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少女と殺人鬼
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少女と殺人鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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装丁が良かったので手に取りました。 元は携帯小説として連載されていたもの、とのこと。 携帯小説はあまり読んだことがなかったので、 ちょっと期待も込めて読んでみました。 ……読了まで30分。 率直にいいますとほとんど何も印象に残りませんでした。 活字に慣れた人ですと、途中で苦しくなるかと思います。 (以下、若干のネタバレアリです) ある日突然、少女が見知らぬ男たちに拉致され、 その中のリーダー格の殺人鬼(少年)に愛情を抱いてしまいます。 この設定についての是非は置いておくとして、 少女が殺人鬼に愛情を抱くに至る経緯が残念ながら安易。 心理描写がブツブツと細切れ(悲しい→優しい言葉かけられた→好き)で人物設定が心許なく、 また、感情の揺らぎ、展開の意外性、プロットの丁寧さといった工夫も見られませんでした。 非現実的な展開に翻弄される少女に感情移入する、という向きもあるようですが、 少女の苦悩や煩悶が、どうにも自家中毒に思えてしまうのは、 少女以外の登場人物があまりにティピカルで、 少女の都合のいいようにしか動いていないように見えるからかもしれません。 犯罪者に恋をすると言えば「ストックホルム症候群」です。 著者も作品中でそのことに触れて、少女の愛情はそれとは違う、 真の愛情なのだ、というような運びとなっているのですが、 残念にもその深みが伝わってきませんでした。 最近は携帯のゲームで「ベツカレ」などのいわゆる妄想彼氏を愛でる流行がありますけど、 この小説に出てくる殺人鬼はまさにそのベツカレの最たるようなもののように感じました。 | ||||
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あらすじから自分の家族を惨殺された少女がその犯人を愛してしまった話を想像して読んだら違いました。 魔法のiランドで連載された携帯小説に加筆されたもののようで、本書は縦書きで書かれています。 文芸作品を習慣として読んでいる人にはまだまだの作品であり、文芸のみならず本を読まない人にとっては、一人称である"少女"に気持ちを持っていかれると「感動」となりうる作品ではないかと思われました。 地の文・一人称の読点の多さにいちいちリズムと呼吸が途切れてしまい、意識しないようになるまで非常に読みにくい話でした。 意図があっての読点ではなく、この著者はこういう書き方をする人なのだなと諦めても苦しかったです。 細かいところはいくらでもつっこめますが、今後この著者がどのように作家活動を続けていきたいかによって期待値が変わります。 参考文献も読んで書くくらいのやる気と書きたい気持ちを持ち合わせているのならば、もっと肉付けされた恋愛小説が出されることに期待します。 | ||||
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「少女と殺人鬼」というフレーズに惹かれ、購入しました ただの「少女と殺人鬼」の話でした 携帯小説の割には読みやすい文章です しかしその読みやすさが、あっけないというか、味気ない 「少女と殺人鬼」という、日常ではありえない設定を生かし切れていない 作家の個性が感じられない、優等生が書く作文のような、非常に読みやすい文章です 読みやすいという点では、他の同ジャンルのちゃらちゃらした恋愛モノに比べると、とっつきやすいと思います 「少女と殺人鬼」というタイトルから容易に想像できるようなストーリーです むしろ「少女と殺人鬼」というタイトル以外、良いタイトルが思い浮かびません 文章にもキャラクターにも、個性がない 少女はただの少女として、殺人鬼はただの殺人鬼として、描かれています 「少女と殺人鬼」 ただそれだけの小説です キャラクターが笑わない、泣かない、苦しまない、悔しがらない 無表情なのです 何の特徴もキャラクターに、感情移入したり、萌えたり、泣いたりすることは、私には出来ませんでした 登場人物をもっと感情豊かに、魅力的に表現できたのならば、 これから伸びる書き手さんなのではないかと思います 良くも悪くも携帯小説です さらっと読み流すにはちょうどよかったです 「少女と殺人鬼」というフレーズに惹かれた方ならば、読むのもいいと思います | ||||
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