天使の歩廊
評判
天使の歩廊の評価:
4.08/5点 レビュー 13件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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天使の歩廊の評価:
4.08/5点 レビュー 13件。 B ランク
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「冬の陽」「鹿鳴館の絵」「ラビリンス逍遥」「製図室の夜」「天界の都」「忘れ川」の六つの短篇が、「明治十四年」の序奏と「昭和七年」のコーダをつなぐ形で、あたかも虹の架け橋を渡す感じで配置されています。建物に癒やされる登場人物の姿に目頭が熱くなった「冬の陽」と「忘れ川」、エッシャーの『相対性』の絵が脳裏に浮かんだ「ラビリンス逍遥」の三篇に、格別、心惹かれましたね。素敵な話だったなあ。
『第20回 日本ファンタジーノベル大賞』を射止めた本作品。1962年生まれの著者のデビュー作とのことですが、静かな気品をたたえた文章の佇まいといい、すっと立ち上がってくるイメージ喚起力といい、これが新人の作とは到底思えないレベルに達していたところ。正直、驚かされました。
不思議な魔法に引き込まれていくかのような作品の雰囲気。幻想小説であり、ファンタジーでもある小説が奏でる調べの美しさ。本の中に入って至福の数時間を過ごすことができた! この作品に出会えたことに感謝です。