心理学的にありえない

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評判

心理学的にありえないの評価:

3.36/5点 レビュー 36件。 C ランク

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平均点3.36pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全33件 21〜33 2/2ページ
No.13
(5pt)

物語は破局へ向けて怒濤の展開

1990年、イライジャ・コーエンとウィンター・ベケットの二人は政府の秘密機関が運営する「学校」に収容された。間もなく三人目の子ども、チャーリー・ハモンドも収容される。三人は、人の心を読み取り操る特殊能力の持ち主「エンパス」だった。
教え子たちを救出すべく、ラズロ・クエールはダリアン・ワシントンの協力を得て動き出す。だが、同じエンパスの少女ジル・ウィロビーが感情を爆発させ、「学校」を爆破してしまう。
間一髪でラズロ、ダリアン、イライジャ、ウィンターの四人は脱出に成功。だが、チャーリーは死亡し、ラズロは両目を失ってしまう。

第3部では時を2007年に戻し、ラズロ、ダリアン、イライジャ、ウィンターの四人が再び一同に会する。ラズロはライジャとウィンターの記憶を呼び覚まし、死んでゆく。ダリアンもまた、ヴァレンティヌスの手に掛かって死ぬ。
イライジャとダリアンは、新年を迎えるときにヴァレンティヌスが恐ろしい罠を仕掛けていることを知る。これを阻止するためにイライジャの従兄弟でハッカーのスティーヴィー・グライムズと再び合流し、物語は破局へとむかってなだれ込んでいく。

次から次へと迫る危機を、読者に映像として訴えかける手法は前作『数学的にありえない』に引き続いて健在だ。『数学的にありえない』の主人公ケインが、重要な場面で顔を出すのもにくい演出である。
さらに今回は、2007年と1990年を行ったりきたりするので、その間で話題になっているテレビ番組やゲーム機器などの違いにニヤリとさせられる。
本書で登場するエンパシー能力は、テレパシー能力のようにオカルトじみた強力さはない。ただ65ページでディードリッヒが説明を試みようとしているように、科学的なテイストがたっぷりで、歴史の必然として人間に備わってきた能力であることを伺わせる。日本でいうなら、さしずめニュータイプといったところか。

下巻の冒頭でミステリーの結末は見切ったつもりだったが、「エピローグ」(最後のわずか4ページ!)にしてやられた。上巻の最初から伏線が張られていたというのに、この結末には気づかなかった。読者としてはうれしい裏切りである。
というわけで、最後まで「エピローグ」を読まないで物語を楽しんでいただきたい。

心理学的にありえない 下 Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 下より
4163808701
No.12
(5pt)

エンパシーとはいったい何か?

著者は、ペンシルヴェニア大学で統計学を学び、スタンフォード大学でMBA取得、有名企業でマーケティングを担当し、2005年、『数学的にありえない』で作家デビューを果たしたアダム・ファウアー。

2007年暮れ、人の微細な表情から心理を読み取る才能を持つ心理アナリストの青年イライジャ・グラスと、聴衆に圧倒的な感動を与える天才ヴァイオリニストの女性ウィンター・ロイスが巨大な陰謀に巻き込まれようとしていた。各章の冒頭に「最後の審判の夜まであと○○時間」と記されていることから、破滅の時が近づいていることが伺われる。
だが、二人ともまったく接点のないまま話が進んでいく。唯一の共通点は、二人が謎のネックレスをしていることだ。
イライジャはふとしたことからネックレスを失い、偶然、元ハッカーでホームレスとなった従兄スティーブ・グライムズに出会う。ここから彼の運命が転機を迎える。
一方、ウィンターもネックレスを失い、彼女にしつこく付きまとう男性や、彼女の母親が急死するという。
二人を守ろうと動き出す盲目の男ラズロと、彼と因縁を持つ女性ダリアン・ライト。一方、異様なカリスマ性で信者を集めつつあるカルト教団の教祖ヴァレンティヌス。

第2部に入ると、話は突然1990年に遡る。
悪魔憑きとされる孤児の少女ジル・ウィロビーと、悪魔祓いを行おうとするサリヴァン神父の心理戦。そして、ジルの身柄を引き取るという「研究所」のサマンサ・ジンザーと、彼女と一緒に働くダリアン・ワシントンが登場。
ダリアンは、ラズロの教え子であるイライジャ・コーエンとウィンター・ベケットの特殊能力を見いだし、二人とも「研究所」に招き入れることに成功した。

