開かせていただき光栄です

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評判

開かせていただき光栄ですの評価:

4.19/5点 レビュー 37件。 A ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 1〜20 1/3ページ
No.56
(5pt)

楽しめました。

不穏な物語の中にも笑いと感動があり楽しめました。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)より
4150311293
No.55
(4pt)

続編ありきの壮大なプレリュード。

エドはなんとなく語られるがナイジェルは謎のままで、次回作以降で語られないとさすがにツライ。もちろん本作だけでもミステリとして十分に面白いが、二人以外のキャラもどんどん魅力的になってくるのでさすがにもったいない。シリーズの幕開けとして楽しめたので続きに期待。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)より
4150311293
No.54
(5pt)

まるで18世紀当時に描かれた海外小説のような雰囲気

18世紀のロンドンが舞台。
解剖は神への冒涜とされる時代に、世間の偏見に晒されながらも解剖学の発展のために尽力する、解剖学教室の教授と弟子たちを中心に巻き起こる殺人事件の物語です。

海外作品はよく読むのですが、どれだけ読んでもカタカナの人名には未だ慣れず、覚えられるまで読み進めるのに時間がかかることがあります。
しかしこの作品は日本人作家だからでしょうか、私のような日本人でも読みやすいように、立場が同じために覚えにくそうな5人の弟子にはそれぞれ、美形、画家、饒舌、肥満、骨皮といった特徴を与えて覚えやすくしてくれているので有り難かったです。

そして現代の日本人作家なのにも関わらず、まるで18世紀当時に描かれた海外小説のような雰囲気が随所に感じられたのには驚かされました。
陰鬱で猥雑な街の描写が生々しく、特に「臭い」に関しては思わず顔をしかめてしまうほどリアルに感じられました。
当時の世相などをかなり細かく調査されているであろうことが窺えるので、とても丁寧に描かれている作品かと思います。

解剖教室の面々、詩人志望の少年、盲目の治安判事、男装の職業婦人などなど、視点が次々と切り替わる構成なのですが、ほぼ毎回ものすごく続きが気になる展開になったところで次の視点へと移るので、続きが気になりすぎてどんどん先へ先へと読み進めたくなるやり方が凄く巧いです。
そして展開が二転三転していって、最後にまた大きくひっくり返してくれたのが大変に見事でした。
悔しいかなまんまと騙されてしまいました。

唯一の不満点といえば、人物造形や描写は優れていて人物像は頭に思い浮かべやすいものの、あまり感情移入できる人物がいなかったところです。
でも、誰にも共感できないからこそ、誰もが怪しく見えたので、結果良かったのかもしれません。

希望があるのにどこか物悲しい、独特の読後感も良かったです。
続編があるようなので読んでみようと思います。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)より
4150311293
No.53
(5pt)

まるで18世紀当時に描かれた海外小説のような雰囲気

18世紀のロンドンが舞台。
解剖は神への冒涜とされる時代に、世間の偏見に晒されながらも解剖学の発展のために尽力する、解剖学教室の教授と弟子たちを中心に巻き起こる殺人事件の物語です。

海外作品はよく読むのですが、どれだけ読んでもカタカナの人名には未だ慣れず、覚えられるまで読み進めるのに時間がかかることがあります。
しかしこの作品は日本人作家だからでしょうか、私のような日本人でも読みやすいように、立場が同じために覚えにくそうな5人の弟子にはそれぞれ、美形、画家、饒舌、肥満、骨皮といった特徴を与えて覚えやすくしてくれているので有り難かったです。

そして現代の日本人作家なのにも関わらず、まるで18世紀当時に描かれた海外小説のような雰囲気が随所に感じられたのには驚かされました。
陰鬱で猥雑な街の描写が生々しく、特に「臭い」に関しては思わず顔をしかめてしまうほどリアルに感じられました。
当時の世相などをかなり細かく調査されているであろうことが窺えるので、とても丁寧に描かれている作品かと思います。

解剖教室の面々、詩人志望の少年、盲目の治安判事、男装の職業婦人などなど、視点が次々と切り替わる構成なのですが、ほぼ毎回ものすごく続きが気になる展開になったところで次の視点へと移るので、続きが気になりすぎてどんどん先へ先へと読み進めたくなるやり方が凄く巧いです。
そして展開が二転三転していって、最後にまた大きくひっくり返してくれたのが大変に見事でした。
悔しいかなまんまと騙されてしまいました。

