。 気軽に読めつつも、全12話それぞれの小編全てで、小説の醍醐味や奥深さが、堪能できます。 短編小説好きなら絶対読んで損はなく、人間心理の駆け引きや滑稽さも楽しめて、 ブラック・ユーモア満載の傑作短編だと思います。 オチがわかっていても面白すぎて、僕はもう5回も読み返してます。落語みたいに何度読んでも楽しめます。 | ||||
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嘘か真か、小説を巡る作家と編集者諸々が登場する、オムニバス形式のユーモア小説。 原稿をとるための編集者の技、新人賞作家のその後、文学雑誌の発行意義、業界でのおつきあい、職業作家という商売についてなどなど、虚実が入り交じったであろう物語。 「超」 売れっ子作家のこの人が書くからこそ「さもありなん」と思わせる。 あまり好きな作家ではないんだが、話の作り込みはさすがに巧い。面白い。 モノカキを一度でもココロザシタことがある人、現役でココロザシテいる人には、一読をお薦めする。 | ||||
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買って損のない作品。純粋に読んで面白いと感じた本。 東野圭吾はやっぱりいいですね | ||||
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東野さんのユーモア小説シリーズの新作。このシリーズのレベル通りでおもしろかった。 シリーズの初めのほうの、受賞者の行動ネタが形を変えて何度も使われるが、少しインパクト減ったかな。でもおもしろいよ。 | ||||
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小説業界の新人編集者、伝説の編集者、若手作家やその家族などを中心に、悲喜こもごもをユーモアたっぷりに描かれている「怪笑」「毒笑」「黒笑」に続く4作目。いずれも短編で気軽に読みやすくなっており、東野作品として十分な安定した笑いと読みごたえを得られる作品となっています。前作から小説業界を舞台にしたのは、ひょっとしてネタ切れなのかとついつい思ってしまいました。ちなみに、最後の灸英社文庫の好評既刊の紹介もおもしろいです。文庫オリジナルで、個人的な満足度は、100点満点中70点といったところです。(^-^) | ||||
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当代一流のベストセラー作家・東野圭吾氏のブラックな笑いあふれる連作短編集です。出版業界の実情、作家稼業の厳しさやつらさや喜びを巧みに織り込んだ珠玉のエンターテイメントに仕上がっています。 ブラックな笑いだけでなく、ほんわか暖かい気持ちにさせる話も多く、読後感はとてもよいです。滑稽な役回りをさせている登場人物にも、作者は最終的にはあたたかいまなざしを注いでいます。 巻末の広告のしかけがたまりません。最後まで楽しめる本です。個人的には、寒川センセイが結局は筆を折らず、どうにかもう一花咲かせたようなのがなんかうれしかったです。 ぜひこのシリーズの続編を期待しています。 | ||||
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「黒笑小説」、「毒笑小説」、「怪笑小説」などとおなじくコメディ系ですが、 この系では、本作が一番面白かったです。 本作も、過去の「○笑小説」同様に短編かと思いきや、それぞれの作品につながりがあります。 しかも笑える! 東野作品のすごいところは、「容疑者Xの献身」、「新参者」などミステリもあれば、「虹を操る少年」、「トキオ」のようなSFっぽいものもあり、作品の幅が広いところだと思います。 | ||||
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