第1部と2部で名前が共通するのはラズロだけ。下巻で話は収束するのか!? エンパシーとはいったい何か? ニコラ・テスラの晩年の研究とは何だったのか? ナチス・ドイツとの関係は?
著者独特のSFミステリーは、怒濤の勢いで下巻へと続く。

心理学的にありえない 上 Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 上より
4163808604
No.11
(4pt)

三宅乱丈「ペット」+「スキャナーズ」÷2

うおおおおっ。
これは三宅乱丈「ペット」の世界ぢゃないか!!
特殊能力者の設定(人格障害ほか)、バトルの場面も非常に近いものが。
あんど。名作「スキャナーズ」(映画)を足して2で割った感じか。
 
映画はかなり意識しているようで。
トリビアが満載。(特に80年代。「フェリスはある朝突然に」とか懐かし過ぎ!)
残念ながら半分ぐらいしかついていけませんでしたが。
ファウアーさんも、好きだねー。

前作とひっくるめて映画化切望。
「インセプション」のクリストファー・ノーランではまんま過ぎるか。
 
その前作、「数学的にありえない」を先にお読みになったほうが、断然楽しめます。
グライムズ君、おひさ!
あの人までカメオ出演(……あれで出演になるのか?)。
 
さて。文藝春秋さん、お気持ちは痛いほど分かるのですが。この邦題タイトルはいかがなものかと。
 
ところで。ドイツ語版と日本語版しか出版されていないって……はて?(2011/10/14現在)
心理学的にありえない 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 上 (文春文庫)より
4167900653
No.10
(4pt)

三宅乱丈「ペット」+「スキャナーズ」÷2

うおおおおっ。
これは三宅乱丈「ペット」の世界ぢゃないか!!
特殊能力者の設定(人格障害ほか)、バトルの場面も非常に近いものが。
あんど。名作「スキャナーズ」(映画)を足して2で割った感じか。
 
映画はかなり意識しているようで。
トリビアが満載。(特に80年代。「フェリスはある朝突然に」とか懐かし過ぎ!)
残念ながら半分ぐらいしかついていけませんでしたが。
ファウアーさんも、好きだねー。

前作とひっくるめて映画化切望。
「インセプション」のクリストファー・ノーランではまんま過ぎるか。
 
その前作、「数学的にありえない」を先にお読みになったほうが、断然楽しめます。
グライムズ君、おひさ!
あの人までカメオ出演(……あれで出演になるのか?)。
 
さて。文藝春秋さん、お気持ちは痛いほど分かるのですが。この邦題タイトルはいかがなものかと。
 
ところで。ドイツ語版と日本語版しか出版されていないって……はて?(2011/10/14現在)

心理学的にありえない 上 Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 上より
4163808604
No.9
(4pt)

三宅乱丈「ペット」+「スキャナーズ」÷2

うおおおおっ。
これは三宅乱丈「ペット」の世界ぢゃないか!!
特殊能力者の設定(人格障害ほか)、バトルの場面も非常に近いものが。
あんど。名作「スキャナーズ」(映画)を足して2で割った感じか。
 
映画はかなり意識しているようで。
トリビアが満載。(特に80年代。「フェリスはある朝突然に」とか懐かし過ぎ!)
残念ながら半分ぐらいしかついていけませんでしたが。
ファウアーさんも、好きだねー。

前作とひっくるめて映画化切望。
「インセプション」のクリストファー・ノーランではまんま過ぎるか。
 
その前作、「数学的にありえない」を先にお読みになったほうが、断然楽しめます。
グライムズ君、おひさ!
あの人までカメオ出演(……あれで出演になるのか?)。
 
さて。文藝春秋さん、お気持ちは痛いほど分かるのですが。この邦題タイトルはいかがなものかと。
 
ところで。ドイツ語版と日本語版しか出版されていないって……はて?(2011/10/14現在)
 

 

心理学的にありえない 下 Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 下より
4163808701
No.8
(4pt)

うーん。いまひとつ。。

うーん。

最後の4行までわからない!
の、フリに惑わされたか自分?