唯一の不満点といえば、人物造形や描写は優れていて人物像は頭に思い浮かべやすいものの、あまり感情移入できる人物がいなかったところです。
でも、誰にも共感できないからこそ、誰もが怪しく見えたので、結果良かったのかもしれません。

希望があるのにどこか物悲しい、独特の読後感も良かったです。
続編があるようなので読んでみようと思います。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152092270
No.52
(5pt)

ワクワクする

シリーズだい2弾も読みたい
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)より
4150311293
No.51
(5pt)

ワクワクする

シリーズだい2弾も読みたい
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4152092270
No.50
(4pt)

国産の非常に読みやすく面白い海外ミステリー

18世紀のロンドンを舞台にした解剖医と弟子たちを中心に繰り広げられるミステリー作品。作者の時代考証の緻密さがリアリティを高めており、かつ日本人の作者である事が、海外文学の翻訳では読み取りづらい細かいニュアンスを、読みやすく伝えてくれている様に思う。 時代、国の違いにより異なる背景や価値観を上手くミステリーに繋げ、なおかつ読み進めている最中に「あれ?なんか楽しく歴史の勉強が出来ているのでは?」と感じる程に詳細に描かれる情景描写。ただ、美しい終わり方に安易に共感してしまうのも怖いなとは思う。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)より
4150311293
No.49
(4pt)

国産の非常に読みやすく面白い海外ミステリー

18世紀のロンドンを舞台にした解剖医と弟子たちを中心に繰り広げられるミステリー作品。作者の時代考証の緻密さがリアリティを高めており、かつ日本人の作者である事が、海外文学の翻訳では読み取りづらい細かいニュアンスを、読みやすく伝えてくれている様に思う。 時代、国の違いにより異なる背景や価値観を上手くミステリーに繋げ、なおかつ読み進めている最中に「あれ?なんか楽しく歴史の勉強が出来ているのでは?」と感じる程に詳細に描かれる情景描写。ただ、美しい終わり方に安易に共感してしまうのも怖いなとは思う。
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4152092270
No.48
(5pt)

まず実在の解剖医「ジョン・ハンター」について知ってから読むといい

文句なく素晴らしい!!!でもこの本は実は一度途中でやめてた。それというのもやはり皆川さんの描くペダンティック的文体(悪口ではないつもり)には、描く世界の前知識がないと若干辛いのですよ。ところが奇しくも「解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯」を読んだ後に読み返し始めたら、面白いこと面白いこと。本作の主人公ダニエル・バートンは明らかにジョン・ハンターがモデルであり、実在の彼を取り巻く人々、兄や最愛の弟子たち、そして当時の習俗がこれでもかと描かれており、伝記を読んでいた身としてはあちこちでニヤニヤできるという。いやホント、まずジョン・ハンターについてしっかり知識をつけておくことで本書を読む楽しさが何倍増にもなるのでオススメですよ。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)より
4150311293
No.47
(5pt)

まず実在の解剖医「ジョン・ハンター」について知ってから読むといい

文句なく素晴らしい!!!でもこの本は実は一度途中でやめてた。それというのもやはり皆川さんの描くペダンティック的文体(悪口ではないつもり)には、描く世界の前知識がないと若干辛いのですよ。ところが奇しくも「解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯」を読んだ後に読み返し始めたら、面白いこと面白いこと。本作の主人公ダニエル・バートンは明らかにジョン・ハンターがモデルであり、実在の彼を取り巻く人々、兄や最愛の弟子たち、そして当時の習俗がこれでもかと描かれており、伝記を読んでいた身としてはあちこちでニヤニヤできるという。いやホント、まずジョン・ハンターについてしっかり知識をつけておくことで本書を読む楽しさが何倍増にもなるのでオススメですよ。
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4152092270
No.46
(5pt)

今年一番の出逢い(まだ3月ですが)

非常に満足度が高い作品でした。読んでいる時は、英国の翻訳物を読んでいる様な感覚でした。ミステリーの内容も細かな伏線や描写丁寧ですし、それ以外の描写も細やかで、映像が目に浮かぶようでした。続編もあるそうなので、今から読むのが楽しみです。
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4150311293
No.45
(5pt)

今年一番の出逢い(まだ3月ですが)

非常に満足度が高い作品でした。読んでいる時は、英国の翻訳物を読んでいる様な感覚でした。ミステリーの内容も細かな伏線や描写丁寧ですし、それ以外の描写も細やかで、映像が目に浮かぶようでした。続編もあるそうなので、今から読むのが楽しみです。
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4152092270
No.44
(5pt)