途中の敵キャラ?のぐだぐだした描写や説明にいらいら。
ほぼ斜め読みで進んだ後半の半分以上。
急に主人公たちも減速したように、前半のテンポが崩れている感じ。

たいがい上下巻の優秀作品は、はらはらした前半から、
一気にきりもみ効果で終わるもんなんだけど。
後半でなんだか寸止めされすぎて、現実に帰って来れなかった感じ。

後半の盛り上がりのパニック部分も抽象的すぎて半端な感じだったし。
最後の最後も、んん?という感じでした。

つまんなくて斜め読みをし、そのせいでしっかりと伏線がつかめずに、
最後のオチを楽しめなかった最悪のパターン。
下巻だけで言ったら★3つ!と言いたいけれど、それでも書き込みの深さに、★4つ。
心理学的にありえない 下 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 下 (文春文庫)より
4167900661
No.7
(5pt)

やばい。

やばいです。これ。面白すぎ!

最初に読んだ書評では(読む前に熟読するのはあたしの悪いクセ)、
上巻は難しいとか書かれていたけど、なんのなんの!
だてに京極夏彦作品読んでいませんよこちとら!
このくらいの伏線や専門用語、なんのその。

読みやすさが際立つのは、翻訳でもあるのかもしれない。
まずタイトルを「心理学的にありえない」と訳した翻訳者さんに拍手。
このタイトルが原作通りだったら多分あたし、読んでいないもんね。

そのこだわりが随所に現れて、訳によどみがない。
先日読んだカーリーの翻訳もこの人にやってほしいくらいだ。

物語は最初は、神経症気味のカリスマ占い師風の男性の描写と、
同じく天才バイオリニストから始まる。
二人が身につけていたネックレスが奪われると、妙に日常がずれ始め、
男性はずっと会えていなかった従兄弟と遭遇し、女性はストーカーの事故死に遭遇。
共通するのは狂気とも言える、パニック。

そうして過去に物語はスライドし、そこでは悪魔つきだの超常現象だの英才教育だの、
なにやらきな臭いシナリオが準備されることになり、そうしてそして???

というあたりで前半終了。
やばい、今何時?
読むまで眠れないじゃん、明日は会社だってのに!
心理学的にありえない 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 上 (文春文庫)より
4167900653
No.6
(4pt)

うーん。いまひとつ。。

うーん。

最後の4行までわからない!
の、フリに惑わされたか自分?

途中の敵キャラ?のぐだぐだした描写や説明にいらいら。
ほぼ斜め読みで進んだ後半の半分以上。
急に主人公たちも減速したように、前半のテンポが崩れている感じ。

たいがい上下巻の優秀作品は、はらはらした前半から、
一気にきりもみ効果で終わるもんなんだけど。
後半でなんだか寸止めされすぎて、現実に帰って来れなかった感じ。

後半の盛り上がりのパニック部分も抽象的すぎて半端な感じだったし。
最後の最後も、んん?という感じでした。

つまんなくて斜め読みをし、そのせいでしっかりと伏線がつかめずに、
最後のオチを楽しめなかった最悪のパターン。
下巻だけで言ったら★3つ!と言いたいけれど、それでも書き込みの深さに、★4つ。
心理学的にありえない 下 Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 下より
4163808701
No.5
(5pt)

やばい。

やばいです。これ。面白すぎ!

最初に読んだ書評では(読む前に熟読するのはあたしの悪いクセ)、
上巻は難しいとか書かれていたけど、なんのなんの!
だてに京極夏彦作品読んでいませんよこちとら!
このくらいの伏線や専門用語、なんのその。

読みやすさが際立つのは、翻訳でもあるのかもしれない。
まずタイトルを「心理学的にありえない」と訳した翻訳者さんに拍手。
このタイトルが原作通りだったら多分あたし、読んでいないもんね。

そのこだわりが随所に現れて、訳によどみがない。
先日読んだカーリーの翻訳もこの人にやってほしいくらいだ。

物語は最初は、神経症気味のカリスマ占い師風の男性の描写と、
同じく天才バイオリニストから始まる。
二人が身につけていたネックレスが奪われると、妙に日常がずれ始め、
男性はずっと会えていなかった従兄弟と遭遇し、女性はストーカーの事故死に遭遇。
共通するのは狂気とも言える、パニック。

そうして過去に物語はスライドし、そこでは悪魔つきだの超常現象だの英才教育だの、
なにやらきな臭いシナリオが準備されることになり、そうしてそして???

というあたりで前半終了。
やばい、今何時?
読むまで眠れないじゃん、明日は会社だってのに!
心理学的にありえない 上 Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 上より
4163808604
No.4
(5pt)

ラスト 9ページ、 驚きの<爆弾>が炸裂!