続編も、読みたくなります。

猥雑で騒々し18世紀末の魅力溢れるロンドン。皆川博子の紡ぐ物語にすぐさま引き込まれて、読み終えるのが惜しいくらい。皆川作品のなかで、まずお勧めしたい一冊。
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4150311293
No.43
(5pt)

続編も、読みたくなります。

猥雑で騒々し18世紀末の魅力溢れるロンドン。皆川博子の紡ぐ物語にすぐさま引き込まれて、読み終えるのが惜しいくらい。皆川作品のなかで、まずお勧めしたい一冊。
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4152092270
No.42
(5pt)

これを80歳で書いたの?驚異的です

まず、18世紀末のロンドンを舞台にした作品を日本人が書いているという感覚が全くしない。
読んでいて感じるのは「翻訳本」のそれの感覚でありなぜかこの18世紀末のロンドンの光景や風俗が極めて生き生きと瑞々しく伝わってくる。
そしてこれを1930年生まれの女性が書いているという驚くべき事実。
これは一体どういうことなんでしょうか。
実際に書いていた時期がいつなのかは分かりませんが刊行されたのが2011年なので・・・皆川博子という作家は化け物のような人ですね。
今まで全く知らなかったのはこれは無知の極みですね。
本当に驚きました。

本書で最も面白いのは、盲目の判事を登場させているところ。
この判事が「捜査」をしていくわけですが、助手の力を借りつつもその言葉と自分の感性をすり合わせながら盲人ならではの嘘と真実の見極めを耳で行っていく。
その様子はまさに、文字だけでしか現状を知りようがなく実際にその場面を観ることは頭の中で想像する以外ない我々読者との状況と酷似しているため極めて身近な存在として感じざるを得ない。
こういった登場人物を中心に配しながらも、肝心の事件の中心はもちろんこの判事ではない。

18世紀末にはまだ気持ち悪がられ理解されない職業であった「解剖」に携わる個性的な面々たちがこの物語の主人公だ。
そこに筆一本でなんとか人生を切り開いていこうとしていた一人の才能あふれる青年が絡んでくる。

各々の立場で全く違う景色が繰り広げられそれが一つの物語の中でうねり絡み合う。
現状の維持、金銭の貸借、過去の遺恨、未来への希望、現在への絶望、
全てが絡み合い素晴らしいひとつのミステリーに仕上がっている。
ただ、これをミステリーという枠だけで捉えようとするとかなり無理がある。
多くの登場人物のあらゆる感情が一つの事件に集約され昇華する素晴らしい物語。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)より
4150311293
No.41
(5pt)

これを80歳で書いたの?驚異的です

まず、18世紀末のロンドンを舞台にした作品を日本人が書いているという感覚が全くしない。
読んでいて感じるのは「翻訳本」のそれの感覚でありなぜかこの18世紀末のロンドンの光景や風俗が極めて生き生きと瑞々しく伝わってくる。
そしてこれを1930年生まれの女性が書いているという驚くべき事実。
これは一体どういうことなんでしょうか。
実際に書いていた時期がいつなのかは分かりませんが刊行されたのが2011年なので・・・皆川博子という作家は化け物のような人ですね。
今まで全く知らなかったのはこれは無知の極みですね。
本当に驚きました。

本書で最も面白いのは、盲目の判事を登場させているところ。
この判事が「捜査」をしていくわけですが、助手の力を借りつつもその言葉と自分の感性をすり合わせながら盲人ならではの嘘と真実の見極めを耳で行っていく。
その様子はまさに、文字だけでしか現状を知りようがなく実際にその場面を観ることは頭の中で想像する以外ない我々読者との状況と酷似しているため極めて身近な存在として感じざるを得ない。
こういった登場人物を中心に配しながらも、肝心の事件の中心はもちろんこの判事ではない。

18世紀末にはまだ気持ち悪がられ理解されない職業であった「解剖」に携わる個性的な面々たちがこの物語の主人公だ。
そこに筆一本でなんとか人生を切り開いていこうとしていた一人の才能あふれる青年が絡んでくる。

各々の立場で全く違う景色が繰り広げられそれが一つの物語の中でうねり絡み合う。
現状の維持、金銭の貸借、過去の遺恨、未来への希望、現在への絶望、
全てが絡み合い素晴らしいひとつのミステリーに仕上がっている。
ただ、これをミステリーという枠だけで捉えようとするとかなり無理がある。
多くの登場人物のあらゆる感情が一つの事件に集約され昇華する素晴らしい物語。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152092270
No.40
(5pt)

レベルの高いミステリ、エンタメ作品を探す方へ

"『あるべき答はわかっている。どういう状態になろうと、大切だ。そう答えれば、世間は満足するだろう。だが、私はそういう事態になってみなければ、自分の気持ちがどう動くか、わからん。不憫で愛おしく感じるか、それとも逆か』"2011年発表の本書は第12回ミステリ大賞受賞作にして、緻密な設定に裏付けられた極上のエンタメ作品。

個人的にはあまりミステリを読まないのですが、『メタルギア ソリッド』シリーズで知られるクリエイターの小島秀夫が紹介、絶賛していた事から興味を持って手にとりました。

さて、そんな本書は18世紀ロンドンを舞台に、外科医ダニエル(と住み込み弟子たち)の解剖教室にあるはずのない屍体が発見されるところから物語が二転三転していくわけですが。ミステリとしての謎解きの前に関心したのは【時代設定としてのロンドンの都市の描写】当時の政治状況から風俗まで丁寧に解説されていて、流石の大ベテラン作家らしさを感じました。

また、その上でミステリとしても文句なく面白く、約500ページと割とぶ厚めの作品ですが、ほとんど無駄なく、また途中で中だるみすることなく(ユーモアを交えつつ)【疾走しながら伏線回収していく】映像的な気持ち良さがあって、それにラストのまとめ方の巧さも加わり、これは確かにミステリ大賞受賞は納得だな!ミステリ初心者の私でも思ってしまう読後感でした。(続編も手を出そうかな。。)

レベルの高いミステリ、エンタメ作品を探す方へ、またBL要素のある作品好きな方な貴女にもオススメ。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)より
4150311293
No.39
(5pt)

レベルの高いミステリ、エンタメ作品を探す方へ

"『あるべき答はわかっている。どういう状態になろうと、大切だ。そう答えれば、世間は満足するだろう。だが、私はそういう事態になってみなければ、自分の気持ちがどう動くか、わからん。不憫で愛おしく感じるか、それとも逆か』"2011年発表の本書は第12回ミステリ大賞受賞作にして、緻密な設定に裏付けられた極上のエンタメ作品。

個人的にはあまりミステリを読まないのですが、『メタルギア ソリッド』シリーズで知られるクリエイターの小島秀夫が紹介、絶賛していた事から興味を持って手にとりました。

さて、そんな本書は18世紀ロンドンを舞台に、外科医ダニエル(と住み込み弟子たち)の解剖教室にあるはずのない屍体が発見されるところから物語が二転三転していくわけですが。ミステリとしての謎解きの前に関心したのは【時代設定としてのロンドンの都市の描写】当時の政治状況から風俗まで丁寧に解説されていて、流石の大ベテラン作家らしさを感じました。

また、その上でミステリとしても文句なく面白く、約500ページと割とぶ厚めの作品ですが、ほとんど無駄なく、また途中で中だるみすることなく(ユーモアを交えつつ)【疾走しながら伏線回収していく】映像的な気持ち良さがあって、それにラストのまとめ方の巧さも加わり、これは確かにミステリ大賞受賞は納得だな!ミステリ初心者の私でも思ってしまう読後感でした。(続編も手を出そうかな。。)

レベルの高いミステリ、エンタメ作品を探す方へ、またBL要素のある作品好きな方な貴女にもオススメ。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152092270
No.38
(4pt)

Kindle版で再読。

未読状態だったので開いてちょっと読みだしたらすこし記憶が戻って面白くなってきて読み終わした。
エドとナイジェルの隠し事が続編の「アルモニカ・ディアボリカ」とごっちゃになってなかなか面白かった。
紙版で続編も読んだが、解剖教室の状態とか町中がちゃんと非衛生的な描写で面白い。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)より
4150311293
No.37
(4pt)

Kindle版で再読。

未読状態だったので開いてちょっと読みだしたらすこし記憶が戻って面白くなってきて読み終わした。
エドとナイジェルの隠し事が続編の「アルモニカ・ディアボリカ」とごっちゃになってなかなか面白かった。
紙版で続編も読んだが、解剖教室の状態とか町中がちゃんと非衛生的な描写で面白い。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)より
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