上巻のチョト「?」な展開が、下巻に入ると結構ド派手な殺戮アクション譚を繰り広げるのだが、
肝心の”心理超能力”合戦がちょっとくどくて(人間の心理への多干渉を文章にしようとすると如何しても、
こんな風にならざるを得ないとは思うが...)正直食傷気味に陥った。
ヴァレンティヌスの動機も、”どうせ、あの恨みからとは思うが..."とタカをくくってしまって、イライジャも主人公の
くせに、大した活躍もしなかったし、第一作の様な大層な驚きもなく、<今回は外れ、上下巻全体の評価は
3.5 から 4.0位 それ以上はチョッと...>とほぼ決めかけた下巻ラスト385ページ=残り9ページ!
思わずのけ反る驚きの仕掛け! そうか、作者は最初から「これ」を狙っていたのか〜〜!てな驚愕が来ました。
やっぱり、外れてはいませんでした。ラストを読み終えてから、物語を振り返ると、最初とは違った風景が見えました。
読後感としては「シックス・センス」で知られるM.シャラマン監督の映画の様。
とにかく、最後まで読んでください。最後に「ガーン!」と行けますから。
心理学的にありえない 下 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 下 (文春文庫)より
4167900661
No.3
(5pt)

ラスト 9ページ、 驚きの<爆弾>が炸裂!

上巻のチョト「?」な展開が、下巻に入ると結構ド派手な殺戮アクション譚を繰り広げるのだが、
肝心の”心理超能力”合戦がちょっとくどくて(人間の心理への多干渉を文章にしようとすると如何しても、
こんな風にならざるを得ないとは思うが...)正直食傷気味に陥った。
ヴァレンティヌスの動機も、”どうせ、あの恨みからとは思うが..."とタカをくくってしまって、イライジャも主人公の
くせに、大した活躍もしなかったし、第一作の様な大層な驚きもなく、<今回は外れ、上下巻全体の評価は
3.5 から 4.0位 それ以上はチョッと...>とほぼ決めかけた下巻ラスト385ページ=残り9ページ!
思わずのけ反る驚きの仕掛け! そうか、作者は最初から「これ」を狙っていたのか〜〜!てな驚愕が来ました。
やっぱり、外れてはいませんでした。ラストを読み終えてから、物語を振り返ると、最初とは違った風景が見えました。
読後感としては「シックス・センス」で知られるM.シャラマン監督の映画の様。
とにかく、最後まで読んでください。最後に「ガーン!」と行けますから。
心理学的にありえない 下 Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 下より
4163808701
No.2
(4pt)

期待を裏切らない2作目(原題:Empath(y))

SFアクションサスペンス「数学的にありえない」の作者の2作目、待望の翻訳。

期待しながらページをめくるが、期待通りの内容です。

人の心を感じることができるエンパス:イライジャ、人に自分の心を投射できるエンパス:ウィンター達が、巨大な陰謀に巻き込まれる。

謎の集団グノーシスの指導者ヴァレンティヌスの企みをエンパス達は阻止できるのか。

上巻はイライジャ達の現在と、過去「学校」と呼ばれた施設での事件を主に描いており、内容は引き込まれるものがある。

展開は説明や過去の話がメインで、「数学的〜」に比べればややスローであるが、1つ1つのエピソードや描写が秀逸で飽きさせない。

前作ほどのアクション要素(銃撃戦)等は皆無に近いが、十分にサスペンスフルな内容で、前作を楽しめた人も読んでない方も十分に読める内容になっている。
心理学的にありえない 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 上 (文春文庫)より
4167900653
No.1
(4pt)

期待を裏切らない2作目(原題:Empath(y))

SFアクションサスペンス「数学的にありえない」の作者の2作目、待望の翻訳。

期待しながらページをめくるが、期待通りの内容です。

人の心を感じることができるエンパス:イライジャ、人に自分の心を投射できるエンパス:ウィンター達が、巨大な陰謀に巻き込まれる。

謎の集団グノーシスの指導者ヴァレンティヌスの企みをエンパス達は阻止できるのか。

上巻はイライジャ達の現在と、過去「学校」と呼ばれた施設での事件を主に描いており、内容は引き込まれるものがある。

展開は説明や過去の話がメインで、「数学的〜」に比べればややスローであるが、1つ1つのエピソードや描写が秀逸で飽きさせない。

前作ほどのアクション要素(銃撃戦)等は皆無に近いが、十分にサスペンスフルな内容で、前作を楽しめた人も読んでない方も十分に読める内容になっている。


心理学的にありえない 上 Amazon書評・レビュー: 心理学的にありえない 上より
4163808604